JPH0545905Y2 - - Google Patents

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JPH0545905Y2
JPH0545905Y2 JP4731789U JP4731789U JPH0545905Y2 JP H0545905 Y2 JPH0545905 Y2 JP H0545905Y2 JP 4731789 U JP4731789 U JP 4731789U JP 4731789 U JP4731789 U JP 4731789U JP H0545905 Y2 JPH0545905 Y2 JP H0545905Y2
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valve
housing
housing cover
solenoid
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は各種流体機器の管路に配設され、流体
の流れを制御するために使用される電磁弁装置に
関する。
従来の技術 この種の電磁弁装置としては、特開昭63−
96378号公報に開示されたものが一般的に知られ
ている。
第3図はこの電磁弁装置を示すものである。こ
の図において20はバルブハウジングであり、こ
のバルブハウジング20には電磁弁21a,21
bの下端部が収容されている。そして、バルブハ
ウジング20の上端には、電磁弁21a,21b
の本体部22a,22bが配置されると共に、こ
の電磁弁21a,21bの本体部22a,22b
を収容しかつ固定する電磁弁カバー23が取り付
けられている。この電磁弁カバー23の上部外側
には、外部電源と各電磁弁21a,21bとを電
気的に接続するプリント基板24が配設されてい
る。そして、これらプリント基板24及び電磁弁
21a,21bを覆うハウジングカバー25がバ
ルブハウジング20に固定されている。
考案が解決しようとする課題 このように構成された電磁弁装置を、例えば自
動車の油圧回路に使用する場合には、エンジンル
ーム等の非常に狭隘な部分に配設せざるを得ず、
それを収容するスペースを確保するのに非常に苦
心していた。
そのため、より小型化された電磁弁装置の提供
が要望されていた。
また、前記油圧回路内を通流する作動油には、
激しい攪拌などにより多くの気泡が含まれてお
り、斯かる気泡は弁体の開閉作動に悪影響を与
え、作動油の流量制御を損害する惧れがある。し
たがつて、作動油内の気泡を装置内で効率良く外
気に排出することが望まれていた。
課題を解決するための手段 本考案は、前記従来の種々の問題点に鑑みて案
出されたもので、とりわけアツパケーシングの外
周に前記プリント基板を嵌挿する一方、該アツパ
ケーシングの上端を前記ハウジングカバーに封止
的に嵌合して、該ハウジングカバー内に密封され
た電磁弁受容部4を隔成し、該電磁弁受容部内に
前記プリント基板を収容すると共に、前記ハウジ
ングカバーには、前記電磁弁を軸方向に貫通する
前記バルブロツドの摺動孔38,39の上端開口
に連通する油路13および該油路からハウジング
カバーの上部外方に開口する空気抜孔40を形成
し、該空気抜孔にエア抜きプラグ14を螺合した
ことを特徴としている。
作 用 前記構成の本考案によれば、アツパケーシング
の上端をハウジングカバーに封止的に嵌合すると
共に、プリント基板をハウジングカバー内に密封
された電磁弁受容部内に収容するようになつてい
るため、装置の高さを十分に低くすることができ
る。
しかも、連絡通路内を通流する作動油は、バル
ブロツド摺動孔内を通つて油路内に導かれ、ここ
で作動油内の気泡が浮上して分離され、そのまま
空気抜き孔を通つてエア抜きプラグを介して外部
に速やかに排出される。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳述す
る。
第1図は本考案に係る電磁弁装置を自動車のア
ンチロツクブレーキ装置の液圧回路に適用した一
実施例を示している。
即ち、図中1はバルブハウジングであつて、こ
のバルブハウジング1は、下端内部に油圧源たる
マスターシリンダ10と連通するソース側通路1
a,1bが形成されていると共に、アクチユエー
タたるホイールシリンダ16に連通するアクチユ
エータ通路1cが形成されている。また、バルブ
ハウジング1の上端部に形成された電磁弁取付孔
2a,2bに、電磁弁3a,3bの下部側(一端
側)が嵌合されている。また、このバルブハウジ
ング1の上部には、該バルブハウジング1と共働
して電磁弁3a,3bの上部側(他端側)収容す
る電磁弁受容部4を形成したハウジングカバー5
が被着されている。
前記電磁弁3a,3bは、前記電磁弁取付孔2
a,2bに嵌合保持されるロアーケーシング3
0,31と、該ロアーケーシング30,31の上
端部に嵌合されたアツパケーシング36,37と
を備えており、前記ロアーケーシング30,31
の内部に、前記ソース側通路1aとアクチユエー
タ通路1cとを連通する連絡通路30b,30
c,31b,31cと、該連絡通路30b,30
c,31b,31c内に備えられた弁座30a,
31aが設けられている。
またロアーケーシング30,31とアツパケー
シング36,37との間には、ロアーケーシング
30,31内に嵌装されたソレノイド32,33
と、該ソレノイド32,33内に摺動自在に嵌挿
されて、ソレノイド32,33への通電によつて
上下方向に駆動されるアーマチユア34,35
と、該アーマチユア34,35と一体的に上下動
して前記弁座30a,31aの開口を開閉するバ
ルブロツド12a,12bが夫々設けられてい
る。
また、前記アツパケーシング36,37の円柱
部外周に有する嵌合溝内には、後述する油路13
と電磁弁受容部4との間をシールするシールリン
グ43,44が嵌着されている。
また、前記バルブハウジング1とハウジングカ
バー5との間に形成された空間部に図外の電源と
電磁弁3a,3bとを電気的に接続するプリント
基板8が配置されている。具体的に説明すれば、
このプリント基板8は、第1図及び第2図に示す
ように平面形状を呈し、そのパターン面8c及び
ハンダ付け部は絶縁・防止塗装が施されている。
また、このプリント基板8は、前記各電磁弁3
a,3bのアツパケーシング36,37に対応す
る位置に穿設された嵌挿孔8a,8bを介してア
ツパケーシング36,37に嵌挿していると共
に、密閉された前記電磁弁受容部4内に密封状態
に収容されている。更に、このプリント基板8
は、前記パターン面8cの各端部に形成された複
数のピン孔8dを挿通する接続ピン9によつて電
磁弁3a,3bのコネクタ部に支持されて、ソレ
ノイド32,33に電気的に接続されていると共
に、ハーネス11で外部電源に電気的に接続され
ている。尚、前記接続ピン9の引き抜きによりプ
リント基板8の交換も容易に行えるようになつて
いる。
一方、ハウジングカバー5には、前記油路13
が内部水平方向に沿つて形成されていると共に、
該油路13からハウジングカバー5の上部外方に
開口する空気抜孔40が形成されている。前記油
路13は、電磁弁3a,3b内を軸方向に貫通す
る前記バルブロツド12a,12bの摺動孔3
8,39の上端開口に連通していると共に、空気
抜孔40の下端部に連通している。
また、この空気抜孔40には、エア抜きプラグ
14が螺合されている。
尚、電磁弁受容部4の開口端は、ハーネス11
を挿通したグロメツト19によつて閉止されてい
る。また、前記バルブロツド12a,12bは、
上端部が前記摺動孔38,39内に固定された第
1ガイド部材41a,42aのガイド孔内に摺動
自在に支持されている一方、先端部が各弁座30
a,31aの上端部に固定された第2ガイド部材
41b,42bのガイド孔内に摺動自在に支持さ
れている。
したがつて、この実施例によれば、プリント基
板8を嵌挿孔8a,8bを介してアツパケーシン
グ36,37に嵌挿しつつ電磁弁受容部4内に収
納しているため、電磁弁3a,3bの上部側を二
重構造で被う必要がなくなつた。このため、電磁
弁カバーとハウジングカバーとを備えた二重構造
の従来の電磁弁装置に比較して、全体の外観形状
を小型化でき、狭隘なスペースに容易に組み込む
ことができる。
また、プリント基板8は、密閉状態で収納され
ているため、シール性が向上し、短絡等の故障の
発生も十分に防止できる。
しかも本実施例では、前述のようにハウジング
カバー5内に油路13が形成されていると共に、
空気抜孔40が形成されているため、ソース側通
路1a,1bや連絡通路30b,30cを通流す
るブレーキ液は、弁座30a,31a付近で内部
に混入している気泡が浮上して分離される。そし
てこの気泡は、摺動孔38,39等を通つて油路
13内に流入し、ここからさらに空気抜孔40内
に流入してここで一旦貯留されるが、ここでエア
抜きプラグ14を緩めれば、該空気抜孔40内の
空気が外部へ速やかに排出される。したがつて、
バルブロツド12a,12bの正確かつ円滑な作
動が確保され、作動不良や液圧剛性の低下等の発
生が確実に防止される。
以下、前記アンチスキツドブレーキ回路の作用
を簡単に述べる。即ち、通常、アンチスキツドブ
レーキ回路は、急制動時等において車輪のスリツ
プ率を一定に保ち、車両の方向安定性確保と制動
距離の短縮を図るため、ホイールシリンダ16内
のブレーキ液圧の保持・減圧・再増圧を繰り返し
て行い、ホイールシリンダ16のブレーキ液圧を
制御している。本実施例の電磁弁装置は、このア
ンチスキツドブレーキ回路に配設されており、ホ
イールシリンダ16のブレーキ液圧保持時には両
電磁弁3a,3bが閉弁してブレーキ液の流れを
遮断する。
そして、ホイールシリンダ16のブレーキ液圧
減圧時には、図中右側の電磁弁3bが閉弁し、図
中左側の電磁弁3aが開弁して、ホイールシリン
ダ16のブレーキ液をリザーバタンク17へ排出
する。一方、ホイールシリンダ16のブレーキ液
圧再増圧時には、図中左側の電磁弁3aが閉弁
し、図中右側の電磁弁3bが開弁してブレーキ液
がアキユムレータ18(あるいはマスターシリン
ダ10)からホイールシリンダ16へ供給される
ようになつている。
考案の効果 以上の説明で明らかなように、本考案によれ
ば、とりわけプリント基板をアツパケーシングに
嵌挿しつつ電磁弁受容部に収納したため、装置全
体の小型化が図れ、狭隘なスペースに容易に組み
込むことが可能になる。
しかも、ハウジングカバーに油路と空気抜孔を
形成しかつ該空気抜孔にエア抜きプラグを螺合し
たため、液圧回路内の作動液内に混入した気泡を
効率良く分離できると共に、外部へ速やかに排出
することができる。この結果、バルブロツドの常
時確実かつ円滑な作動が得られ、液圧を高精度に
制御することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す電磁弁装置の断
面図、第2図は同装置に組み込むプリント基板の
平面図、第3図は従来例を示す電磁弁装置の断面
図である。 1……バルブハウジング、1a,1b……ソー
ス側通路、1c……アクチユエータ通路、3a,
3b……電磁弁、4……電磁弁受容部、5……ハ
ウジングカバー、8……プリント基板、12a,
12b……バルブロツド、13……油路、14…
…エア抜きプラグ、16……ホイールシリンダ
(アクチユエータ)、30,31……ロアーケーシ
ング、30a,31a……弁座、30b,30
c,31b,31c……連絡通路、32,33…
…ソレノイド、34,35……アーマチユア、3
6,37……アツパケーシング、38,39……
摺動孔、40……空気抜孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油圧源に連通するソース側通路1a,1b及び
    アクチユエータ16に連通するアクチユエータ通
    路1cが形成されたバルブハウジング1と、該バ
    ルブハウジング1に嵌合され、前記ソース側通路
    とアクチユエータ通路とを連通する連絡通路30
    b,30c,31b,31c及び該連絡通路内に
    備えられた弁座30a,31aを有するロアーケ
    ーシング30,31と、該ロアーケーシング内に
    嵌挿されたソレノイド32,33と、該ソレノイ
    ド内に摺動自在に嵌挿されソレノイドへの通電に
    よつて上下方向に駆動されるアーマチユア34,
    35と、該アーマチユアと一体的に上下動して前
    記弁座を開閉するバルブロツド12a,12b
    と、前記ソレノイドの上部を覆うように前記ロア
    ーケーシングに嵌合されたアツパケーシング3
    6,37と、該アツパケーシング等からなる電磁
    弁3a,3bの上部を覆うように前記バルブハウ
    ジングに固設されたハウジングカバー5と、該ハ
    ウジングカバーと前記バルブハウジングとによつ
    て形成される空間部に配置されたプリント基板8
    とからなる電磁弁装置において、前記アツパケー
    シングの外周に前記プリント基板を嵌挿する一
    方、該アツパケーシングの上端を前記ハウジング
    カバーに封止的に嵌合して、該ハウジングカバー
    内に密封された電磁弁受容部4を隔成し、該電磁
    弁受容部内に前記プリント基板を収容すると共
    に、前記ハウジングカバーには、前記電磁弁を軸
    方向に貫通する前記バルブロツドの摺動孔38,
    39の上端開口に連通する油路13および該油路
    からハウジングカバーの上部外方に開口する空気
    抜孔40を形成し、該空気抜孔にエア抜きプラグ
    14を螺合したことを特徴とする電磁弁装置。
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