JPH0546182U - 液晶テレビ - Google Patents

液晶テレビ

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JPH0546182U
JPH0546182U JP5496991U JP5496991U JPH0546182U JP H0546182 U JPH0546182 U JP H0546182U JP 5496991 U JP5496991 U JP 5496991U JP 5496991 U JP5496991 U JP 5496991U JP H0546182 U JPH0546182 U JP H0546182U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的簡単な機構構成によって、液晶テレビ
のディスプレイ部の起状操作の途上における制動性制
御,および/または起立角度位置における拘束性,節度
性制御を得られるようにする。 【構成】 本体部1とディスプレイ部2とが該本体部1
又はディスプレイ部2のいずれか一方の側に固定されて
いる枢支軸21により折畳み可能に枢支されていると共
に、第1の枢支部に前記枢支軸21の周面上に圧接される
板バネ部材42を設け、且つ第2の枢支部に前記枢支軸21
に設けられているカム部材31の閉位置用カム凸部32を含
むカム面に圧接される板バネ部材52を設けると共に、こ
のカム部材31に前記第2の枢支部に設けられているスト
ッパ面15に当接する開位置用カム凸部33が設けられてい
る液晶テレビ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はディスプレイ部分を起伏させて用いることのできる液晶テレビの提 供、特に任意の起立位置でディスプレイ部分が安定に姿勢を保持されていると共 にディスプレイ部分の起伏操作途上における制動性と折畳み状態並びに起立使用 状態における拘束性、節度性の改善された液晶テレビの提供に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時液晶テレビのコンパクト化に伴って携帯用の液晶テレビが実用化されるに いたっている。 この種の液晶テレビは携行時の嵩張りを避けると共に見やすく、しかも画像面 を効果的に保護する意図からテレビジョンを構成するディスプレイ部分を本体部 から区分し、しかもこの本体部から区分されたディスプレイ部分を該本体部上に 適宜折畳み得るように枢着した構成としている。
【0003】 かゝるディスプレイ部分を本体部上に起伏自体に設けた液晶テレビでは、起立 されたディスプレイ部分が適宜の起立位置で安定に姿勢が維持されている必要が あると共に、本体部上に折畳み倒伏るされたディスプレイ部が安定に折畳み倒伏 状態に維持されている必要があった。
【0004】 かゝる従来技術の典型例は、例えば実開平3-8480号公報に示されている電子応 用装置がある。 この電子応用装置は、本体に対する蓋体の開閉軸線上に所定の枢支軸を設け、 かつこの枢支軸上にあって、円板状をした1組の制動座金を嵌挿させると共に、 これらの各制動座金間には、凸状回転面を相互に組み合わせた1組のバネ座金を 介在させ、当該各バネ座金のもつ弾性により各制動座金間に摩擦力を与えること で、所要の制動性を蓋体の起伏部分にもたせるようにしていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように構成される従来の制動性を付与した電子応用装置 の場合には、枢支軸上に数多くの座金を介入させる必要があることから、部品点 数が徒らに増加し、かつ構造的にも複雑化するという好ましくない問題点があり 、また、この従来装置の構成では、開閉操作の途上における制動性の制御につい てこそ、たとえ問題点を有してはいるものゝ一応,可能であるが、所要の開閉角 度位置における拘束性,節度性などの制御ができないものであった。
【0006】 本考案は、かゝる従来装置の不都合に鑑みディスプレイ部分を比較的簡単な機 構構成によるのみで、当該開閉操作の途上における制動性制御を単独的に、また 、所要の開閉角度位置における拘束性,節度性制御を単独的に、さらに、これら の制動性制御,ならびに拘束性,節度性制御を併合的に、それぞれに得られるよ うにした液晶テレビの提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
叙上の目的を達成するものとして請求項1の考案に係る液晶テレビの構成を、 本体部1とディスプレイ部2とが該本体部1又はディスプレイ部2のいずれか一 方の側に固定されている枢支軸21により折畳み可能に枢支されている構成とし、 この枢支軸21に枢支されている本体部1又はディスプレイ部2に固定されている 板バネ部材42の少なくとも所要弾性の付されている一部が前記枢支軸21に圧接さ れて前記枢支軸21に枢支されている本体部1又はディスプレイ部2の回動の制動 性制御がなされる構成としてある。
【0008】 次いで請求項2の考案に係る液晶テレビの構成を、本体部1とディスプレイ部 2とが該本体部1又はディスプレイ部2のいずれか一方の側に固定されている枢 支軸21により折畳み可能に枢支され、且つディスプレイ部2の折畳み閉止位置お よび起立開披位置において節度的拘束性制御をなし得るように構成し、前記枢支 軸21に固定されているカム部材31のカム面31a に、前記閉止位置に対応する角位 置を占めて閉位置用カム凸部32と、前記開披位置に対応する角位置を占めて開位 置用カム凸部33とが設けられていると共に、前記枢支軸21に枢支されている本体 部1又はディスプレイ部2に固定されている板バネ部材52の少なくとも所要弾性 の付されている一部が前記閉位置用カム凸部32を含むカム部材31のカム面31a に 圧接され、且つ前記枢支軸21に枢支されている本体部1又はディスプレイ部2に 設けられているストッパ面15に前記カム部材31の開位置用カム凸部33が衝接され て前記ディスプレイ部2の閉止位置及び開披位置における節度的拘束性制御がな される構成としてある。
【0009】 更に請求項3の考案に係る液晶テレビの構成を、本体部1とディスプレイ部2 とが該本体部1又はディスプレイ部1のいずれか一方の側に固定されている枢支 軸21に少なくとも2以上の枢支部で折畳み可能に枢支されていると共に、前記枢 支軸21に枢支されている本体部1又はディスプレイ部2に固定されている板バネ 部材42の少なくとも所要弾性の付されている一部が前記枢支軸21に圧接されて前 記枢支軸21に枢支されている本体部1又はディスプレイ部2の回動の制動性制御 をなす第1の枢支部として構成し、更に前記ディスプレイ部2が少なくとも折畳 み閉止位置および起立開披位置において節度的拘束性制御を受ける枢支部として 構成し、この枢支部が前記枢支軸21に固定されているカム部材31のカム面31a に 、前記閉止位置に対応する角位置を占めて閉位置用カム凸部32を、前記開披位置 に対応する角位置を占めて開位置用カム凸部33を有すると共に、前記枢支軸21に 枢支されている本体部1又はディスプレイ部2に固定されている板バネ部材52の 少なくとも所要弾性の付されている一部を前記閉位置用カム凸部32を含むカム部 材31のカム面31a に圧接し、且つ前記枢支軸21に枢支されている本体部1又はデ ィスプレイ部2に設けられているストッパ面15に前記カム部材31の開位置用カム 凸部33を衝接して前記ディスプレイ部2の閉止位置及び開披位置における節度的 拘束性制御をなす第2の枢支部とを有する。
【0010】
【作用】
かゝる構成、即ち請求項1の考案では、この枢支軸21に枢支されている本体部 1又はディスプレイ部2に固定されている板バネ部材42の少なくとも所要弾性の 付されている一部が前記枢支軸21に圧接されていることから前記枢支軸21に枢支 されている本体部1又はディスプレイ部2の回動の制動性制御がなされる。
【0011】 又、請求項2の考案では、前記枢支軸21に固定されているカム部材31のカム面 31a に、前記閉止位置に対応する角位置を占めて閉位置用カム凸部32と、前記開 披位置に対応する角位置を占めて開位置用カム凸部33とが設けられていると共に 、前記枢支軸21に枢支されている本体部1又はディスプレイ部2に固定されてい る板バネ部材52の少なくとも所要弾性の付されている一部が前記閉位置用カム凸 部32を含むカム部材31のカム面31a に圧接され、且つ前記枢支軸21に枢支されて いる本体部1又はディスプレイ部2に設けられているストッパ面15に前記カム部 材31の開位置用カム凸部33が衝接されていることから前記ディスプレイ部2の閉 止位置及び開披位置における節度的拘束性制御がなされる。
【0012】 更に、請求項3の考案では、枢支軸21に枢支されている本体部1又はディスプ レイ部2に固定されている板バネ部材42の少なくとも所要弾性の付されている一 部が前記枢支軸21に圧接されて前記枢支軸21に枢支されている本体部1又はディ スプレイ部の回動の制動性制御をなす第1の枢支部と、枢支軸21に枢支されてい る本体部1又はディスプレイ部2に固定されている板バネ部材52の少なくとも所 要弾性の付されている一部を前記閉位置用カム凸部32を含むカム部材31のカム面 31a に圧接し、且つ前記枢支軸21に枢支されている本体部1又はディスプレイ部 2に設けられているストッパ面15に前記カム部材31の開位置用カム凸部33を衝接 して前記ディスプレイ部2の閉止位置及び開披位置における節度的拘束性制御を なす第2の枢支部とを有することから、ディスプレイ部2の回動操作時における 制動性制御及び閉止位置、開披位置における節度的拘束性制御がなされる。
【0013】
【実施例】
以下,この考案に係る液晶テレビの実施例につき、図1ないし図6を参照して 詳細に説明する。 図1はこの考案の一実施例による液晶テレビのディスプレイ部2と機器本体部 1との取付け部分の要部を開いた状態で示す斜視図、図2は同上ディスプレイ部 2の垂直開披位置での液晶テレビ要部の概要構成を示す正面図であり、また、図 3,図4は同上図2でディスプレイ部2の垂直開披位置におけるa−a線部,b −b線部のそれぞれの拡大断面図、図5,図6は同上図4でのディスプレイ部2 の水平閉止位置,完全開披位置のそれぞれの拡大断面図である。
【0014】 図1において、この実施例の液晶テレビに用いられるヒンジ装置11は、液晶 テレビの機器本体部1に対して、ディスプレイ部2を起伏自在に枢支させる場合 に適用されるもので、当該ディスプレイ部2の起伏操作態様としては、この場合 ,機器本体部1に対する水平閉止位置Aでの節度的拘束性制御の状態から、垂直 開披位置Bでの一時係止状態を経て、完全開披位置Cでの節度的拘束性制御の状 態までと、これらの開閉操作過程での制動性制御とを含むものとする。
【0015】 しかして、前記ヒンジ装置11は、前記液晶テレビの機器本体部1上に適宜,取 り付けられ、かつ枢支軸21を左右方向に延長させて一体的にインサート固定した 本体側ブラケット12と、前記ディスプレイ部2の取り付けフレーム2aの左方部を 取り付け支持した状態で、枢支軸21の左端側に1対の枢支腕部13a、13a を枢支さ せ、かつ各枢支腕部13a、13a 間に前記制動作用,ならびに一時係止作用を行なう 制動・係止機構41を配備させた第1枢支部となる第1ブラケット13および前記 フレーム2aの右方部を取り付け支持した状態で、枢支軸21の右端側に1対の枢支 腕部14a、14a を枢支させ、かつ同様に各枢支腕部14a、14a 間に前記節度的拘束作 用を行なう節度・拘束機構51を配備させ、さらに、開披位置対応にストッパ面15 をもつ第2枢支部となる第2ブラケット14とをそれぞれに有している。
【0016】 前記本体側ブラケット12に一体化固定される枢支軸21には、前記各枢支腕部13 a、13a 間に対応する左端側軸部22の軸周面22a 上にあって、その上面側に水平方 向の一時係止平坦面22b を切欠形成させてあり、後述するように、この左端側軸 部22の軸周面22a については、前記ディスプレイ部2の起伏作動時に制動作用面 として働き、一時係止平坦面22b については、前記垂直開披位置Bでの一時係止 作用面として働くように構成してある。 また、同様に前記各枢支腕部14a、14a 間に対応する右端側軸部23の軸周面上に あっては、任意所望方向(この場合,前面側で垂直方向)の固定用平坦面23a を 切欠形成させると共に、当該固定用平坦面23a を利用して駒状のカム部材31を回 動不能に固定させてある。そして、当該カム部材31のカム面31a 上には、それぞ れに所定の角位置を占めて閉位置用カム凸部32と開位置用カム凸部33とを突出形 成させてあり、こゝでも後述するように、このカム部材31のカム面31a について は、前記ディスプレイ部2の開閉作動時に制動作用のための補助面として働き、 かつ閉位置用カム凸部32については、前記水平閉止位置Aでの節度的拘束作用面 ,また、開位置用カム凸部33については、前記ストッパ面15を衝接させることで 、完全開披位置Cでの節度的拘束作用面としてそれぞれに働くように構成してあ る。
【0017】 前記第1の枢支部を構成する第1ブラケット13に配備させた制動・係止機構41 には、当該第1ブラケット13に対して止めビス43で基端部42a を止着させると共 に、こゝでは、内側から外側方向へ屈曲させることで所要の弾性を与えた中間バ ネ部42b を、前記左端側軸部22での一時係止平坦面22b を含む軸周面22a に上方 から圧接させ、さらに、再度,外側から内側方向へ屈曲させることで所要の弾性 を与えた先端バネ部42c を、同様に一時係止平坦面22b を含む軸周面22a に下方 から圧接させた制動・係止用板バネ部材42を設けてあり、この場合は、相応のバ ネ強度を得るために、当該制動・係止用板バネ部材42を2連に設けてある。 また、前記第2の枢支部を構成する第2ブラケット14に配備させた節度・拘束 機構51には、当該第2ブラケット14に対して止めビス53で基端部52a を止着させ ると共に、こゝでは、一旦,内側方向へ屈曲させた後、再度,下方斜め外側方向 へ屈曲させることで所要の弾性を与えた先端バネ部52b を、前記カム部材31での 閉位置用カム凸部32,および開位置用カム凸部33を含む周面31a に内側やゝ斜め 下方から圧接させた節度・拘束用板バネ部材52を設けてある。
【0018】 従って、以上のように構成させたこの液晶テレビでは、水平閉止位置A(図5 に対応)においては、制動・係止機構41側にあって、左端側軸部22の軸周面22a に対する制動・係止用板バネ部材42の制動作用が加えられ、同時に節度・拘束機 構51側にあって、カム部材31の閉位置用カム凸部32に対する節度・拘束用板バネ 部材52の節度的拘束作用が加えられるために、機器本体部1に対して、ディスプ レイ部2を折畳み状態に拘束して正確に維持させることができる。
【0019】 次に、前記水平閉止位置Aに維持された状態で、各板バネ部材42,52 による制 動,拘束作用に抗して、ディスプレイ部2を開披方向に引き起こすことにより、 制動・係止機構41側にあっては、当該制動作用が加えられたまゝ,すなわち、任 意の開披角度位置において、当該開披角度を維持するフリーストップが可能な状 態のまゝで、ディスプレイ部2を開披できるのであり、このとき、節度・拘束機 構51側にあっては、閉位置用カム凸部32に対する節度・拘束用板バネ部材52の拘 束作用が外され、これに代わって当該板バネ部材52によるカム面31a への制動補 助作用が加えられる。
【0020】 そして、ディスプレイ部22の開披角度が、垂直開披位置B(図3,図4に対 応)に達すると、節度・拘束機構51側は、そのまゝの状態で、制動・係止機構41 側において、制動・係止用板バネ部材42が、一時係止平坦面22b にクリック的に 落ち込んで一旦,係止されることになり、機器本体部1に対して、このディスプ レイ部2を垂直開披状態に一時係止して正確に維持させることができる。 なお、このディスプレイ部2の垂直開披状態での維持は、任意に行なうもので 、必要としなければ省略しても差し支えはない。
【0021】 さらに、前記垂直開披位置Bに一時係止させた状態で、制動・係止用板バネ部 材42による一時係止作用と、節度・拘束用板バネ部材52による制動,拘束作用と に抗して、ディスプレイ部2を垂直位置を越えてより開披方向に押し出すことに より、制動・係止機構41側での係止が解かれて、再度,制動作用が加えられたま ゝ,節度・拘束機構51側にあっては、第2ブラケット14に形成されているストッ パ面15が閉位置用カム凸部32に衝接することで停止され、完全開披位置C(図6 に対応)での節度的拘束が果たされるのである。 なおまた、ディスプレイ部2の開披位置からの閉止は、以上とは逆の手順によ って容易になされる。
【0022】
【考案の効果】
以上、実施例によって詳述したように、この考案の第1の考案によれば、枢支 軸21に枢支されている本体部1又はディスプレイ2に固定されている板バネ部材 42の少なくとも所要弾性の付されている一部が前記枢支軸21に圧接されているこ とから板バネ部材による枢支軸周面への弾圧力によって、ディスプレイ部の起立 操作時における制動性制御,つまり、これを換言すると、当該ディスプレイ部の 起立操作時における任意の開閉位置でのフリーストップを極めて簡単に行なうこ とができ、その制動トルクの設定が容易であり、しかも、部品点数が少なく、構 造も簡単であって、容易に組み立て得るなどの優れた特長がある。
【0023】 また、この考案の第2の考案によれば、前記枢支軸21に固定されているカム部 材31のカム面31a に、前記閉止位置に対応する角位置を占めて閉位置用カム凸部 32と、前記開披位置に対応する角位置を占めて開位置用カム凸部33とが設けられ ていると共に、前記枢支軸21に枢支されている本体部1又はディスプレイ部2に 固定されている板バネ部材52の少なくとも所要弾性の付されている一部が前記閉 位置用カム凸部32を含むカム部材31のカム面31a に圧接され、且つ前記枢支軸21 に枢支されている本体部1又はディスプレイ部2に設けられているストッパ面15 に前記カム部材31の開位置用カム凸部33が衝接されていることから前記ディスプ レイ部2の閉止位置及び開披位置における節度的拘束制御,こゝでも、これを換 言すると、当該ディスプレイ部2の閉止位置,および開披位置におけるクリック 感を適確かつ容易に得られて、閉止,開披の各操作の確実性の把握と、該当各位 置での状態維持が可能になるほか、前記第1の考案の場合と同様なそれぞれの効 果を達成できる。
【0024】 さらに、この考案の第3の考案によれば、枢支軸21に枢支されている本体部1 又はディスプレイ部2に固定されている板バネ部材42の少なくとも所要弾性の付 されている一部が前記枢支軸21に圧接されて前記枢支軸21に枢支されている本体 部1又はディスプレイ部2の回動の制動性制御をなす第1の枢支部と、枢支軸21 に枢支されている本体部1又はディスプレイ部2に固定されている板バネ部材52 の少なくとも所要弾性の付されている一部を前記閉位置用カム凸部32を含むカム 部材31のカム面31a に圧接し、且つ前記枢支軸21に枢支されている本体部1又は ディスプレイ部2に設けられているストッパ面15に前記カム部材31の開位置用カ ム凸部33を衝接して前記ディスプレイ部2の閉止位置及び開披位置における節度 的拘束性制御をなす第2の枢支部とを有することから、ディスプレイ部2の回動 操作時における制動性制御及び閉止位置、開披位置における節度的拘束性制御が なされ、結果的に、前記第1,第2の考案の場合と同様なそれぞれの効果と、こ れらを綜合させた効果とを共に達成できる。
【0025】 そしてまた、前記第1,および第3の考案において、板バネ部材,ないしは制 動用板バネ部材での所要弾性を与えた一部を一方向から、同様に所要弾性を与え た他部を他方向から、枢支軸の周面上にそれぞれ圧接させるときは、当該枢支軸 に対する制動性制御作用をより一層,向上できるのであり、かつまた、当該各考 案において、枢支軸の周面一部に平坦面を形成させた上で、当該平坦面を含む周 面上に、板バネ部材,ないしは制動用板バネ部材の所要弾性を与えた部分を圧接 させるときは、ディスプレイ部の垂直開披位置での一時係止をもなし得る特長を 有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係る液晶テレビにおける
機器本体部に対するディスプレイ部の完全開披状態を示
す要部の斜視図。
【図2】同上ディスプレイ部の垂直開披位置における要
部の正面図。
【図3】同上図2でのディスプレイ部の垂直開披位置に
おけるa−a線部の拡大断面図。
【図4】同上図2でのディスプレイ部の垂直開披位置に
おけるb−b線部の拡大断面図。
【図5】同上図4でのディスプレイ部の水平閉止位置の
拡大断面図。
【図6】同上図4でのディスプレイ部の完全開披位置の
拡大断面図。
【符号の説明】
1 本体部 2 ディスプレイ部 2a フレーム 11 ヒンジ装置 12 本体側ブラケット 13 第1ブラケット 13a 1対の枢支腕部 14 第2ブラケット 14a 1対の枢支腕部 15 ストッパ面 21 枢支軸 22 左端側軸部 22a 軸周面 22b 一時係止平坦面 23 右端側軸部 23a 固定用平坦面 31 カム部材 31a カム面 32 閉位置用カム凸部 33 開位置用カム凸部 41 制動・係止機構 42 制動・係止用板バネ部材 42a 基端部 42b 中間バネ部 42c 先端バネ部 43 止めビス 51 節度・拘束機構 52 節度・拘束用板バネ部材 52a 基端部 52b 先端バネ部 53 止めビス A 水平閉止位置 B 垂直開披位置 C 完全開披位置

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体部とディスプレイ部とが該本体部又
    はディスプレイ部のいずれか一方の側に固定されている
    枢支軸により折畳み可能に枢支されていると共に、 この枢支軸に枢支されている本体部又はディスプレイ部
    に固定されている板バネ部材の少なくとも所要弾性の付
    されている一部が前記枢支軸に圧接されて前記枢支軸に
    枢支されている本体部又はディスプレイ部の回動の制動
    性制御がなされていることを特徴とする液晶テレビ。
  2. 【請求項2】 本体部とディスプレイ部とが該本体部又
    はディスプレイ部のいずれか一方の側に固定されている
    枢支軸により折畳み可能に枢支され、且つディスプレイ
    部の折畳み閉止位置および起立開披位置において節度的
    拘束性制御をなし得るようにした液晶テレビであって、
    前記枢支軸に固定されているカム部材のカム面に、前記
    閉止位置に対応する角位置を占めて閉止位置用カム凸部
    と、前記開披位置に対応する角位置を占めて開位置用カ
    ム凸部が設けられていると共に、前記枢支軸に枢支され
    ている本体部又はディスプレイ部に固定されている板バ
    ネ部材の少なくとも所要弾性の付されている一部が前記
    閉位置用カム凸部を含むカム部材のカム面に圧接され、
    且つ前記枢支軸に枢支されている本体部又はディスプレ
    イ部に設けられているストッパ面に前記カム部材の開位
    置用カム凸部が衝接されて前記ディスプレイ部の閉止位
    置及び開披位置における節度的拘束性制御がなされてい
    ることを特徴とする液晶テレビ。
  3. 【請求項3】 本体部とディスプレイ部とが該本体部又
    はディスプレイ部のいずれか一方の側に固定されている
    枢支軸に少なくとも2以上の枢支部で折畳み可能に枢支
    されていると共に、前記枢支軸に枢支されている本体部
    又はディスプレイ部に固定されている板バネ部材の少な
    くとも所要弾性の付されている一部が前記枢支軸に圧接
    されて前記枢支軸に枢支されている本体部又はディスプ
    レイ部の回動の制動性制御をなす第1の枢支部と、前記
    ディスプレイ部が少なくとも折畳み閉止位置および起立
    開披位置において節度的拘束性制御を受ける枢支部であ
    って、該枢支部が前記枢支軸に固定されているカム部材
    のカム面に、前記閉止位置に対応する角位置を占めて閉
    位置用カム凸部を、前記開披位置に対応する角位置を占
    めて開位置用カム凸部を有すると共に、前記枢支軸に枢
    支されている本体部又はディスプレイ部に固定されてい
    る板バネ部材の少なくとも所要弾性の付されている一部
    を前記閉位置用カム凸部を含むカム部材のカム面に圧接
    し、且つ前記枢支軸に枢支されている本体部又はディス
    プレイ部に設けられているストッパ面に前記カム部材の
    開位置用カム凸部を衝接して前記ディスプレイ部の閉止
    位置及び開披位置における節度的拘束性制御をなす第2
    の枢支部とを有することを特徴とする液晶テレビ。
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JP1991054969U Expired - Fee Related JP2587308Y2 (ja) 1991-06-20 1991-06-20 回転制動機構、節度的拘束性制御機構、枢支構造および液晶テレビ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60203079A (ja) * 1984-03-27 1985-10-14 Citizen Watch Co Ltd 液晶テレビパネル枠開閉装置
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JP3008480U (ja) * 1994-09-01 1995-03-14 星和電機株式会社 照明器具

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