JPH0515111Y2 - - Google Patents

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JPH0515111Y2
JPH0515111Y2 JP16069686U JP16069686U JPH0515111Y2 JP H0515111 Y2 JPH0515111 Y2 JP H0515111Y2 JP 16069686 U JP16069686 U JP 16069686U JP 16069686 U JP16069686 U JP 16069686U JP H0515111 Y2 JPH0515111 Y2 JP H0515111Y2
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、水中航走体の頭部に装着される送受
波器に関する。
〔従来の技術〕
従来の水中航走体の送受波器としては、第3,
4,6図に示すようなものがあるが、まず第3図
に示すように、水中航走体Tの頭部には、海中の
目標を探知するために音波を出したり感知したり
する送受波器Nが取り付けられている。
そしてこの送受波器Nは、第4図若しくは第6
図に示すように、送受波用の振動子P′をそなえて
おり、同振動子P′は、縦振動の固有振動数調整用
の前方質量部材10と後方質量部材12との間に
積層された圧電素子11を介装して構成されてい
る。なお、振動子P′には、前方質量部材10およ
び後方質量部材12の双方も含むものとする。
音響ゴム1は、振動子P′の前面に接着されてお
り、水中航走体Tの推進や深度圧によつて生じる
水圧をグリツドプレート3を介して剛性の高いバ
ツクプレート4に伝達し、音響ゴム1が過変形す
るのを防止している。
グリツドプレート3は層状になつており、グリ
ツドプレート3同士のすき間ほか、水中航走体T
の頭部外殻5′とのすき間および振動子P′とのす
き間には、コルクラバー等のパツド9が振動防止
用として挿入されている。
バツクプレート4は、ボルト6によつて頭部外
殻5′に結合されており、振動子P′に接続された
リード線7が貫通するように、配線孔8が設けら
れている。
そして、リード線7は図示しない後方の管制部
へ接続されている。
従来の水中航走体の送受波器は上述のように構
成されているので、水中を伝播してきた音波は、
音響ゴム1と振動子P′とを振動させる。
振動子P′の振動による歪は、電気信号として検
出されてリード線7により後方の管制部へ伝達さ
れる。
この振動子P′は圧電素子11のピエゾ効果を利
用したもので、送信と受信とに兼用され、複数個
装備されて、各々の送受信信号で目的物を検出す
るようになつている。
信号の送受信に用いられる振動子P′の縦方向の
固有振動モードは、第5図に示すようになつてい
て、振動子P′の前端部および後端部では振幅が大
きく、振動の腹が形成されているのに対し、中央
部付近には、振動の節が形成されている。
そして、振動子P′は、パツド9により、前方質
量部材10の後端(拘束点C′)でその振動を拘束
されている。ここで、拘束点C′は前方質量部材1
0とグリツドプレート3との間のパツド9を指す
が、深度圧が音響ゴム面に作用すると、前方質量
部材10はパツド9を介してグリツドプレート3
に強く押し付けられることになり、この点で振動
子P′の縦振動を拘束するのである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来の水中航走体の送受波器で
は、高い外水圧が音響ゴム1の外面に作用する
と、振動子P′の前方質量部材10が、グリツドプ
レート3にパツド9を介して拘束点C′で強く押え
付けられるので、振動子P′の縦振動は拘束され、
縦振動の固有振動数が変化したり、振幅が制限さ
れたりして、送受波器の機能が損なわれるという
問題点がある。
また、水中航走体Tにそなえられた推進装置に
よる振動は、頭部外殻5′、バツクプレート4、
グリツドプレート3および拘束点C′を経て、振動
子P′に伝達されるが、拘束点C′が振動子P′の縦方
向の固有振動モード15の振幅が大きい位置にあ
るので、推進装置などの外乱振動によつて振動子
P′の縦振動が励起されることになり、これによつ
ても送受波器本来の機能が損なわれるという問題
点がある。
本考案は、このような問題点を解決しようとす
るもので、外乱振動によつて振動子の縦振動を励
起させないようにした、水中航走体の送受波器を
提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本考案の水中航走体の送受波器は、
水中航走体の頭部に装着された送受波用振動子を
そなえ、同振動子が、前方質量部材と中央支持部
材との間および同中央支持部材と後方質量部材と
の間にそれぞれ圧電素子を介装して構成され、上
記前方質量部材が外水と接する音響ゴムに接着さ
れるとともに、上記振動子がその中央支持部材を
水中航走体外殻に保持されており、同中央支持部
材による上記振動子の拘束点が同振動子の縦方向
固有振動モードの節の位置に設定されていること
を特徴としている。
〔作用〕
上述の本考案の水中航走体の送受波器では、振
動子の縦振動モードの節の位置を中央支持部材に
よつて外殻で保持されているので、外乱振動によ
つて振動子の縦振動が励起されない。
〔実施例〕
以下、図面により本考案の一実施例としての水
中航走体の送受波器について説明すると、第1図
はその縦断面図、第2図はその振動子の特性を示
す説明図であり、第1,2図中、第4,5,6図
と同じ符号はほぼ同様の部分を示している。
第1図に示すように、水中航走体の頭部外殻5
に形成された穴17に、送受波用の振動子Pが設
けられているが、この振動子Pは、前方質量部材
10、中央支持部材13、後方質量部材12なら
びに前方質量部材10と中央支持部材13との間
および中央支持部材13と後方質量部材12との
間にそれぞれ介装された圧電素子11をそなえて
構成されている。
また、音響ゴム1がその前面を外水と接するよ
うに設けられるとともに、振動子Pの前方質量部
材10の前面が音響ゴム1の後面に接着されてい
る。
さらに、振動子Pは、そのほぼ中央部を、ねじ
結合部を有する中央支持部材13を介して水中航
走体の頭部外殻5に強固に保持されている。この
中央支持部材13による振動子Pの拘束点C(第
2図参照)は、後述のごとく、振動子Pの縦方向
固有振動モードの節の位置に設定されている。
頭部外殻5の穴17の縮径部には、雌ねじ部1
4が形成されていて、振動子Pの中央支持部材1
3と螺合するようになつている。
したがつて、音響ゴム1に作用する深度圧や着
水時の衝撃圧は、前方質量部材10、圧電素子1
1、中央支持部材13を介して、強固な頭部外殻
5に伝達される。
なお、振動子Pの後部からは圧電素子11と図
示しない管制部とを接続するリード線7が配設さ
れている。
本考案の実施例としての水中航走体の送受波器
は上述のように構成されているので、この送受波
器から音波を送信する場合、図示しない管制部か
らリード線7を通じて送信信号が入力されると、
後方質量部材12を介して圧電素子11が伸縮
し、振動子Pの縦方向固有振動が励起される。
そして、圧電素子11から前方質量部材10へ
振動が伝達され、音波が前方質量部材10の前面
から水中航走体前方の外水中へ送信される。
また、この送受波器が音波を受信する際には、
水中航走体前方の外水中を伝播してきた音波が水
中航走体頭部に到達すると、振動子Pの前方質量
部材10の前面から振動子Pを加振することによ
り、その縦方向固有振動が励起される。この固有
振動は、圧電素子11によつて受感され、リード
線7を通じて図示しない管制部に入力される。
このようにして、水中航走体の送受波器は、音
波の送受信を行ない、海中の目標を探知する。
また、この縦方向の固有振動は、前方質量部材
10、前方の圧電素子11および中央支持部材1
3を介して頭部外殻5に伝達されるが、このと
き、中央支持部材13は振動子Pの縦方向の固有
振動の拘束点C(第2図参照)となり、振動子P
を強固に保持している。
ところで、励起される振動子Pの縦方向の固有
振動モード15は、第2図に示すように、その中
央部に節を有しており、この振動モード15の節
の位置が拘束点Cとなつている。
したがつて、振動子Pの縦方向の固有振動モー
ドの節と頭部外殻5における拘束点Cとは一致す
るので、拘束点Cから振動子Pに伝達される外乱
振動は、縦方向の固有振動モードを励起しない。
なお、超音波振動子Pの縦振動の周波数は10K
Hz以上であるので、この周波数領域では外殻5は
見かけ上剛体とは見られず、これにより前方質量
部材10に圧力波が加わると、伸縮応力波が発生
しそれが振動子P内を縦方向に伝播し、一部は中
央支持部材13で反射されるが、大部分は後方質
量部材12まで到達して反射され、また前方質量
部材10まで返つてきて反射するという過程を繰
り返し、振動子P内に定在波が形成される。その
結果振動子Pがその中央支持部材13の部分で外
殻5に固定されていたとしても、振動子Pによる
送受信機能が損なわれることはない。
また、送受波に用いる振動子Pの1次振動数は
C点が節の位置になるので、この点を拘束しても
振動子Pの振動特性はほとんど変化しない。
なお、振動子Pにおける中央支持部材13を、
接着剤で固着してもよいし、あるいは係止ピンを
貫通させて取付けてもよいが、いずれにしても振
動子Pの中央支持部材13が水中航走体外殻5の
穴17の内壁に保持される。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案の水中航走体の送
受波器によれば、水中航走体の頭部に装着された
送受波用振動子Pをそなえ、同振動子Pが、前方
質量部材10と中央支持部材13との間および同
中央支持部材13と後方質量部材12との間にそ
れぞれ圧電素子11を介装して構成され、上記前
方質量部材10が外水と接する音響ゴム1に接着
されるとともに、上記振動子Pがその中央支持部
材13を水中航走体外殻5に保持されていて、そ
の拘束点Cが振動モード15の節の位置に設定さ
れるという簡素な構成で、外乱振動によつて振動
子Pの縦振動が励起されず、これにより送受波器
の機能が損なわれることはない。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は本考案の一実施例としての水中航
走体の送受波器を示すもので、第1図はその縦断
面図、第2図はその振動子の特性を示す説明図で
あり、第3〜6図は従来の水中航走体の送受波器
を示すもので、第3図はその水中航走体頭部への
装着状態を示す側面図、第4図はその縦断面図、
第5図はその振動子の特性を示す説明図、第6図
はその他の例を第4図に対応させて示す縦断面図
である。 1……音響ゴム、5……水中航走体の頭部外
殻、7……リード線、10……前方質量部材、1
1……圧電素子、12……後方質量部材、13…
…中央支持部材、14……雌ねじ部、15……縦
方向固有振動モード、17……穴、C……拘束
点、P……振動子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水中航走体の頭部に装着された送受波用振動子
    をそなえ、同振動子が、前方質量部材と中央支持
    部材との間および同中央支持部材と後方質量部材
    との間にそれぞれ圧電素子を介装して構成され、
    上記前方質量部材が外水と接する音響ゴムに接着
    されるとともに、上記振動子がその中央支持部材
    を水中航走体外殻に保持されており、同中央支持
    部材による上記振動子の拘束点が同振動子の縦方
    向固有振動モードの節の位置に設定されているこ
    とを特徴とする、水中航走体の送受波器。
JP16069686U 1986-10-20 1986-10-20 Expired - Lifetime JPH0515111Y2 (ja)

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