JPH0544659A - スクロール圧縮機 - Google Patents
スクロール圧縮機Info
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- JPH0544659A JPH0544659A JP19766391A JP19766391A JPH0544659A JP H0544659 A JPH0544659 A JP H0544659A JP 19766391 A JP19766391 A JP 19766391A JP 19766391 A JP19766391 A JP 19766391A JP H0544659 A JPH0544659 A JP H0544659A
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- pair
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01C—ROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
- F01C17/00—Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing
- F01C17/06—Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing using cranks, universal joints or similar elements
- F01C17/066—Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing using cranks, universal joints or similar elements with an intermediate piece sliding along perpendicular axes, e.g. Oldham coupling
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スクロール圧縮機において、オルダム継手と
揺動スクロール台板との接触音を低減する。 【構成】 オルダムリング13ａの上面側に突出する一対
のキー部材13ｂを結ぶ直線に対して、圧縮機回転方向へ
−45°の位相をもったオルダムリング13ｂの中心を通る
直線上に位置し、オルダムリングの上面側に一対の弾性
部材13ｆを配設した。
揺動スクロール台板との接触音を低減する。 【構成】 オルダムリング13ａの上面側に突出する一対
のキー部材13ｂを結ぶ直線に対して、圧縮機回転方向へ
−45°の位相をもったオルダムリング13ｂの中心を通る
直線上に位置し、オルダムリングの上面側に一対の弾性
部材13ｆを配設した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば冷凍機、空気
調和機等の機器に使用して好適なスクロール圧縮機に関
する。
調和機等の機器に使用して好適なスクロール圧縮機に関
する。
【０００２】
【従来の技術】図３は例えば特開昭60−206988号に示さ
れるような従来のスクロール圧縮機の構成を示し、特
に、スクロール圧縮機を全密閉形冷媒圧縮機に応用した
場合のものである。同図において、１は渦巻１ａを台板
１ｂの一側に備えた固定スクロール、２は渦巻２ａを台
板２ｂの一側に備えた揺動スクロール、３は吸入口（吸
入室）、４は吐出ポート、５は両渦巻１ａ，２ａを互い
に組合せたとき両渦巻１ａ，２ａ間に形成される圧縮
室、６は主軸、７は吸込口７ａを有し、主軸下端と所定
空隙をもって主軸下端部を覆うように装着されたオイル
キャップ、８，９は軸受フレーム、10はモータロータ、
11はモータステータ、12はシェル、13はオルダム継手、
14は邪魔板、15はシェル12の底部に設けた油溜、16は吸
入管、17は吐出管、18は主軸６に対して偏心し、かつ、
台板２ｂの他側に設けられた揺動スクロール軸２ｃと回
転自在に嵌入された揺動スクロール軸受で、主軸６上端
部の大径部６ａに形成した偏心穴60ａ内に固着されてい
る。
れるような従来のスクロール圧縮機の構成を示し、特
に、スクロール圧縮機を全密閉形冷媒圧縮機に応用した
場合のものである。同図において、１は渦巻１ａを台板
１ｂの一側に備えた固定スクロール、２は渦巻２ａを台
板２ｂの一側に備えた揺動スクロール、３は吸入口（吸
入室）、４は吐出ポート、５は両渦巻１ａ，２ａを互い
に組合せたとき両渦巻１ａ，２ａ間に形成される圧縮
室、６は主軸、７は吸込口７ａを有し、主軸下端と所定
空隙をもって主軸下端部を覆うように装着されたオイル
キャップ、８，９は軸受フレーム、10はモータロータ、
11はモータステータ、12はシェル、13はオルダム継手、
14は邪魔板、15はシェル12の底部に設けた油溜、16は吸
入管、17は吐出管、18は主軸６に対して偏心し、かつ、
台板２ｂの他側に設けられた揺動スクロール軸２ｃと回
転自在に嵌入された揺動スクロール軸受で、主軸６上端
部の大径部６ａに形成した偏心穴60ａ内に固着されてい
る。
【０００３】また、19は主軸６上部の大径部６ａの外周
面61ａを支承する第１の主軸受、20は主軸６下部の小径
部６ｂを支承する第２の主軸受、21は揺動スクロール２
の台板２ｂにおける下面20ｂを軸方向から支承する第１
のスラスト軸受、22は主軸６の大径部６ａと小径部６ｂ
間の段部６ｃを軸方向から支承する第２のスラスト軸
受、23は主軸６下端に開口部23ａを有し、主軸６内にそ
の軸心より偏心して設けられた給油孔で、各軸受18，20
部へ連通している。24は主軸６内に設けられたガス抜孔
25，26は油経路用の返油孔、27，28は吸入ガス経路用の
連通孔である。
面61ａを支承する第１の主軸受、20は主軸６下部の小径
部６ｂを支承する第２の主軸受、21は揺動スクロール２
の台板２ｂにおける下面20ｂを軸方向から支承する第１
のスラスト軸受、22は主軸６の大径部６ａと小径部６ｂ
間の段部６ｃを軸方向から支承する第２のスラスト軸
受、23は主軸６下端に開口部23ａを有し、主軸６内にそ
の軸心より偏心して設けられた給油孔で、各軸受18，20
部へ連通している。24は主軸６内に設けられたガス抜孔
25，26は油経路用の返油孔、27，28は吸入ガス経路用の
連通孔である。
【０００４】ここで、揺動スクロール２は、固定スクロ
ール１とかみ合わされた状態で揺動スクロール軸２ｃが
揺動スクロール軸受18を介して主軸６に係合され、前記
揺動スクロール軸受18及び軸受フレーム８に配設された
第１のスラスト軸受21によって支承されている。更に、
主軸６はインローなどで互いに結合された軸受フレーム
８，９内に配設された第１の主軸受19、第２の主軸受2
0、第２のスラスト軸受21によって支承されている。
ール１とかみ合わされた状態で揺動スクロール軸２ｃが
揺動スクロール軸受18を介して主軸６に係合され、前記
揺動スクロール軸受18及び軸受フレーム８に配設された
第１のスラスト軸受21によって支承されている。更に、
主軸６はインローなどで互いに結合された軸受フレーム
８，９内に配設された第１の主軸受19、第２の主軸受2
0、第２のスラスト軸受21によって支承されている。
【０００５】また、オルダム継手13は揺動スクロール２
と軸受フレーム８との間に配設され、揺動スクロール２
の自転を防止し、公転運動のみを行わせるように構成さ
れている。このような状態で、固定スクロール１は軸受
フレーム８，９とともにボルトなどにより共締めされ
る。また、モータロータ10は主軸６に、モータステータ
11は軸受フレーム９に、それぞれ圧入、焼嵌めまたはね
じ止めなどによって固定されている。
と軸受フレーム８との間に配設され、揺動スクロール２
の自転を防止し、公転運動のみを行わせるように構成さ
れている。このような状態で、固定スクロール１は軸受
フレーム８，９とともにボルトなどにより共締めされ
る。また、モータロータ10は主軸６に、モータステータ
11は軸受フレーム９に、それぞれ圧入、焼嵌めまたはね
じ止めなどによって固定されている。
【０００６】更に、オイルキャップ７は、主軸６に圧
入、焼嵌めなどによって固定されている。このようにし
て組立てられた機械部は固定及び揺動スクロール１，２
を上部に、モータロータ10及びステータ・ロータ11を下
部にしてシェル12内に圧入、焼嵌め等により収容固定さ
れている。
入、焼嵌めなどによって固定されている。このようにし
て組立てられた機械部は固定及び揺動スクロール１，２
を上部に、モータロータ10及びステータ・ロータ11を下
部にしてシェル12内に圧入、焼嵌め等により収容固定さ
れている。
【０００７】次にこのように構成されたスクロール圧縮
機の動作について説明する。モータロータ10が回転する
と、主軸６及びオルダム継手13を介して揺動スクロール
２が公転運動を始め、圧縮が開始する。この時、冷媒ガ
スは吸入管16よりシェル12内に吸入され、図３の実線矢
印に示すように軸受フレーム９とモータステータ11との
間の連通孔27、モータロータ10とモータステータ11との
間のエアギャップなどを通過してモータを冷却した後、
シェル12と軸受フレーム８，９との間の連通孔28を通っ
て固定スクロール１に設けた吸入口３より圧縮室５へ取
り込まれ圧縮される。圧縮されたガスは、吐出ポート４
を経て吐出管17より圧縮機外へ排出される。
機の動作について説明する。モータロータ10が回転する
と、主軸６及びオルダム継手13を介して揺動スクロール
２が公転運動を始め、圧縮が開始する。この時、冷媒ガ
スは吸入管16よりシェル12内に吸入され、図３の実線矢
印に示すように軸受フレーム９とモータステータ11との
間の連通孔27、モータロータ10とモータステータ11との
間のエアギャップなどを通過してモータを冷却した後、
シェル12と軸受フレーム８，９との間の連通孔28を通っ
て固定スクロール１に設けた吸入口３より圧縮室５へ取
り込まれ圧縮される。圧縮されたガスは、吐出ポート４
を経て吐出管17より圧縮機外へ排出される。
【０００８】また、潤滑油は、油溜15より破線矢印で示
すように主軸６に配設されたオイルキャップ７及び給油
孔23による遠心ポンプ作用によりオイルキャップ７の吸
込口７ａ及び給油孔23を通して各軸受18，20に給油さ
れ、さらに軸受18からは軸受21，19，22の順に給油され
る。潤滑に使用された油は、主に軸受フレーム８，９に
設けられた返油孔25，26を通って油溜15に戻される。
すように主軸６に配設されたオイルキャップ７及び給油
孔23による遠心ポンプ作用によりオイルキャップ７の吸
込口７ａ及び給油孔23を通して各軸受18，20に給油さ
れ、さらに軸受18からは軸受21，19，22の順に給油され
る。潤滑に使用された油は、主に軸受フレーム８，９に
設けられた返油孔25，26を通って油溜15に戻される。
【０００９】また、前記軸受21等から漏れ出た油が直接
吸入口（吸入室）３へ吸引されないよう邪魔板14が軸受
フレーム８と揺動スクロール２の外周面との間の隙間を
閉鎖するように設けられ、邪魔板14と揺動スクロール２
により吸入口（吸入室）３と揺動機械部とを分離してい
る。また、主軸６に設けられたガス抜孔24は、作動時、
オイルキャップ７内のガスを迅速に軸外へ排出し、ポン
プ効率を高めるためのものである。
吸入口（吸入室）３へ吸引されないよう邪魔板14が軸受
フレーム８と揺動スクロール２の外周面との間の隙間を
閉鎖するように設けられ、邪魔板14と揺動スクロール２
により吸入口（吸入室）３と揺動機械部とを分離してい
る。また、主軸６に設けられたガス抜孔24は、作動時、
オイルキャップ７内のガスを迅速に軸外へ排出し、ポン
プ効率を高めるためのものである。
【００１０】このようなスクロール圧縮機において、揺
動スクロール２に作用する負荷及びそれに伴う各部軸受
の負荷反力を説明する。図４は、揺動スクロール２及び
その軸受部の部分詳細図であって、運転時に、揺動スク
ロール２には、半径方向のガス負荷と遠心力が作用し、
この力をＦｒとすると、揺動スクロール軸２ｃを介して
揺動スクロール軸受18に反力Ｐｒが生ずる。また、軸方
向ガス負荷Ｆｔに対しては、揺動スクロール２の台板２
ｂを介してスラスト軸受21に反力Ｐｔが生ずる。
動スクロール２に作用する負荷及びそれに伴う各部軸受
の負荷反力を説明する。図４は、揺動スクロール２及び
その軸受部の部分詳細図であって、運転時に、揺動スク
ロール２には、半径方向のガス負荷と遠心力が作用し、
この力をＦｒとすると、揺動スクロール軸２ｃを介して
揺動スクロール軸受18に反力Ｐｒが生ずる。また、軸方
向ガス負荷Ｆｔに対しては、揺動スクロール２の台板２
ｂを介してスラスト軸受21に反力Ｐｔが生ずる。
【００１１】また、ガス圧縮に伴って揺動スクロール２
には自転トルクが生ずるが、これは図５、図６に示すよ
うな形状のオルダム継手13によって係止される。即ち、
オルダム継手13は、環状のオルダムリング13ａの上面に
互いに平行な一対のキー13ｂが形成され、これと90°ず
れた位置にあって、下面に互いに平行なもう一対のキー
13ｃが形成されている。
には自転トルクが生ずるが、これは図５、図６に示すよ
うな形状のオルダム継手13によって係止される。即ち、
オルダム継手13は、環状のオルダムリング13ａの上面に
互いに平行な一対のキー13ｂが形成され、これと90°ず
れた位置にあって、下面に互いに平行なもう一対のキー
13ｃが形成されている。
【００１２】図７は、オルダム継手13が揺動スクロール
２に組まれた状態を示すが、オルダムリング13ａの上面
に形成された一対のキー13ｂは、揺動スクロール台板２
ｂ面上に上記一対のキー13ｂと対応して形成された一対
のキー溝２ｄに摺動自在に嵌入され、もう一対のキー13
ｃは、フレーム８に形成された一対のキー溝（図示せ
ず）にやはり摺動自在に嵌入されている。このような状
態で、駆動されるとオルダムリング13ａの上面に形成さ
れた一対のキー13ｂは揺動スクロール２の台板２ｂの面
状に形成された一対のキー溝２ｄより力Ｆ1 を受け、下
面に形成された一対のキー13ｃは軸受フレーム８に形成
された一対のキー溝（図示せず）により反力Ｆ2 を受け
た状態で上記軸受フレーム８に形成された一対のキー溝
（図示せず）を結ぶ直線上で往復運動を行う。
２に組まれた状態を示すが、オルダムリング13ａの上面
に形成された一対のキー13ｂは、揺動スクロール台板２
ｂ面上に上記一対のキー13ｂと対応して形成された一対
のキー溝２ｄに摺動自在に嵌入され、もう一対のキー13
ｃは、フレーム８に形成された一対のキー溝（図示せ
ず）にやはり摺動自在に嵌入されている。このような状
態で、駆動されるとオルダムリング13ａの上面に形成さ
れた一対のキー13ｂは揺動スクロール２の台板２ｂの面
状に形成された一対のキー溝２ｄより力Ｆ1 を受け、下
面に形成された一対のキー13ｃは軸受フレーム８に形成
された一対のキー溝（図示せず）により反力Ｆ2 を受け
た状態で上記軸受フレーム８に形成された一対のキー溝
（図示せず）を結ぶ直線上で往復運動を行う。
【００１３】
【発明が解決しようとする課題】従来のスクロール圧縮
機は以上のように構成されているので、圧縮機運転中、
オルダムリング13ａの上・下面に設けられたキー部材13
ｂ，13ｃは前記の力Ｆ1 ,F2 を受けながら往復直線運動
を行っており、図８、図９に示すようにオルダムリング
の上面側の一対のキー部材13ｂを結ぶ直線に対してオル
ダムリングの中心を通り回転方向に−45°の位相差をも
った直線上のオルダムリング部13ｄが軸線方向上向きに
最大となるように、また回転方向に＋45°の位相差をも
った直線上のオルダムリング部13ｅが軸線方向下向きに
最小となるように変形する。
機は以上のように構成されているので、圧縮機運転中、
オルダムリング13ａの上・下面に設けられたキー部材13
ｂ，13ｃは前記の力Ｆ1 ,F2 を受けながら往復直線運動
を行っており、図８、図９に示すようにオルダムリング
の上面側の一対のキー部材13ｂを結ぶ直線に対してオル
ダムリングの中心を通り回転方向に−45°の位相差をも
った直線上のオルダムリング部13ｄが軸線方向上向きに
最大となるように、また回転方向に＋45°の位相差をも
った直線上のオルダムリング部13ｅが軸線方向下向きに
最小となるように変形する。
【００１４】従ってオルダムリング13ａが上記のように
変形するとオルダムリング13の上面側に設けられた一対
のキー13ｂを結ぶ直線に対してオルダムリングの中心を
通り回転方向に−45°の位相差を持った直線上のリング
部13ｄの上端面が軸方向上向きに最大変形を行うため前
記揺動スクロール台板２ｂと接触して、異常音が発生し
ていた。
変形するとオルダムリング13の上面側に設けられた一対
のキー13ｂを結ぶ直線に対してオルダムリングの中心を
通り回転方向に−45°の位相差を持った直線上のリング
部13ｄの上端面が軸方向上向きに最大変形を行うため前
記揺動スクロール台板２ｂと接触して、異常音が発生し
ていた。
【００１５】
【課題を解決するための手段】この発明に係るスクロー
ル圧縮機は、オルダムリング表面側に突設されたキー部
材と、オルダムリング中心とを通る直線に対し圧縮機回
転方向に所定のマイナス位相差の角度域内のオルダムリ
ング表面側に所定高さを有する突設部材を備えたもので
ある。
ル圧縮機は、オルダムリング表面側に突設されたキー部
材と、オルダムリング中心とを通る直線に対し圧縮機回
転方向に所定のマイナス位相差の角度域内のオルダムリ
ング表面側に所定高さを有する突設部材を備えたもので
ある。
【００１６】
【作用】この発明におけるスクロール圧縮機は以上のよ
うに構成されているので、運転中にオルダムリングが変
形して、オルダムリングの上面側に形成された一対のキ
ー部材を結ぶ直線に対してオルダムリングの中心を通り
圧縮機回転方向に−45°の位相差をもった直線上のリン
グ部上面側が揺動スクロール台板と接触しようとしても
オルダムリング表面側に突設したキー部材とオルダムリ
ング中心を結ぶ直線に対し圧縮機回転方向に所定のマイ
ナス位相差の角度域内のオルダムリング表面側に所定高
さを有する突設部材を配設しているので接触できず上記
突設部材が上記揺動スクロール台板と接触するようにな
るため、接触音が低減される。
うに構成されているので、運転中にオルダムリングが変
形して、オルダムリングの上面側に形成された一対のキ
ー部材を結ぶ直線に対してオルダムリングの中心を通り
圧縮機回転方向に−45°の位相差をもった直線上のリン
グ部上面側が揺動スクロール台板と接触しようとしても
オルダムリング表面側に突設したキー部材とオルダムリ
ング中心を結ぶ直線に対し圧縮機回転方向に所定のマイ
ナス位相差の角度域内のオルダムリング表面側に所定高
さを有する突設部材を配設しているので接触できず上記
突設部材が上記揺動スクロール台板と接触するようにな
るため、接触音が低減される。
【００１７】
実施例１．以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図１はこの発明によるオルダム継手の平面図、
図２はこの発明のオルダム継手の側面を示すもので、13
はオルダム継手で、13ａはオルダムリング、13ｂは上記
オルダムリングの中心を通る直線上に位置し、上記リン
グ部の上面側に設けられた一対のキー部材、13ｃは上記
上面側の一対のキー部材を結ぶ直線に対して円周方向に
90°の位相差をもった上記リングの中心を通る直線上に
位置し、上記リング下面側に配設された一対のキー部材
である。
明する。図１はこの発明によるオルダム継手の平面図、
図２はこの発明のオルダム継手の側面を示すもので、13
はオルダム継手で、13ａはオルダムリング、13ｂは上記
オルダムリングの中心を通る直線上に位置し、上記リン
グ部の上面側に設けられた一対のキー部材、13ｃは上記
上面側の一対のキー部材を結ぶ直線に対して円周方向に
90°の位相差をもった上記リングの中心を通る直線上に
位置し、上記リング下面側に配設された一対のキー部材
である。
【００１８】また、13ｆは、この実施例では突設部材と
して後述する位置に設けた弾性部材である。即ち上記オ
ルダムリング13ａの上面側に設けられた一対のキー部材
13ｂを結ぶ直線に対して圧縮機の回転方向に−45°の位
相差をもった上記オルダムリング13ａの中心を通る直線
上のリング13ａの上面側に突出するように配設された一
対の弾性部材であり、クロロプレン等の耐冷媒性のゴム
で構成されている。
して後述する位置に設けた弾性部材である。即ち上記オ
ルダムリング13ａの上面側に設けられた一対のキー部材
13ｂを結ぶ直線に対して圧縮機の回転方向に−45°の位
相差をもった上記オルダムリング13ａの中心を通る直線
上のリング13ａの上面側に突出するように配設された一
対の弾性部材であり、クロロプレン等の耐冷媒性のゴム
で構成されている。
【００１９】従って、圧縮機が駆動されると上記オルダ
ム継手13は、力Ｆ1 を上記リング13ａの上面側に設けら
れた一対のキー部材13ｂで受け、力Ｆ2 を上記リング部
13ａの下面側で上記上面側に設けられた一対のキー部材
13ｂと直交するように設けられた一対のキー部材13ｃで
受けた状態で図中の破線矢印方向へ往復運動を行うた
め、オルダム継手13は図８、図９に示したように変形す
るが、最大変形箇所13ｄにあたる部位に弾性部材13ｆが
配設されているので、上記オルダムリングの最大変形箇
所13ｄが揺動スクロール台板２ｂと直接接触せず上記ゴ
ム13ｆを介するため接触音が低減される。
ム継手13は、力Ｆ1 を上記リング13ａの上面側に設けら
れた一対のキー部材13ｂで受け、力Ｆ2 を上記リング部
13ａの下面側で上記上面側に設けられた一対のキー部材
13ｂと直交するように設けられた一対のキー部材13ｃで
受けた状態で図中の破線矢印方向へ往復運動を行うた
め、オルダム継手13は図８、図９に示したように変形す
るが、最大変形箇所13ｄにあたる部位に弾性部材13ｆが
配設されているので、上記オルダムリングの最大変形箇
所13ｄが揺動スクロール台板２ｂと直接接触せず上記ゴ
ム13ｆを介するため接触音が低減される。
【００２０】実施例２．上記実施例では、突設部材とし
て弾性部材であるゴムを使用したが、別にゴムでなくて
も良く合成樹脂材であっても同様の効果が期待できる。
また、上記実施例において突設部材の位置は、オルダム
リング13ａの上面側に突設されたキー部材13ｂと、上記
オルダムリング中心を通る直線に対し圧縮機の回転方向
に−45°の位相差をもつ、直線上に位置し、かつ上記オ
ルダムリング表面側に設けたものを示したが、オルダム
リング13ａの上面側に突設されたキー部材13ｂと、上記
オルダムリング中心を通る直線に対し圧縮機の回転方向
に０〜−90°（但し、キー部材は除く）の位相差の角度
域内のオルダムリングの表面側に位置し、かつ上記オル
ダムリングの最大変形箇所13ｄより上方に突出する上記
材料で構成された突設部材であれば、同様な効果を得る
ことができる。
て弾性部材であるゴムを使用したが、別にゴムでなくて
も良く合成樹脂材であっても同様の効果が期待できる。
また、上記実施例において突設部材の位置は、オルダム
リング13ａの上面側に突設されたキー部材13ｂと、上記
オルダムリング中心を通る直線に対し圧縮機の回転方向
に−45°の位相差をもつ、直線上に位置し、かつ上記オ
ルダムリング表面側に設けたものを示したが、オルダム
リング13ａの上面側に突設されたキー部材13ｂと、上記
オルダムリング中心を通る直線に対し圧縮機の回転方向
に０〜−90°（但し、キー部材は除く）の位相差の角度
域内のオルダムリングの表面側に位置し、かつ上記オル
ダムリングの最大変形箇所13ｄより上方に突出する上記
材料で構成された突設部材であれば、同様な効果を得る
ことができる。
【００２１】
【発明の効果】以上のように、この発明によればオルダ
ムリング表面側に突設されたキー部材と、オルダムリン
グ中心とを通る直線に対し圧縮機回転方向に所定のマイ
ナス位相差の角度域内のオルダムリング表面側に所定高
さを有する突設部材を設けたことにより、揺動スクロー
ル台板との接触による異常音がなくなり、低騒音のスク
ロール圧縮機が得られる。
ムリング表面側に突設されたキー部材と、オルダムリン
グ中心とを通る直線に対し圧縮機回転方向に所定のマイ
ナス位相差の角度域内のオルダムリング表面側に所定高
さを有する突設部材を設けたことにより、揺動スクロー
ル台板との接触による異常音がなくなり、低騒音のスク
ロール圧縮機が得られる。
【図１】この発明の一実施例におけるオルダム継手の平
面図である。
面図である。
【図２】この発明の一実施例におけるオルダム継手の側
面図である。
面図である。
【図３】従来のスクロール圧縮機の縦断面図である。
【図４】揺動スクロールとその軸受部分の断面図であ
る。
る。
【図５】従来のオルダム継手の平面図である。
【図６】従来のオルダム継手の側面図である。
【図７】揺動スクロールとオルダム継手の組立状態を示
す下面図である。
す下面図である。
【図８】オルダム継手の変形を示す平面図である。
【図９】オルダム継手の変形を示す側面図である。
１ 固定スクロール ２ 揺動スクロール ２ｂ 揺動スクロール台板 ２ｄ 揺動スクロールキー溝 ６ 主軸 ８ 軸受フレーム ９ 軸受フレーム 10 モータロータ 11 モータステータ 13 オルダム継手 13ａ オルダムリング 13ｂ リング上面側のキー部材 13ｃ リング下面側のキー部材 13ｆ 突設部材
Claims (1)
- 【請求項１】 インボリュートなどよりなる一対の渦巻
を互いに偏心させて組合せることにより圧縮室を形成す
る固定スクロール及び揺動スクロールと、上記揺動スク
ロールを駆動する主軸と、上記主軸を回転させるモータ
と、上記揺動スクロール及び上記主軸を支承する揺動軸
受フレームと、互いに直交してその中心を通る直線上に
位置し、かつそれぞれ上下面側に突設して対をなすキー
部材を有するオルダムリングを備え、上記揺動スクロー
ルの台板及び上記軸受フレームに形成したキー溝に上記
キー部材を摺動可能に係合することにより上記揺動スク
ロールを自転しないように公転運動させるオルダム継手
とを有するスクロール圧縮機において、 上記オルダムリング表面側に突設されたキー部材と、上
記オルダムリング中心とを通る直線に対し圧縮機回転方
向に所定のマイナス位相差の角度域内のオルダムリング
表面側に所定高さを有する突設部材を備えたことを特徴
とするスクロール圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19766391A JPH0544659A (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | スクロール圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19766391A JPH0544659A (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | スクロール圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0544659A true JPH0544659A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16378260
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19766391A Pending JPH0544659A (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | スクロール圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0544659A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999063227A1 (fr) * | 1997-06-03 | 1999-12-09 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Compresseur helicoidal |
| WO2015087374A1 (ja) * | 2013-12-09 | 2015-06-18 | 三菱電機株式会社 | スクロール圧縮機 |
-
1991
- 1991-08-07 JP JP19766391A patent/JPH0544659A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999063227A1 (fr) * | 1997-06-03 | 1999-12-09 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Compresseur helicoidal |
| US6312236B1 (en) | 1997-06-03 | 2001-11-06 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Scroll compressor having a rotated oldham ring |
| WO2015087374A1 (ja) * | 2013-12-09 | 2015-06-18 | 三菱電機株式会社 | スクロール圧縮機 |
| JP6033467B2 (ja) * | 2013-12-09 | 2016-11-30 | 三菱電機株式会社 | スクロール圧縮機 |
| EP3081814A4 (en) * | 2013-12-09 | 2017-05-31 | Mitsubishi Electric Corporation | Scroll compressor |
| US9797401B2 (en) | 2013-12-09 | 2017-10-24 | Mitsubishi Electric Corporation | Scroll compressor |
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