JPH0546151U - コードレステレホン用の収容装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 テーブル置き用にも壁掛け用にも使用できる
ような、コードレステレホン用の収容装置を提供する。 【構成】 槽状収容部３と、斜めに折り曲げられた底プ
レート４とを備えた、ほぼ直方体状の収容本体１が設け
られており、該収容本体１の側壁５が前方部分及び後方
部分で、ホルダ２のための接続部材６，７，１０，１１
を有しており、さらにストリップ状の２つのホルダ２が
設けられていて、これらの２つのホルダ２は、前記収容
本体１と連絡して一方側が側壁５に接続していて、他方
側が側壁５から突き出て、それぞれ互いに向き合う箇所
でのみそれぞれ逆向きに整列されて前記収容本体１に接
続さ得るようになっている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、コードレステレホン用の収容装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

コードレステレホン用の収容装置においては、選択的にテーブル置き用にも壁 掛け用にも使えるようにしたいという要求がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そこで本考案の課題は、テーブル置き用にも壁掛け用にも使えることができる ような、コードレステレホン用の収容装置を提供することである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この課題を解決した本考案の構成によれば、槽状収容部と、斜めに折り曲げら れた底プレートとを備えた、ほぼ直方体状の収容本体が設けられており、該収容 本体の側壁が前方部分及び後方部分で、ホルダのための接続部材を有しており、 さらに、ストリップ状の２つのホルダが設けられていて、これらの２つのホルダ は、前記収容本体と連絡して一方側が側壁に接続していて、他方側が側壁から突 き出て、それぞれ互いに向き合う箇所でのみそれぞれ逆向きに整列されて前記収 容本体に接続され得るようになっている。

【０００５】

【考案の効果】

本考案による収容装置は、２つのホルダの配置を変えることによって、テーブ ル置き用にも壁掛け用にも使用することができる。収容装置をテーブル置き用に 使用する場合は、２つのホルダは、折り曲げられた底プレートによって提供され る傾斜位置で収容装置を支えるために使用される。この傾斜位置は、使用中にお けるコードレステレホンの操作を容易にするために役立つ。本考案による収容装 置を壁掛け用として使用する場合は、ホルダは、コードレステレホンのための保 持装置として役立ち、これが滑り落ちるのを妨げる。

【０００６】 テーブル置き用にも壁掛け用にも同じ部分が必要とされる。つまり、１つの機 能を使用している最中に他の機能のための付加的な部分が使用されない状態であ ってはならない。

【０００７】 ホルダは、所定の箇所で所定の状態においてのみ組み立て可能であることによ って、素人が組み立てた場合でも、ホルダの常に正しい使い方が保証される。

【０００８】 本考案の収容装置の有利な構成要件によれば、１つの直方体状の収容本体と２ つのホルダとが設けられており、 前記収容本体において、狭い側で開放する、長手方向に延びる槽状収容部が上 部に配置されていて、底プレートは槽状収容部の閉鎖された端部範囲で斜め上方 に折り曲げられており、側壁は、槽状収容部の開放端部の範囲でその下部分が、 また槽状収容部の閉鎖端部の範囲でその上部分がそれぞれ、互いに隣接し下方若 しくは上方に開放する多数のアンダカット部をそれぞれ有していて、前記アンダ カット部に向き合って、側壁に上方若しくは下方に向かって開放する、互いに隣 接し合う凹部が配置されており、 前記ホルダは、ストリップ状に構成されていて、一端部が、縦軸線に対して直 角に延びる第１のウエブによって制限されていて、他端部が、縦軸線に対して斜 めに延びる第２のウエブによって制限されており、これら２つのウエブは前記ホ ルダの同じ側に向けられており、第１のウエブの内側に複数の突起が互いに隣接 して配置されており、縦軸線に対して平行に互いに隣接して延びるリブが第２の ウエブの内側から延びていて、これらのリブの端部は、収容本体の側壁に形成さ れたアンダカット部に形状接続式にかみ合うようになっている。

【０００９】 このような構成によれば、２つのホルダは、収容本体に容易に接続することが できる。接続する際には、形状接続部材によって、ホルダが使用中にはじけて外 れないように、２つのホルダは収容本体に接続されている。

【００１０】

【実施例】

以下に図面に示した実施例について本考案の構成を具体的に説明する。

【００１１】 本考案の収容装置は主として、収容本体１と２つのホルダ２とから成っている 。収容本体１の上部には、コードレステレホン１３用の槽状収容部３が設けられ ている。本考案にとって重要な詳細部を明確にするために、コードレステレホン １３は図示されていない。コードレステレホン１３の位置は図３に概略的に示さ れているだけである。

【００１２】 まず図２において、収容装置がテーブル置き用に使用されている実施例につい て説明する。テーブル置き用に使用されている場合、収容本体１はその折り曲げ られた底プレート４の前方の部分が、テーブル上側面上に載っている。これによ って得られた不安定な傾斜状態は、収容本体の後ろ部分を支えるホルダ２によっ て安定させられるようになっている。この場合にホルダ２の第２のウエブ９がテ ーブル上側面上に載っている。このような傾斜位置によって、コードレステレホ ン１３が槽状収容部３内にまだ収容されている状態でダイヤル選択を容易に行う ことができる。本考案による収容装置を、図１に示されているように壁掛け用と して使用する場合は、装置は、折り曲げられた底プレート４の後部が壁にしっか りと固定されるようになっている。この状態で２つのホルダは、収容本体１の前 部に位置していて、押し込まれたコードレステレホンを確実に保持するようにな っているので、コードレステレホンが前方に滑り出ることは阻止される。

【００１３】 これら２つのホルダ２は、第１のウエブ８と第２のウエブ９とによって制限さ れたストリップより成っており、第１のウエブ８はホルダ２の縦軸線に対して直 角に延びていて、第２のウエブ９は縦軸線に対して斜めに延びている。第２のウ エブ９とホルダ２の縦軸線とが形成する角度は、底プレート４が折り曲げられて いる角度に相当する。第１のウエブ８の内側には突起１０が形成されていて、こ の突起１０は、ホルダ２と収容本体１とが接続された状態で、側壁５内に存在す る円形の凹部７内に係止するようになっている。ホルダ２と収容本体１との接続 は、リブ端部１２が側壁５に形成されたアンダカット部６内に係合することによ って行われる。このような接続形式によって、ホルダ２は使用中に確実に保持さ れ、ホルダ２が不意にはじけて外れることは避けられる。

【００１４】 本考案による収容装置の大きな利点は、収容装置をテーブル置き用に使用する 場合も壁掛け用に使用する場合も、同じ部分が使用されるという点にある。いず れの場合も、収容本体１に前以て接続された２つのホルダ２を組み替えるだけで よい。つまり、テーブル置き用として使用する場合に、壁掛け用として使用する 場合に必要な付加的な部分を保管しておく必要はない。

【００１５】 互いに鏡像対称的なホルダ２の形状によって、及び側壁５内に設けられた接続 部材の形状によって、各ホルダ２は収容本体１の対角線状に互いに向き合う箇所 でのみ確実に組み込まれることが保証される。ホルダ２は、それぞれこのホルダ ２の２つの箇所で、所定の整列状態でのみ組み込まれ得るようになっていること によって、テーブル置き用として又は壁掛け用としてそれぞれ使用する場合に応 じて、ホルダの正しい位置が自動的に得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本考案による収容装置を壁掛け用とし
て使用した場合の斜視図である。

【図２】図２は、本考案による収容装置をテーブル置き
用として使用した場合の斜視図である。

【図３】図１に示した収容装置の部分断面図である。

【図４】図１及び図２に示した収容装置のホルダを内側
から見た図である。

【符号の説明】

１ 収容本体、 ２ ホルダ、 ３ 槽状収容部、 ４
底プレート、 ５側壁、 ６ アンダカット部、 ７
凹部、 ８，９ ウエブ、 １０ 突起、１１ リ
ブ、 １２ リブ端部、 １３ コードレステレホン

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 コードレステレホン用の収容装置におい
   て、槽状収容部（３）と、斜めに折り曲げられた底プレ
   ート（４）とを備えた、ほぼ直方体状の収容本体（１）
   が設けられており、該収容本体（１）の側壁（５）が前
   方部分及び後方部分で、ホルダ（２）のための接続部材
   （６，７，１０，１１，１２）を有しており、さらに、
   ストリップ状の２つのホルダ（２）が設けられていて、
   これらの２つのホルダ（２）は、前記収容本体（１）と
   連絡して一方側が側壁（５）に接続していて、他方側が
   側壁（５）から突き出て、それぞれ互いに向き合う箇所
   でのみそれぞれ逆向きに整列されて前記収容本体（１）
   に接続され得るようになっていることを特徴とする、コ
   ードレステレホン用の収容装置。
2. 【請求項２】 １つの直方体状の収容本体（１）と２つ
   のホルダとが設けられており、 前記収容本体（１）において、狭い側で開放する、長手
   方向に延びる槽状収容部（３）が上部に配置されてい
   て、底プレート（４）は槽状収容部（３）の閉鎖された
   端部範囲で斜め上方に折り曲げられており、側壁（５）
   は、槽状収容部（３）の開放端部の範囲でその下部分
   が、また槽状収容部（３）の閉鎖端部の範囲でその上部
   分がそれぞれ、互いに隣接し下方若しくは上方に開放す
   る多数のアンダカット部をそれぞれ有していて、前記ア
   ンダカット部（６）に向き合って、側壁（５）に上方若
   しくは下方に向かって開放する、互いに隣接し合う凹部
   （７）が配置されており、 前記ホルダ（２）は、ストリップ状に構成されていて、
   一端部が、縦軸線に対して直角に延びる第１のウエブ
   （８）によって制限されていて、他端部が、縦軸線に対
   して斜めに延びる第２のウエブ（９）によって制限され
   ており、これら２つのウエブ（８，９）は前記ホルダ
   （２）の同じ側に向けられており、第１のウエブ（８）
   の内側に複数の突起（１０）が互いに隣接して配置され
   ており、縦軸線に対して平行に互いに隣接して延びるリ
   ブ（１１）が第２のウエブ（９）の内側から延びてい
   て、これらのリブ（１１）の端部（１２）は、収容本体
   （１）の側壁（５）に形成されたアンダカット部（６）
   に形状接続式にかみ合うようになっている、 請求項１記載のコードレステレホン用の収容装置。