JPH0545234U - 軸受構造 - Google Patents

軸受構造

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JPH0545234U
JPH0545234U JP9392491U JP9392491U JPH0545234U JP H0545234 U JPH0545234 U JP H0545234U JP 9392491 U JP9392491 U JP 9392491U JP 9392491 U JP9392491 U JP 9392491U JP H0545234 U JPH0545234 U JP H0545234U
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JP
Japan
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outer ring
bearing
shaft
fixed
hollow portion
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Application number
JP9392491U
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English (en)
Inventor
正史 久保田
Original Assignee
株式会社ユニシアジエツクス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸受としての性能を確保しつつ、組立ての作
業性を向上させる。 【構成】 アルミニウム合金製のポンプボディ1の鋳込
み成型時に、軸受鋼製の外輪3Aを鋳込み固定し、外輪
3Aの内周面とシャフト4の外周面との間に、複数のボ
ール3Bおよびローラ3Cを転動自在に介在させた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ボディの中空部内にシャフトを支持するための軸受構造、特に自動 車等の内燃機関の冷却水を循環させるためのウォーターポンプに用いて好適な軸 受構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の軸受構造としては、例えば、実開昭59−39365号公報に 記載されたものが知られている。
【0003】 かかる軸受構造は、ポンプ装置に組込まれるものであり、端部にインペラが固 着されたシャフトをポンプボディの中空部内に支持するようになっている。具体 的には、ポンプボディの中空部内に、シャフトを支持する軸受の外輪を圧入固定 した構造となっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の軸受構造は、軸受の外輪をボディの中空部内に圧入 固定するため、その中空部の内径と外輪の外径のそれぞれの寸法精度を高くして 、それらの嵌合面を高い精度で仕上げなければならなかった。しかも、軸受の外 輪が中空部内への圧入によって収縮し、その収縮が軸受のガタの発生原因となる おそれがあった。また、ボディを合成樹脂製とする場合には、軸受の外輪の圧入 に耐えるために特別な補強を講じなければならなかった。
【0005】 本考案の目的は、上記従来の問題を解消し、軸受としての性能を確保しつつ、 組立ての作業性を向上させることができる軸受構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の軸受構造は、ボディの中空部内にシャフトを支持する軸受構造におい て、前記ボディの成型時に前記中空部の内周部分に埋込み固定された外輪と、前 記外輪の内周面と前記シャフトの外周面との間に転動自在に介在するボールおよ び/またはローラとを備えてなることを特徴とする。
【0007】
【作用】
本考案の軸受構造は、ボディに外輪を埋込み固定したことにより、その外輪を ボディの中空部内に圧入固定する従来のものに比して、外輪とボディとの接合面 に高精度の加工を施す必要をなくし、しかも外輪の圧入による収縮をなくして、 軸受としての機能を確実に果す。
【0008】 更に、特別な補強を講じることなく、ボディを合成樹脂化することを可能とす る。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。本実施例は、自動車用エ ンジンの冷却水を循環させるためのウォーターポンプに組込まれる軸受構造とし ての適用例である。
【0010】 図1において、1はアルミニウム合金や合成樹脂製のポンプボディであり、そ の右側部は、図示しないボルトによってシリンダブロック2に固定されている。 そのシリンダブロック2には、後述するインペラ6が内在するポンプ室Rが形成 されている。ボディ1の中空部1A内には、軸受3を介してシャフト4が支持さ れており、その軸受3は、外輪3Aとシャフト4との間に複数のボール3Bおよ びローラ3Cを転動自在に介在させた構成となっている。シャフト4の外周面に は、ボール3Bが入る環状の溝部4Aが形成されている。
【0011】 軸受3の外輪3Aは軸受鋼(例えば、JIS規格SUJ2)製であって、後述 するように、ボディ3の成型時にその中空部1Aの内周部分に埋込み固定されて いる。また、外輪3Aの外周面には起伏部3Dが形成されており、ボディ3と強 固に結合している。この外輪3Aを含めた軸受3の組付け手順については後述す る。
【0012】 シャフト4の一端4Bには、プーリーハブ5を介して図示ない駆動プーリが固 着されている。また、シャフト4の他端4Cにはインペラ6が固着されており、 そのインペラ6と軸受3との間にはメカニカルシール7が配設されている。更に 、ボディ1には、メカニカルシール7を通ってポンプ室R内から中空部1A内に 漏れた水を外部に排出するための水抜き孔1Bと、中空部1A内の水蒸気を外部 に放出するための水蒸気抜き孔1Cが形成されている。
【0013】 このように構成されたウォーターポンプは、シャフト4を介してインペラ6が 一方向に回転駆動されることにより、自動車用エンジンの冷却水を図示しない吸 入口からポンプ室内に吸入し、そして図示しない吐出口から吐出する。これによ り、冷却水がエンジンとラジエータとの間を循環することになる。
【0014】 次に、軸受3の組付け手順について説明する。
【0015】 まず、ボディ1の成型時に、その中空部1Aの内周部分に外輪3Aを埋込み固 定する。例えば、ボディ1がアルミニウム合金製の場合は、そのボディ1を鋳型 を用いて鋳込み成型する際に、外輪3Aを鋳込み固定する。また、ボディ1が合 成樹脂製の場合には、そのボディ1を金型を用いて射出成型する際に、外輪3A を埋込み固定する。
【0016】 その後、外輪3Aの内周面等を仕上げ加工して、その内径寸法を所期どおりの 精度とする。したがって、ボディ1内に埋込み固定される際の外輪3Aは仕上げ 加工前のものでよく、その外輪3Aとボディ1との接合面の特別な加工は不要と なり、外輪3Aの外周面に形成する起伏部3Dの形状も任意となる。
【0017】 その後、外輪3Aの内径を基準にして、シャフト4の溝部4A等を加工して、 ボール3B,ローラ3C、およびシャフト4を組付ける。
【0018】 このように、ボディ1に外輪3Aを埋込み固定した後に、その外輪3Aを仕上 げ加工するため、結果的に、高精度の軸受3が構成されて、所期の機能を確実に 果すことになる。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の軸受構造は、ボディに外輪を埋込み固定した構 成であるから、その外輪をボディの中空部内に圧入固定する従来のものに比して 、外輪とボディとの接合面に高精度の加工を施す必要がなくなり、しかも外輪の 圧入による収縮がなくなって、軸受としての機能を確実に果すことができる。
【0020】 また、特別な補強を講じることなく、ボディを合成樹脂製とすることもできる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ポンプボディ 1A 中空部 2 シリンダブロック 3 軸受 3A 外輪 3B ボール 3C ローラ 3D 起伏部 4 シャフト 5 プーリーハブ 6 インペラ 7 メカニカルシール R ポンプ室

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボディの中空部内にシャフトを支持する
    軸受構造において、 前記ボディの成型時に前記中空部の内周部分に埋込み固
    定された外輪と、 前記外輪の内周面と前記シャフトの外周面との間に転動
    自在に介在するボールおよび/またはローラとを備えて
    なることを特徴とする軸受構造。
JP9392491U 1991-11-15 1991-11-15 軸受構造 Pending JPH0545234U (ja)

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