JP3035246U - 組立式ステッキ - Google Patents

組立式ステッキ

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JP3035246U
JP3035246U JP1996008811U JP881196U JP3035246U JP 3035246 U JP3035246 U JP 3035246U JP 1996008811 U JP1996008811 U JP 1996008811U JP 881196 U JP881196 U JP 881196U JP 3035246 U JP3035246 U JP 3035246U
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socket
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steel ball
shaft
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JP1996008811U
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English (en)
Inventor
洋好 増根
繁男 内野
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ヨシナガテクニカ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステッキを構成する柄部材と複数本の軸部材
のジョイントに、スチールボールを採用することによっ
て組み立て及び分解を容易に、かつ堅牢に結合して組立
式ステッキの信頼性の向上を図る。 【解決手段】 握り部材11を上端に連結した柄部材1
2と、柄部材12の下端に順に継ぎ足されて所要長さの
本体を形成する複数本の軸部材13,14とからなる。
それらは対向端部に互いに嵌合するプラグ17とソケッ
ト18によるジョイントを有する。プラグ17とソケッ
ト18をソケット側壁の複数個所に穿った穴部27から
プラグ側面の凹所26に出入自在に収容したスチールボ
ール19と、ばね部材30により上方へ弾圧してソケッ
ト側壁の外周に上下動自在に嵌装され、かつ内側にボー
ル押圧用の突起18を有する環状ホルダー20とにより
結合して、分解可能な1本のステッキに構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、日常に使用されている組立式ステッキに関するものである。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
組立式ステッキとしては、止めピンを孔に差込んで互いに嵌合した軸部材を一 体的に結合するか、またはねじリングにより締め付けて結合を行うスライド式や 折畳み式等が知られている。 しかし、それらの組立式ステッキは歩行中にステッキが受ける震動やショック にどにより止めピンが外れかかったり、ねじリングが緩んだりして、ジョイント 部分にがたつきが生じ易いので、通常構造のステッキに比べて信頼性が低く、ま た簡単な構造のわりに組み立て及び分解に手数がかかるという課題を有する。
【0003】 この考案は上記従来の課題を解決するために考えられたものであって、その目 的は、柄部材と複数本の軸部材のジョイントにスチールボールを採用することに より、組み立て及び分解をきわめて簡単に、かつ緩みを生じることなく堅牢に行 うことができ、これまでのものより信頼性のある新たな組立式ステッキを提供す ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的によるこの考案は、握り部材を上端に連結した柄部材と、その柄部材 の下端に順に継ぎ足されて所要長さの本体を形成する複数本の軸部材とからなり 、その軸部材と上記柄部材は金属管により形成されて対向端部に互いに嵌合する プラグとソケットによるジョイントを有し、そのプラグとソケットをソケット側 壁の複数個所に穿った穴部からプラグ側面の凹所に出入自在に収容したスチール ボールと、ばね部材により上方へ弾圧してソケット側壁の外周に上下動自在に嵌 装され、かつ内側にボール押圧用の突起を有する環状ホルダーとにより結合して 、分解可能な1本のステッキに構成してなる、というものである。
【0005】 この考案における上記柄部材及び軸部材は、チタンまたはチタン合金からなり 、上記プラグは基部側面に止めピンを備え、その止めピンと嵌合する回り止め用 の切欠部をソケットの上端縁に設けてなる。
【0006】 また上記柄部材は側面に高さ調節用の貫通孔を一定間隔ごとに縦に穿設した外 側管と、その貫通孔と嵌合する突子を内部に設けたばね部材により側部に出没自 在に設けた内側管とを、互いに摺動自在に嵌合した二重管構造からなり、その内 側管の下端に上記ジョイントのプラグを突設する一方、外側管の上端部にねじ軸 による握り部連結用のポストを突設してなる、といものでもある。
【0007】 上記構成の組立式ステッキでは、プラグとソケットの嵌合による柄部材及び軸 部材相互の連結により所定長さの本体を組み立て得る。また嵌合は環状ホルダー をばね部材に抗して押下げて、プラグをソケットに挿入するだけでよく、この状 態では環状ホルダーの内側の突起がスチールボールよりも下側に位置にあって、 スチールボールは自由状態にあるので、プラグは充分に深くソケットに入り込み 、しかも止めピンと上記切欠部との嵌合により軸部材の回動も防止される。
【0008】 嵌合状態のプラグとソケットは、ばね部材による上記環状ホルダーの元位置へ の復帰により、突起の上端縁が自由状態にある上記スチールボールを内側に押込 んで、スチールボールをプラグの上記凹所に押込み、プラグを側方から抑え込む ので、このスチールボールを介してジョイントされ、これにより柄部材と軸部材 及び両軸部材が相互に結合して1本のステッキを構成する。
【0009】 上記環状ホルダーを押し下げて上下何れかの部材を引っ張ると、上記突起がス チールボールよりも下側にずれて、スチールボールが開放され、プラグの拘束が なくなるので、プラグとソケットは軸方向に対して自由になり、プラグの抜出し により1本のステッキは短い各部材に分解される。
【0010】 この組み立て及び分解に際する操作は、環状ホルダーの上下動とプラグの抜き 差しだけで行われ、他に特別な操作を必要としない。またその操作はワンタッチ で行い得るので手数を要せず、老人でもきわめて容易に行いうる。しかも環状ホ ルダーは常時上方へ弾圧されているので、震動などにより自然落下することがな く、人為的に押下げない限りスチールボールの開放は行われないので使用中にジ ョイント部分が外れて分解するようなこともないなど、その信頼性は従来のもの に比べてきわめて高いものとなる。 しかもチタンまたはチタン合金は軽量でアルミニウムよりも強度に優れるので 荷重により折れ曲がることもなく、分解後にケースや袋に収納して持ち運ぶ際の 重量負担も極めて少ない。
【0011】
【考案の実施の形態】
図中1はステッキで、図5に示すように、握り部材11を上端に嵌着した柄部 材12と、その柄部材12の下端に順に継ぎ足された2本の軸部材13,14と により、先端に石突15を備えたて所要長さの本体を形成したものからなる。
【0012】 上記柄部材12と各軸部材13,14はチタンまたはチタン合金などによる軽 重量の金属管をもって形成され、それらの対向端部にはジョイント16が設けて ある。このジョイント16は図1〜図4に示すように、互いに嵌合する金属軸の プラグ17及び金属筒体のソケット18と、その両方をスチールボール19を介 して係脱自在に結合する環状ホルダー20とから構成されている。
【0013】 また柄部材12は、図4に示すように、側面に高さ調節用の4個の貫通孔21 を一定間隔ごとに縦に穿設した外側管12aと、その貫通孔21と嵌合する突子 22を内部に設けたばね部材23により側部に出没自在に設けた内側管12bと を、互いに摺動自在に嵌合した二重管構造のものからなり、その内側管12bの 下端に上記プラグ17がフランジ17aを形成した中程まで上半部17bを嵌合 して突設してある。また外側管12aの上端部にはねじ軸による握り部連結用の ポスト24が突設してある。
【0014】 上記軸部材13,14の各上端には上記ソケット18がそれぞれ嵌合により取 り付けてある。また上位の軸部材13の下端には上記プラグ17が、柄部材側の プラグ17と同様に取付けて突設してある。これらプラグ17の柄部材12及び 軸部材13の下端から突出した基部側面には止めピン25が横に植設してあり、 その止めピン25より下側のプラグ側面の四方に、上記スチールボール26が部 分的に収まる凹所26が設けてある。
【0015】 上記ソケット18は上部外側にフランジ18aを有し、そのフランジ18aが 軸部材13,14の各開口縁に接するまで下部18bを嵌合して、各軸部材13 ,14の上端に設けられている。また軸部材上端から突出したソケット18の上 部側壁には、上記スチールボール19の穴部27が、上記凹所26ごとに位置を 同じくして穿設してあり、この穴部27にスチールボール19が凹所26に対し て出入自在に収容してある。
【0016】 上記環状ホルダー20は、ソケット上部を被覆する程度の縦幅で、内径が上記 フランジ18aの外径とほぼ同一の短筒状のものからなり、その上部の内側周囲 に上記スチールボール19を凹所26に押込む幅広の突起28が一体形成してあ る。また上端縁には図3に示すように、上記止めピン25と嵌合する回り止め用 の切欠部29が設けてある。
【0017】 このような環状ホルダー20は、ソケット側のフランジ18aと突起28との 間にコイル状のばね部材30を介在させて、ソケット18の上部外周に遊嵌され 、その後にソケット18の穴部27より上側の外側面に嵌着した止めリング31 に突起28の上端が接するところまで、上記ばね部材30により弾圧して、ソケ ット側壁の外周に上下動自在に嵌装してある。
【0018】 上記構造のステッキ1では、プラグ17とソケット18の嵌合により、柄部材 12及び軸部材13,14を所定長さの本体に組み立てることができる。嵌合は 上記環状ホルダー20をばね部材30に抗して押下げた状態で、プラグ17をソ ケット18に挿入するだけでよい。
【0019】 この状態では環状ホルダー20の内側の突起28がスチールボール19よりも 下側に位置し、スチールボール19は自由状態にあるので、プラグ17はスチー ルボール19に干渉されずに、ソケット18の開口端がプラグ17のフランジ1 7aに接するまで入り込み、止めピン25と上記切欠部29とが嵌合して軸部材 13,14の回動を防止する。
【0020】 プラグ17とソケット18を嵌合したのち上記環状ホルダー20を離すと、ば ね部材30により 環状ホルダー20は上方に付勢されて上昇し、自由状態にあ る上記スチールボール19を突起28の上端縁により内側に押込んで、止めリン グ31に接した位置で止まるようになる。
【0021】 上記突起28による押圧によりスチールボール19はプラグ17の凹所26に 入り込み、プラグ17を側方から抑え込んでソケット18とジョイントする。こ れにより柄部材12と軸部材13及び両軸部材13,14が相互に結合して1本 のステッキ1を構成する。また各軸部材13,14は止めピン25と切欠部29 との嵌合により回動せず、スチールボール19による側部の抑え込みと相俟って 緩みなく結合される。
【0022】 また上記環状ホルダー20を押し下げて上下何れかの部材を引っ張ると、上記 突起28がスチールボール19よりも下側にずれて、スチールボール19が開放 され、プラグ17の拘束が解かれるので、プラグ17をスムーズにソケット18 から抜け外すことができ、これにより1本のステッキ1は3本の短い各部材12 ,13,14に分解される。
【0023】 この組み立て及び分解に際する操作は、環状ホルダー20の上下動とプラグ1 7の抜き差しだけで行われ、他に特別な操作を必要としない。またプラグ17が スチールボール19の干渉を受けて止まるところまで差込んでから、環状ホルダ ー20を押下げても、上記と同様なジョイントが行えるので、ワンタッチ操作も 可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案に係る組立ステッキの軸部材相互の
結合状態を示す縦断側面図である。
【図2】 同じく軸部材相互の結合解除状態を示す縦断
側面図である。
【図3】 同じく軸部材の抜き外し状態を示す縦断側面
図である。
【図4】 握り部と柄部材の縦断側面図である。
【図5】 この考案による組立ステッキの立面図であ
る。
【符号の説明】
1 ステッキ 11 握り部 12 柄部材 13 上位の軸部材 14 下位の軸部材 16 ジョイント 17 プラグ 18 ソケット 19 スチールボール 20 環状ホルダー 21 貫通孔 22 突子 23 ばね部材 25 止めピン 26 凹所 27 穴部 28 突起 29 切欠部 30 コイル状のばね部材 31 止めリング

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 握り部材を上端に連結した柄部材と、そ
    の柄部材の下端に順に継ぎ足されて所要長さの本体を形
    成する複数本の軸部材とからなり、その軸部材と上記柄
    部材は金属管により形成されて対向端部に互いに嵌合す
    るプラグとソケットによるジョイントを有し、そのプラ
    グとソケットをソケット側壁の複数個所に穿った穴部か
    らプラグ側面の凹所に出入自在に収容したスチールボー
    ルと、ばね部材により上方へ弾圧してソケット側壁の外
    周に上下動自在に嵌装され、かつ内側にボール押圧用の
    突起を有する環状ホルダーとにより結合して、分解可能
    な1本のステッキに構成してなることを特徴とする組立
    式ステッキ。
  2. 【請求項2】 上記柄部材及び軸部材はチタンまたはチ
    タン合金からなる請求項1記載の組立式ステッキ。
  3. 【請求項3】 上記プラグは基部側面に止めピンを備
    え、その止めピンと嵌合する回り止め用の切欠部をソケ
    ットの上端縁に設けてなる請求項1記載の組立式ステッ
    キ。
  4. 【請求項4】 上記柄部材は側面に高さ調節用の貫通孔
    を一定間隔ごとに縦に穿設した外側管と、その貫通孔と
    嵌合する突子を内部に設けたばね部材により側部に出没
    自在に設けた内側管とを、互いに摺動自在に嵌合した二
    重管構造からなり、その内側管の下端に上記ジョイント
    のプラグを突設する一方、外側管の上端部にねじ軸によ
    る握り部連結用のポストを突設してなる請求項1記載の
    組立式ステッキ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009189666A (ja) * 2008-02-15 2009-08-27 Cts:Kk 折畳み式ステッキの接続装置および折畳み式ステッキ
KR102179798B1 (ko) * 2019-08-13 2020-11-17 주식회사 클레프이노베이션 분실방지 기능을 갖는 맞춤 우산손잡이

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