JP2972857B2 - 屈曲振動型送受波器アレイ - Google Patents
屈曲振動型送受波器アレイInfo
- Publication number
- JP2972857B2 JP2972857B2 JP9057150A JP5715097A JP2972857B2 JP 2972857 B2 JP2972857 B2 JP 2972857B2 JP 9057150 A JP9057150 A JP 9057150A JP 5715097 A JP5715097 A JP 5715097A JP 2972857 B2 JP2972857 B2 JP 2972857B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vibration type
- transducer
- curved
- transducer array
- acoustic radiation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水中に音波を送波する
送受波器の配列方式に関し、特に特定の一方向に湾曲し
た音響放射面を有する屈曲振動型送受波器の配列方式に
関する。
送受波器の配列方式に関し、特に特定の一方向に湾曲し
た音響放射面を有する屈曲振動型送受波器の配列方式に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の平板状音響放射面が縦振動するこ
とにより、水中に音波を送波する送受波器の配列方式
は、図4に示すように個々の送受波器の音響放射面の方
向を揃えて配置する配列方式となっている。
とにより、水中に音波を送波する送受波器の配列方式
は、図4に示すように個々の送受波器の音響放射面の方
向を揃えて配置する配列方式となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の配列方式で
屈曲振動型送受波器を図3の様に湾曲面を揃えて配置し
送波すると、図2に示す様に送受波器の近傍では湾曲し
た音響放射面に沿って媒質の移動があるため、隣りあう
送受波器間で相互作用が強まり、送受波器の音響放射イ
ンピーダンスが変化する。このため、送受波器の電気イ
ンピーダンスが変動し、電気インピーダンスが低下した
場合には、送受波器を駆動する電力増幅器を過大電流に
より破損させてしまうという問題点があった。
屈曲振動型送受波器を図3の様に湾曲面を揃えて配置し
送波すると、図2に示す様に送受波器の近傍では湾曲し
た音響放射面に沿って媒質の移動があるため、隣りあう
送受波器間で相互作用が強まり、送受波器の音響放射イ
ンピーダンスが変化する。このため、送受波器の電気イ
ンピーダンスが変動し、電気インピーダンスが低下した
場合には、送受波器を駆動する電力増幅器を過大電流に
より破損させてしまうという問題点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の屈曲振動型送受
波器アレイは、隣接する送受波器の湾曲面が互いに直交
する様に配置するものである。
波器アレイは、隣接する送受波器の湾曲面が互いに直交
する様に配置するものである。
【0005】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例の斜面図で、隣接する湾曲
した音響放射面を有する屈曲振動型送受波器1を、湾曲
方向が互いに直交する様に配置する。
る。図1は本発明の一実施例の斜面図で、隣接する湾曲
した音響放射面を有する屈曲振動型送受波器1を、湾曲
方向が互いに直交する様に配置する。
【0006】次に本発明の屈曲振動型送受波器アレイの
動作について説明する。図2は屈曲振動型送受波器の動
作を説明するための断面図である。圧電材料または磁歪
材料から成るアクティブ柱状体3がアクティブ柱状体の
長軸方向に振動すると、湾曲した音響放射面5が屈曲振
動し、媒質中に音波を放射する。しかし、湾曲した音響
放射面5が屈曲振動するためにノード4が生じ、このノ
ード4を境界として音響放射面の振動の位相が反転する
ので音響放射面の近傍では媒質の移動2が生じる。この
為、図3に示す従来の配列方式で屈曲振動型送受波器を
駆動すると隣りあう送受波器間で相互作用が大きくな
り、送受波器の電気インピーダンスの変動が大となる。
しかし、図1に示す通り湾曲した音響放射面の湾曲方向
を互いに直交する様に配置することにより、隣接する送
受波器間で生じる媒質の移動の相互作用を低減出来るた
め屈曲振動型送受波器を2台以上配置する配列を行なっ
ても電気インピーダンスの変動量の少い送受波器アレイ
を実現出来る。本実施例では、湾曲面が凸形状で片面に
音響放射面を有する屈曲振動型送受波器を引例として説
明したが、湾曲面が凹形状又は音響放射面が両面にある
屈曲振動型送受波器であっても本発明の効果が有効であ
ることは自明である。
動作について説明する。図2は屈曲振動型送受波器の動
作を説明するための断面図である。圧電材料または磁歪
材料から成るアクティブ柱状体3がアクティブ柱状体の
長軸方向に振動すると、湾曲した音響放射面5が屈曲振
動し、媒質中に音波を放射する。しかし、湾曲した音響
放射面5が屈曲振動するためにノード4が生じ、このノ
ード4を境界として音響放射面の振動の位相が反転する
ので音響放射面の近傍では媒質の移動2が生じる。この
為、図3に示す従来の配列方式で屈曲振動型送受波器を
駆動すると隣りあう送受波器間で相互作用が大きくな
り、送受波器の電気インピーダンスの変動が大となる。
しかし、図1に示す通り湾曲した音響放射面の湾曲方向
を互いに直交する様に配置することにより、隣接する送
受波器間で生じる媒質の移動の相互作用を低減出来るた
め屈曲振動型送受波器を2台以上配置する配列を行なっ
ても電気インピーダンスの変動量の少い送受波器アレイ
を実現出来る。本実施例では、湾曲面が凸形状で片面に
音響放射面を有する屈曲振動型送受波器を引例として説
明したが、湾曲面が凹形状又は音響放射面が両面にある
屈曲振動型送受波器であっても本発明の効果が有効であ
ることは自明である。
【0007】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、特定の一
方向に湾曲した可僥性の音響放射面が屈曲振動すること
により水中に音波を送波する送受波器を送波波長の半波
長以下の間隔で2台以上配置する配列において、隣接す
る送受波器の湾曲面が互いに直交する様に配置したの
で、隣りあう送受波器間で生じる媒質の移動による相互
作用を低減出来るため電気インピーダンスの変動量の少
い屈曲振動型送受波器アレイを実現出来る効果がある。
方向に湾曲した可僥性の音響放射面が屈曲振動すること
により水中に音波を送波する送受波器を送波波長の半波
長以下の間隔で2台以上配置する配列において、隣接す
る送受波器の湾曲面が互いに直交する様に配置したの
で、隣りあう送受波器間で生じる媒質の移動による相互
作用を低減出来るため電気インピーダンスの変動量の少
い屈曲振動型送受波器アレイを実現出来る効果がある。
【図1】本発明の一実施例の斜視図。
【図2】屈曲振動型送受波器の作動を説明するための縦
断面図。
断面図。
【図3】屈曲振動型送受波器を従来の配列方式で配置し
た場合の斜面図。
た場合の斜面図。
【図4】縦振動型送受波器の配列方式を説明するための
斜面図。
斜面図。
1 屈曲振動型送受波器 2 媒質の移動方向を示す矢印 3 アクティブ柱状体 4 ノード 5 音響放射面 6 縦振動型送受波器
Claims (1)
- 【請求項1】 特定の一方向に湾曲した可僥性の音響放
射面が屈曲振動することにより水中に音波を送波する送
受波器を、送波波長の半波長以下の間隔で2台以上配置
する配列において、隣接する送受波器の湾曲面が互いに
直交する様に配置したことを特徴とする屈曲振動型送受
波器アレイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9057150A JP2972857B2 (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 屈曲振動型送受波器アレイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9057150A JP2972857B2 (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 屈曲振動型送受波器アレイ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10243495A JPH10243495A (ja) | 1998-09-11 |
JP2972857B2 true JP2972857B2 (ja) | 1999-11-08 |
Family
ID=13047550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9057150A Expired - Lifetime JP2972857B2 (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 屈曲振動型送受波器アレイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2972857B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002060218A1 (de) * | 2001-01-26 | 2002-08-01 | Harman Audio Electronic Systems Gmbh | Plattenlautsprecher |
-
1997
- 1997-02-26 JP JP9057150A patent/JP2972857B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10243495A (ja) | 1998-09-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5959939A (en) | Electrodynamic driving means for acoustic emitters | |
US4706230A (en) | Underwater low-frequency ultrasonic wave transmitter | |
US6711097B1 (en) | Driving device for a hydroacoustic transmitter | |
JP2972857B2 (ja) | 屈曲振動型送受波器アレイ | |
JPS6052823B2 (ja) | 超音波診断装置用プロ−ブ | |
JP6960348B2 (ja) | 圧電アクチュエーター、自走装置、流体輸送装置 | |
JPH0223070A (ja) | リニア型超音波モータ | |
JP2812309B2 (ja) | 板状振動体及び板状振動体を用いた送波器 | |
JP3119218B2 (ja) | 送波器用振動源 | |
JP2961993B2 (ja) | 超音波送受波器 | |
JP3205944B2 (ja) | 音響トランスデューサ | |
JPS6290141A (ja) | 超音波診断装置用プロ−ブ | |
JPS6143098A (ja) | 低周波水中超音波送波器 | |
JP2937172B2 (ja) | 振動送受波装置及び振動送受波方法 | |
JP2674966B2 (ja) | 電気音響交換器 | |
JP2757926B2 (ja) | 水中送受波器 | |
SU603433A1 (ru) | Ультразвуковой преобразователь | |
JPH0559388B2 (ja) | ||
JP2020141354A (ja) | 積層型振動子 | |
JPS58201059A (ja) | 超音波探触子 | |
JPH01277787A (ja) | 水中超音波送受波器 | |
JP2000271116A (ja) | 超音波探触子 | |
JPH0511719B2 (ja) | ||
JPH0334699A (ja) | 低周波水中超音波送受波器 | |
JPS60188213A (ja) | 超音波物体搬送方式 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |