JP2512527Y2 - 携帯用墨汁容器 - Google Patents

携帯用墨汁容器

Info

Publication number
JP2512527Y2
JP2512527Y2 JP1991108162U JP10816291U JP2512527Y2 JP 2512527 Y2 JP2512527 Y2 JP 2512527Y2 JP 1991108162 U JP1991108162 U JP 1991108162U JP 10816291 U JP10816291 U JP 10816291U JP 2512527 Y2 JP2512527 Y2 JP 2512527Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
brush
container
foam member
porous foam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991108162U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH065998U (ja
Inventor
良元 岡田
Original Assignee
全国学校用品株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 全国学校用品株式会社 filed Critical 全国学校用品株式会社
Priority to JP1991108162U priority Critical patent/JP2512527Y2/ja
Publication of JPH065998U publication Critical patent/JPH065998U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2512527Y2 publication Critical patent/JP2512527Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は墨汁箱、特に小学校低学
年の児童が使用して最適な携帯用の墨汁箱に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、毛筆と墨汁で文字や墨絵等を書く
場合、墨汁は硯により墨を水で磨り降ろすことにより所
定の濃度にしていたので、時間がかかり面倒であった。
特に小学校学習指導要領(国語)によると、毛筆による
書写の指導は第3学年から指導することと義務づけられ
ているが、一時限が45分間といった短時間であるた
め、墨汁の用意に時間が割かれてしまい、実質的な指導
時間が極端に短くなるといった問題点がある。
【0003】そこで、このような問題点を解決するため
に、小学校の低学年児童では、直ぐ使えるように生成し
た墨汁を壜に詰めたものを使用したり、或いは壜詰の墨
汁を授業時間が始まる直前に硯に入れて使用したりして
いる。しかし、前者では、筆先揃えや筆に書写をするの
に必要な適量の墨汁を含ませるための墨汁切り等(整
筆)を壜の口部分で行わなければならないので、小学校
低学年の児童にとっては難しい。また後者では、硯に残
った墨汁を壜に入れ替えたり、終了後に硯を洗う作業等
が必要となり、短かい休み時間内に行うことが困難であ
るとゝもに、周囲を汚す虞れがあった。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本考案は、上記のよう
な従来の問題点を解決するために成されたもので、墨を
磨る必要がなく、しかも整筆作業が容易な携帯用の墨汁
容器を提供することを目的としたものであり、その要旨
は、ボトル型容器の開口部に蓋を螺合して水密構造とな
るよう形成するとゝもに、前記容器内に墨汁を吸収する
多孔性フォーム部材を収納して、該多孔性フォーム部材
の側端面に形成した縦方向の切欠部により墨汁溜部を形
成し、該墨汁溜部と対応する位置に貫通穴を有し且つこ
の貫通穴に向け下降する傾斜面を備えた円盤状の筆そろ
え部材を前記開口部に装着するとゝもに、該筆そろえ部
材の前記傾斜面に階段状の段部を複数段形成したことを
特徴とする携帯用墨汁容器にある。
【0005】
【実施例】以下、本考案を図1乃至図6に示す実施例に
より詳細に説明する。なお、図1は本考案に係る携帯用
墨汁容器の縦断面図で、図2は筆そろえ部材の平面図、
図3は図2のII−II線断面図、図4は多孔性フォーム部
材の斜視図である。
【0006】図において、1はボトル型の容器で、その
本体部1Aは横断面が矩形状をしており、該本体部1A
から上方に延びた横断面円形状の起立部1Bの外周面に
は雄ねじ1Cが形成され、該起立部1Bの上端は開口し
ている。2は蓋で、その内側壁に雌ねじ2Aが形成され
ており、天板の内側に嵌合したパッキン3を介して蓋2
を前記雄ねじ1Cに螺合することにより、容器1の開口
部を水密的に閉鎖するように形成されている。
【0007】4は直方体形状の多孔性フォーム部材で、
内部に微細な気泡が多数存在するポリウレタンフォーム
等で形成されており、その外形を前記容器1の本体部1
Aと同じ矩形状に形成して、この多孔性フォーム部材4
が本体部1A内で回動するのを防止しており、その側端
面には、図4に示すように、ほゞ半円形状の切欠部5が
高さ方向に形成され、この切欠部5が後述する墨汁溜部
としている。
【0008】6は円盤状の筆そろえ部材で、図2及び図
3に示すように、上端に外方フランジ6Aを備えてお
り、周囲から中心に向け下降する傾斜面で形成した鍋底
状の底板6Bには、その外周に寄せた位置に半円形状の
貫通穴7が穿設されているとゝもに、直径方向と平行な
階段状の段部8が複数段形成されている。
【0009】そして、この筆そろえ部材6は、その貫通
穴7が多孔性フォーム部材4の前記切欠部5の直上に位
置するように、外方フランジ6Aを容器1の開口部に係
止することにより、容器1の起立部1B内に装架されて
いる。
【0010】そこで使用に際しては、先ず蓋2を外し、
筆そろえ部材6の貫通穴7から多孔性フォーム部材4の
切欠部5内に墨汁Gを注ぐと、墨汁Gは多孔性フォーム
部材4内に吸収されそれが飽和状態になると、前記切欠
部5によって形成される墨汁溜部に溜められる。
【0011】そして、この状態で前記切欠部(墨汁溜
部)5内の墨汁Gに筆そろえ部材6の前記貫通穴7から
筆先を入れて筆に墨汁を含ませた後、筆そろえ部材6の
貫通穴7の端縁でしごいて筆先に含まれた余剰の墨汁G
を切り、更に筆そろえ部材6の前記段部8で筆先を揃え
て書写するのに最適な状態にする。この場合、墨汁溜部
5内の墨汁Gが少なくなると、多孔性フォーム部材4内
の墨汁が滲出して墨汁溜部5に滲出するので、墨汁溜部
5には常に墨汁が溜まった状態となっている。
【0012】書写を終えた場合には、蓋2を閉めれば、
蓋2のパッキング3が容器1の開口部の周面に密着して
水密性が保持され、容器1内の墨汁Gが外部に漏出する
ことがない。この場合において、容器1を少し揺動する
と、墨汁溜部5内の墨汁Gは多孔性フォーム部材4内に
吸収されるので、墨汁溜部5内での墨汁Gの踊り現象が
防止される。
【0013】
【考案の効果】本考案に係る携帯用墨汁容器は、上記の
ように、ボトル型容器の開口部に蓋を螺合して水密構造
となるよう形成するとゝもに、前記容器内に墨汁を吸収
する多孔性フォーム部材を収納して、該多孔性フォーム
部材の側端面に形成した縦方向の切欠部により墨汁溜部
を形成し、該墨汁溜部と対応する位置に貫通穴を有し且
つこの貫通穴に向け下降する傾斜面を備えた円盤状の筆
そろえ部材を前記開口部に装着するとゝもに、該筆そろ
え部材の前記傾斜面に階段状の段部を複数段形成した構
成であるから、蓋を開けば直ちに書写状態、すなわち毛
筆に適量の墨汁を含ませ、且つ筆のしごきによる余分な
墨汁の切れや、筆そろえ等の調整をすることができると
ゝもに、蓋を閉めた場合に墨汁が外部に漏出しないので
携帯に便利である。また、容器の天地を逆にした場合で
も、墨汁溜部内の墨汁は前記多孔性フォーム部材内に吸
収されるため墨汁の踊り現象が防止され、墨汁の漏出防
止効果は一段と向上するといった諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る携帯用墨汁容器の縦断面図であ
る。
【図2】筆そろえ部材の平面図である。
【図3】図2のII−II線断面矢視図である。
【図4】多孔性フォーム部材の斜視図である。
【符号の説明】
1 容器 1A 容器本体 1B 起立部 1C 雄ねじ 2 蓋 2A 雌ねじ 3 パッキン 4 多孔性フォーム部材 5 切欠部(墨汁溜部) 6 筆そろえ部材 6A 外方フランジ 6B 底板 7 貫通穴 8 段部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボトル型容器の開口部に蓋を螺合して水
    密構造となるよう形成するとゝもに、前記容器内に墨汁
    を吸収する多孔性フォーム部材を収納して、該多孔性フ
    ォーム部材の側端面に形成した縦方向の切欠部により墨
    汁溜部を形成し、該墨汁溜部と対応する位置に貫通穴を
    有し且つこの貫通穴に向け下降する傾斜面を備えた円盤
    状の筆そろえ部材を前記開口部に装着するとゝもに、該
    筆そろえ部材の前記傾斜面に階段状の段部を複数段形成
    したことを特徴とする携帯用墨汁容器。
JP1991108162U 1991-12-04 1991-12-04 携帯用墨汁容器 Expired - Lifetime JP2512527Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991108162U JP2512527Y2 (ja) 1991-12-04 1991-12-04 携帯用墨汁容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991108162U JP2512527Y2 (ja) 1991-12-04 1991-12-04 携帯用墨汁容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH065998U JPH065998U (ja) 1994-01-25
JP2512527Y2 true JP2512527Y2 (ja) 1996-10-02

Family

ID=14477541

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991108162U Expired - Lifetime JP2512527Y2 (ja) 1991-12-04 1991-12-04 携帯用墨汁容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2512527Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS515644A (ja) * 1974-07-04 1976-01-17 Sukegawa Elec Shiisuhiita
JPS57121186A (en) * 1981-01-20 1982-07-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd Method of producing sheathed heater
JP5518451B2 (ja) * 2009-12-09 2014-06-11 株式会社篠原 化粧料用容器の中蓋
JP7120830B2 (ja) * 2018-06-29 2022-08-17 株式会社吉野工業所 塗布液用容器

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51110649U (ja) * 1975-03-05 1976-09-07
JPS546162U (ja) * 1977-06-15 1979-01-16

Also Published As

Publication number Publication date
JPH065998U (ja) 1994-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2512527Y2 (ja) 携帯用墨汁容器
USD278032S (en) Perfume bottle
JPH0746556Y2 (ja) 携帯用墨液箱
JPS5847039Y2 (ja) 液体充填機の詰口装置
JPH0544595U (ja) 携帯用墨汁箱
JPH0413135U (ja)
JPS5932648U (ja) 液体注出容器
JPS6311078Y2 (ja)
JPH038154Y2 (ja)
JPS6120146Y2 (ja)
JPS63598Y2 (ja)
JPS5942349Y2 (ja) 飲料水収納壜
JPS5833076Y2 (ja) 液体注出容器用キヤツプ
JPH0130157Y2 (ja)
JPS60110245U (ja) 液体注出用キヤツプ
JPH0413170U (ja)
JPS6173567U (ja)
JPS59109634U (ja) 容器
JPS5816045U (ja) 植木鉢用給水器
JPS58194751U (ja) 液体容器の中瓶締上装置
JPH041176U (ja)
JPS5941272U (ja) バイアル瓶台
JPH03129260U (ja)
JPS58187482U (ja) フエルトペンのインク補充器
JPS59156000U (ja) 液体注出器

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960326

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250