JPH0545835U - アンダーカーペツトケーブル - Google Patents
アンダーカーペツトケーブルInfo
- Publication number
- JPH0545835U JPH0545835U JP9396791U JP9396791U JPH0545835U JP H0545835 U JPH0545835 U JP H0545835U JP 9396791 U JP9396791 U JP 9396791U JP 9396791 U JP9396791 U JP 9396791U JP H0545835 U JPH0545835 U JP H0545835U
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- JP
- Japan
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- cable
- core
- undercarpet
- sheath
- undercarpet cable
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本考案は、アンダーカーペットケーブルを肉厚
化することなく、比較的簡単な構成でケーブルコアの高
インピーダンス化を実現できるアンダーカーペットケー
ブルを提供することを、その目的とする。 【構成】アンダーカーペットケーブル1は、隣接配置さ
れた2組のケーブルコア10,10で構成されたコア線
群3を所定間隔を保持して2組平行に配し、これらの外
側に偏平状のシース6を設けた構成となっている。
化することなく、比較的簡単な構成でケーブルコアの高
インピーダンス化を実現できるアンダーカーペットケー
ブルを提供することを、その目的とする。 【構成】アンダーカーペットケーブル1は、隣接配置さ
れた2組のケーブルコア10,10で構成されたコア線
群3を所定間隔を保持して2組平行に配し、これらの外
側に偏平状のシース6を設けた構成となっている。
Description
【0001】
本考案は、アンダーカーペットケーブルの改良に関する。
【0002】
近年、イーサネット(Ethernet)等を含むローカルエリヤネットワー ク(LAN)システムが実用化されてきている。それゆえ、オフィス等において は、トランシーバと各端末機との間でデータを伝送すべく、データ伝送用ケーブ ルが使用される。
【0003】 ところで、データ伝送用ケーブルをオフィス内で露出させて配線する場合には 、室内の美観を損なうだけでなく、歩行等の妨げになり好ましくない。そこで、 最近ではデータ伝送用ケーブルとして、カーペット下に配線可能な偏平状のデー タ伝送用として開発されたアンダーカーペットケーブルが使用されるようになっ た。 本出願人は、先にこの種のアンダーカーペットケーブルを開発し出願して いる(実開昭63−109937号公報)。
【0004】 このアンダーカーペットケーブル50は、図2に示すように一定間隔を保持し て平行に配されたケーブルコア10の外側にシース11が設けられ被覆されてい る。このシース11は耐熱性に優れたビニルにて偏平に形成され、例えば45[mm ]の幅寸法と2.9 [mm]の厚さ寸法を有している。このシース11のケーブルコ ア10を有しない両端には、肉厚が徐々に小さくなるように傾斜して勾配部分1 1Aが設けられている。そして、このシース11の上面と下面には、各ケーブル コア10と勾配部分11A(以下、「耳部」という)との間に、断面略V字状の 分離用溝12A,12Bが形成されている。これらの分離用溝12A,12Bは ケーブルの長手方向に沿って延び、かつ相互に対向してシース11を局部的に小 さな厚さに設定している。
【0005】 各ケーブルコア10は、図3に示すように一対の絶縁心線13,13を有して いる。これらの絶縁心線13,13は軟銅線からなる導体13aと、この導体1 3a上に被覆されているポリエチレン製の絶縁体13bとから形成されている。 これらの絶縁心線13には介在紐14とドレインワイヤ15とが縦添えされてい る。介在紐14はポリエチレンからなり、ドレインワイヤ15は軟銅線より形成 されている。前記絶縁心線13,13は介在紐14およびドレインワイヤ15と ともに、カッド撚りされている。
【0006】 絶縁心線13,13等の上には内部遮蔽層16が設けられている。この内部遮 蔽層16はポリエチレンフィルムの両面にアルミ層を設けたアルミポリエステル テープを重ね巻きして形成されている。絶縁層17上には横巻シールド層18お よび外部遮蔽層19が順次設けられている。横巻シールド層18は、例えば、5 0本以上の軟銅線からなる束体を巻付けることにより形成されている。外部遮蔽 層19は、アルミポリエステルテープを重ね巻きして形成されている。
【0007】 一般にこの種のケーブルコア10の特性インピーダンスZ0 は、導線13aの 直径をd,導線13a間の距離をBとすれば(図4参照)まず2本撚線の特性イ ンピーダンスZA を(1)式で求めて、
【0008】
【数1】
【0009】 次にケーブルコア10の特性インピーダンスZ0 を(2)式で求める。
【0010】 Z0 =[0.65−0.3exp(−0.22n)]ZA [Ω] ……(2)但し、 n:対数(N≧2) ZA :遮蔽のない2本撚線(対撚線17) の特性インピーダンス すなわち、特性インピーダンスZ0 は、導線13a,13a間の距離Bと絶縁 体13bの比誘電率εe により増減する。
【0011】
しかしながら、上記従来例のアンダーカーペットケーブル50は、ケーブルコ ア10の全周に誘電率の高いPVCからなるシース11が施されることから、ケ ーブルコア10間の等価誘電率(実効非誘電率)が高く、結果的に特性インピー ダンスZ0 が低下し、近年高品位、高速伝送化に要求される高インピーダンス化 に対応できないという不都合があった。この場合、ケーブルコア10の直径を大 きくすることも考えられるが、この方法はアンダーカーペットケーブル50を肉 厚化することになるので採用できない。
【0012】
本考案は上記従来例の有する不都合を改善し、アンダーカーペットケーブルを 肉厚化することなく、比較的簡単な構成でケーブルコアの高インピーダンス化を 実現できるアンダーカーペットケーブルを提供することを、その目的とする。
【0013】
そこで本考案では、隣接して平行に配された複数のコア線を組としてコア線群 を形成し、このコア線群を複数組所定間隔を保持して平行に配し、これらの外側 にシースを設けるという構成を採用することにより、前記目的を達成しようとす るものである。
【0014】
以下、本考案に係る一実施例を図1に基づいて説明する。ここで、上記従来例 と同一の構成部材には同一の付号を付すものとする。
【0015】 図1に示すアンダーカーペットケーブル1は、隣接配置された2組のケーブル コア10,10で構成されたコア線群3を所定間隔を保持して2組平行に配し、 これらの外側に偏平状のシース6を設けた構成となっている。
【0016】 このシース6には、図示のようにコア線群3,3および耳部11A,11Aと をそれぞれ分離するためのV字状の分離用溝2,2が設けられている。
【0017】 前記隣接するケーブルコア10,10の中心線間距離Eは、ケーブルコア10 の直径をDとすれば、D+0.5[mm]の間隔(コア線距離0〜0.5[mm])に 配置することが好ましい。また、コア線群3の横幅Fは、屈曲布設作業を考慮し て10[mm]前後が好ましい。
【0018】 このように構成されたアンダーカーペットケーブル1の各ケーブルコア10の 特性インピーダンスZ0 は、ケーブルコア10の周囲に上記従来例に比べシース 6の充填量が少ないことから、ケーブルコア10間の等価誘電率(実効非誘電率 )が低く、結果的に特性インピーダンスZ0 が大きく、近年高品位、高速伝送化 に要求される高インピーダンス化に対応できる。
【0019】
本考案は以上のように構成されているので、アンダーカーペットケーブルを肉 厚化することなく、比較的簡単な構成でケーブルコアの高インピーダンス化を実 現できるアンダーカーペットケーブルを提供できる。
【図1】本考案一実施例に係るアンダーカーペットケー
ブルの横断面図
ブルの横断面図
【図2】従来例に係るアンダーカーペットケーブルの横
断面図
断面図
【図3】図2の一部を構成するケーブルコアの横断面図
【図4】ケーブルコアの説明図
1……………アンダーカーペットケーブル 3……………コア線群 5……………切込み 6……………シース 10…………ケーブルコア
Claims (1)
- 【請求項1】隣接して平行に配された複数のコア線を組
としてコア線群を形成し、このコア線群を複数組所定間
隔を保持して平行に配し、これらの外側にシースを設け
たアンダーカーペットケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9396791U JPH0545835U (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | アンダーカーペツトケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9396791U JPH0545835U (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | アンダーカーペツトケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0545835U true JPH0545835U (ja) | 1993-06-18 |
Family
ID=14097177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9396791U Pending JPH0545835U (ja) | 1991-11-15 | 1991-11-15 | アンダーカーペツトケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0545835U (ja) |
-
1991
- 1991-11-15 JP JP9396791U patent/JPH0545835U/ja active Pending
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