JP3051460B2 - 円筒形送受波器 - Google Patents
円筒形送受波器Info
- Publication number
- JP3051460B2 JP3051460B2 JP3001977A JP197791A JP3051460B2 JP 3051460 B2 JP3051460 B2 JP 3051460B2 JP 3001977 A JP3001977 A JP 3001977A JP 197791 A JP197791 A JP 197791A JP 3051460 B2 JP3051460 B2 JP 3051460B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylindrical shell
- piezoelectric elements
- cylindrical
- resonance mode
- circumferential direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水中探索用等の円筒形送
受波器に関する。
受波器に関する。
【0002】
【従来の技術】図3により従来の送受波器を説明する。
例えば水中航走体の外殻5の前面の音響ゴム板7に縦振
動を発生する超音波振動子6が複数取付けられている。
また超音波振動子6は図示しない交流電源につながれて
いる。
例えば水中航走体の外殻5の前面の音響ゴム板7に縦振
動を発生する超音波振動子6が複数取付けられている。
また超音波振動子6は図示しない交流電源につながれて
いる。
【0003】以上において、交流電源で励振される超音
波振動子6により、音響ゴム板7が所定のモードで加振
されると、4b 〜4d の指向性を持った音波pが前方に
放射される。
波振動子6により、音響ゴム板7が所定のモードで加振
されると、4b 〜4d の指向性を持った音波pが前方に
放射される。
【0004】また受波の場合は上記と逆の作用をする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来装置には次の
ような問題点があった。
ような問題点があった。
【0006】(1) 送受波音波の指向性が前方だけに限
られる。(2) 超音波振動子6の縦1次固有周波数に対
応する周波数でしか効率のよい送受波ができない。
られる。(2) 超音波振動子6の縦1次固有周波数に対
応する周波数でしか効率のよい送受波ができない。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため次の手段を講ずる。
するため次の手段を講ずる。
【0008】すなわち、円筒形送受波器として、水中航
走体の一部を形成する円筒殻と、同円筒殻の内側周方向
及び軸方向に配置した複数の圧電素子とを備え、同圧電
素子は周方向には励起したい同円筒殻の共振モードの最
大曲率点となる位置に、軸方向には同共振モードの半波
長最大曲率点となる位置に、それぞれ配置したことを特
徴とする。
走体の一部を形成する円筒殻と、同円筒殻の内側周方向
及び軸方向に配置した複数の圧電素子とを備え、同圧電
素子は周方向には励起したい同円筒殻の共振モードの最
大曲率点となる位置に、軸方向には同共振モードの半波
長最大曲率点となる位置に、それぞれ配置したことを特
徴とする。
【0009】
【作用】送波の場合は、複数の圧電素子で円筒殻の共振
モードに加振される。すると円筒殻の軸に軸対称の指向
性を持った音波がほぼ全方向に向けて送波される。
モードに加振される。すると円筒殻の軸に軸対称の指向
性を持った音波がほぼ全方向に向けて送波される。
【0010】受波の場合は、上記と逆の作用をする。す
なわち、外部からきた音波により円筒殻が加振されて振
動し、複数の圧電素子に、歪に応じた電圧を発生する。
なわち、外部からきた音波により円筒殻が加振されて振
動し、複数の圧電素子に、歪に応じた電圧を発生する。
【0011】以上のようにして、全方向の送受波ができ
るようになる。
るようになる。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例を図1および図2により説
明する。図2は図1のA−A断面である。なお、従来例
で説明した部分は、説明を省略し、この発明に関する部
分を主体に説明する。
明する。図2は図1のA−A断面である。なお、従来例
で説明した部分は、説明を省略し、この発明に関する部
分を主体に説明する。
【0013】図1にて、水中航走体5a の中央部に円筒
殻1a が同軸に設けられ、その前後端は流体がはいらな
いようにふたをされ取付けられる。また円筒殻1a の内
面には前後方向および周方向に所定の間隔で複数の圧電
素子2が取付けられる。各圧電素子2は図示しない制御
器を介して図示しない交流電源につながれている。
殻1a が同軸に設けられ、その前後端は流体がはいらな
いようにふたをされ取付けられる。また円筒殻1a の内
面には前後方向および周方向に所定の間隔で複数の圧電
素子2が取付けられる。各圧電素子2は図示しない制御
器を介して図示しない交流電源につながれている。
【0014】以上の構成において、送波の場合、円筒殻
1の複数の共振モードをそれぞれ励起しやすいように制
御器を経て各圧電素子2に所定の振幅・位相の交流電圧
を印加する。すると円筒殻1には例えば図1,図2に示
すような軸対称なモード3の振動が発生し、ほぼ全方向
に向う指向性4a の音波Pが送波される。このとき、円
筒殻1は多数の共振モード3を有するので、多数の周波
数で送波することができる。
1の複数の共振モードをそれぞれ励起しやすいように制
御器を経て各圧電素子2に所定の振幅・位相の交流電圧
を印加する。すると円筒殻1には例えば図1,図2に示
すような軸対称なモード3の振動が発生し、ほぼ全方向
に向う指向性4a の音波Pが送波される。このとき、円
筒殻1は多数の共振モード3を有するので、多数の周波
数で送波することができる。
【0015】受波の場合は、上記と逆の作用をする。す
なわち、対象の物体で反射,散乱された音波が円筒殻1
に入射すると共振モード3が励起され、その振動は圧電
素子2によって検知される。
なわち、対象の物体で反射,散乱された音波が円筒殻1
に入射すると共振モード3が励起され、その振動は圧電
素子2によって検知される。
【0016】このとき、複数の圧電素子2に発生する歪
の時間波形は入射波の角度によって異なるので、それら
の時間波形から逆に入射波の角度を同定できる。また、
共振モードのうち、低い周波数のものは減衰が小さいの
で遠方を、高い周波数のものは指向性を鋭くすることが
出来るので近くを探知するよう使い分けをして正しい位
置が判定できる。
の時間波形は入射波の角度によって異なるので、それら
の時間波形から逆に入射波の角度を同定できる。また、
共振モードのうち、低い周波数のものは減衰が小さいの
で遠方を、高い周波数のものは指向性を鋭くすることが
出来るので近くを探知するよう使い分けをして正しい位
置が判定できる。
【0017】なお、円筒殻1は、一般に高次の共振モー
ドの発生しやすい点に特色がある。
ドの発生しやすい点に特色がある。
【0018】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
圧電素子によって円筒殻の共振モードを励起するので、
ほぼ全方向への指向性をもつ音波を効率よく送受波でぎ
るようになる。
圧電素子によって円筒殻の共振モードを励起するので、
ほぼ全方向への指向性をもつ音波を効率よく送受波でぎ
るようになる。
【図1】本発明の一実施例の縦断面図である。
【図2】同実施例のA−A断面図である。
【図3】従来例の縦断面図である。
1a 円筒殻 2 圧電素子 3 共振モード 5,5a 水中航走体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04R 1/44 330 F41G 11/00 H04R 1/40 330 H04R 17/00 332
Claims (1)
- 【請求項1】 水中航走体の一部を形成する円筒殻と、
同円筒殻の内側周方向及び軸方向に配置した複数の圧電
素子とを備え、同圧電素子は周方向には励起したい同円
筒殻の共振モードの最大曲率点となる位置に、軸方向に
は同共振モードの半波長最大曲率点となる位置に、それ
ぞれ配置したことを特徴とする円筒形送受波器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3001977A JP3051460B2 (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | 円筒形送受波器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3001977A JP3051460B2 (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | 円筒形送受波器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04239300A JPH04239300A (ja) | 1992-08-27 |
JP3051460B2 true JP3051460B2 (ja) | 2000-06-12 |
Family
ID=11516602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3001977A Expired - Fee Related JP3051460B2 (ja) | 1991-01-11 | 1991-01-11 | 円筒形送受波器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3051460B2 (ja) |
-
1991
- 1991-01-11 JP JP3001977A patent/JP3051460B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04239300A (ja) | 1992-08-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN107306372A (zh) | 具有放射元件的超声波换能器 | |
JP2002336248A (ja) | 超音波探触子 | |
JP3051460B2 (ja) | 円筒形送受波器 | |
JPH08195998A (ja) | 可搬型超音波水中センサ | |
US2823365A (en) | Electro-acoustic system and method | |
JP2972741B1 (ja) | 複合型振動子 | |
JP3528491B2 (ja) | 超音波送受波器 | |
JP3538817B2 (ja) | 複数周波数発射可能な水中送受波装置 | |
JPH0116391B2 (ja) | ||
JPH07322398A (ja) | 円筒形送受波器 | |
JPS6120199B2 (ja) | ||
JP2791019B2 (ja) | 超音波アレイセンサ | |
JP2000253494A (ja) | 超音波センサ用圧電素子 | |
JPH0515111Y2 (ja) | ||
JPH052873Y2 (ja) | ||
JPS5824785Y2 (ja) | アレ−形の超音波探触子 | |
JPH05248935A (ja) | 超音波センサ | |
JPH02304385A (ja) | 音波送受波器 | |
JP2937172B2 (ja) | 振動送受波装置及び振動送受波方法 | |
JPS62103589A (ja) | アクテイブソ−ナ−装置 | |
JPH0648876B2 (ja) | 送受波器 | |
JP3652566B2 (ja) | 超音波振動子 | |
JP3652566B6 (ja) | 超音波振動子 | |
JP2776368B2 (ja) | 音波水中送波器及びその特性調整方法 | |
JPS6180995A (ja) | 低周波水中送受波器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19991019 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000229 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |