JPH0544369U - 溶融金属の除滓材 - Google Patents
溶融金属の除滓材Info
- Publication number
- JPH0544369U JPH0544369U JP10965191U JP10965191U JPH0544369U JP H0544369 U JPH0544369 U JP H0544369U JP 10965191 U JP10965191 U JP 10965191U JP 10965191 U JP10965191 U JP 10965191U JP H0544369 U JPH0544369 U JP H0544369U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slag
- molten metal
- granular
- agent
- ladle
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- Pending
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- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】従来、取り鍋の中の溶融金属のスラグを除去す
る方法として粒状の除滓剤が使用されているが、取り鍋
から鋳型に注湯する時この粒状除滓剤とスラグが溶湯と
共に鋳型に流入して製品の鋳物に欠陥を生じ不良品発生
の原因となっている。本考案はかかる不良発生の原因と
なるスラグ及び粒状除滓剤の流入を防止することにあ
る。 【構成】本考案はシリカ80%以上の高硅酸ガラス繊維
をクロス状にした除滓材を取り鍋の中の溶融金属に広げ
て投入することにより上記粒状除滓剤及びスラグを吸着
凝集して鋳型への流入を防ぎ製品の不良発生を防止す
る。
る方法として粒状の除滓剤が使用されているが、取り鍋
から鋳型に注湯する時この粒状除滓剤とスラグが溶湯と
共に鋳型に流入して製品の鋳物に欠陥を生じ不良品発生
の原因となっている。本考案はかかる不良発生の原因と
なるスラグ及び粒状除滓剤の流入を防止することにあ
る。 【構成】本考案はシリカ80%以上の高硅酸ガラス繊維
をクロス状にした除滓材を取り鍋の中の溶融金属に広げ
て投入することにより上記粒状除滓剤及びスラグを吸着
凝集して鋳型への流入を防ぎ製品の不良発生を防止す
る。
Description
【0001】
本考案は、各種鋳鉄とりわけダクタイル鋳鉄、合金鉄、非鉄金 属などの鋳造に際し、取り鍋中の溶融金属の表面に浮かんだス ラグをはじめ種々の異物等を除去する除滓材に関する。
【0002】
従来、溶融金属を鋳型に流し込んで鋳物製品を鋳造する際注湯 する前に予め除滓剤として粒状シリカを溶融金属に投入してス ラグ等を除去していることは公知である。
【0003】
従来の、前記粒状シリカの除滓剤は注湯に際し、その粒状であ るが為にスラグと共に鋳型に流入する危険性が高く、製品の不 良発生を招いている。
【0004】
本考案は上記従来技術の欠点に鑑み、これらの欠点を解消し、 鋳型へのスラグ及び粒状除滓剤等の流入を防ぎ製品の不良発生 を防止すべく、シリカ80%以上の高硅酸ガラス繊維をクロス 状にした除滓材である。
【0005】
本考案のクロス状除滓材を溶融金属の表面に投入すると溶融金 属の表面に浮いているスラグ、粒状除滓剤、その他異物が当該 クロスに吸着されて凝集し鋳型には流入しない。
【0006】
【実施例】 次に本考案の実施例を説明する。 硼硅酸ガラス繊維で織り又は編んだクロスを例えば塩酸のよう な酸で処理してシリカ(SiO2)を80%以上の高硅酸ガラ ス繊維のクロスを得る。 又は上記硼硅酸ガラス繊維を糸の状態で酸処理してから織り、 又は編み等で高硅酸ガラスクロスを得ることもできる。 この様にして得たクロス状除滓材を鋏等で、使用する取り鍋及 び取り鍋中の溶湯量に応じて25cm2から5m2程度の大き さに裁 断する。 次にこの裁断されたクロス状除滓材を粒状シリカの除滓剤を添 加した注湯直前の取り鍋中の溶融金属の上に広げて投入する。
【0007】
従来の粒状除滓剤は鋳型にスラグと共に流入し製品の不良発生 を招いたが、当該高硅酸ガラスクロスの除滓材を使用すること によりスラグと粒状除滓剤を吸着、凝集してこれらの鋳型への 混入による製品の不良率を大巾に減らす事ができ、コストダウ ン及び生産性の向上に寄与する。
【図1】第一図は注湯直前に当該クロス状除滓材を投入
した図である。
した図である。
【図2】第二図は最後の鋳型に注湯しているところで完
了直前の図である。
了直前の図である。
1.高硅酸ガラス繊維のクロス状除滓材 2.スラグと粒状除滓剤の混ざったもの 3.溶融金属 4.取り鍋 5.鋳型
Claims (1)
- 【請求項1】 シリカ成分80%以上の高硅酸ガラス繊
維を織り又は編み等によりクロス状とした、溶融金属の
スラグ等異物を吸着し除去する事を目的とした除滓材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10965191U JPH0544369U (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | 溶融金属の除滓材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10965191U JPH0544369U (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | 溶融金属の除滓材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0544369U true JPH0544369U (ja) | 1993-06-15 |
Family
ID=14515694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10965191U Pending JPH0544369U (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | 溶融金属の除滓材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0544369U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019084568A (ja) * | 2017-11-08 | 2019-06-06 | 新日鐵住金株式会社 | スカム吸収シート、双ロール式連続鋳造装置、及び、薄肉鋳片の製造方法 |
-
1991
- 1991-11-11 JP JP10965191U patent/JPH0544369U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019084568A (ja) * | 2017-11-08 | 2019-06-06 | 新日鐵住金株式会社 | スカム吸収シート、双ロール式連続鋳造装置、及び、薄肉鋳片の製造方法 |
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