JPH0544459U - 内装パネルのアジヤストボルト挿入用治具 - Google Patents

内装パネルのアジヤストボルト挿入用治具

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JPH0544459U
JPH0544459U JP10413191U JP10413191U JPH0544459U JP H0544459 U JPH0544459 U JP H0544459U JP 10413191 U JP10413191 U JP 10413191U JP 10413191 U JP10413191 U JP 10413191U JP H0544459 U JPH0544459 U JP H0544459U
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JP
Japan
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adjusting bolt
jig
head
recess
interior
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Pending
Application number
JP10413191U
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English (en)
Inventor
正人 金田
Original Assignee
正人 金田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建築物のコンクリートスラブ等の基体との間
に間隔を隔てて敷設される内装パネルに間隔調節用のア
ジャストボルトを挿入する際に用いる治具に関するもの
で、電気ないし空気圧駆動の手動工具を用いてアジャス
トボルトを内装パネルに能率良くねじ込むことができる
治具を提供することである。 【構成】 ハンドドリルなどの手動回転工具のチャック
3で把持されるシャフト4を備え、このシャフト4の反
対側にアジャストボルト16の頭部18を挿入可能な凹
所6を備え、この凹所6の内周には少なくとも3個の転
動可能なボール7をその内接円の直径Sが前記頭部18
の外径Lよりわずかに小径となるように配置した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、建築物のコンクリートスラブ等の基体の表面との間に間隔を隔て て敷設される内装パネルに間隔調節用のアジャストボルトを挿入する際に用いる 治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
事務所内に設置したOA機器に接続されるケーブルを収納するために、本来の 建築物の床面(基体表面)との間に間隔を設けて内装パネルを敷設し、基体表面 と内装床の間にケーブルを収容する工法が広く行われるようになってきている。
【0003】 この工法に用いる内装パネル14としては、耐衝撃性、耐火性、絶縁性などの 観点から、繊維強化セメントパネルなどが用いられており、図3に示すようにパ ネルを成形するときにその四隅に予めインサートナット15を埋め込んでおき、 このインサートナットにゴム製の頭部18を有するアジャストボルト16を裏面 側からねじ込み、パネルを敷設した状態でアジャストボルトを回動して床面のレ ベルを出すという作業が行われる。
【0004】 アジャストボルトは、パネルを敷設した状態でパネルの上方からアジャストボ ルトを回動させることができるように、ボルトの先端端面にドライバーを挿入す るためのプラス穴や六角穴が設けられている。
【0005】 従来の現場では、パネルのインサートナットに手作業でアジャストボルトを数 山ねじ込み、パネルの表側からアジャストボルトの先端にドライバーを差し込ん で回動し、所望深さまでアジャストボルトを螺進させて装着するという作業を行 っている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】 現在使用されている内装床用のパネルの平均的な寸法は、一辺の長さが50c m程度であり、一戸の事務所の内装をする際に数百枚数千枚のパネルへのアジャ ストボルトの挿入が必要になることも希ではない。従来はパネルへのアジャスト ボルトの挿入作業を上述した方法で一々人手により行っていたので、大きな事務 所の内装工事の際には、内装パネルへのアジャストボルトの挿入作業に多大な人 手を必要としていた。
【0007】 一方、内装パネルへのアジャストボルトの挿入作業を自動化しようとする試み も種々行われており、実際にそのような装置も提唱されているのであるが、パネ ルのハンドリング、アジャストボルトとインサートナットの位置合わせなどに時 間がかかり、思うように作業時間の短縮を達成できないのが現状である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案は、アジャストボルトが弾性を有する頭部を備えていることに着目し 、電気ないし空気圧駆動のハンドドリルなどの手動工具を用いてアジャストボル トを内装パネルに能率良くねじ込むことができる治具を提供することにより、上 記課題を解決したものである。
【0009】 この考案の治具1は、ハンドドリルなどの手動回転工具のチャック3で把持さ れるシャフト4を備え、このシャフト4の反対側にアジャストボルト16の弾性 を備えた頭部18を挿入可能な凹所6を備えている。凹所6の内周には、少なく とも3個の転動可能なボール7をその内接円の直径Sが前記頭部18の外径Lよ りわずかに小径となるように配置している。前記シャフト4は、上記内接円の中 心と同軸にして設けられる。
【0010】
【作用】
この考案の治具1は、そのシャフト4をハンドドリル2等のチャック3で把持 して使用される。ハンドドリル2には、その本体にストッパ21等を取り付けて 、アジャストボルト16のねじ込み深さが一定になるように規制しておくのが好 ましい。作業者は、アジャストボルトの頭部18をこの考案の治具1の凹所6に 挿入し、内装パネル14のインサートナット15にアジャストボルト16の先端 をあてがい、ハンドドリル2を駆動してストッパ21が内装パネル14の裏面に 当接するまでアジャストボルト16をねじ込む。
【0011】 アジャストボルトの頭部18は、治具の凹所6に設けたボール7によってその 周囲を保持されており、アジャストボルトの頭部18が硬質ゴムなどの弾性材で あるため、凹所6への頭部18の挿入が円滑に行われ、かつ挿入されたアジャス トボルト16が治具1によって軽く保持された状態となる。
【0012】 そしてアジャストボルトの頭部18が転動可能なボール7によって保持されて いるため、アジャストボルト16がインサートナット15のネジに斜めにかみ込 んだり、インサートナット15のネジにコンクリート滓が付着しているような場 合には、ボール7の転動によって治具1が空回りし、アジャストボルト16やイ ンサートナット15に無理な力を加えることがない。
【0013】 アジャストボルトのなかにはその頭部18がアジャストボルトの本体17に対 して回動可能に装着されているものもそうでないものもあるが、いずれの種類の アジャストボルトであっても本考案の治具を用いて装着することができる。
【0014】 特に実際の作業においては、アジャストボルトの頭部18を治具1に単に軸方 向に挿入するだけでアジャストボルト16が治具1に保持され、ねじ込み時のア ジャストボルト16の回転停止が円滑に行われ、作業時間を従来方法に比較して 約5分の1に短縮することが可能である。
【0015】
【実施例】
図1ないし図2はこの考案の実施例を示したものである。この考案の治具1は 、ハンドドリル2等のチャック3に把持されるシャフト4とヘッド5とを備えて いる。ヘッド5のシャフト4の反対側には凹所6が形成され、この凹所6の内周 には円周を3等分する位置にボール7が、その先端を凹所の内周面8より内側に 稍突出させた状態で、定位置で転動可能に装着されている。図示実施例のもので は、先端にボール7を装着したスタッド9をヘッド5の放射方向のネジ穴10に 螺合してロックナット11で固定することによって、凹所6の内周3箇所の位置 にボール7を臨出させており、スタッド9のねじ込み量を変えることによってボ ール7を進退させることができる構造としている。
【0016】 内装パネル14は、その四隅部分にインサートナット15が埋設されており、 このインサートナット15に螺合されるアジャストボルト16は、本体17に回 動可能に嵌装された硬質ゴム製の頭部18を備えている。前記凹所6に設けられ るボール7は、図2に示すようにそのボール7に内接する円の直径Sがアジャス トボルトの頭部18の直径より若干小径となる位置に固定される。この場合ボー ル7に内接する円の中心がシャフト4の軸心と一致するように3個のボール7の 位置を決めなければならないことは言うまでもない。
【0017】 図には示してないが、治具1のヘッド5には凹所6からヘッドの外周へ繋がる 通気開口を設けておくのが好ましい。前述したように、インサートナット15へ のアジャストボルト16の挿入に障害があるとき、ボール7の転動およびアジャ ストボルトの頭部18と本体17との間のすべりによって治具1の空回りが生ず るが、このとき発生する熱による温度上昇を上記通気開口19を設けることによ って軽減することができるからである。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したこの考案の治具は、極めて簡単な構造であるにも係わらず、内装 パネルへのアジャストボルトのネジ込み作業に要する時間を従来方法に比べて約 5分の1に大幅に短縮することができる。また内装パネルへのアジャストボルト の挿入深さを一定にできるので、パネル敷設後のレベル出し作業もより短時間で 行うことが可能になる。更にアジャストボルト挿通時にねじ山へのコンクリート 滓の付着等によってねじ込み作業に障害があったときに、インサートナットやア ジャストボルトを損傷する虞もないという実用上極めて優れた効果を備えている 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の治具を下方からみた斜視図
【図2】この考案の一実施例を使用状態において示す一
部断面側面図
【図3】内装パネルを裏面からみた斜視図
【符号の説明】
4 シャフト 6 凹所 7 ボール 16 アジャストボルト 18 頭部 S 円の直径 L 頭部の直径

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アジャストボルト(16)の弾性を備えた頭
    部(18)を挿入する凹所(6) を備え、この凹所(6) の内周
    には少なくとも3個の転動可能なボール(7)がその内接
    円の直径(S) が前記頭部(18)の外径(L) よりわずかに小
    径となるように配置され、かつこの凹所(6) の背面側に
    前記内接円の中心と同軸にしてシャフト(4) が設けられ
    ていることを特徴とする、内装パネルのアジャストボル
    ト挿入用治具。
JP10413191U 1991-11-22 1991-11-22 内装パネルのアジヤストボルト挿入用治具 Pending JPH0544459U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10413191U JPH0544459U (ja) 1991-11-22 1991-11-22 内装パネルのアジヤストボルト挿入用治具

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JP10413191U JPH0544459U (ja) 1991-11-22 1991-11-22 内装パネルのアジヤストボルト挿入用治具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0544459U true JPH0544459U (ja) 1993-06-15

Family

ID=14372560

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10413191U Pending JPH0544459U (ja) 1991-11-22 1991-11-22 内装パネルのアジヤストボルト挿入用治具

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JP (1) JPH0544459U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011025236A (ja) * 2009-06-30 2011-02-10 Mitsubishi Heavy Industries Bridge & Steel Structures Engineering Co Ltd ボルト連結部の塗装装置および塗装方法

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