JPH0545875Y2 - - Google Patents

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JPH0545875Y2
JPH0545875Y2 JP1987125112U JP12511287U JPH0545875Y2 JP H0545875 Y2 JPH0545875 Y2 JP H0545875Y2 JP 1987125112 U JP1987125112 U JP 1987125112U JP 12511287 U JP12511287 U JP 12511287U JP H0545875 Y2 JPH0545875 Y2 JP H0545875Y2
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JP
Japan
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grease chamber
output shaft
grease
case
bearing
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、装輪式建設車両の駆動系などに設け
られる捩り振動を吸収するためのトーシヨナルダ
ンパの潤滑装置に関する。
〔従来の技術〕
エンジン、トルクコンバータを別置きにした装
輪式建設車両などにあつては、エンジンの捩り振
動を吸収するために第3図に示すように、エンジ
ン1の出力側にトーシヨナルダンパ2を装着し、
その出力側をトルクコンバータ3に連結してい
る。
該トーシヨナルダンパ2としては第4図に示す
ように、ケース4に出力軸5をころがり軸受6を
介して支承し、この出力軸5にインナーボデイ7
を連結すると供に、このインナーボデイ7の外周
にアウターボデイ8を配設し、インナーボデイ7
の放射状突起7aとアウターボデイ8の放射状突
起8aとの間にゴム体9を介在させてアウターボ
デイ8の回転をゴム体9を介してインナーボデイ
7に伝動するようにし、これによりゴム体9で捩
り振動を吸収するようにしてある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この様なトーシヨナルダンパ2のころがり軸受
6を潤滑するには第5図に示すように、空間部1
0に潤滑油を封入した油浴式やグリーン注入式の
ものがあるが、油浴式であると潤滑油面チエツク
や漏洩分の給油の定期的にするのでメンテナンス
が面倒であり、グリース注入式のものでは給脂ニ
ツプル11より定期的にグリースを注入するので
メンテナンスが面倒である。
そこで、第6図に示すようにころがり軸受6の
上部に給油管12を臨ませると共に、下部に排油
管13を臨ませてポンプ14で潤滑油を循環させ
るようにしたものが知られている。
しかしながらこのものであると、配管及びポン
プ等を必要とするから高価となる。
そこで、本考案は長期間に亘つてグリースを注
入することなしに潤滑できるようにしたトーシヨ
ナルダンパの潤滑装置を提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
ケース4の孔に軸受6を介して出力軸5を回転
自在に支承し、この出力軸5におけるケース4内
の部分にインナーボデイ7を取付け、このインナ
ーボデイ7の外周にアウターボデイ8を緩衝材を
介して取付けたトーシヨナルダンパにおいて、前
記ケース4の孔周囲の外側端面4aに、リング状
となりその取付面23cの内周側にリング状の凹
部23a、外周側に凹陥部23bを有し、かつ凹
部23aと凹陥部23bを連続する細溝29を有
するカバー体23の取付面23cの外周側を取付
け、このカバー体23の凹部23aによつて前記
軸受6と対向するグリース室26を構成すると共
に、カバー体23の凹陥部23bとケース4の外
側溝面4aとで補助グリース室28を構成し、 前記出力軸5におけるケース4より外側に突出
した部分にカツプリング31をスプライン嵌合し
て当該カツプイング31と出力軸5の盲穴32と
で軸部グリース室33を構成し、この軸部グリー
ス室33を前記スプライン嵌合部34を通して前
記補助グリース室28に連通したトーシヨナルダ
ンパの潤滑装置。
これにより、補助グリース室28内のグリース
及び軸部グリース室33内のグリースがグリース
室26内に供給されるので、多量のグリースを収
納できると共に、軸受グリース室33内のグリー
スは出力軸5の回転による遠心力によつて圧送さ
れるので、長期間に亘つてグリースを補給せずに
軸受6を潤滑できる。
〔実施例〕
第1図に示すように、トーシヨナルダンパのケ
ース4には段付孔20が形成され、この大径孔部
20aに軸受6を介して出力軸5が回転自在に支
承してあると共に、小径部20bにラビリンス溝
21が形成されて出力軸5に中間大径部5aとの
間にラビリンスシール部22を形成し、前記ケー
ス4の段付孔20の周囲の外側端面4aにはリン
グ状のカバー体23の取付面23c外周側がボル
ト24で取着され、このカバー体23で軸受6の
アウタレース6a支持し、かつインナーレース6
bはスナツプリング25で支持されていると共
に、カバー体23の取付面23c内周側にはリン
グ状の凹23aが形成されて軸受6との間にグリ
ース室26を構成し、このグリース室26は軸受
6のボール6cと対向し、かつ段付孔20の側面
20cにもリング状の凹部20dが形成されて軸
受6と対向するグリース室27を構成している。
第2図に示すようにカバー体23の外周側には円
弧状の左右一対の凹陥部23bがそれぞれ形成さ
れ、各凹陥部23bと前記ケース4の外側端面4
aとで左右一対の補助グリース室28を構成し、
前記各凹陥部23bは細溝29で前記凹部23a
と連続して補助グリース室28はグリース室26
と連通していると共に、補助グリース室28はブ
リーザ30に連通している。
前記出力軸5の先端スプライン部5bにカツプ
リング31がスプライン嵌合され、このカツプリ
ング31と出力軸5の先端面に形成した盲穴32
との間に軸部グリース室33を形成していると共
に、この軸部グリース室33はスプライン嵌合部
34を通してカバー体23との間の空間35に連
通し、この空間35は径方向の孔36で前記補助
グリース28に連通していると共に、前記空間3
5は、ダストシール付きのゴムシールより成るシ
ール材37でシールしてある。38は出力軸5と
カバー体23との間のラビリンスシール部、39
は空間35と盲穴32を連通するキリ穴である。
このようであるから、グリース室26,27内
のグリースで軸受6を潤滑できると共に、補助グ
リース室28内のグリースが補充用グリースとな
り、さらに出力軸5の回転によつて軸部グリース
室33内のグリースがスプライン嵌合部34、空
間35、孔36を経て補助グリース室28に圧送
されるので、長期間に亘つてグリースを注入充填
せずに潤滑できてメンテナンスを必要としない潤
滑装置となる。
また、軸受6の両側部はラビリンスシール部2
2,38があるので、グリースの流出を防止でき
ると共に、温度上昇によるシール切れを起こすこ
とがない。
また、カツプリング31は出力軸6に対して軸
方向に微往復動するので、盲穴32内のグリース
をポンピング作用で加圧圧送するが、ブリーザ3
0とキリ穴39とでそのポンピング作用によるグ
リースの加圧圧送を防止できる。
〔考案の効果〕
補助グリース室28内のグリース及び軸部グリ
ース室33内のグリースがグリース室26内に供
給されるので、多量のグリースを収納できると共
に、軸部グリース室33内のグリースは出力軸5
の回転による遠心力によつて圧送されるので、長
期間に亘つてグリースを補給せずに軸受6を潤滑
できる。
したがつて、メンテナンスを必要としないトー
シヨナルダンパの潤滑装置となる。
また、補助グリース室28はカバー体23の凹
陥部23bとケース4の外側端面4aで構成さ
れ、この補助グリース室28はカバー体23の細
溝29でグリース室26に連通しているし、軸部
グリース室33は出力軸5の盲穴32とカツプリ
ング31で構成されており、カバー体23とカツ
プリング31を取付ければ良く全体をコンパクト
にできるばかりか、コストを安くでき、しかもカ
バー体23を取付けるだけで補助グリース室28
を構成できて組立て作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案の実施例を示し、第1
図は縦断面図、第2図は第1図の−線断面
図、第3図はトーシヨナルダンパの配置例を示す
斜視図、第4図はトーシヨナルダンパの斜視図、
第5図、第6図は従来例の断面図である。 4はケース、5は出力軸、6は軸受、7はイン
ナーボデイ、8はアウターボデイ、23はカバー
体、26,27はグリース室、28は補助グリー
ス室、33は軸部グリース室、31はカツプリン
グ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ケース4の孔に軸受6を介して出力軸5を回転
    自在に支承し、この出力軸5におけるケース4内
    の部分にインナーボデイ7を取付け、このインナ
    ーボデイ7の外周にアウターボデイ8を緩衝材を
    介して取付けたトーシヨナルダンパにおいて、 前記ケース4の孔周囲の外側端面4aに、リン
    グ状となりその取付面23cの内周側にリング状
    の凹部23a、外周側に凹陥部23bを有し、か
    つ凹部23aと凹陥部23bを連続する細溝29
    を有するカバー体23の取付面23cの外周側を
    取付け、このカバー体23の凹部23aによつて
    前記軸受6と対向するグリース室26を構成する
    と共に、カバー体23の凹陥部23bとケース4
    の外側端面4aとで補助グリース室28を構成
    し、 前記出力軸5におけるケース4より外側に突出
    した部分にカツプリング31をスプライン嵌合し
    て当該カツプイング31と出力軸5の盲穴32と
    で軸部グリース室33を構成し、この軸部グリー
    ス室33を前記スプライン嵌合部34を通して前
    記補助グリース室28に連通したことを特徴とす
    るトーシヨナルダンパの潤滑装置。
JP1987125112U 1987-08-19 1987-08-19 Expired - Lifetime JPH0545875Y2 (ja)

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JP1987125112U JPH0545875Y2 (ja) 1987-08-19 1987-08-19

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JP1987125112U JPH0545875Y2 (ja) 1987-08-19 1987-08-19

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JPS6431232U JPS6431232U (ja) 1989-02-27
JPH0545875Y2 true JPH0545875Y2 (ja) 1993-11-29

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5429250B2 (ja) * 1974-07-31 1979-09-21

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS555840Y2 (ja) * 1977-07-29 1980-02-09
JPS59186551U (ja) * 1983-05-30 1984-12-11 本田技研工業株式会社 自動車用多段プ−リ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5429250B2 (ja) * 1974-07-31 1979-09-21

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JPS6431232U (ja) 1989-02-27

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