JPH0544595U - 携帯用墨汁箱 - Google Patents

携帯用墨汁箱

Info

Publication number
JPH0544595U
JPH0544595U JP2674191U JP2674191U JPH0544595U JP H0544595 U JPH0544595 U JP H0544595U JP 2674191 U JP2674191 U JP 2674191U JP 2674191 U JP2674191 U JP 2674191U JP H0544595 U JPH0544595 U JP H0544595U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
lid
container
porous foam
closed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2674191U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0746557Y2 (ja
Inventor
良元 岡田
Original Assignee
全国学校用品株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 全国学校用品株式会社 filed Critical 全国学校用品株式会社
Priority to JP1991026741U priority Critical patent/JPH0746557Y2/ja
Publication of JPH0544595U publication Critical patent/JPH0544595U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0746557Y2 publication Critical patent/JPH0746557Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 蓋を開けば直ちに毛筆に墨汁を含ませて且つ
書写できる状態に整筆することができ、また蓋を閉める
と墨汁の補充が行われると共に、転動しても墨汁漏れな
い携帯用の墨汁箱を提供することを目的としたものであ
る。 〔構成〕 容器1と蓋2とがヒンジ3で連結され、且つ
蓋2を閉めた時の閉止機構が設けられ、容器1と蓋2と
の接合面にはパッキング8を設けて水密性を保持できる
ように構成し、さらに容器1内には墨汁を吸収する多孔
性フォーム15を収納し、その前部に墨汁の溜部17を
設けたものであり、さらに蓋2内には補充用墨汁の貯蓄
用多孔性フォーム16を配在したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は携帯用の墨汁箱、特に小学校低学年の児童などが使用して最適な墨汁 箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、毛筆と墨汁で文字や墨絵等を書く場合、墨汁は硯により墨を水で磨り降 ろすことにより所定の濃度にしていたので、時間がかかり面倒であった。 特に小学校学習指導要領(国語)によると、毛筆による書写の指導は第3学年 から指導することと義務づけられているが、一時限が45分間といった短かい時 間であるため、墨汁の用意に時間が割かれてしまい、実質的な指導時間が極端に 短くなるといった問題点がある。
【0003】 そこで、このような問題点を解決するために、小学校の低学年児童では、直ぐ 使えるように生成した墨汁を壜に詰めたものを使用したり、或いは壜詰の墨汁を 授業時間が始まる直前に硯に入れて使用したりしている。 しかし、前者では、筆先揃えや筆に書写をするのに必要な適量の墨汁を含ませ るための墨汁切り等(整筆)を壜の口部分で行わなければならないので、小学校 低学年の児童にとっては難しい。また後者では、硯に残った墨汁を壜に入れ替え たり、終了後に硯を洗う作業等が必要となり、短い休み時間内に行うことが困難 であるとともに、周囲を汚す虞れがあった。
【0004】
【問題点を解決するための手段】
本考案は、上記のような従来の欠点を解決するために成されたもので、墨を磨 る必要がなく、然も整筆作業が容易な携帯用の墨汁箱を提供することを目的とし たものであり、その要旨は、容器と蓋とをヒンジで連結して閉時に水密構造とな るよう開閉自在に形成し、前記容器および蓋内には墨汁を吸収する多孔性フォー ムを収納するとゝもに、容器内の多孔性フォームの前部には墨汁の溜部を設け、 更に蓋の閉止機構を設けたことを特徴とする携帯用墨汁箱にある。
【0005】
【実施例】
以下、本考案を図1乃至図6に示す実施例により詳細に説明する。なお、図1 は本考案に係る携帯用墨汁箱の蓋を開いた状態の斜視図で、図2は同墨汁箱の蓋 を閉じた状態の正面図、図3は同平面図、図4は同右側面図、図5は図2のII− II線断面図、図6は墨汁箱の蓋を開いた状態の一部を切除した右側面図である。
【0006】 図において、1は直方体形状の容器で、該容器1には蓋2がヒンジ3により開 閉自在に連結されており、前記容器1内の底面4は、長手方向および中心に向か って下降傾斜する傾斜面で構成されていて、該傾斜底面4および後壁1Aには係 止用突起5が突設してある。
【0007】 6は前記容器1の側面に形成した長方形状の凹部で、ここに毛筆を置くための 筆架7を収納するためのものである。この筆架7は長方形状の板の上部に大小の 毛筆の筆軸径に適合する円弧7bを形成したものであり、その一側端の下部には 操作爪7aが形成されているとゝもに、該係止爪7aの反対側縁により前記凹部 6の側端に回動自在に軸着して、使用時には操作爪7aにより筆架7を容器1の 側面と直角に引き出すことができるように構成してある。
【0008】 8はパッキングで、前記蓋2の容器1の開口周面と対応する全周面に設けたも のであり、パッキング8の下半部分を埋設状態で配設して閉時における容器1と の水密性を保持せしめている。なお、図中9はシート状の連結といで、容器1と 蓋2との接合部に位置するパッキング8に一体に形成されており、接合部上を通 って容器1の後壁1Aの内面に沿って垂下されている。
【0009】 10は前記蓋2内の天面部で、ヒンジ3から前方に向かって下降傾斜面で形成 されており、この天面部10には係止用突起11が突設してある。
【0010】 12は閉じた蓋2を容器1に係止する閉止機構で、蓋2の側縁中央に係止溝1 3aを有するL字形状の止め板13の一端部が回動自在に取りつけられ、該止め 板13に対応する容器1の側縁には、該止め板13の前記係止溝13aに嵌合自 在な係止突起14が設けられている。
【0011】 15と16は夫々容器1内および蓋2内に配置されたポリウレタンフォーム等 の微細な気泡が多数内在する直方体の多孔性フォームで、容器1内に配在する多 孔性フォーム15の前面は容器1の前壁1Bから離間して墨汁Bの溜部17を形 成するとゝもに、後面は容器1の後壁1Aから離間して前述の連結とい9が侵入 する空間部18が形成されており、また多孔性フォーム15の底面と容器1の底 面4との間には間隙19が形成されている。なお、上記多孔性フォーム15は、 その底面に係止用突起5が突き刺されることにより、移動不可能および不用意に 容器1から離脱しないように固定されている。
【0012】 他方、蓋2内に配置された多孔性フォーム16は、墨汁Bの補充貯蓄部として 使用されるものであり、蓋2を閉めた時に容器1内の多孔性フォーム15の上面 を軽く押圧できる高さを有しており、その底面に突き刺さった係止用突起11に より移動不可能および不用意に蓋2から離脱しないように固定される。
【0013】 そこで、蓋2を開いて多孔性フォーム15および16に墨汁Bを注ぐと、該墨 汁は多孔性フォーム15,16にそれぞれ吸収されるが、容器1側の多孔性フォ ーム15の含浸量が飽和状態になると、墨汁Bは溜部17に溜められる。 この状態で、溜部17の墨汁Bに筆先を入れて墨汁を含ませた後、多孔性フォ ーム15の上面において筆先を揃えると共に、筆先に含まれた余剰の墨汁を多泡 性フォーム15に吸収させて書写に必要な適量にする。
【0014】 そして、溜部17の墨汁Bの量が少なくなると、多孔性フォーム15内の墨汁 が滲出しあるいは多孔性フォーム15の底面から容器1の傾斜底面4上に滴下し て溜部17方向に流下するので、溜部17には常に墨汁Bが満たされる。 また、多孔性フォーム15からの墨汁の自然滴下が少なくなった場合には、多 孔性フォーム15を上から軽く押すと墨汁Bが出て溜部17に溜まるが、多孔性 フォーム15と容器1の底面4との間には間隙19が形成されているので、多孔 性フォーム15の押圧を解除しても、溜部17の墨汁が再び多孔性フォーム15 に吸収されることはない。なお、図6に示すように、蓋2を開いた時に止め板1 3を蓋2の裏側に回動して脚とすれば、蓋2は容器1に対し下降傾斜状態となる ので、蓋側の多孔性フォーム16側から多孔性フォーム15側に墨汁が流れると ゝもに、墨汁漏れ等を防止することができる。
【0015】 書写が終了した場合には、蓋2を閉めて容器1の係止用突起14に止め板13 の係止溝13aを係止すれば、蓋2のパッキング8が容器1の開口周面に密着し て水密性が保持され、容器1内の墨汁が外部に漏出しない。この際容器1を少し 揺動すると、溜部17の墨汁は多孔性フォーム15に吸収されるので、溜部17 の墨汁の量が少なくなるので、携帯時における墨汁の漏出防止効果が格段に向上 する。
【0016】 また、蓋2を閉めるときに、蓋側の多孔性フォーム16内に墨汁が充分に含有 されているいる場合には流下するが、この墨汁は連結とい9を通って容器1側の 多孔性フォーム15に吸収されるので、容器1と蓋2の接合部から外部に流出し て容器および周囲を汚すことがない。 更に、蓋2を完全に閉めた際には、容器1側の多孔性フォーム15に蓋2側の 多孔性フォーム16が軽く押圧状態に当接することにより、蓋2側の多孔性フォ ーム16内の墨汁が容器1側の多孔性フォーム15に吸収される。
【0017】
【考案の効果】
本考案に係る携帯用墨汁箱は、上記のように、容器と蓋とをヒンジで連結して 閉時に水密構造となるよう開閉自在に形成し、前記容器および蓋内には墨汁を吸 収する多孔性フォームを収納するとゝもに、容器内の多孔性フォームの前部には 墨汁の溜部を設け、更に蓋の閉止機構を設けた構成であるから、蓋を開けば直ち に書写状態、すなわち毛筆に墨汁を含ませ且つ筆揃えや墨汁の適量の含浸などの 調整をすることができる。 また、蓋を閉めて閉止機構で固定した場合に、パッキングにより水密構造とな るので墨汁箱の天地を逆にした場合でも墨汁が外部に漏出しないので携帯に便利 であるとゝもに、墨汁は二つの多孔性フォーム内に含浸されているため墨汁の容 量を減らすことなく小型化を図ることができるといった諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る携帯用墨汁箱の蓋を開いた状態の
斜視図である。
【図2】同墨汁箱の蓋を閉めた状態の正面図である。
【図3】同墨汁箱の蓋を閉めた状態の平面図である。
【図4】同墨汁箱の蓋を閉めた状態の右側面図である。
【図5】図2のII−II線断面図である。
【図6】同墨汁箱の蓋を開いた状態の一部を切除した右
側面図である。
【符号の説明】
1 容器 2 蓋 3 ヒンジ 4 底面 5 係止用突起 6 凹部 7 筆架 8 パッキング 9 連結とい 12 閉止機構 15 多孔性フォーム 16 多孔性フォーム 17 溜部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器と蓋とをヒンジで連結して閉時に水
    密構造となるよう開閉自在に形成し、前記容器および蓋
    内には墨汁を吸収する多孔性フォームを収納するとゝも
    に、容器内の多孔性フォームの前部には墨汁の溜部を設
    け、更に蓋の閉止機構を設けたことを特徴とする携帯用
    墨汁箱。
JP1991026741U 1991-03-27 1991-03-27 携帯用墨液箱 Expired - Lifetime JPH0746557Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991026741U JPH0746557Y2 (ja) 1991-03-27 1991-03-27 携帯用墨液箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991026741U JPH0746557Y2 (ja) 1991-03-27 1991-03-27 携帯用墨液箱

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0544595U true JPH0544595U (ja) 1993-06-15
JPH0746557Y2 JPH0746557Y2 (ja) 1995-10-25

Family

ID=12201729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991026741U Expired - Lifetime JPH0746557Y2 (ja) 1991-03-27 1991-03-27 携帯用墨液箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0746557Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20020091850A1 (en) 1992-10-23 2002-07-11 Cybex Corporation System and method for remote monitoring and operation of personal computers

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4718034U (ja) * 1971-03-31 1972-10-31

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4718034U (ja) * 1971-03-31 1972-10-31

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0746557Y2 (ja) 1995-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6073757A (en) Combined bottle and lens case
DE59801584D1 (de) Behälter zum aufbewahren von kontaktlinsen
JPH0544595U (ja) 携帯用墨汁箱
JPH0746556Y2 (ja) 携帯用墨液箱
JP2512527Y2 (ja) 携帯用墨汁容器
JPS58158299A (ja) 倒立式糊容器の糊漏防止装置
JPS6241700Y2 (ja)
JP2556274Y2 (ja) 容 器
JPS6324809Y2 (ja)
JPS638613Y2 (ja)
JPH086772Y2 (ja) 補充用液体の収容袋及び収容袋に収容した補充用液体
JPS631934Y2 (ja)
JPS638355Y2 (ja)
JPH031403Y2 (ja)
JPH0224777Y2 (ja)
JP2547530Y2 (ja) 液体注出キャップ
JP2596870Y2 (ja) 注出キャップ
JP2605553Y2 (ja) 注出キャップ
JPS6221569Y2 (ja)
JPH08131229A (ja) 毛筆用ケース
JP2601757Y2 (ja) 注出キャップ
JPS6315169Y2 (ja)
JP2605552Y2 (ja) 注出キャップ
JPS6016507Y2 (ja) 容器
JPH0512606Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960423

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term