JP2937172B2 - 振動送受波装置及び振動送受波方法 - Google Patents

振動送受波装置及び振動送受波方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動送受波装置及
び振動送受波方法に関するものであり、更に詳しくは、
電気音響変換装置であって、より具体的には、水中で使
用される振動送受波装置、例えばソーナー等に使用され
る指向性を持った水中送受波装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ソーナー等による水中物体や
標的等の探知、海洋資源の調査、海流の調査等の分野に
おいては、低周波の超音波が、水中での伝搬損失が少な
く、遠方迄伝搬する等の長所を有する点で利用されてい
る。又、送受波器をアレイ配列する場合に於ける指向性
の形成等の観点から、音波を一方向のみに放射出来る半
楕円シェルを用いた片面放射型のフレックステンショナ
ル送受波器が提案されている。
【0003】図4(A)は、従来一般的に使用されてい
る片面放射型送受波器1の構成を示す図であり、振動駆
動源2と半楕円シェル部3とから構成されている。かか
る構成に於て、従来では、該半楕円シェル部3の長軸方
向に該振動駆動源2を配置し、該半楕円シェル部3の短
軸方向の片側の面を剛体4と接合又は一体成型した構造
としている。
【0004】図4(B)に示す様に、該振動駆動源2を
駆動すると、該シェル部3による変位拡大機構により、
該シェル部3の短軸方向の片側の面5は、点線6で示す
様に大きく振動する。一方、該シェル部3の短軸方向の
もう一方の面は、該剛体4により拘束されているので、
振動を発生出来ない構造となっている。
【0005】従って、該シェル部3の片面部5のみから
音波が放射される様な構造となっている。更に、かかる
従来の振動送受波装置に於いては、図4(B)に示す様
に、該シェル部3の両端部は、該剛体4により完全に固
定されているので、該振動駆動源2が、その長尺方向に
振動しようとしても、その両端部の変位が抑制されるこ
とから、当該振動駆動源2の振動は図4(B)の7の点
線で示される様な振動を発生する事になり、当該振動駆
動源2の振動効率が低下してしまうので、例えば電気音
響変換効率が低下すると言う問題が発生している。
【0006】又、別の従来例として、特開平6−109
832号公報には、半楕円シェルの長軸方向に垂直な方
向、即ち短軸方向に当該シェル部を加振する方式を採用
している送受波器に付いて開示されている。係る振動送
受波装置は、比較的コンパクトな2個の振動駆動源をシ
ェル部の短軸径を中心として左右対象に設けた構造が示
されているが、当該振動駆動源の数が増加すると同時に
振動音響放射面が非対象となっており、電気音響変換効
率が低下すると同時に、軽量化、コンパクト化、が不可
能となると言う問題もあった。
【0007】更に、特開平4−334199号公報に
は、水中超音波送受波器に関して記載されており、その
特徴としては、半楕円シェル部内に設けた振動駆動源
を、適宜のボルトを使用して該半楕円シェル部の長軸方
向端部に接合させ、水圧により発生する引っ張りに対す
る補強効果を持たせた構成が示されている。然しなが
ら、係る構成に於いては、長いボルトを該振動駆動源の
軸方向に貫通させる必要があり、構成が複雑となると同
時にコスト高にもなり、更には共振振動数も変化する等
の問題がなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】つまり、上記した各従
来例に於ける第1の問題点としては、当該振動駆動源2
を縦振動のみの状態で駆動させる事が出来ず、余分な振
動モードが発生する事になり、その結果振動の変換効率
が低下することである。その理由は、従来の片面放射型
送受波器に於いては、何れの方式にしても、図4に示す
様に、振動駆動源の長軸方向からみて左右の構造が非対
称である為に、振動駆動源には左右非対称な負荷がかか
ることになる。
【0009】その為、該振動駆動源には縦振動モードの
他に、図4(B)の破線7で示す様な曲げモーメント、
剪断モード等が発生し、効率を低下させる。又、横振動
の影響を低下させる為に該振動駆動源をコンパクトにし
ても、剪断モード等の影響を排除することは出来ない
為、やはり効率が低下する事になる。又、係る従来の送
受波器に於ける第2の問題点としては、該半楕円シェル
部を用いた両面放射型送受波器に比べると、音波の放射
効率が低い事である。
【0010】その理由は、両面放射型送受波器は、最も
変位発生量の多い短軸方向の2つの面から音波を放射す
るのに対し、片面放射型送受波器に於いては、半楕円シ
ェル部の短軸方向の片側の面のみから音波を放射する
為、音響負荷が半分しか加わらないので音波の放射効率
が悪いからである。本発明の目的は、上記した従来技術
の欠点を改良し、簡単な構成で、電気音響変換効率が高
く、且つ指向性の高い振動送受波装置を提供するもので
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、以下に記載されたような技術構成を採用
するものである。即ち、本発明の第1の態様としては、
中空楕円形のシェル部と当該シェル部の内部に配置され
ている振動駆動源とから構成された振動送受波装置に於
いて、当該シェル部の長軸方向側の一端部の一部を剛体
部と置換せしめると共に、当該シェル部の長軸方向側の
他の端部と該剛体部との間に該振動駆動源を当該楕円形
の長軸と一致する様に固定して配置せしめた振動送受波
装置であり、又本発明に係る第2の態様としては、中空
楕円形のシェル部と当該シェル部の内部に配置されてい
る振動駆動源とから構成された振動送受波装置に於い
て、当該シェル部の長軸方向側の一端部の一部を欠落さ
せて当該欠落部分に剛体部を配置せしめ、当該シェル部
の長軸方向側の他の端部と該剛体部との間に設けた振動
駆動源を当該振動駆動源の長尺方向にのみ振動させる事
によって、指向性の高い振動波を送信若しくは受信する
様にした振動送受波方法である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係る振動送受波装置は
0、上記した様な技術構成を採用しているので、シェル
部の形状の当該シェル部の長軸方向からみて左右対称で
ある為、振動駆動源の駆動力を該シェル部の左右は均等
に伝達させ、該振動駆動源に縦振動のみを発生させるも
のである。
【0013】又、本発明に係る当該振動送受波装置は、
剛体部との接合点を該シェル部の振動に係るノード部と
一致する様に設定されているので、当該シェル部の振動
を該剛体が阻害せしめることなく、該シェル部がスムー
ズに振動出来る他、変位発生量の多い半楕円シェル部の
短軸方向の2面から音波が放射されるので、指向性の高
い、且つ電気音響変換効率が高い振動送受波装置を得る
事が可能となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係る振動送受波装置の具体例
について図面を参照して詳細に説明する。即ち、図1
は、本発明に係る振動送受波装置10の一具体例の構成
を示す図であり、図中、中空楕円形のシェル部12と当
該シェル部12の内部に配置されている振動駆動源11
とから構成された振動送受波装置10に於いて、当該シ
ェル部12の長軸方向側の一端部21の一部を剛体部1
3と置換せしめると共に、当該シェル部12の長軸方向
側の他の端部20と該剛体部13との間に該振動駆動源
11を当該楕円形の長軸と一致する様に固定して配置せ
しめた振動送受波装置10が示されている。
【0015】即ち、本発明に於いては、当該シェル部1
2の該楕円形は、長軸方向及び短軸方向の何れにも対称
に形成された正規の楕円形である事が望ましい。又、本
発明に係る当該振動駆動源11は、当該中空楕円形シェ
ル部12の該長軸方向に一列に配置されており、当該長
軸方向にのみ振動出来る様に構成させているものであ
る。
【0016】本発明に係る振動送受波装置10のより詳
細な具体例を以下に説明すると、図1に於て、本発明に
係る振動送受波装置10は、振動駆動源11と半楕円シ
ェル部12に於ける長軸方向の一方の端部21を、適宜
の手段によって切り落とし、そこに、別に用意した振動
しない様に構成された剛体13を取り付けたものとから
構成されている。
【0017】本発明に於て使用される当該楕円シェル部
12は、従来使用されているものと同様の金属材料で構
成される事が望ましい。又、本発明に於て使用される該
振動駆動源11は、特に限定されるものではないが、従
来一般的に使用されている圧電型振動素子、例えばセラ
ミックタイプの圧電素子を使用する事が望ましい。
【0018】本発明に係る振動送受波装置10は、特に
水中で使用する際に優れた効果を発揮する事が出来るの
で、当該振動送受波装置10を水中で使用するのに適す
る様に、当該楕円シェル部12の両側面部に適宜の蓋部
14を取り付けると同時に、当該剛体13の後部に水密
容器15および適宜の筐体部或いは船体底部等(図示せ
ず)への取付け金具16が設けられている。
【0019】更に、当該蓋部14と該楕円シェル部12
とを水密的状態に保持する為、当該蓋部14と該楕円シ
ェル部12とを適宜のモールド部材19で被覆しておく
事も望ましい。又、上記具体例に於て、該振動駆動源1
1は、上記水密容器15内に設けられたマッチングトラ
ンス17を介して電気的に接続された水密ケーブル18
から供給される電気エネルギーにより振動駆動される様
に構成されている。
【0020】係る具体例に於ける該振動駆動源11は、
該楕円シェル部の長軸方向に配置されているので、当該
シェル部12がシェル部12の長軸方向方向から見て左
右対称となる構造となる。又、本発明に於ける該楕円シ
ェル部12と該剛体13との接合点が、当該シェル部1
2のノード部となる様に当該シェル部の形状、厚み、材
質を選択する事が望ましい。
【0021】そして、当該楕円シェル部12の短軸方向
の面を音響放射面として使用する事が可能となるので、
本発明に係る振動送受波装置10は、音響放射面を2面
有する事になる。係る構造により、結果的には、当該振
動送受波装置10の超音波の出力の指向方向は、当該シ
ェル部12の長軸方向と一致する事になる。
【0022】又、本発明に於いては、当該振動駆動源1
1は、当該シェル部12の内部にはめ込まれており、従
って、当該シェル部12の弾性力によって積極的に当該
振動駆動源11に圧縮力が印加される事になり、所謂プ
リストレスが加えられる状態となるので、当該振動駆動
源11の振動方向は、当該シェル部12の長軸方向と一
致した方向となり、図4(B)に示す様な当該振動駆動
源11の長軸方向と直角の方向への振動の発生は完全に
防止する事が可能となる。
【0023】上記した様に、本発明に於ける振動送受波
装置10に於いては、図2に示す様に、当該中空楕円形
のシェル部12に於ける当該長軸方向の両側に存在し且
つ短軸方向側に膨出する部分P1、P2が音響放射面と
して機能する様に構成されているものである。更に、本
発明に係る該振動送受波装置10に於いては、当該剛体
部13は、当該シェル部12の長軸方向側の一端部の一
部を欠落させた部分に任意の接合手段を介して接合固定
されているもので有って、当該中空楕円形のシェル部1
2と該剛体部13との接合部分が、当該中空楕円形シェ
ル部12の振動ノード部23に相当する様に構成されて
いるものである。
【0024】次に、本発明に係る振動送受波装置10の
動作に付いて、図2を参照しながら説明する。図2に示
す様に、本発明に係る振動送受波装置10の振動駆動源
11に電力を供給すると該振動駆動源11は、振動を開
始し、当該シェル部12は、破線で示す状態と実線で示
す状態との間の振動を起こす。
【0025】この時、該シェル部12と該剛体13との
接合部24がノード部23を形成しているので、当該剛
体13は振動を起こさずに、且つ該シェル部12の振動
を拘束しないので、該シェル部12のみが自由に振動出
来る状態になる。又、該シェル部12の形状が、該シェ
ル部12の長軸方向からみて左右対称である為、当該振
動駆動源11の駆動力を該シェル部12の左右は均等に
伝達させ、該振動駆動源11に縦振動のみを発生させ
る。
【0026】一方、本発明に於いては、変位発生量の多
い楕円シェル部12の短軸方向の2面から音波を放射す
る事が可能となる。本発明に係る振動送受波装置10の
より詳細な具体例を以下に説明する。図1に於て、該振
動駆動源11は、圧電セラミックを複数枚数積層した構
造に構成され、又該楕円シェル部12は、正規の中空状
の楕円形状をしており、アルミ合金製で構成されたもの
であり、当該楕円形シェル部12の長軸方向に於ける一
方の端部を切り落とし、その形状に於ける当該端部を切
り落とした端面にブロック状の剛体13を接合したもの
である。
【0027】又、当該楕円シェル部12の両側にある蓋
部4と剛体13の後ろに設けられた水密容器15及び適
宜の筐体の取付け金具16、そして当該振動駆動源11
と該水密容器内に設置されたマッチングトランス17を
介して電気的に接続された水密ケーブル18にて構成さ
れている。又当該楕円シェル部12と該蓋部14とは水
密の為適宜の材料によりモールド19されている。
【0028】図3は、本発明に係る振動送受波装置10
の他の具体例の構成を示す図であり、基本的な構成は、
図1と実質的に同一であるが、当該シェル部12と該剛
体13との接合部に於ける当該シェル部12の肉圧を薄
く成るように、薄肉部25を構成したものである。即
ち、図3に示される様に、本具体例に於ける該振動送受
波装置10は、振動駆動源11と楕円形状の長軸方向の
一方を剛体13及び水密容器15で構成した金属製の楕
円シェル部12と該振動駆動源11と水密容器内に設置
されたマッチングトランス7を介して電気的に接続され
た水密ケーブル18にて構成されている。
【0029】更に、当該振動送受波装置11の全体を水
密の為、適宜の材料によってモールド19されている。
次に、本具体例に於いては、当該楕円シェル部の形状に
於ける該シェル部12と該剛体13との接合部の肉厚が
他の部分の肉厚よりも薄くしたものである。これによっ
て、当該シェル部12の長軸方向の長さを短くしても、
当該シェル部12と該剛体13との接合部にノード部を
設定する事が可能になるので、当該振動送受波装置10
全体の寸法を小型化出来る。
【0030】上記した説明より明らかな様に、本発明に
係る第2の態様である振動送受波方法としては、例え
ば、中空楕円形のシェル部と当該シェル部の内部に配置
されている振動駆動源とから構成された振動送受波装置
に於いて、当該シェル部の長軸方向側の一端部の一部を
欠落させて当該欠落部分に剛体部を配置せしめ、当該シ
ェル部の長軸方向側の他の端部と該剛体部との間に設け
た振動駆動源を当該振動駆動源の長尺方向にのみ振動さ
せる事によって、指向性の高い振動波を送信若しくは受
信する様にした振動送受波方法である。
【0031】更に、本発明に於ける振動送受波方法に於
いては、当該中空楕円形のシェル部に於ける当該長軸方
向の両側に存在し且つ短軸方向側に膨出する部分が音響
放射面として機能する様に構成されている事が望まし
く、又当該中空楕円形のシェル部と該剛体部との接合部
分が、当該中空楕円形シェル部の振動ノード部に相当す
る様に構成して振動させる様に構成されている事も望ま
しい。
【0032】
【発明の効果】本発明に係る振動送受波装置及び振動送
受波方法は、上記した様な構成を採用しているので、第
1の効果は、当該振動駆動源を縦振動のみの状態で駆動
出来る為、余分な振動モードが発生せず、電気音響変換
効率を大幅に向上させる事が可能となる。
【0033】その理由は、当該シェル部12の全体の形
状が、振動駆動源の長軸方向からみて左右対称である
為、振動駆動源の駆動力を該シェル部12の左右へ均等
に伝達させ、振動駆動源に縦振動のみを発生させる様に
構成する事が出来るからである。又、本発明に於いて
は、変位発生量の多い楕円シェル部の短軸方向の2つの
面から音波を放射する事が可能となっているからであ
る。
【0034】又本発明に於ける第2の効果は、従来の振
動送受波装置と比較して、音響放射面積を2倍に出来る
ので、音波の放射効率が高く維持出来る。その理由は、
該シェル部12の形状が当該シェル部の長軸方向からみ
て左右対称であるため、最も変位量が多い短軸方向の2
つの面から音波を放射出来るからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る振動送受波装置の一具体
例の構成を説明する斜視図である。
【図2】図2は、本発明に係る振動送受波装置に於ける
動作の例を説明する断面図である。
【図3】図3は、本発明に於ける振動送受波装置の他の
具体例の構成の例を示す断面図である。
【図4】図4(A)〜図4(B)は、従来の振動送受波
装置の一具体例の構成及びその動作を説明する図であ
る。
【符号の説明】
1…振動送受波装置 2…振動駆動源 3…楕円形シェル部 4…剛体部 10…振動送受波装置 11…振動駆動源 12…シェル部 13…剛体部 14…蓋部 15…水密部 16…金具 17…マッチングトランス 18…水密ケーブル 20、21…シェル部の長軸方向の端部 23…ノード部 24…接合部 25…薄肉部

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空楕円形のシェル部と当該シェル部の
    内部に配置されている振動駆動源とから構成された振動
    送受波装置に於いて、当該シェル部の長軸方向側の一端
    部の一部を剛体部と置換せしめると共に、当該シェル部
    の長軸方向側の他の端部と該剛体部との間に該振動駆動
    源を当該楕円形の長軸と一致する様に固定して配置せし
    めた事を特徴とする振動送受波装置。
  2. 【請求項2】 当該シェル部の該楕円形は、正規の楕円
    形である事を特徴とする請求項1記載の振動送受波装
    置。
  3. 【請求項3】 当該振動駆動源は、当該中空楕円形シェ
    ル部の該長軸方向にのみ振動出来る様に構成させている
    事を特徴とする請求項1又は2に記載の振動送受波装
    置。
  4. 【請求項4】 当該中空楕円形のシェル部に於ける当該
    長軸方向の両側に存在し且つ短軸方向側に膨出する部分
    が音響放射面として機能する様に構成されている事を特
    徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の振動送受波装
    置。
  5. 【請求項5】 当該剛体部は、当該シェル部の長軸方向
    側の一端部の一部を欠落させた部分に接合固定されてい
    る事を特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の振動
    送受波装置。
  6. 【請求項6】 当該中空楕円形のシェル部と該剛体部と
    の接合部分が、当該中空楕円形シェル部の振動ノード部
    に相当する様に構成されている事を特徴とする請求項1
    乃至5の何れかに記載の振動送受波装置。
  7. 【請求項7】 当該振動送受波装置は、水中で使用され
    るものである事を特徴とする請求項1乃至7の何れかに
    記載の振動送受波装置。
  8. 【請求項8】 中空楕円形のシェル部と当該シェル部の
    内部に配置されている振動駆動源とから構成された振動
    送受波装置に於いて、当該シェル部の長軸方向側の一端
    部の一部を欠落させて当該欠落部分に剛体部を配置せし
    め、当該シェル部の長軸方向側の他の端部と該剛体部と
    の間に設けた振動駆動源を当該振動駆動源の長尺方向に
    のみ振動させる事によって、指向性の高い振動波を送信
    若しくは受信する様にした事を特徴とする振動送受波方
    法。
  9. 【請求項9】 当該シェル部の該楕円形は、正規の楕円
    形である事を特徴とする請求項8記載の振動送受波方
    法。
  10. 【請求項10】 当該振動駆動源は、当該中空楕円形シ
    ェル部の該長軸方向にのみ振動出来る様に構成させてい
    る事を特徴とする請求項1又は2に記載の振動送受波装
    置。
  11. 【請求項11】 当該中空楕円形のシェル部に於ける当
    該長軸方向の両側に存在し且つ短軸方向側に膨出する部
    分が音響放射面として機能する様に構成されている事を
    特徴とする請求項8乃至10の何れかに記載の振動送受
    波方法。
  12. 【請求項12】 当該中空楕円形のシェル部と該剛体部
    との接合部分が、当該中空楕円形シェル部の振動ノード
    部に相当する様に構成されている事を特徴とする請求項
    8乃至11の何れかに記載の振動送受波方法。
  13. 【請求項13】 当該振動送受波方法は、水中で使用さ
    れるものである事を特徴とする請求項8乃至12の何れ
    かに記載の振動送受波方法。
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