JPH0544864Y2 - - Google Patents

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JPH0544864Y2
JPH0544864Y2 JP18211987U JP18211987U JPH0544864Y2 JP H0544864 Y2 JPH0544864 Y2 JP H0544864Y2 JP 18211987 U JP18211987 U JP 18211987U JP 18211987 U JP18211987 U JP 18211987U JP H0544864 Y2 JPH0544864 Y2 JP H0544864Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、少なくとも二種類以上の異なる色
彩あるいは透明度の樹脂材料を用いて一体に形成
される計器用文字板、透視板等の表示板に関する
ものである。
〔従来の技術〕
一般に、表示板たとえば自動車の速度計等に用
いられる計器用文字板は、透明基板の前面に文
字・数字・目盛等の表示部分を除いて遮光性の塗
料もしくはインクにて地色層を塗装もしくは印刷
し、前記表示部分には表示色層を設け、昼間等に
おいては周囲光線を利用して、夜間等においては
文字板背後から光を照射させて、前記表示部分の
みを透過照明して読み取りを容易にさせるものが
知られている。
ところで、かかる表示板は、その外周端縁から
の光洩れを防止するため、この端縁に段差部を設
けて見返し板あるいは隣接する他の表示板の端縁
を重ね合わせ、さらに当接面には黒色系の光吸収
性の塗料もしくはインクを塗装もしくは印刷する
ようにしている。しかし、前述するような表示板
の光洩れ防止構造では、塗装もしくは印刷のため
の作業工程が必要となるため、組み立て工数の増
加により高い製造コストになるという問題があ
る。
近年、このような表示板にも複数の樹脂材料を
用いて一体に形成することが可能となり、組み立
て作業を簡素化できる表示板の光洩れ防止構造が
提案されその一例を第8図及び第9図に示す。
すなわち、表示板1には、たとえば、後述する
燃料計や温度計などの指示計器の目盛や記号等の
指標部を施して形成した指示計器の表示領域と、
車輌の方向指示器の作動表示、エンジンの油圧状
態の表示、前照灯点灯時の上下向き状態の表示な
ど車輌の各種機器の作動状態を点灯表示する表示
領域とが区画されて形成されるものであり、この
表示板1は、表示形態の異なる前記各表示領域の
外周端縁及び各表示領域を区画するための境界線
箇所2において、表面を窪ませて肉厚寸法が薄く
形成された段差面3を有する透光性の樹脂材料か
らなる第1の基板4と、この第1の基板4の段差
面3の前面側に設けられ、黒色系の不透光性の樹
脂材料からなる第2の基板5とにより一体に形成
されており、前記境界線2箇所2に形成された前
記第2の基板5の仕切部6によつて区画された一
方に、燃料計や温度計などの指示計器の目盛、数
字、記号等の表示部分に夜間等において表示板1
背後からの光線を透過させて所望の色に表示させ
るべく、例えば緑色等の第1の表示色層7を印刷
し、この第1の表示色層7の前面に昼間等におい
て前方からの周囲光線を反射させて所望の色に表
示させるべく、例えば白色等の第2の表示色層8
を印刷し、この第2の表示色層8の前面に所望の
表示形状を残して遮光性を有する例えば黒色等の
地色層9を塗装もしくは印刷により形成して第1
の表示領域10を設け、前記仕切部6によつて区
画された他方には、車輌の作動状態などに応じて
点灯表示され、前記表示板1の後方に配設される
表示器11の表示面を視認可能とする表示窓部1
2を形成した第2の表示領域13を設けている。
そして、前記表示板1の外周端縁前面には光洩れ
を考慮した見返し板14の当接箇所である段差部
15が設けられ、前記外周端縁前面に前記見返し
板14の端縁を重ね合わせることにより、表示板
1の周縁からの光洩れを防止している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、前記従来例では表示板1は、第1の
基板4と第2の基板5との肉厚に差異があるた
め、第1の基板を形成した後、第2の基板を形成
する際、第1の基板4に比較して肉厚の薄い第2
の基板5が第1の基板4よりも短時間で材料の成
型温度を低下させ、第1の基板4の各表示領域1
0,13の周囲を締め付けるようにして先に収縮
することになる、従つて、第1の基板4におい
て、肉厚寸法が薄く強度の比較的弱い境界線箇所
2にて屈曲変形する場合があつた。
特に仕切部6の前面に各表示領域10,13の
区画を強調させる溝を設ける場合には、より一層
変形しやすくなつていた。
〔考案の目的〕
この考案は、前記従来例の問題点に着目して考
えられたものであり、複数の表示領域を区画形成
する表示板において、組立作業を簡素化しつつ色
彩あるいは透明度の異なる材料によつて一体で表
示板を形成し、各表示領域の区画を明確にすると
共に、変形量を小さく抑えることのできる表示板
の提供を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、前記目的を達成するため、表示形
態の異なる複数の表示領域の外周端縁と、この外
周端縁と橋絡して、前記複数の表示領域を区画す
る境界線箇所とに表面を窪ませて肉厚寸法が薄く
形成された段差面を設けた第1の基板と、前記第
1の基板の段差面の前面側に配設された第2の基
板とから成る表示板において、前記第1の基板を
透光性の樹脂材料で形成すると共に、前記境界線
箇所に対応した前記第1の基板の段差面には、そ
の段差面の表面より窪ませた凹部を設け、前記第
2の基板を不透光性の樹脂材料で形成し、前記第
1の基板と前記第2の基板を一体に形成すると共
に、前記凹部内に前記第2の基板の基部を延設し
たことを特徴とする表示板である。
〔作用〕
表示板を異なる色彩あるいは透明度の異なる樹
脂材料を用いて、一体に形成することにより、表
示板に表示形態の異なる複数の表示領域を区画す
る仕切部を設けることができ、しかもこの仕切部
の成型温度の低下速度を遅らせて、基板の変形量
が小さくなる。
〔実施例〕
以下、第1図〜第6図を参照しながらこの考案
の一実施例を詳述する。
表示板16は、複数の表示領域を区分けしてな
り、周知の過電流型あるいは可動線輪型等の計器
本体17の計器用文字板やランプの点滅によつて
各種警報表示を行う表示器18の前面側に配設さ
れる透視板として異なる表示領域に区分けして適
用されるものであつて、外周端縁には表面部分を
窪ませて肉厚寸法が薄く形成された段差面19を
有し、かつ、この段差面19の任意の2箇所を橋
絡して後述する2個の表示領域を区画する境界線
箇所20には表面部分を窪ませて肉厚寸法が薄く
形成された段差面21を設けた例えば、アクリ
ル、ポリカーボネート等の透光性を有する樹脂製
平板から成る第1の基板22を先ず形成し、次に
この第1の基板22をセツトした金型によつて、
第1の基板22の外周端縁の前記段差面19には
断面略L字形状で表面部分を窪ませて形成された
段差部23を、第1の基板22の境界線箇所20
に対応する前記段差面21には後述する各表示領
域を区画するための前面が溝状となる断面略U字
形状の仕切部24を設けた例えば、アクリル、ポ
リカーボネート等に黒色系不透光性顔料を含有さ
せて不透光性を有する樹脂材料から成る第2の基
板25を形成し、このような二色成型によつて、
第1及び第2の基板22及び25を一体に形成す
る。
この表示板16は、前記仕切部24によつて区
画された一方に、燃料計や温度計などの指示計器
の目盛、数字などの表示部分に応じて例えば半透
明の緑色の第1の表示色層26を前記第1の基板
22の前面に印刷形成し、この第1の表示色層2
6の前面側にたとえば半透明の白色の第2の表示
色層27を印刷形成し、この表示色層27の前面
に表示部分の所望の形状を残して、例えば遮光性
の黒色系の地色層28を塗装もしくは印刷形成
し、適所に穿設される透孔29に前記計器本体1
7の指針軸30を挿通させると共に、この指針軸
30の先端に固着される指針31の回動状態と前
記表示部分とを対比判読させるようにして第1の
表示領域32を設け、前記仕切部24によつて区
画された他方に、前記表示器18の表示状態を透
視可能な表示窓33を形成することによつて、第
2の表示領域34を設けている。
また、第1の基板22の前記段差面21には、
前後に貫通する複数の凹部35を穿設し、この凹
部35内には、第2の基板25の仕切部24の基
部36が延設されている。
すなわち、前記表示板16を一体に形成する
際、第2の基板25は段差部23、仕切部24及
び基部36が同時に形成され、この後、第1の基
板22と比較して肉薄である段差部23は、従来
同様短時間で材料の成型温度を低下するものの、
前記仕切部24、基部36箇所では肉厚にするこ
とができ、表示領域32,34の境界における成
型温度の低下速度が第1の基板22に近づくこと
になり、その収縮速度を遅らせている。
そして、前記表示板16は、前記第1の表示領
域32において、昼間等では周囲光線により表示
部分が第2の表示色層27の色に視認され、夜間
等では背後からの光線により表示部分が第1の表
示色層26の色に視認され、また第2の表示領域
34において、昼夜共に表示器18の各種表示状
態が表示窓33を通して視認され、夜間等におけ
る外周端縁からの光洩れを防止すべく、段差部2
3の前面に見返し板37の端縁が突き当てられ
る。
以上のように、基部36により仕切部24の肉
厚を厚くし、成型後の温度低下速度を遅らせて各
表示領域32,34を形成する第1の基板22と
の収縮速度を近づけることができるため、肉厚が
薄くなる溝状の仕切部24を設けても、従来例に
比べて境界線箇所20における屈曲変形を小さく
することができ、異なる表示領域32,34の区
画を明確にしながら段差部23と見返し板37と
の突き当て状態を良好に行うことができる。
また、前記実施例では、表示領域32,34を
区画する段差面21に貫通孔状の凹部35を設け
たが、この凹部35は、金型及び材料の成型温度
や第1及び第2の基板22,25の材質選定等、
各種条件に適応させて前後に貫通しない段差状に
形成したり、あるいは貫通孔にして、前面側の仕
切部24の基部36が後面側で凹部35より広く
なるように段差面38を設けてもよく(第7図参
照)、またその数も適宜設定すればよい。
なお、表示板を第1および第2の基板とによつ
て一体に形成する際、表示板を三色以上の樹脂材
料で第1と第2の基板を形成する場合、たとえ
ば、先ず第1の基板を透光性の異なる色彩からな
る樹脂材料で一体に形成した後、第2の基板を第
1の基板と一体に形成するようにしてもよく、あ
るいは第2の基板をそれぞれ不透光性の異なる色
彩からなる樹脂材料で最初に一体に形成した後、
この第2の基板に対して透光性の樹脂材料とから
なる第1の基板を一体に形成してもよい。また各
基板の材質は適宜選定してよく、従つて形成する
順序も前記実施例に限定されるものではない。
また、前記各実施例では、表示板は背後からの
光線の洩れ防止のために一体に形成された計器用
文字板を例として説明したが、複数の領域に区画
形成されるものであればもちろん各種機器の表示
板に適用でき、また各領域内には必ずしも表示部
が位置しなくともよい。
また、仕切部は従来例同様に、前面に溝を設け
ないものであつてもよい。
〔考案の効果〕
この考案は、表示板の外周端縁部分に不透光性
の樹脂材料からなる段差部を設けることにより、
外周端縁からの孔洩れを防ぐことができると共
に、境界線箇所に対応した第1の基板の段差面に
さらに凹部を設けて、第2の基板と一体に形成す
ることにより、表示形態の異なる複数の表示領域
を区画する仕切部を簡単に形成することができ、
しかも仕切部から基部を凹部内に延設して肉厚を
厚くすることにより、成型後における基板の変形
量を抑制することのできる表示板を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図はこの考案の一実施例を示すも
のであり、第1図は一部を切欠いた正面図、第2
図は断面図、第3図は要部拡大断面図、第4図は
半裁背面斜視図、第5図は第1基板の斜視図、第
6図A,Bはそれぞれ第5図中A−A線、B−B
線の断面図、第7図はこの考案の他の実施例を示
す要部拡大断面図、第8図、第9図は従来例を示
す正面図、要部断面図である。 1,16……表示板、3,19,21,38…
…段差面、4,22……第1の基板、5,25…
…第2の基板、6,24……仕切部、10,1
3,32,34……表示領域(領域)、15,2
3……段差部、35……凹部、36……基部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表示形態の異なる複数の表示領域の外周端縁
    と、この外周端縁と橋絡して、前記複数の表示領
    域を区画する境界線箇所とに表面を窪ませて肉厚
    寸法が薄く形成された段差面を設けた第1の基板
    と、前記第1の基板の段差面の前面側に配設され
    た第2の基板とから成る表示板において、前記第
    1の基板を透光性の樹脂材料で形成すると共に、
    前記境界線箇所に対応した前記第1の基板の段差
    面には、その段差面の表面より窪ませた凹部を設
    け、前記第2の基板を不透光性の樹脂材料で形成
    し、前記第1の基板と前記第2の基板を一体に形
    成すると共に、前記凹部内に前記第2の基板の基
    部を延設したことを特徴とする表示板。
JP18211987U 1987-11-30 1987-11-30 Expired - Lifetime JPH0544864Y2 (ja)

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JPH0185889U JPH0185889U (ja) 1989-06-07
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