JPH08195998A - 可搬型超音波水中センサ - Google Patents

可搬型超音波水中センサ

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JPH08195998A
JPH08195998A JP7022323A JP2232395A JPH08195998A JP H08195998 A JPH08195998 A JP H08195998A JP 7022323 A JP7022323 A JP 7022323A JP 2232395 A JP2232395 A JP 2232395A JP H08195998 A JPH08195998 A JP H08195998A
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JP
Japan
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vibrating body
vibration
underwater sensor
ultrasonic underwater
truncated cone
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Withdrawn
Application number
JP7022323A
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Inventor
Hideyuki Suzuki
秀幸 鈴木
Kimihiko Tanizawa
公彦 谷沢
Yasuhiro Sakamoto
泰弘 坂本
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Fuji Industrial Co Ltd
Fuji Kogyo KK
Original Assignee
Fuji Industrial Co Ltd
Fuji Kogyo KK
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10KSOUND-PRODUCING DEVICES; METHODS OR DEVICES FOR PROTECTING AGAINST, OR FOR DAMPING, NOISE OR OTHER ACOUSTIC WAVES IN GENERAL; ACOUSTICS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G10K9/00Devices in which sound is produced by vibrating a diaphragm or analogous element, e.g. fog horns, vehicle hooters or buzzers
    • G10K9/12Devices in which sound is produced by vibrating a diaphragm or analogous element, e.g. fog horns, vehicle hooters or buzzers electrically operated
    • G10K9/122Devices in which sound is produced by vibrating a diaphragm or analogous element, e.g. fog horns, vehicle hooters or buzzers electrically operated using piezoelectric driving means
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10KSOUND-PRODUCING DEVICES; METHODS OR DEVICES FOR PROTECTING AGAINST, OR FOR DAMPING, NOISE OR OTHER ACOUSTIC WAVES IN GENERAL; ACOUSTICS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G10K9/00Devices in which sound is produced by vibrating a diaphragm or analogous element, e.g. fog horns, vehicle hooters or buzzers
    • G10K9/18Details, e.g. bulbs, pumps, pistons, switches or casings
    • G10K9/20Sounding members

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
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  • Piezo-Electric Transducers For Audible Bands (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高効率で小型軽量、堅固、安価な可搬型超音
波水中センサを提供すること。 【構成】 可搬型超音波水中センサ15において、収納
ケース22が円筒24と円錐台25を軸対称で一体に形
成されて振動体22Aを構成し、振動体22Aの円錐台
25の裏面中心に圧電素子21の中心を合わせて接着
し、円錐台25の中心のたわみ振動が最大振幅となる振
動モードで振動体22Aの全体が共振し、振動体22A
の外側面の振動の節線上に振動体22Aの保持手段を設
置してなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイバーや海中基地間
の交信のための超音波送受信器として用いて好適な可搬
型超音波水中センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、超音波水中センサとして、(a) 円
柱型圧電振動子の前面に送受波面を配置した厚み振動型
超音波水中センサと、(b) 円筒型圧電振動子に外接し中
心軸を共有する送受波面を配置した径方向振動型超音波
水中センサがある。
【0003】(厚み振動型超音波水中センサ)(図8) 図8に従来の厚み振動型超音波水中センサ30の断面図
を示す。センサ30は、厚み振動ランジュバン型振動子
31を収納ケース32に収納して構成される。厚み振動
ランジュバン型振動子31は、圧電素子31A、前面体
31B、背面体31Cから構成されている。収納ケース
32は、振動子31の放射面を含み、通常液と振動子3
1との整合をとり易い材質(ウレタンゴム等)で構成さ
れている。33A、33Bは振動子31の駆動用導線で
ある。34は収納ケース32の密閉用の蓋である。収納
ケース32の放射面からの超音波は矢印35の方向に放
射される。
【0004】尚、36は振動子31の縦振動モードであ
る。振動子31の厚みは、縦振動モード36と対応し、
共振周波数においてその総合厚みが半波長に等しくなる
ように設計される。縦共振周波数が 33KHz、前面体31
Bと背面体31CがSUS316からなる場合、振動子31の
総合厚みは約80mmとなる。
【0005】(径方向振動型超音波水中センサ)(図
9) 図9に従来の径方向振動型超音波水中センサ40の断面
図を示す。径方向振動型超音波水中センサ40は、円筒
型径方向圧電振動子41を収納ケース42に収納して構
成される。収納ケース42は、振動子41の放射面を含
み、厚み振動型超音波水中センサ30の収納ケース32
におけると同様に、通常液と振動子41との整合をとり
易い材質(ウレタンゴム等)で構成されている。43
A、43Bは振動子41の駆動用導線である。44は収
納ケース42の密閉用の蓋である。振動子41と収納ケ
ース42は中心軸を共有し、振動子41が中心軸に垂直
な方向に径方向振動するため、放射面からの超音波は矢
印45の方向に放射される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来の厚
み振動型超音波水中センサ32は、下記、の問題点
がある。 厚み振動ランジュバン型振動子31の厚みを共振周波
数の半波長に合致させるため、前述の如く例えば約80mm
の如くになり、センサ形状が重厚長大となり、可搬性に
欠ける。
【0007】振動子31が厚肉になるから、高価であ
る。
【0008】また、従来の径方向振動型超音波水中セン
サ40は、小型軽量で可搬性に富むが、下記、の問
題点がある。 収納ケース42が薄肉のウレタンゴム等から構成され
ていて落下等の衝撃により変形し易いために振動子41
を十分に保護できず、落下等の衝撃に対して振動子41
の破壊を惹起する虞れがある。
【0009】振動子41が円筒状であり、高価であ
る。尚、超音波水中センサにあっては、高効率で消費電
力を低減できることが望まれる。
【0010】本発明は、高効率で小型軽量、堅固、安価
な可搬型超音波水中センサを提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、圧電素子を収納ケースに収納してなる可搬型超音波
水中センサにおいて、前記収納ケースが円筒と円錐台を
軸対称で一体に形成されて振動体を構成し、該振動体の
円錐台の裏面中心に前記圧電素子の中心を合わせて接着
し、該円錐台の中心のたわみ振動が最大振幅となる振動
モードで該振動体の全体が共振し、該振動体外側面の振
動の節線上に該振動体の保持手段を設置するようにした
ものである。
【0012】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記振動体が、円錐台の頂角
を90度とし、円錐台の厚みを円筒の厚みと等しくしてな
るようにしたものである
【0013】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の本発明において更に、前記振動体に、該振動
体の制動キャパシタンス消去用のNIC(負性イミタン
ス変換器)を装着したものである。
【0014】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば下記〜の
作用がある。 圧電素子の収納ケース全体を、弾性体のたわみ振動モ
ードの共振体で構成したため、超音波共振周波数(キャ
リア周波数+音声による変調周波数)を、円錐台の厚み
と円錐台の底面径及び頂面径、並びに円筒の高さと円筒
の内外径の調整によって同調可能で、小型、軽量化を達
成できる。
【0015】圧電素子は円錐台の厚みに比して薄い板
状体にて構成されるため、落下等の衝撃に対し堅固とな
る。
【0016】尚、収納ケースがSUS 等の金属、もしくは
エンジニアリングプラスチックから構成される場合に
は、落下等の衝撃に対して変形せずに圧電素子を十分に
保護するものとなり、落下等の衝撃に対し、より堅固と
なる。
【0017】圧電素子が薄肉で、かつ単純形状の板状
体にて構成されるから、安価となる。
【0018】振動体全体がたわみ振動モードで共振す
るため、円筒の振動が円錐台(送受波面をもつ)の振動
を加速する効果がある。また、振動体の保持手段は、振
動体の振動の節(振動しない部分)を支持するため、支
持部分での振動摩擦損失を発生しない。従って、センサ
は高効率で、低消費電力になる。
【0019】請求項2に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 振動体の最適たわみ振動共振モードは、共振周波数で
円錐台の(送受波面の)中心のたわみ振動が最大振幅と
なるように、振動体の形状を有限要素法で求め、実際に
試作して確認する。このとき、円錐台の頂角を90度と
し、円錐台の厚みと円筒の厚みとを等しくした振動体
は、円板のたわみ振動からの類推が可能であり、変数が
少なく、実測値と有限要素法によるシミュレーションと
が良く合致し、感度良好な超音波水中センサを容易に得
ることができる。
【0020】請求項3に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 圧電素子を薄い板状体にしたときの振動体の制動キャ
パシタンスによる受波感度の低減は、振動体にNIC
(負性イミタンス変換器)を接続することにより防止で
きる。
【0021】
【実施例】図1は本発明に係る可搬型超音波水中センサ
の一例を示す断面図、図2は水中通信機の一例を示すブ
ロック図、図3は本発明の振動体の等価回路図、図4は
本発明の受信波検出回路図、図5はNICの例を示す回
路図、図6は受信機の受信時の動作モデル、図7は受信
機の入力信号と出力信号を示す模式図である。
【0022】超音波水中受信機10は、図2に示す如
く、耐水圧ケース11内に超音波送受波用電子回路12
を収納し、該ケース11にマイクロフォン13、スピー
カ14、本発明の超音波水中センサ15(送受信器)を
一体的に取付けて構成されている。超音波送受波用電子
回路12は、例えば、特開平3-68226 号公報に記載の構
成を採用できる。
【0023】然るに、超音波水中センサ15は、図1に
示す如く、圧電素子21を収納ケース22に収納して構
成される。23は収納ケース22の密閉用の蓋である。
21A、21Bは圧電素子21の駆動用導線である。
【0024】このとき、収納ケース22は円筒24と円
錐台25を軸対称で一体に形成されて振動体22Aを構
成する。収納ケース22は、SUS 等の金属、もしくはエ
ンジニアリングプラスチック等で構成される。
【0025】超音波水中センサ15は、振動体22Aの
円錐台25の裏面中心に圧電素子21の中心を合わせて
接着し、該円錐台25の(送受波面の)中心のたわみ振
動が最大振幅となる振動モードで、振動体22Aの全体
が共振するように構成される。図1において、26は振
動体22Aの最適たわみ振動共振モード、27A、27
B、27Cは最適たわみ振動共振モード26の振動の節
である。超音波は液中に矢印28の方向に放射される。
即ち、超音波水中センサ15にあっては、最適たわみ振
動共振モード26が目的とする周波数(キャリア周波数
+音声による変調周波数)で、円錐台25の中心が最大
たわみ振動振幅となるように、振動体22Aの形状を有
限要素法で求め、実際に試作して確認する。
【0026】超音波水中センサ15は、振動体22Aの
保持手段を振動の節部のうち、実用的には節27A、2
7Bを支持すれば良いが、本実施例では、節27Bに凹
部を設け、この凹部に嵌着したOリング29を介して蓋
23に据え付けることとしている。
【0027】ここで、超音波水中センサ15において、
円錐台25の頂角を90度とし、その厚みを円筒24の厚
みと等しくした振動体22Aは、円板のたわみ振動から
の類推が可能であり、変数が少なく、実測値と有限要素
法によるシミュレーションが以下のように良く合致し、
感度良好な超音波水中センサを得ることができる。
【0028】即ち、超音波水中センサ15において、振
動体22Aの材質をSUS316、円錐台25と円筒24の厚
みを4mm 、円錐台25の外径を32mm、円筒24の長さを
13mm、圧電素子21の直径と厚みをそれぞれ10mm、0.5m
m とした場合、有限要素法による共振周波数は33.5KHz
、試作実測値は34.5KHz であった。この超音波水中セ
ンサ15の水中 1mでの送受波感度は約−50dBが得られ
た。
【0029】次に、超音波水中センサ15の送受波感度
を増大する受信波検出回路の構成について説明する。図
3は超音波水中センサ15における振動体22Aの等価
回路である。
【0030】図において、Cdは振動体制動キャパシタ
ンス、Lmは振動体等価インダクタンス、Cmは振動体
等価キャパシタンス、rmは振動体等価抵抗である。振
動体等価質量をM、振動体等価スチフネスをS、振動体
等価機械抵抗をRM 、振動体の力係数をAとすれば、L
m、Cm、rm、はそれぞれ次式で与えられる。
【0031】Lm=M/A2 、Cm=A2 /S、rm=
M /A2 。そして、振動体22Aの制動キャパシタン
スCdは、圧電素子21の表面積に比例し、厚みに反比
例する。このため、本発明のたわみ振動用圧電素子21
のように薄い板状体が適用される場合、Cdが大容量と
なる。受信電圧はCdに反比例するため、Cdが増大す
ると受信感度は低下する。
【0032】そこで、本発明にあっては、図4に示す如
く、振動体22Aに、振動体22Aの制動キャパシタン
スCd消去用のNIC(負性イミタンス変換器)を装着
し、上述の受信感度の低減を防止することとした。図4
は受信波検出回路図であり、振動体22Aとその出力を
増幅するための前置信号増幅器AMPとの間にNICを
挿入し、振動体22Aの制動インピーダンス及び振動体
22Aの負荷アドミッタンスのうち、NICアドミッタ
ンスを除いたアドミッタンスの和等、即ち振動体22A
の制動に障害となるアドミッタンス成分をNICの負荷
回路の等価並列抵抗又は等価並列容量を調整することに
よって発生させられた負性アドミッタンスにより相殺す
るものである。尚、r0 は抵抗である。
【0033】図5はNICの例を示す回路図である。端
子a−a’から見たNICの入力アドミッタンスをYN
i、端子b−b’に接続されたアドミッタンスYL との
間には次式の関係が成立する。
【0034】 YN i=−KYL … (1) ここにおいて、Kは同NICの回路定数により定まる正
の定数である。
【0035】NICはその回路構成上開放安定型NIC
と短絡安定型NICの2つの方式に大別できる。図示の
NICは後者に属する。
【0036】次に、本発明方法に従って構成した前記超
音波水中センサ15の受信時における制動効果について
説明する。
【0037】図6は前記超音波水中センサ15の受信時
の動作モデルを示す。このモデルにおいて電気機械変換
の基本式は次式で表わされる。
【数1】
【0038】上式より超音波水中センサ15の受信出力
Vは(2) 式でI=0により(3) 式で表わされる。
【0039】 V=−(F/A)・Ym/(Ym+Yo+Yd) …(3)
【0040】図6において点線に囲まれた部分は受信時
の振動体22Aの等価回路、Vは超音波水中センサ15
の出力電圧である。
【0041】受信時の出力電圧の応答を検討するため
に、図6に基づいてVを求めるラプラス変換を行なうと
次式(4) となる。
【数2】
【0042】今図6のYoのアドミッタンスをY' o
(s)とすると、YoはY' o(s)とNICのアドミ
ッタンスYN i(s)として(5) 式で与えられ、これに
より(4) 式は(6) 式のように書きかえられる。
【0043】 Yo(s)=Y' o(s)+YN i(s) …(5)
【数3】
【0044】式(6) において次の(7) 式の関係を満足さ
せれば式(6) は(8) 式となる。 Y' o(s)+YN i(s) +Yd(s)=0 …(7) V(s)=−F(s)/A …(8)
【0045】次の(9) 式は上記本発明による方法を用い
たときの受波感度と、従来の方法による場合の受波感度
の比を示す。
【数4】
【0046】このように機械的入力信号に対して出力電
圧即ち超音波水中センサ15の受信出力応答は極めて良
好となり受波感度も向上させることができる。
【0047】次に(7) 式を満足する条件につき更に説明
する。(1) 式に示したYL (図5参照)をRL とCL
並列アドミッタンスと仮定すると、次の(10)、(11)式の
関係が成立するときに(7) 式の条件が成立する。
【0048】 Vo=RL /K …(10) Cd=KCL …(11)
【0049】上記条件が成立するときに出力V(t)は
(8) 式を逆ラプラス変換を行なうことにより次の(12)式
で与えられる。 V(t)=−F(t)/A …(12)
【0050】図7(A)は超音波水中センサ15の入力
信号F(t)を示す波形図、図7(B)は従来の方法に
よる場合の受信出力波形図、図7(C)は本発明方法に
よる場合の受信出力波形図である。
【0051】各図から明らかなように、本発明によれ
ば、過途応答特性は完全に改善されていることが理解で
きる。
【0052】以下、上記実施例の作用について説明す
る。 圧電素子21の収納ケース22全体を、弾性体のたわ
み振動モードの共振体で構成したため、超音波共振周波
数(キャリア周波数+音声による変調周波数)を、円錐
台25の厚みと円錐台25の底面径及び頂面径、並びに
円筒24の高さと円筒24の内外径の調整によって同調
可能で、小型、軽量化を達成できる。
【0053】圧電素子21は円錐台25の厚みに比し
て薄い板状体にて構成されるため、落下等の衝撃に対し
堅固となる。
【0054】尚、収納ケース22がSUS 等の金属、もし
くはエンジニアリングプラスチックから構成される場合
には、落下等の衝撃に対して変形せずに圧電素子21を
十分に保護するものとなり、落下等の衝撃に対し、より
堅固となる。
【0055】圧電素子21が薄肉で、かつ単純形状の
板状体にて構成されるから、安価となる。
【0056】振動体22A全体がたわみ振動モードで
共振するため、円筒24の振動が円錐台25(送受波面
をもつ)の振動を加速する効果がある。また、振動体2
2Aの保持手段は、振動体22Aの振動の節27B(振
動しない部分)を支持するため、支持部分での振動摩擦
損失を発生しない。従って、センサ15は高効率で、低
消費電力になる。
【0057】振動体22Aの最適たわみ振動共振モー
ドは、共振周波数で円錐台25の(送受波面の)中心の
たわみ振動が最大振幅となるように、振動体22Aの形
状を有限要素法で求め、実際に試作して確認する。この
とき、円錐台25の頂角を90度とし、円錐台25の厚み
と円筒24の厚みとを等しくした振動体22Aは、円板
のたわみ振動からの類推が可能であり、変数が少なく、
実測値と有限要素法によるシミュレーションとが良く合
致し、感度良好な超音波水中センサを容易に得ることが
できる。
【0058】圧電素子21を薄い板状体にしたときの
振動体22Aの制動キャパシタンスによる送受波感度の
低減は、振動体22AにNIC(負性イミタンス変換
器)を接続することにより防止できる。
【0059】以下、本実施例の具体的効果について説明
する。超音波水中センサ15において、超音波共振周波
数33KHz 、振動子直径32mmの振動体22Aの場合、従
来の厚み振動型超音波水中センサ30(図8)に比し
て、重量比で1/8 、容積比で1/10となった。また、超音
波水中センサ15は従来の径方向振動型超音波水中セン
サ40(図9)に比して、圧電素子の価格で1/30とな
り、落下等による衝撃破壊に対して格段に強固な構造と
なった。
【0060】また、超音波水中センサ15の振動体22
AにNIC(負性イミタンス変換器)を装着した場合
(図4)、水中 1mでの送受波感度は約−10dBが得ら
れ、NIC接続の有無で約40dBの感度の改善が見られ
る。
【0061】そして、超音波水中センサ15をSSB方
式のダイバー通話用水中通信機に適用した結果、最大通
話距離1Km 、9Vのアルカリ電池1個でデューテイ10%仕
様のとき、10時間以上の実用が可能となった。
【0062】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、高効率で
小型軽量、堅固、安価な可搬型超音波水中センサを提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る可搬型超音波水中センサの
一例を示す断面図である。
【図2】図2は水中通信機の一例を示すブロック図であ
る。
【図3】図3は本発明の振動体の等価回路図である。
【図4】図4は本発明の受信波検出回路図である。
【図5】図5はNICの例を示す回路図である。
【図6】図6は受信機の受信時の動作モデルである。
【図7】図7は受信機の入力信号と出力信号を示す模式
図である。
【図8】図8は従来の厚み振動型超音波水中センサを示
す断面図である。
【図9】図9は従来の径方向振動型超音波水中センサを
示す断面図である。
【符号の説明】
15 超音波水中センサ 21 圧電素子 22 収納ケース 22A 振動体 24 円筒 25 円錐台 26 最適たわみ振動共振モード 27A、27B、27C 振動の節

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電素子を収納ケースに収納してなる可
    搬型超音波水中センサにおいて、 前記収納ケースが円筒と円錐台を軸対称で一体に形成さ
    れて振動体を構成し、 該振動体の円錐台の裏面中心に前記圧電素子の中心を合
    わせて接着し、該円錐台の中心のたわみ振動が最大振幅
    となる振動モードで該振動体の全体が共振し、 該振動体外側面の振動の節線上に該振動体の保持手段を
    設置することを特徴とする可搬型超音波水中センサ。
  2. 【請求項2】 前記振動体が、円錐台の頂角を90度と
    し、円錐台の厚みを円筒の厚みと等しくしてなる請求項
    1記載の可搬型超音波水中センサ。
  3. 【請求項3】 前記振動体に、該振動体の制動キャパシ
    タンス消去用のNIC(負性イミタンス変換器)を装着
    した請求項1又は2記載の可搬型超音波水中センサ。
JP7022323A 1995-01-18 1995-01-18 可搬型超音波水中センサ Withdrawn JPH08195998A (ja)

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JP7022323A JPH08195998A (ja) 1995-01-18 1995-01-18 可搬型超音波水中センサ
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Applications Claiming Priority (1)

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JP7022323A JPH08195998A (ja) 1995-01-18 1995-01-18 可搬型超音波水中センサ

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