JPH0545415U - 噴霧ノズル - Google Patents
噴霧ノズルInfo
- Publication number
- JPH0545415U JPH0545415U JP9567191U JP9567191U JPH0545415U JP H0545415 U JPH0545415 U JP H0545415U JP 9567191 U JP9567191 U JP 9567191U JP 9567191 U JP9567191 U JP 9567191U JP H0545415 U JPH0545415 U JP H0545415U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- ejecting
- nozzle
- kerosene
- tip
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Nozzles For Spraying Of Liquid Fuel (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 粒径が均一に揃つて細かい霧化粒子を得る。
【構成】 霧化用のエアー通路6を設けたホルダ1の先
端面には、ノズルの軸線に対して外側に傾いた複数個の
噴出孔7が形成されている。ノズルチツプ9の先端に
は、内方に突出した規制部15が形成され、それらによ
り、エアーを一定の噴出角度を持つて円錐状に噴出する
エアー噴出口17が構成されている。ボデイ19の先端
には、内向きの供給溝構成部24が形成され、その背面
25と規制部15との間に形成された隙間により、エア
ーの噴出領域Aの外周に沿つて、その噴出方向と略直交
する向きの灯油の供給溝26が構成されている。
端面には、ノズルの軸線に対して外側に傾いた複数個の
噴出孔7が形成されている。ノズルチツプ9の先端に
は、内方に突出した規制部15が形成され、それらによ
り、エアーを一定の噴出角度を持つて円錐状に噴出する
エアー噴出口17が構成されている。ボデイ19の先端
には、内向きの供給溝構成部24が形成され、その背面
25と規制部15との間に形成された隙間により、エア
ーの噴出領域Aの外周に沿つて、その噴出方向と略直交
する向きの灯油の供給溝26が構成されている。
Description
【0001】
本考案は、灯油等の液体を霧化して噴出する噴霧ノズルの改良に関する。
【0002】
従来、灯油給湯器に用いる灯油の噴霧ノズルとしては、例えば、実公平3−3 799号公報や実公平3−24986号公報に記載されているように、灯油の供 給口の回りに同心にエアーの噴出口を設けたもの、すなわち、灯油の供給口の回 りからその軸線と平行にエアーを噴出させて灯油を霧化する構造のものが一般的 である。
【0003】
しかしながらこのような構造のものは、エアーの噴出領域が狭いために、灯油 が十分に霧散できなくて霧化粒子が粗く、また、粒径のばらつきもできやすい欠 点があつた。そのため、燃焼効率が悪く、不完全燃焼を起こすおそれも多分にあ つた。
【0004】
本考案の噴霧ノズルは、主にこのような事情を背景として案出されたものであ つて、ノズル本体の先端部に、霧化用気体を一定の噴出角度を持つて円錐状に噴 出する噴出口を設けるとともに、その霧化用気体の噴出領域の外周に沿つて、そ の霧化用気体の噴出方向と交差する方向を向いた液体の供給口を設けた構成とし た。
【0005】
霧化用気体は、ノズル本体の先端部に設けた噴出口から一定角度範囲の広がり を持つた円錐状に噴出し、その噴出領域の外周に沿つて設けられた供給口が負圧 となつて、供給口から噴出領域内に液体が吸い上げられつつ霧化されて噴出され る。
【0006】
すなわち本考案によれば、霧化用気体を一定の噴出角度を取つた円錐状の広い 領域に噴出し、その噴出領域の外周に沿つて噴出方向と交差する方向を向けて設 けた供給口から液体を吸い上げるようにしたから、液体が効率良く噴出領域内に 吸い上げられて広い領域にわたり十分に霧散し、粒径が均一に揃いかつ細かい霧 化粒子を多量に得ることができる効果がある。
【0007】 したがつて、本考案を灯油給湯器の灯油の噴霧ノズルに適用した場合、灯油を 細かくかつ均一の粒径に霧化して噴出することができるから、燃焼効率を大幅に 高め、また、不完全燃焼の発生を有効に防止することができる。
【0008】
以下、本考案を灯油の噴霧ノズルに適用した一実施例を添付図面に基づいて説 明する。
【0009】 図1において、符号1は、ノズルチツプ9の取付用のホルダであつて、後端外 周に図示しない取付部材に取り付けられる鍔2が突成されて、その鍔2の前方に 雄ねじ3が切られ、その先の外周が次第に縮径されて、先端に小径の嵌合部4が 形成され、その嵌合部4の先端面が先細りの円錐面5となつており、一方内部に は、軸線上において、後面に開口して上記の嵌合部4内に達するエアー通路6が 形成されている。
【0010】 そのホルダ1の先端の円錐面5上には、上記のエアー通路6の先端に連通する 噴出口7が、図2に示すように、3個等角度間隔で形成されている。各噴出口7 は、夫々の中心線が、図3の鎖線に示すような、ホルダ1の円錐面5と直交する 母線bを持つ円錐aの母線b上に位置していて、ホルダ1の軸線xに対して外側 に傾いた姿勢となつている。
【0011】 ノズルチツプ9は、上記のホルダ1の嵌合部4に外嵌する筒形を成し、後端外 周に、複数の通孔11を透設した鍔10が突成されているとともに、後面の内周 縁に、ホルダ1の嵌合部4のすぐ後方の傾斜面12に当たる斜めの当接面13が 形成されている。このノズルチツプ9の先端には、図3に詳細に示すように、ホ ルダ1の嵌合部4に嵌められた場合に、ホルダ1の円錐面5の少し前方において その円錐面5と平行に内方に突出して、その突出端が上記の円錐aの母線bの位 置まで達する規制部15が形成されている。
【0012】 上記したホルダ1とノズルチツプ9により、本考案のノズル本体が構成され、 また、ホルダ1の噴出孔7とノズルチツプ9の規制部15によつて、エアーを噴 出角度θの円錐状に噴出する本考案のエアー噴出口17が構成されている。
【0013】 ノズルチツプ9をホルダ1に固定するためのボデイ19は環形を成し、後端部 内周にホルダ1の雄ねじ3に螺合する雌ねじ20が切られているとともに、その 前方に外面に開口した灯油の流入口21が形成され、その先に、ノズルチツプ9 の鍔10の前面外周部に係止する縮径段部22が形成されている。
【0014】 このボデイ19の先端には、灯油の供給溝構成部24が内向きに突成され、そ の背面が、上記のノズルチツプ9の規制部15と平行な傾斜面25となつていて 、内方突出端は上記の円錐aの母線bに達している。
【0015】 そして、ホルダ1の嵌合部4にノズルチツプ9を外嵌し、ボデイ19の雌ねじ 20をホルダ1の雄ねじ3に螺合して締め付けると、ボデイ1の内周の縮径段部 22がノズルチツプ9の鍔10の前面外周に当たつて、ノズルチツプ9の当接面 13をホルダ1の傾斜面12に押し付けることにより、ノズルが一体に組み付け られる。その際、ノズルチツプ9の規制部15の前面と、ボデイ19の供給溝構 成部24の背面25との間の隙間により、エアー噴出口17のすぐ前方における 上記の円錐aの外周に沿つて、供給方向が円錐aの母線bと直交する向きの、環 形を成す灯油の供給溝26が構成されるようになつている。
【0016】 本実施例はこのような構造になり、ボデイ19に設けた流入口21に灯油を供 給すると、その内周側に構成された環形の灯油通路28からノズルチツプ9の鍔 10の通孔11を通り、さらに鍔10の前面側に構成された環形の通路29から 供給溝26に供給される。
【0017】 それとともに、エアー通路6に加圧したエアーを供給すると、エアーが、ホル ダ1の先端面の3個の噴出孔7とノズルチツプ9の規制部15とで構成されたエ アー噴出口17から、噴出角度θの広がりを持つた円錐状に噴出し、エアー噴出 口17のすぐ前方においてその噴出領域Aの外周に沿つて設けられた環形の供給 溝26が負圧となつて、供給溝26から灯油が吸い上げられつつ霧化されて噴出 される。
【0018】 すなわち、霧化用のエアーが噴出角度を大きく取つた円錐状の広い領域Aに噴 出し、その噴出領域Aの外周に沿つて噴出方向と略直交する方向を向けて設けた 供給溝26から灯油を吸い上げるのであるから、灯油が効率良く噴出領域A内に 吸い上げられて広い領域Aにわたり十分に霧散し、粒径が均一に揃つた細かい霧 化粒子が得られるのであつて、これにより、燃焼効率が高められ、また、不完全 燃焼の発生も防止される。
【0019】 なお、本考案は、上記実施例に例示した灯油の噴霧ノズルに限らず、その他の 液体の噴霧ノズル全般に広く適用することができる。
【図1】本考案の一実施例の断面図である。
【図2】ホルダの先端面の正面図である。
【図3】ノズル先端の拡大断面図である。
1:ホルダ 4:嵌合部 5:円錐面 6:エアー通路
7:噴出孔 9:ノズルチツプ 15:規制部 1
7:エアー噴出口 19:ボデイ 21:灯油流入口
24:供給溝構成部 26:供給溝 A:(エアーの)
噴出領域
7:噴出孔 9:ノズルチツプ 15:規制部 1
7:エアー噴出口 19:ボデイ 21:灯油流入口
24:供給溝構成部 26:供給溝 A:(エアーの)
噴出領域
Claims (1)
- 【請求項1】 ノズル本体の先端部に、霧化用気体を一
定の噴出角度を持つて円錐状に噴出する噴出口を設ける
とともに、該霧化用気体の噴出領域の外周に沿つて、該
霧化用気体の噴出方向と交差する方向を向いた液体の供
給口を設けたことを特徴とする噴霧ノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9567191U JPH0545415U (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 噴霧ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9567191U JPH0545415U (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 噴霧ノズル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0545415U true JPH0545415U (ja) | 1993-06-18 |
Family
ID=14143969
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9567191U Pending JPH0545415U (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 噴霧ノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0545415U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012107797A (ja) * | 2010-11-17 | 2012-06-07 | Ihi Corp | バーナ及び油噴霧チップの製造方法 |
-
1991
- 1991-10-24 JP JP9567191U patent/JPH0545415U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012107797A (ja) * | 2010-11-17 | 2012-06-07 | Ihi Corp | バーナ及び油噴霧チップの製造方法 |
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