JPH0545333Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0545333Y2 JPH0545333Y2 JP1986072740U JP7274086U JPH0545333Y2 JP H0545333 Y2 JPH0545333 Y2 JP H0545333Y2 JP 1986072740 U JP1986072740 U JP 1986072740U JP 7274086 U JP7274086 U JP 7274086U JP H0545333 Y2 JPH0545333 Y2 JP H0545333Y2
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- JP
- Japan
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- socket
- shaft
- ball
- plug
- head
- Prior art date
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 7
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 230000002860 competitive effect Effects 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 1
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- Pens And Brushes (AREA)
- Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、シヤフトやヘツドの脱着構造に特徴
を有し、両者の脱着を容易かつ確実に行えるよう
にしたゲートボール用ステイツクに関するもので
ある。
を有し、両者の脱着を容易かつ確実に行えるよう
にしたゲートボール用ステイツクに関するもので
ある。
(従来の技術)
近年、ゲートボール競技の人気が高まり、若年
から老年に至るまで巾広く行われるようになつて
きている。しかし、その中心は老年で、未だに競
技人口の大半を占めているのが現状である。
から老年に至るまで巾広く行われるようになつて
きている。しかし、その中心は老年で、未だに競
技人口の大半を占めているのが現状である。
ところで、このゲートボール用具の1つである
ステイツクは従来からシヤフトとヘツドが別体に
構成され、競技場或は練習場でヘツドにシヤフト
を取付け一体化し、競技終了時には両者を取り外
し使用するようになつている。その取付け・取外
しのための脱着構造は、一般に螺合構造が採用さ
れている。即ち、代表的な例としては、シヤフト
の一端に雄ねじを形成し、他方ヘツドの軸線中央
部には同軸線と直交する径方向に穴が形成され、
同穴の内面に前記シヤフト端部の雄ねじと螺合す
る雌ねじが刻設された構造である。
ステイツクは従来からシヤフトとヘツドが別体に
構成され、競技場或は練習場でヘツドにシヤフト
を取付け一体化し、競技終了時には両者を取り外
し使用するようになつている。その取付け・取外
しのための脱着構造は、一般に螺合構造が採用さ
れている。即ち、代表的な例としては、シヤフト
の一端に雄ねじを形成し、他方ヘツドの軸線中央
部には同軸線と直交する径方向に穴が形成され、
同穴の内面に前記シヤフト端部の雄ねじと螺合す
る雌ねじが刻設された構造である。
従つて、従来のこの種のゲートボール用ステイ
ツクにあつては、シヤフトとヘツドの脱着時にそ
の都度シヤフト又はヘツドを回転させて、これを
行う必要のあるものであつた。
ツクにあつては、シヤフトとヘツドの脱着時にそ
の都度シヤフト又はヘツドを回転させて、これを
行う必要のあるものであつた。
然るに、競技者の大半は上述のとおり老年の方
が中心であるため、前記シヤフトとヘツドの脱着
が至難であり、特にシヤフトとヘツドとを確実に
取付け固定するには相当な時間を費す場合が多
い。また、シヤフトとヘツドの脱着構造がねじ結
合であると、たとえばシヤフトに予期せぬ結合を
緩める力が働くとヘツドが簡単に回転し易く、競
技中に思わぬアクシデントが起るという例も多
い。これを回避するにはシヤフトとヘツドの取付
け時、最終段階で一段と締付け力を大きくする必
要があるが、老年或は非力の方々にとつてこれを
行おうとしても仲々思うに任せないことが多い。
が中心であるため、前記シヤフトとヘツドの脱着
が至難であり、特にシヤフトとヘツドとを確実に
取付け固定するには相当な時間を費す場合が多
い。また、シヤフトとヘツドの脱着構造がねじ結
合であると、たとえばシヤフトに予期せぬ結合を
緩める力が働くとヘツドが簡単に回転し易く、競
技中に思わぬアクシデントが起るという例も多
い。これを回避するにはシヤフトとヘツドの取付
け時、最終段階で一段と締付け力を大きくする必
要があるが、老年或は非力の方々にとつてこれを
行おうとしても仲々思うに任せないことが多い。
(考案が解決しようとする問題点)
このように、従来のゲートボール用ステイツク
にあつては、シヤフトとヘツドの脱着構造が雌雄
ねじの螺合構造であるため、両者の脱着操作に手
数がかかり、特にその取付けには相当な力が必要
であつて力の弱い者にとつて確実な取り付けが困
難であるという問題点を有し、シヤフトとヘツド
の確実な取付けができないときは、競技中にヘツ
ドの取付けが緩みヘツドが回転してしまう。
にあつては、シヤフトとヘツドの脱着構造が雌雄
ねじの螺合構造であるため、両者の脱着操作に手
数がかかり、特にその取付けには相当な力が必要
であつて力の弱い者にとつて確実な取り付けが困
難であるという問題点を有し、シヤフトとヘツド
の確実な取付けができないときは、競技中にヘツ
ドの取付けが緩みヘツドが回転してしまう。
本考案は、これらの点に鑑みて開発されたもの
で、取付け時にはシヤフトをヘツドに差し込むだ
けで、また取外し時にはロツクを外すだけの簡単
な操作でシヤフトとヘツドの脱着を可能とし、両
者の取付け後はシヤフトとヘツドの相対的な回転
を無くしたゲートボール用ステイツクを提供しよ
うとするものである。
で、取付け時にはシヤフトをヘツドに差し込むだ
けで、また取外し時にはロツクを外すだけの簡単
な操作でシヤフトとヘツドの脱着を可能とし、両
者の取付け後はシヤフトとヘツドの相対的な回転
を無くしたゲートボール用ステイツクを提供しよ
うとするものである。
(問題点を解決するための手段)
このため本考案は、シヤフト部とヘツド部を脱
着自在としたゲートボール用ステイツクにおい
て、シヤフト部側端部には、その一端に固定され
るソケツト主筒体と、同ソケツト主筒体の内部に
軸方向に摺動するスライドリングと、前記ソケツ
ト主筒体の外周側面部に軸方向に摺動可能に遊嵌
されるスリーブとを主要部とするソケツトを設
け、またヘツド部の中央部にはソケツトの嵌合穴
と、同嵌合穴の底部中央で起立するプラグとを設
け、更に前記ソケツトの一端円周上には複数のテ
ーパ貫通孔を求心方向に向けて形成し、同孔にロ
ツクボールをソケツト主筒体の内外周面に出没可
能に嵌合し、かつ前記スライドリングには同リン
グをプラグ側方向に向けて弾発付勢するスプリン
グを設けて同スライドリングでロツクボールを支
承すると共に、前記スリーブには内周面に前記ボ
ールを求心方向に押圧する係合部と、同ボールを
外径方向に逃がす解放部を設けて、同スリーブを
プラグ側方向に向けてスプリングで弾性的に付勢
し、更に前記プラグの一端円周上には前記ソケツ
トに設けられたロツクボールに対応する位置に同
ボール係止用のテーパ孔が形成されている構成で
あり、これを問題点解決のための手段とするもの
である。
着自在としたゲートボール用ステイツクにおい
て、シヤフト部側端部には、その一端に固定され
るソケツト主筒体と、同ソケツト主筒体の内部に
軸方向に摺動するスライドリングと、前記ソケツ
ト主筒体の外周側面部に軸方向に摺動可能に遊嵌
されるスリーブとを主要部とするソケツトを設
け、またヘツド部の中央部にはソケツトの嵌合穴
と、同嵌合穴の底部中央で起立するプラグとを設
け、更に前記ソケツトの一端円周上には複数のテ
ーパ貫通孔を求心方向に向けて形成し、同孔にロ
ツクボールをソケツト主筒体の内外周面に出没可
能に嵌合し、かつ前記スライドリングには同リン
グをプラグ側方向に向けて弾発付勢するスプリン
グを設けて同スライドリングでロツクボールを支
承すると共に、前記スリーブには内周面に前記ボ
ールを求心方向に押圧する係合部と、同ボールを
外径方向に逃がす解放部を設けて、同スリーブを
プラグ側方向に向けてスプリングで弾性的に付勢
し、更に前記プラグの一端円周上には前記ソケツ
トに設けられたロツクボールに対応する位置に同
ボール係止用のテーパ孔が形成されている構成で
あり、これを問題点解決のための手段とするもの
である。
(作用)
シヤフトとヘツドが取り外された状態では、ス
リーブ係合部がソケツト主筒体のテーパ貫通孔に
収容されているロツクボールと係合し、同時に同
ロツクボールはスライドリングにより前記テーパ
貫通孔の求心方向への突出が阻止されている。
リーブ係合部がソケツト主筒体のテーパ貫通孔に
収容されているロツクボールと係合し、同時に同
ロツクボールはスライドリングにより前記テーパ
貫通孔の求心方向への突出が阻止されている。
ヘツドとシヤフトとを結合する場合には、シヤ
フトの前記ソケツト部をヘツドの穴内に押し込
む。このとき、前記穴内のプラグがソケツト主筒
体の中空部に進入して前記スライドリングの端面
を押し、スプリングの付勢に打ち勝つて同スライ
ドリングをシヤフト本体方向に後退させる。前記
シヤフトを更に押し進めると、これ以上プラグが
進入しなくなつた時点で、プラグに形成されたテ
ーパ孔とスリーブの付勢により軸心方向に押され
ているボールとが相互に対向すれば、両者は即刻
係止するが、円周方向にずれている場合にはシヤ
フトを回転して、ロツクボールをテーパ孔の位置
に合わせて当該ボールをテーパ孔に係合し、この
ときボールとスリーブ係合部がスプリングの弾発
力によつて摺動してロツクボルを求心方向に押圧
し、その状態を持続する。このようにシヤフトと
ヘツドとは一体になり、特にロツクボールとプラ
グの孔との嵌着係合によつてシヤフトとヘツド間
の相対的回転は阻止される。
フトの前記ソケツト部をヘツドの穴内に押し込
む。このとき、前記穴内のプラグがソケツト主筒
体の中空部に進入して前記スライドリングの端面
を押し、スプリングの付勢に打ち勝つて同スライ
ドリングをシヤフト本体方向に後退させる。前記
シヤフトを更に押し進めると、これ以上プラグが
進入しなくなつた時点で、プラグに形成されたテ
ーパ孔とスリーブの付勢により軸心方向に押され
ているボールとが相互に対向すれば、両者は即刻
係止するが、円周方向にずれている場合にはシヤ
フトを回転して、ロツクボールをテーパ孔の位置
に合わせて当該ボールをテーパ孔に係合し、この
ときボールとスリーブ係合部がスプリングの弾発
力によつて摺動してロツクボルを求心方向に押圧
し、その状態を持続する。このようにシヤフトと
ヘツドとは一体になり、特にロツクボールとプラ
グの孔との嵌着係合によつてシヤフトとヘツド間
の相対的回転は阻止される。
次に、ヘツドからシヤフトを取り外そうとする
ときは、ヘツドから表出しているスリーブの部分
に指を添えてスリーブをシヤフト本体方向に移動
させて、ロツクボールに対するスリーブの押圧力
を緩め、この状態でシヤフトをヘツドの穴から抜
き取る。
ときは、ヘツドから表出しているスリーブの部分
に指を添えてスリーブをシヤフト本体方向に移動
させて、ロツクボールに対するスリーブの押圧力
を緩め、この状態でシヤフトをヘツドの穴から抜
き取る。
シヤフトをヘツドから抜き取ると、ソケツトの
内部に設けられているスライドリングは弾性的付
勢により前進しロツクボールをソケツトの嵌合穴
から没入状態(非突出状態)に維持し、テーパ孔
からスケツト主筒体の外周面側に突出させると同
時にスリーブの係合部と係合させて、当該スリー
ブの前進を阻む。
内部に設けられているスライドリングは弾性的付
勢により前進しロツクボールをソケツトの嵌合穴
から没入状態(非突出状態)に維持し、テーパ孔
からスケツト主筒体の外周面側に突出させると同
時にスリーブの係合部と係合させて、当該スリー
ブの前進を阻む。
(実施例)
以下、本考案の実施例を図面に従つて説明す
る。
る。
図は全て本考案の実施例に係るゲートボルー用
ステイツクにおけるシヤフトとヘツドの脱着構造
を示し、第1図はシヤフトとヘツドを取り外した
状態を、第2図はシヤフトとヘツドが一体にされ
た状態を示す部分断面図であり、第3図は第2図
の一部拡大図である。
ステイツクにおけるシヤフトとヘツドの脱着構造
を示し、第1図はシヤフトとヘツドを取り外した
状態を、第2図はシヤフトとヘツドが一体にされ
た状態を示す部分断面図であり、第3図は第2図
の一部拡大図である。
まず、本実施例に係るゲートボール用ステイツ
クの構成について述べると、各図においてSはシ
ヤフト、Hはヘツドを示し、両者ともに通常採用
されている素材が使われ、その全体形状も従来の
ものと差違がない。そして、前記脱着機構はシヤ
フトS側に圧入固着されたソケツトとヘツド側に
圧入固着されたプラグとから構成されている。
クの構成について述べると、各図においてSはシ
ヤフト、Hはヘツドを示し、両者ともに通常採用
されている素材が使われ、その全体形状も従来の
ものと差違がない。そして、前記脱着機構はシヤ
フトS側に圧入固着されたソケツトとヘツド側に
圧入固着されたプラグとから構成されている。
シヤフトSにおけるヘツドHとの脱着端部の前
記ソケツトはソケツト主筒体1の略中央付近まで
シヤフトS端部が圧入固着されている。ソケツト
主筒体1は全体が円筒体として構成され、シヤフ
トSが圧入される側の外周側面の一部はテーパ面
に形成され、また同開放端側の外周面は段差1a
を介して外径が小径に形成されている。更に、ソ
ケツト主筒体1の前記小径部には同一円周上にロ
ツクボール10が出没可能に嵌合する複数個のテ
ーパ貫通孔1bが等間隔をもつて穿設されてい
る。図示例では、ソケツト主筒体1の段差が2段
形成されているが、必ずしも2段の必要はなく1
段でも十分である。なお、7はソケツト主筒体1
の内面中央部に形成された円周溝内に嵌着された
ストツプリングである。
記ソケツトはソケツト主筒体1の略中央付近まで
シヤフトS端部が圧入固着されている。ソケツト
主筒体1は全体が円筒体として構成され、シヤフ
トSが圧入される側の外周側面の一部はテーパ面
に形成され、また同開放端側の外周面は段差1a
を介して外径が小径に形成されている。更に、ソ
ケツト主筒体1の前記小径部には同一円周上にロ
ツクボール10が出没可能に嵌合する複数個のテ
ーパ貫通孔1bが等間隔をもつて穿設されてい
る。図示例では、ソケツト主筒体1の段差が2段
形成されているが、必ずしも2段の必要はなく1
段でも十分である。なお、7はソケツト主筒体1
の内面中央部に形成された円周溝内に嵌着された
ストツプリングである。
2は前記ソケツト主筒体1の開放端側に外嵌さ
れるスリーブで、その内面にはソケツト主筒体1
の外径と略等しい内径をもつ部分と、一端に後述
するスプリング8の端部を支承し他端で前記ロツ
クボール10と係脱する外方に向けて徐々に大径
となるテーパ面に続く緩やかな曲面が突出形成さ
れた係合部と、同係合部の前記曲面の終端に続い
て前記ソケツト主筒体1の外径と略等しい内径を
もつ円筒面とが順次形成されている。また、該ス
リーブ2のシヤフト側外周側面には指掛け部が形
成される。
れるスリーブで、その内面にはソケツト主筒体1
の外径と略等しい内径をもつ部分と、一端に後述
するスプリング8の端部を支承し他端で前記ロツ
クボール10と係脱する外方に向けて徐々に大径
となるテーパ面に続く緩やかな曲面が突出形成さ
れた係合部と、同係合部の前記曲面の終端に続い
て前記ソケツト主筒体1の外径と略等しい内径を
もつ円筒面とが順次形成されている。また、該ス
リーブ2のシヤフト側外周側面には指掛け部が形
成される。
3は前記ソケツト主筒体1の内周面を軸方向に
摺動するスライドリングである。同スライドリン
グ3の内面には後述するスプリング9の端部を支
承する支持部と、同じく後述するプラグ11のテ
ーパ面と当接するテーパ面が形成されている。
摺動するスライドリングである。同スライドリン
グ3の内面には後述するスプリング9の端部を支
承する支持部と、同じく後述するプラグ11のテ
ーパ面と当接するテーパ面が形成されている。
4は環状のスプリングホルダ、5はリング、6
はストツプリングである。
はストツプリングである。
ソケツト主筒体1とスリーブ2及びスライドリ
ング3間には、夫々圧縮スプリング8,9が介装
され、両者共にソケツト主筒体1の開放端に向け
て所定のばね定数をもつて付勢されている。
ング3間には、夫々圧縮スプリング8,9が介装
され、両者共にソケツト主筒体1の開放端に向け
て所定のばね定数をもつて付勢されている。
一方、ヘツドHには前記シヤフト端部と係脱す
べく軸線の中央部で径方向に所定の深さをもつ穴
12a及び同穴12aと同心で小径の穴12bが
連設される。大径の穴12aの径は上記スリーブ
2の外径より僅かに大径とし、前記小径の穴12
bの径は後述するプラグ11の圧入部分の径と同
一である。
べく軸線の中央部で径方向に所定の深さをもつ穴
12a及び同穴12aと同心で小径の穴12bが
連設される。大径の穴12aの径は上記スリーブ
2の外径より僅かに大径とし、前記小径の穴12
bの径は後述するプラグ11の圧入部分の径と同
一である。
この小径の穴12bにはプラグ11の一端が圧
入固着される。同プラグ11はヘツドHの前記小
径の穴12bと同一径を有する圧入部分11aと
上記シヤフトS側のソケツト主筒体1の内径と略
等しい径を有する嵌合部分11bとからなる段付
円柱体である。また、同プラグ11の前記嵌合部
分11bの先端部は先細状のテーパに形成され、
同テーパ面は上記ソケツト主筒体1の内面を摺動
するスライドリング3のテーパ面に全面で当接す
る。同嵌合部分11bには、更にその先端から所
定長さだけ内側に入つた同一円周上に多数のテー
パ孔11cが形成されている。このテーパ孔11
cはシヤフトSのソケツト主筒体1に形成された
上記テーパ貫通孔1bと数及び位相が一致してい
る。
入固着される。同プラグ11はヘツドHの前記小
径の穴12bと同一径を有する圧入部分11aと
上記シヤフトS側のソケツト主筒体1の内径と略
等しい径を有する嵌合部分11bとからなる段付
円柱体である。また、同プラグ11の前記嵌合部
分11bの先端部は先細状のテーパに形成され、
同テーパ面は上記ソケツト主筒体1の内面を摺動
するスライドリング3のテーパ面に全面で当接す
る。同嵌合部分11bには、更にその先端から所
定長さだけ内側に入つた同一円周上に多数のテー
パ孔11cが形成されている。このテーパ孔11
cはシヤフトSのソケツト主筒体1に形成された
上記テーパ貫通孔1bと数及び位相が一致してい
る。
さて、以上の構成において、いまシヤフトSと
ヘツドHが離された状態にあるとき、第1図に示
す如くソケツト主筒体1の内面を摺動するスライ
ドリング3がスプリング9の付勢によりソケツト
開放端方向(図示右方)に移動し、その外周側面
でロツクボール10がテーパ貫通孔1bからその
求心方向へ突出するのを抑えている。
ヘツドHが離された状態にあるとき、第1図に示
す如くソケツト主筒体1の内面を摺動するスライ
ドリング3がスプリング9の付勢によりソケツト
開放端方向(図示右方)に移動し、その外周側面
でロツクボール10がテーパ貫通孔1bからその
求心方向へ突出するのを抑えている。
このとき、スリーブ2はその係合部がボール1
0と係合してスプリング8の力に抗してシヤフト
S本体側(図示左方)に移動させられ前進が阻止
されている。
0と係合してスプリング8の力に抗してシヤフト
S本体側(図示左方)に移動させられ前進が阻止
されている。
第2図及び第3図はシヤフトSとヘツドHが係
着固定されている状態を示し、両者を係着すると
きはソケツト部のスリーブ2をヘツドHの大径穴
12aに単に押し込むだけで足りる。
着固定されている状態を示し、両者を係着すると
きはソケツト部のスリーブ2をヘツドHの大径穴
12aに単に押し込むだけで足りる。
即ち、シヤフトSのソケツト部をヘツドHの大
径の穴12aに嵌入すると同時にプラグ11の嵌
合部分11bがソケツト主筒体1の中空部内に進
入し、その先端テーパ部がスライドリング3のテ
ーパ部に当接して同スライドリング3をスプリン
グ9の力に抗してシヤフトS本体側へ後退させ
る。このとき、ソケツト主筒体1のテーパ貫通孔
1bに嵌合するロツクボール10は他方のスプリ
ング8の付勢により常にスリーブ2を図示右方向
へと押しているため、常に求心方向へ押されて前
記テーパ貫通孔1bから突出しようとし、もしプ
ラグ11に形成されたテーパ孔11cと位相が合
えば同テーパ孔11c内へ落ち込む。またロツク
ボール10とテーパ孔11cの位相がずれている
ときは、シヤフトS或はヘツドHのいずれかを僅
かに回すだけで位相が一致しロツクボール10は
前述の如くテーパ孔11cと係合することにな
る。前記ボール10のテーパ孔11cへの嵌入時
も、スプリング8により付勢されているスリーブ
2の係合部テーパ面でボール10をプラグ11の
テーパ孔11c内へ押し込み続ける。
径の穴12aに嵌入すると同時にプラグ11の嵌
合部分11bがソケツト主筒体1の中空部内に進
入し、その先端テーパ部がスライドリング3のテ
ーパ部に当接して同スライドリング3をスプリン
グ9の力に抗してシヤフトS本体側へ後退させ
る。このとき、ソケツト主筒体1のテーパ貫通孔
1bに嵌合するロツクボール10は他方のスプリ
ング8の付勢により常にスリーブ2を図示右方向
へと押しているため、常に求心方向へ押されて前
記テーパ貫通孔1bから突出しようとし、もしプ
ラグ11に形成されたテーパ孔11cと位相が合
えば同テーパ孔11c内へ落ち込む。またロツク
ボール10とテーパ孔11cの位相がずれている
ときは、シヤフトS或はヘツドHのいずれかを僅
かに回すだけで位相が一致しロツクボール10は
前述の如くテーパ孔11cと係合することにな
る。前記ボール10のテーパ孔11cへの嵌入時
も、スプリング8により付勢されているスリーブ
2の係合部テーパ面でボール10をプラグ11の
テーパ孔11c内へ押し込み続ける。
従つて、ボール10がテーパ孔11cと係合し
た時点でシヤフトSとヘツドHの係着は終了す
る。この間、操作者は殆んどシヤフトSをヘツド
Hの大径の穴12a内に押し込む操作を行うだけ
で足り、ボール10とテーパ孔11cの係合によ
りシヤフトSとヘツドHは容易には離脱すること
なく、更には両者間に相対的な回動も起らない。
た時点でシヤフトSとヘツドHの係着は終了す
る。この間、操作者は殆んどシヤフトSをヘツド
Hの大径の穴12a内に押し込む操作を行うだけ
で足り、ボール10とテーパ孔11cの係合によ
りシヤフトSとヘツドHは容易には離脱すること
なく、更には両者間に相対的な回動も起らない。
次に、このような状態からシヤフトSとヘツド
Hを離脱させようとするときは、シヤフトSのス
リーブ2表出部分に形成された指掛け部に指を添
えて、スリーブ2をスプリング8の付勢に抗して
シヤフトS本体方向にスライドさせ、ロツクボー
ル10に対するスリーブ2の押圧力を解き、この
状態でシヤフトSをヘツドHから抜き出すだけで
良い。何となれば、スリーブ2の前記移動により
ロツクボール10には何らの拘束力が作用しなく
なり、同時にシヤフトSをヘツドHの大径の穴1
2aから引き抜くと、プラグ11の後退(第2
図、右方向)と共にテーパ面を当接した状態でス
ライドリング3がスプリング9の付勢により前進
(第2図、右方向)し、スライドリング3の外周
側面上にテーパ孔11cから外れたボール10を
乗せて放射方向に付勢するためである。
Hを離脱させようとするときは、シヤフトSのス
リーブ2表出部分に形成された指掛け部に指を添
えて、スリーブ2をスプリング8の付勢に抗して
シヤフトS本体方向にスライドさせ、ロツクボー
ル10に対するスリーブ2の押圧力を解き、この
状態でシヤフトSをヘツドHから抜き出すだけで
良い。何となれば、スリーブ2の前記移動により
ロツクボール10には何らの拘束力が作用しなく
なり、同時にシヤフトSをヘツドHの大径の穴1
2aから引き抜くと、プラグ11の後退(第2
図、右方向)と共にテーパ面を当接した状態でス
ライドリング3がスプリング9の付勢により前進
(第2図、右方向)し、スライドリング3の外周
側面上にテーパ孔11cから外れたボール10を
乗せて放射方向に付勢するためである。
(考案の効果)
本考案は上記構成により、シヤフトとヘツドの
脱着の際に従来のように、螺合し或は螺合を外す
必要がなく、単一の操作で容易に取付け・取外し
が可能である。特に本考案によれば従来の螺合構
造の例のような取付けに際して行なつていた最後
の増し締めや、取外しにあたつて行つていた強大
な緩め力を必要とせず、力に自信のない婦女子・
老人にとつては非常に使い勝手が良くなり、誰も
が格別な力を要することなく使用できるものであ
る。
脱着の際に従来のように、螺合し或は螺合を外す
必要がなく、単一の操作で容易に取付け・取外し
が可能である。特に本考案によれば従来の螺合構
造の例のような取付けに際して行なつていた最後
の増し締めや、取外しにあたつて行つていた強大
な緩め力を必要とせず、力に自信のない婦女子・
老人にとつては非常に使い勝手が良くなり、誰も
が格別な力を要することなく使用できるものであ
る。
また、その取付けられた状態も求心方向に向つ
て付勢された複数のボールとテーパ孔の係合であ
るため、ステイツクの軸方向と回転方向への緩み
がなく、終始強固な係合が得られ、プレー中にヘ
ツドが外れたり、回動したりすることがない。
て付勢された複数のボールとテーパ孔の係合であ
るため、ステイツクの軸方向と回転方向への緩み
がなく、終始強固な係合が得られ、プレー中にヘ
ツドが外れたり、回動したりすることがない。
図面は本考案の実施例に係るゲートボール用ス
テイツクの脱着構造を示し、第1図は同脱着部を
取り外したときの一部断面を示す正面図、第2図
は同脱着部を取り付けたときの一部断面を示す正
面図、第3図は第2図の拡大一部断面図である。 図の主要部分の説明、1……ソケツト主筒体、
1a……段差、1b……テーパ貫通孔、2……ス
リーブ、3……スライドリング、8,9……スプ
リング、10……ボール、11……プラグ、11
c……テーパ孔、12a……大径穴、12b……
小径穴、S……シヤフト、H……ヘツド。
テイツクの脱着構造を示し、第1図は同脱着部を
取り外したときの一部断面を示す正面図、第2図
は同脱着部を取り付けたときの一部断面を示す正
面図、第3図は第2図の拡大一部断面図である。 図の主要部分の説明、1……ソケツト主筒体、
1a……段差、1b……テーパ貫通孔、2……ス
リーブ、3……スライドリング、8,9……スプ
リング、10……ボール、11……プラグ、11
c……テーパ孔、12a……大径穴、12b……
小径穴、S……シヤフト、H……ヘツド。
Claims (1)
- シヤフト部とヘツド部を脱着自在としたゲート
ボール用ステイツクにおいて、シヤフト部側端部
には、その一端に固定されるソケツト主筒体と、
同ソケツト主筒体の内部に軸方向に摺動するスラ
イドリングと、前記ソケツト主筒体の外周側面部
に軸方向に摺動可能に遊嵌されるスリーブとを主
要部とするソケツトを設け、またヘツド部の中央
部にはソケツトの嵌合穴と、同嵌合穴の底部中央
で起立するプラグとを設け、更に前記ソケツトの
一端円周上には複数のテーパ貫通孔を求心方向に
向けて形成し、同孔にロツクボールをソケツト主
筒体の内外周面に出没可能に嵌合し、かつ前記ス
ライドリングには同リングをプラグ側方向に向け
て弾発付勢するスプリングを設けて同スライドリ
ングでロツクボールを支承すると共に、前記スリ
ーブには内周面に前記ボールを求心方向に押圧す
る係合部と、同ボールを外径方向に逃がす解放部
を設けて、同スリーブをプラグ側方向に向けてス
プリングで弾性的に付勢し、更に前記プラグの一
端円周上には前記ソケツトに設けられたロツクボ
ールに対応する位置に同ボール係止用のテーパ孔
が形成されていることを特徴とするゲートボール
用ステイツク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986072740U JPH0545333Y2 (ja) | 1986-05-16 | 1986-05-16 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986072740U JPH0545333Y2 (ja) | 1986-05-16 | 1986-05-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62183874U JPS62183874U (ja) | 1987-11-21 |
JPH0545333Y2 true JPH0545333Y2 (ja) | 1993-11-18 |
Family
ID=30916462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986072740U Expired - Lifetime JPH0545333Y2 (ja) | 1986-05-16 | 1986-05-16 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0545333Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-05-16 JP JP1986072740U patent/JPH0545333Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62183874U (ja) | 1987-11-21 |
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