JPH0545400Y2 - - Google Patents

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JPH0545400Y2
JPH0545400Y2 JP1988098108U JP9810888U JPH0545400Y2 JP H0545400 Y2 JPH0545400 Y2 JP H0545400Y2 JP 1988098108 U JP1988098108 U JP 1988098108U JP 9810888 U JP9810888 U JP 9810888U JP H0545400 Y2 JPH0545400 Y2 JP H0545400Y2
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needle valve
nozzle
tip
hole
valve
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は合成樹脂の成形に用いられる射出装
置のバルブノズルに関する。
[従来の技術] 通常のバルブノズルは、第4図に示すように、
加熱筒1の先端に取付けたノズル部材2の内に、
針弁3を軸方向に移動自在に有し、その針弁3の
先端3aを樹脂の射出停止時にノズル孔4に嵌め
込んで、ノズル孔4から溶融樹脂の流出を防止し
ている。
[考案が解決しようとする課題] このようなバルブノズルでは、針弁先端3aの
中心がノズル孔4の中心から僅かでもずれている
と、針弁先端3aがノズル孔4の内周縁に当つて
嵌合するようになり、そのようなことが反復して
行なわれると針弁3に曲りが生じる。
この針弁3の曲りは僅なものであつても、針弁
3を摺動自在に受けている加熱筒頭部5の支持孔
6の偏磨耗やかじり等の原因となり、更にそれら
によりノズル孔4に対する針弁先端3aの偏心が
著しくなつて、針弁先端3aとノズル孔4の密な
る嵌合が損われ、樹脂洩れが生じるようになる。
そこで従来では芯ずれを防止する手段として、
ノズル部材2と針弁3及び加熱筒頭部5を1セツ
トとして高精度加工により製作し、また必要時に
はその前部を交換するようにしている。このため
ノズルバルブは通常のノズルに比べてコスト高と
なり、またきわめて不経済なものとされている。
そこで本考案者は芯ずれの問題は、ノズル孔4
を針弁3の先端3aをもつて直接閉鎖することに
あり、何等かの手段をもつて閉鎖を間接的に行な
うことができれば解決し得るものと考えた。
したがつてこの考案の目的は、針弁の先端と他
物との嵌合によりノズル孔を間接的に閉鎖してノ
ズル孔からの樹脂の流出を防止することができる
新たな射出装置のバルブノズルを提供することに
ある。
またこの考案の他の目的は、バルブノズルを構
成する各部材について従来のように高精度の加工
を要せず、また部材の全部を交換する必要がない
いきわめて経済的な射出装置のバルブノズルを提
供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的によるこの考案は、加熱筒頭部のノズ
ル部材内に針弁を備え、該針弁の進退移動により
ノズル孔を開閉するバルブノズルにおいて、針弁
先端と嵌合する通孔を有し、かつ上記ノズル孔の
周囲壁面と接するシールチツプを、ノズル孔と針
弁との間に自由状態に配設することによつて、上
記課題を解決してなる。
[作用] 上記構成では針弁の前進によりシールチツプの
通孔に針弁先端が嵌合するとともに、シールチツ
プがノズル孔の周囲壁面に押圧されて、ノズル孔
を閉鎖する。またノズル孔と針弁との間に芯ずれ
があつても、その両方が嵌合することがないか
ら、芯ずれが原因で針弁に曲がりが生じるような
こととがなく、シールチツプが自由状態に設けら
れているために、嵌合前に針弁先端に対し通孔偏
位していても、嵌合時に針弁の押圧力によりシー
ルチツプが自然にずれて嵌合は密に行なわれる。
[実施例] 図中11は加熱筒、12はノズル部材、13は
先端13aが円錐形の針弁、14はノズル孔、1
5は加熱筒11の先端に取付けた頭部で、中央部
に針弁13の支持孔16が穿設してある。
17は針弁作動用のカム部材で、油圧作動によ
る駆動装置(図は省略)と接続している。
上記ノズル孔14の内側内径は外側よりも大径
に形成され、このノズル孔14と針弁13の先端
部13aとの間には、テーパー孔による通孔18
を中央部に穿設した板状のシールチップ19が、
ノズル孔周囲の内壁面と密着するように、内壁面
に突設した複数本のピン20にルーズホールを篏
挿して、自由状態に取付けてある。
上記構造において、駆動装置の作動により針弁
13が待機位置から前進すると、針弁先端13a
がシールチツプ19の通孔18に嵌り込むととも
に、シールチツプ19をノズル孔周囲の壁面に圧
接する。この時に針弁先端部13aは通孔18と
密に嵌合してノズル孔14を閉鎖し、樹脂の漏洩
を防止する。
上記針弁先端13aと通孔18の嵌合は、そこ
に僅かな位置ずれがあつても、シールチツプ19
が自由状態に設けられていることから、針弁13
の押圧力によりシールチツプ19が位置ずれの分
だけ逃げるようにずれ、嵌合は密となる。
また針弁13は後退すると、通孔18から針弁
先端13aが抜け出し、通孔18を開口する。時
にはシールチツプ19が上記壁面から離れ、ピン
20により移動が制限されたのちに、針弁先端の
抜け出しが生じ、結果的にはノズル孔14は針弁
13により間接的に開閉されることになる。
第3図は針弁13の進退移動が僅かな場合の実
施例で、この時には針弁先端13aを通孔18に
差込んで、シールチツプ19を針弁側に支持させ
るだけでよい。開放時におけるシールチツプ19
は、図示のようにノズル周囲の壁面と針弁先端1
3aとにより支えられ、樹脂は針弁先端13aの
下側の開口からノズル孔14に流入する。
[考案の効果] この考案は上述のように、針弁先端13aと嵌
合する通孔18を有し、かつノズル孔14の周囲
壁面と接するシールチツプ19を、ノズル孔14
と針弁13との間に自由状態に配設し、このシー
ルチツプ19を介してノズル孔14を開閉するよ
うにしたことから、針弁とノズル孔とに芯ずれが
あつても、従来のように直接開閉を行なう場合と
異なり、嵌合による曲げ応力が生じない。
またシールチツプの通孔と針弁とに位置ずれが
あつても、嵌合時のシールチツプのずれによりそ
の差が自然に補正され、無理なく嵌合が密に行な
われるため、針弁に不当な力が働くことがなく、
長期間にわたり開閉を反復して行なつても針弁が
曲るようなこともない。
更にまたガラス繊維などとの複合材料の成形に
より、上記通孔が磨耗などして密なる嵌合が損な
われたときには、シールチツプを交換するだけで
済み、従来のように加熱筒頭部と共にノズル部材
をも交換する必要がないので経済的であり、高精
度を要する合せ加工も不要となつてコストも低減
する等の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの考案に係る射出装置の
バルブノズルの1実施例を示すもので、第1図は
バルブ開放時の断面図、第2図はバルブ閉鎖時の
要部断面図、第3図は他の実施例のバルブ開放時
の要部断面図、第4図は従来のバルブノズルの断
面図である。 11……加熱筒、12……ノズル部材、13…
…針弁、13a……針弁先端、14……ノズル
孔、15……加熱筒頭部、19……シールチツ
プ、18……通孔、20……ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 加熱筒頭部のノズル部材内に針弁を備え、該針
    弁を進退移動によりノズル孔を開閉するバルブノ
    ズルにおいて、針弁先端と嵌合する通孔を有し、
    かつ上記ノズル孔の周囲壁面と接するシールチツ
    プを、ノズル孔と針弁との間に自由状態に配設し
    てなる射出装置のバルブノズル。
JP1988098108U 1988-07-25 1988-07-25 Expired - Lifetime JPH0545400Y2 (ja)

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JP1988098108U JPH0545400Y2 (ja) 1988-07-25 1988-07-25

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JPH0219518U JPH0219518U (ja) 1990-02-08
JPH0545400Y2 true JPH0545400Y2 (ja) 1993-11-19

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS623876B2 (ja) * 1977-06-02 1987-01-27 Gee Haa Tee G Fuyua Hotsuhotemuperatsuareakutoru Tehiniku Mbh
JPS6389318A (ja) * 1986-09-23 1988-04-20 バッテンフエルト・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング 合成樹脂−成形体の製造装置

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JPH0219518U (ja) 1990-02-08

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