JPH0545249U - セラミツク軸と回転体との結合構造 - Google Patents

セラミツク軸と回転体との結合構造

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JPH0545249U
JPH0545249U JP9842191U JP9842191U JPH0545249U JP H0545249 U JPH0545249 U JP H0545249U JP 9842191 U JP9842191 U JP 9842191U JP 9842191 U JP9842191 U JP 9842191U JP H0545249 U JPH0545249 U JP H0545249U
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JP
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hole
ceramic shaft
coupling pin
rotating body
shaft
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 貫通孔の孔縁端部が欠け難く、セラミック軸
の強度が損なわれず、加工が平易なこと。 【構成】 セラミック軸1には丸孔で平らな通し孔の貫
通孔1aが穿設されて結合用ピン5が挿通されている。結
合用ピン5位置のセラミック軸1外周には歯車からなる
回転体6が嵌合されている。回転体6の中心にはセラミ
ツク軸1が挿通される中心孔6aが穿設されると共に、結
合用ピン5が嵌まる嵌合部6bが形成されている。結合用
ピン5は柱状に形成されると共に、両端部5a、5bと両端
より内側に細い部分5c、5dが形成されている。貫通孔1a
に結合用ピン5が挿通された時、結合用ピン5の両端部
5a、5bは貫通孔1aから凸出されると共に、結合用ピン5
の細い部分5c、5dは夫々貫通孔1aの端部と対向するよう
に構成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、結合用ピンを用いてセラミック軸と回転体を結合するセラミック軸 と回転体との結合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年例えば電子レンジ等で駆動源により回転駆動されるタ−ンテ−ブルの回転 軸にセラミック軸が用いられている。この場合に図7、図8のようにセラミック 軸1に細い貫通孔1aを穿設し、回転体6と結合する時貫通孔に結合用ピン5″を 挿通してこの結合用ピンを回転体の嵌合部6bに落し込んで結合していた。 この時セラミック軸1の貫通孔1aに結合用ピン5″を挿通して結合すると、貫 通孔1aの図8で矢印aの孔縁端部に集中的に荷重が掛かって欠けてしまう欠点が あった。 又、図9のように貫通孔1aの孔縁を面取りして開口部径を大きくすると、セラ ミック軸1の強度が損なわれる。更にセラミック軸では面取りは加工性が悪くな る欠点があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、セラミック軸の貫通孔の孔縁端部が欠けたり、面 取りの加工性が悪くなり、セラミック軸の強度が損なわれることである。 本考案の目的は上記欠点に鑑み、貫通孔の孔縁端部が欠け難く、セラミック軸 の強度が損なわれず、加工が平易なセラミック軸と回転体との結合構造を提案す ることである。
【0004】
【問題を解決するための手段】
本考案は、結合用ピンを貫通孔に挿通して該結合用ピンの両端部を該貫通孔か ら凸出したセラミツク軸と、上記セラミツク軸を挿通する中心孔と、中心孔と重 なる上記結合用ピンとの嵌合部を有する歯車等の回転体とから成り、上記結合用 ピンの一部を細くし、この細い部分を上記貫通孔の端部と対向させたことを要旨 とするものである。
【0005】
【作用】
図1でセラミック軸1が回転される時は、歯車7が図示しない駆動源で回転駆 動されて回転体6に伝達され、この回転が結合用ピン5を介してセラミック軸1 に伝達されて回転される。セラミック軸1の回転でカップリング13と金属軸8と タ−ンテ−ブル9が回転される。 この時結合用ピン5がセラミック軸1の貫通孔1aの孔縁端部に当たることがな い。
【0006】
【実施例】
以下、図示の実施例で本考案を説明する。図1は本考案を実施したタ−ンテ− ブル駆動系部分の断面側面図、図2はセラミック軸と回転体と結合用ピンを示す 要部拡大断面側面図、図3はセラミック軸と回転体と結合用ピンを示す要部拡大 断面平面図である。
【0007】 図1から図3でタ−ンテ−ブル駆動系部分に組み込まれるセラミック軸と回転 体との結合構造は、セラミック軸1が軸受10、11で軸承され、軸受10、11は夫々 上下のケ−ス2、3で支持されている。セラミック軸1の下端は支持板4で支持 されている。 ケ−ス2、3内のセラミック軸1には丸孔で平らな通し孔の貫通孔1aが穿設さ れて結合用ピン5が挿通されている。結合用ピン5位置のセラミック軸1外周に は歯車からなる回転体6が嵌合されている。 回転体6の中心にはセラミツク軸1が挿通される中心孔6aが穿設されると共に 、結合用ピン5が嵌まる嵌合部6bが形成されている。 更に上下のケ−ス2、3には軸12が固定されて回転体6の歯車と噛合する歯車 7が軸承されている。 セラミック軸1の上端には金属軸8がカップリング13で結合されている。金属 軸8の上端にはタ−ンテ−ブル9が固定されている。 タ−ンテ−ブル9の固定部9aの周囲から下側はカバ−14で覆われている。
【0008】 上記セラミック軸1の貫通孔1aは加工し易い丸孔で平らな通し孔で形成されて 結合用ピン5が挿通されている。 結合用ピン5は柱状に形成されると共に、両端部5a、5bと両端より内側に細い 部分5c、5dが形成されている。 貫通孔1aに結合用ピン5が挿通された時、結合用ピン5の両端部5a、5bは貫通 孔1aから凸出されると共に、結合用ピン5の細い部分5c、5dは夫々貫通孔1aの端 部と対向するように構成されている。
【0009】 図1でセラミック軸1が回転される時は、歯車7が図示しない駆動源で回転駆 動されて回転体6に伝達され、この回転が結合用ピン5を介してセラミック軸1 に伝達されて回転される。セラミック軸1の回転でカップリング13と金属軸8と タ−ンテ−ブル9が回転される。 この時結合用ピン5がセラミック軸1の貫通孔1aの孔縁端部に当たることがな い。
【0010】 上記のようにセラミック軸と回転体との結合構造が構成されると、セラミック 軸1の貫通孔1aの孔縁端部に集中的に荷重が掛からないから端部が欠けることが ない。 又、貫通孔1aは丸孔で平らな通し孔で形成されているからセラミック軸1の強 度が損なわれず、孔加工が平易になる。
【0011】 図4は図1の変形例で、本考案を実施したタ−ンテ−ブル駆動系部分の断面側 面図である。
【0012】 図4の変形例は、図1のカップリング13と金属軸8が省略されてセラミック軸 1の上端にタ−ンテ−ブル9が固定されている。
【0013】 図5は結合用ピン5の変形例で、セラミック軸と結合用ピンを示す要部拡大断 面平面図である。
【0014】 図5の結合用ピン5は端部5aと細い部分5c及び端部5bと細い部分5dの間に夫々 他の細い部分5e、5fが形成されている。 この細い部分5e、5fが形成されることで細い部分5c、5dへの応力集中が緩和さ れる。
【0015】 図6は結合用ピンの他の変形例で、(a)は平面図、(b)は側面図である。
【0016】 図6の結合用ピン5′は板材で形成されている。結合用ピン5′は幅dに対し 厚さtがt<dで形成されている。結合用ピン5′には両端部5g、5hと両端より 内側に細い部分5i、5jが形成されている。 結合用ピン5′が板材で形成されると、製作コストが安価になる。
【0017】 図6の結合用ピン5′がセラミック軸1の貫通孔1aに挿通された時、上記図2 と同様に両端部5g、5hは貫通孔1aから凸出されると共に、細い部分5i、5jは夫々 貫通孔1aの端部と対向するように挿通される。 結合用ピン5′が挿通されるセラミック軸1の貫通孔1aは丸孔以外の平らな通 し孔で形成してもよい。
【0018】 上記説明ではセラミック軸と回転体との結合構造をタ−ンテ−ブル駆動系部分 に実施した例で述べたが、他の装置に実施してもよい。
【0019】
【考案の効果】
本考案は上述のように構成されたから、セラミック軸の貫通孔の孔縁端部に集 中的に荷重が掛からないので端部が欠けることがない。又、貫通孔は平らな通し 孔で形成されているからセラミック軸の強度が損なわれず、孔加工が平易になる 等実用上優れた効果を奏するセラミック軸と回転体との結合構造を提供すること が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を実施したタ−ンテ−ブル駆動系部分の
断面側面図である。
【図2】セラミック軸と回転体と結合用ピンを示す要部
拡大断面側面図である。
【図3】セラミック軸と回転体と結合用ピンを示す要部
拡大断面平面図である。
【図4】図1の変形例で、本考案を実施したタ−ンテ−
ブル駆動系部分の断面側面図である。
【図5】結合用ピンの変形例で、セラミック軸と結合用
ピンを示す要部拡大断面平面図である。
【図6】結合用ピンの他の変形例で、(a)は平面図、
(b)は側面図である。
【図7】従来のセラミック軸と回転体と結合用ピンの分
解斜視図である。
【図8】従来のセラミック軸と結合用ピンの要部拡大断
面平面である。
【図9】従来の他のセラミック軸と結合用ピンの要部拡
大断面平面である。
【符号の説明】
1 セラミック軸 1a 貫通孔 5、5′ 結合用ピン 5a、5b、5g、5h 端部 5c、5d、5i、5j 細い部分 6 歯車からなる回転体 6a 中心孔 6b 嵌合部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結合用ピンを貫通孔に挿通して該結合用
    ピンの両端部を該貫通孔から凸出したセラミツク軸と、
    上記セラミツク軸を挿通する中心孔と、中心孔と重なる
    上記結合用ピンとの嵌合部を有する歯車等の回転体とか
    ら成り、上記結合用ピンの一部を細くし、この細い部分
    を上記貫通孔の端部と対向させたセラミック軸と回転体
    との結合構造。
JP1991098421U 1991-11-05 1991-11-05 セラミック軸と回転体との結合構造 Expired - Fee Related JP2571809Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002195195A (ja) * 2000-11-17 2002-07-10 General Electric Co <Ge> ガスタービン用の取り替え可能な可変ステータ羽根

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JPS6110902U (ja) * 1984-06-26 1986-01-22 トヨタ自動車株式会社 セラミツクタ−ビンホイ−ルの抜け防止装置
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JP2571809Y2 (ja) 1998-05-20

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