JPH0545367A - 試料分注方法 - Google Patents

試料分注方法

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JPH0545367A
JPH0545367A JP20040691A JP20040691A JPH0545367A JP H0545367 A JPH0545367 A JP H0545367A JP 20040691 A JP20040691 A JP 20040691A JP 20040691 A JP20040691 A JP 20040691A JP H0545367 A JPH0545367 A JP H0545367A
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亮一 姫田
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隆 山田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】試料中へのプローブの浸漬量を一定に維持させ
ることができると共に、短時間に、且つ、高精度に、試
料の分注処理を行うことができる試料分注方法を提供す
る。 【構成】第1ないし第3プローブ2a、2b、2cと、
これらプローブの上端から延出した第1ないし第3の接
続チューブ4a、4b、4cと、これら接続チューブの
先端に接続された第1ないし第3のシリンジ6a、6
b、6cと、を備えている。第1ないし第3のプローブ
から延出された第1ないし第3の接続チューブ4a、4
b、4cは、弁機構14を介して、第1ないし第3のシ
リンジの加圧室16a、16b、16cと、非圧縮性の
押し出し水20が収容された充填容器18とに連結され
ている。第1ないし第3のシリンジのピストン22a、
22b、22cには、1個のモータ24が接続されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、血液、尿等の
試料を吸引・吐出して所定の検査を行うための分注方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の分注方法には、以下に説
明するような第1及び第2の方法が知られている。
【0003】第1の方法としては、単独のプローブを用
いて複数の試料を分注する方法が知られている。即ち、
1本のプローブを試料に一定量だけ浸漬させて、所定の
試料を吸引した後、吸引された試料を吐出させる方法で
ある。この方法には、試料面の位置を検知して行う方法
と、試料面の位置を検知せずに行う方法とがある。ま
た、第2の方法としては、複数のプローブを用いて複数
の試料を分注する方法が知られている。この方法は、以
下の2通りの方法が知られている。1つの方法は、単独
の保持部に取付けられた複数のプローブを、夫々、異な
る試料に一定量だけ浸漬させた後、一斉に吸引する方法
である。
【0004】もう1つの方法は、複数の保持部に1本づ
つ取付けられ、且つ、夫々分注器(例えば、シリンジ)
が接続されたプローブが用いられ、試料面の検知が行わ
れた順に、分注器を作動させてプローブ内に試料を吸引
する方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、第1の方法で
は、各試料毎に分注が行われているため、複数の試料を
分注する場合、時間がかかるという問題がある。
【0006】また、第2の方法では、試料中へのプロー
ブの浸漬量を一定に維持させることが困難であると共
に、プローブの汚染あるいは次に吸引される試料への汚
染が大きくなるという問題がある。
【0007】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされ、その目的は、試料中へのプローブの浸漬量
を一定に維持させることができると共に、短時間に、且
つ、高精度に、試料の分注処理を行うことができる試料
分注方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、試料を吸引・吐出する試料分注方
法において、単一の制御部によって制御された複数の分
注器に接続された複数のプローブを、夫々、異なる複数
の試料容器内に挿入する工程と、前記複数の試料容器内
に収容された試料面を検知する検知工程と、前記検知工
程が終了した順に、前記プローブを停止する工程と、前
記検知工程が全て終了した後、前記複数のプローブで、
夫々、対応する複数の試料を同時に吸引する工程と、を
有する。
【0009】
【作用】複数のプローブを同時に複数の試料容器内に挿
入させる。この挿入の際、試料面の検知が行われる。試
料面の検知が終了した順にプローブの移動を停止させ
る。試料面の検知が終了した後、停止しているプローブ
によって、一斉に、試料を吸引させる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係る試料分注方法
について、図1及び図2を参照して説明する。図1及び
図2には、本実施例の試料分注方法に用いられる試料分
注装置の構成が示されている。
【0011】図1及び図2に示すように、試料分注装置
は、複数本(本実施例では第1ないし第3の3本)のプ
ローブ2a、2b、2cと、これらプローブ2a、2
b、2cの上端から延出した第1ないし第3の接続チュ
ーブ4a、4b、4cと、これら接続チューブ4a、4
b、4cの先端に接続された第1ないし第3のシリンジ
6a、6b、6cと、を備えている。
【0012】第1ないし第3のプローブ2a、2b、2
cは、夫々、1つの保持部8に設けられた3本のボール
ネジ10によって支持されている。これらボールネジ1
0は、夫々、上端部に設けられた第1ないし第3の駆動
機構12a、12b、12cで制御可能に構成されてい
る。これら第1ないし第3の駆動機構12a、12b、
12cを駆動させることによって、第1ないし第3のプ
ローブ2a、2b、2cは、夫々、ボールネジ10に沿
って、図中Z方向に移動可能に構成されている。
【0013】第1ないし第3のプローブ2a、2b、2
cから延出された第1ないし第3の接続チューブ4a、
4b、4cは、弁機構14を介して、第1ないし第3の
シリンジ6a、6b、6cの加圧室16a、16b、1
6cと、非圧縮性の押し出し水20(例えば、イオン交
換水)が収容された充填容器18とに連結されている。
このような第1ないし第3の接続チューブ4a、4b、
4c内には、夫々、第1ないし第3のプローブ2a、2
b、2cの先端部まで行き渡るように、予め、押し出し
水20が充填されている。
【0014】第1ないし第3のシリンジ6a、6b、6
cのピストン22a、22b、22cには、1個のモー
タ24が接続されている。このモータ24は、ピストン
22a、22b、22cを上下動させるように構成され
ている。
【0015】この結果、ピストン22a、22b、22
cを上下動させることによって生じる第1ないし第3の
シリンジ6a、6b、6cの加圧・減圧作用は、夫々、
押し出し水20を介して、直接、第1ないし第3のプロ
ーブ2a、2b、2cの先端部に作用する。以下、この
ような構成の試料分注装置の動作について説明する。
【0016】まず、図示しない移動機構によって、第1
ないし第3の試料容器28、30、32が保持された試
料格納部26を、第1ないし第3のプローブ2a、2
b、2cの真下に移動させる。
【0017】次に、第1ないし第3の駆動機構12a、
12b、12cを介してボールネジ10を作動させて、
第1ないし第3のプローブ2a、2b、2cを、夫々、
第1ないし第3の試料容器28、30、32内方向に下
降させる。
【0018】本実施例の場合、まず、第1の試料容器2
8内の第1の試料34の試料面が検知される。そして、
この第1の試料容器28内に下降された第1のプローブ
2aの先端部が、第1の試料34に所定量だけ浸漬され
たとき、第1の駆動機構12aが作動して、第1のプロ
ーブ2aの下降を停止させる。
【0019】第2及び第3のプローブ2b、2cは、更
に、下降される。次に、第2の試料容器30内の第2の
試料36の試料面が検知される。そして、この第2の試
料容器30内に下降された第2のプローブ2bの先端部
が、第2の試料36に所定量だけ浸漬されたとき、第2
の駆動機構12bが作動して、第2のプローブ2bの下
降を停止させる。
【0020】残りの第3のプローブ2cは、更に、下降
される。次に、第3の試料容器32内の第3の試料38
の試料面が検知される。そして、第3の試料容器32内
に下降された第3のプローブ2cの先端部が、第3の試
料38に所定量だけ浸漬されたとき、第3の駆動機構1
2cが作動して、第3のプローブ2cの下降を停止させ
る。
【0021】なお、第1ないし第3のプローブ2a、2
b、2cの停止制御は、第1ないし第3のプローブ2
a、2b、2cをZ方向に下降させつつ、又は、予め試
料面を検知した後、行うことも好ましい。
【0022】以上の工程が終了したとき、第1ないし第
3のプローブ2a、2b、2cは、第1ないし第3の試
料34、36、38に、最適な量だけ浸漬された状態に
ある。このとき、モータ24を作動させ、第1ないし第
3のシリンジ6a、6b、6cのピストン22a、22
b、22cを駆動させる。この結果、加圧室16a、1
6b、16cは減圧され、この減圧作用は、第1ないし
第3の接続チューブ4a、4b、4cを介して第1ない
し第3のプローブ2a、2b、2cの先端部に作用す
る。従って、第1ないし第3のプローブ2a、2b、2
cの先端部から、一斉に、第1ないし第3の試料34、
36、38が吸引される。
【0023】本実施例の試料分注方法は、このように、
複数のプローブ(本実施例では、第1ないし第3のプロ
ーブ2a、2b、2c)が、試料(本実施例では、第1
ないし第3の試料34、36、38)に挿入される量を
最適な状態に制御することができる。同時に、複数の分
注器(本実施例では、第1ないし第3のシリンジ6a、
6b、6c)の加圧・減圧作用を、1個の制御部(本実
施例では、モータ24)で制御することができる。この
結果、試料中へのプローブの浸漬量を一定に維持させる
ことができると共に、短時間に、且つ、高精度に、試料
の分注処理を行うことができる。
【0024】
【発明の効果】試料中へのプローブの浸漬量を一定に維
持させることができると共に、短時間に、且つ、高精度
に、試料の分注処理を行うことができる。この結果、プ
ローブの汚染を最小限に止めることができる。また、1
個の制御部で試料の分注量を制御できるため、装置の製
造コストが低減されると共に、分注処理の迅速化が達成
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る試料分注方法に用いら
れる試料分注装置に設けられたプローブの部分の構成を
概略的に示す図。
【図2】本発明の一実施例に係る試料分注方法に用いら
れる試料分注装置の構成を概略的に示す図。
【符号の説明】
2a、2b、2c…第1ないし第3のプローブ、4a、
4b、4c…第1ないし第3の接続チューブ、6a、6
b、6c…第1ないし第3のシリンジ、14…弁機構、
16a、16b、16c…加圧室、20…押し出し水、
22a、22b、22c…ピストン、24…モータ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年12月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】第2及び第3のプローブ2b、2cは、更
に、下降される。次に、第3の試料容器32内の第3の
試料38の試料面が検知される。そして、この第3の試
料容器32内に下降された第3のプローブ2cの先端部
が、第3の試料38に所定量だけ浸漬されたとき、第3
の駆動機構12cが作動して、第3のプローブ2cの下
降を停止させる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】残りの第2のプローブ2bは、更に、下降
される。次に、第2の試料容器30内の第2の試料36
の試料面が検知される。そして、この第2の試料容器3
0内に下降された第2のプローブ2bの先端部が、第2
の試料36に所定量だけ浸漬されたとき、第2の駆動機
構12bが作動して、第2のプローブ2bの下降を停止
させる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】なお、上記の例では、第1ないし第3のプ
ローブ2a、2b、2cを下降させながら試料面の検知
を行ったが、予め、所定の方法によって試料面の高さを
検知した後、試料の分注を行ってもよい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】
【発明の効果】試料中へのプローブの浸漬量を一定に維
持させることができると共に、短時間に、且つ、高精度
に、試料の分注処理を行うことができる。この結果、プ
ローブの汚染を最小限に止めることができる。また、
個の制御部で、複数の試料の分注及び分注量を制御でき
るため、装置の製造コストが低減されると共に、分注処
理の迅速化が達成される。また、血漿層及び血球層を有
する試料(遠心分離済み全血試料)から血漿を吸引する
場合にも、たとえ各試料の試料面の高さが揃っていなく
ても、各プローブを夫々の血漿面に合せて停止させてお
くことができるため、誤って血球を吸引してしまうとい
った吸引ミスが防止できる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料を吸引・吐出する試料分注方法にお
    いて、 単一の制御部によって制御された複数の分注器に接続さ
    れた複数のプローブを、夫々、異なる複数の試料容器内
    に挿入する工程と、 前記複数の試料容器内に収容された試料面を検知する検
    知工程と、 前記検知工程が終了した順に、前記プローブを停止する
    工程と、 前記検知工程が全て終了した後、前記複数のプローブ
    で、夫々、対応する複数の試料を同時に吸引する工程
    と、を有することを特徴とする試料分注方法。
JP20040691A 1991-08-09 1991-08-09 試料分注方法 Expired - Fee Related JP3026858B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020064164A (ko) * 2001-01-31 2002-08-07 가부시키가이샤 시마쓰세사쿠쇼 액체이송기와 반응용기
JP2008026057A (ja) * 2006-07-19 2008-02-07 Aloka Co Ltd 分注装置

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020064164A (ko) * 2001-01-31 2002-08-07 가부시키가이샤 시마쓰세사쿠쇼 액체이송기와 반응용기
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