JPH0544361U - 離型剤吹き付け装置 - Google Patents

離型剤吹き付け装置

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JPH0544361U
JPH0544361U JP8475391U JP8475391U JPH0544361U JP H0544361 U JPH0544361 U JP H0544361U JP 8475391 U JP8475391 U JP 8475391U JP 8475391 U JP8475391 U JP 8475391U JP H0544361 U JPH0544361 U JP H0544361U
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JP
Japan
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release agent
spraying
nozzle
spraying device
mold
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Application number
JP8475391U
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English (en)
Inventor
直二 水橋
Original Assignee
東洋マシナリー株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 少ないノズル数で、金型内へ効率良く離型剤
の吹き付けを行なう。 【構成】 1つのノズルヘッド10に対し、異なる濃度
の離型剤を圧送する二系統の銅パイプ9、9を接続す
る。 【効果】 異なる濃度の離型剤を同一のノズルヘッド1
0から噴霧させることが可能となるので、ノズル8の数
を少なくできる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ダイキャストマシンの金型内表面へ、離型剤を霧状に吹き付ける離 型剤吹き付け装置であって、殊にノズルの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
ダイキャストマシンの金型内表面は複雑に入り組んだ形状をしており、又温度 分布も均一ではない。そこでスプレ−ユニットには離型剤を金型に対して適量を むら無く吹き付けるべく、離型剤吹き付け用のノズルが噴出口を夫々所定の方向 へ向けて突出されている。又従来は、空気圧により水で希釈された離型剤を噴霧 する形式を採用し、ノズルは濃度の違いによって分けられたり、冷却水用専用の ノズルがスプレ−ユニットへ一緒に組み込まれているものもあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
水で希釈された離型剤を空気圧の利用により噴霧すると、水や離型剤が霧状に なって周囲に飛散し、作業場を汚したり、圧縮空気による騒音公害も心配される 。離型剤を圧送して噴霧するタイプのノズルを採用すればそれらの問題を解決す ることは可能であるが、そのようなタイプのノズルは先端の噴出口が太く、スプ レ−ユニットが大型化してしまうので、金型と金型との間の狭い空間へ進入させ るにはスプレ−ユニットに設けることのできるノズル数には限度がある。ノズル 数が不足すると、部分的にむらになったり、逆に過剰に吹き付けられる部分が生 ずる結果となり、離型剤吹き付け装置においては実用化されていなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、限られたノズル数で吹き付け効果の倍加により均一な吹き付けを可 能とすることを目的としたもので、その構成は、一つの噴出口に対して異なる濃 度の離型剤或は冷却水を圧送する一対のパイプを接続したことにある。
【0005】
【作用】
一つの噴出口から、濃淡二種の離型剤、或は冷却水と離型剤とが噴霧されるの で、ノズルの数を増やした効果が得られ、スプレ−ユニットが小型化でき離型剤 を圧送して噴霧するタイプのノズルを採用して効率の良い吹き付けをすることが できる。
【0006】
【実施例】
本考案に係る離型剤吹き付け装置を図面に基いて説明する。 1は冷却水供給機構、2及び3は離型剤供給機構、4は圧縮空気供給機構であ り、前記冷却水供給機構1は、貯水タンク1a内の水をシリンダ機構1bにより 圧送するようになっており、離型剤供給機構2、3は離型剤の濃度を異にした貯 液タンク2a、3a内の離型剤を夫々シリンダ機構2b、3bにより圧送するよ うになっている。又空気圧縮供給機構4は、空気圧縮機(コンプレッサ)4aと エア−タンク4bとで構成される。5は水平ア−ム、6はその水平ア−ム5の先 端に取り付けられた垂直ア−ムであり、夫々案内筒5a、6a内に摺動筒5b、 6bが摺動可能に組み込まれており、伸縮自在の構成となっている。垂直ア−ム 6の摺動筒6b先端にはノズルユニット7が取り付けられていて、各ア−ム5、 6の伸縮作動によって、図示しない金型間の吹き付け位置と、金型から離れた退 避位置との相互間移動を可能としている。
【0007】 ノズルユニット7は、前記各供給機構1、2、3、4から供給された流体を、 夫々下面から突出した複数のノズル8に対して分配するようになっていて、上面 にはソレノイドバルブ1c、2c、3c、4cを装備している。各ソレノイドバ ルブ1c、2c、3c、4cは、一方が夫々圧送パイプ1d、2d、3d、4d を介して各供給機構1、2、3、4に接続され、他方は、ノズルユニット7内に 形成されたマニホ−ルドを介して夫々複数の冷却水吹き付け用ノズル8a、圧縮 空気吹き付け用ノズル8b、及び離型剤吹き付け用ノズル8cへ個別に接続され る。冷却水吹き付け用のノズル8aは、夫々一本の銅パイプ9の先端に各一個の ノズルヘッド10´を備え、圧縮空気吹き付け用のノズル8bは、夫々一本の銅 パイプ9の先端が噴出口となっている。そして離型剤吹き付け用のノズル8cは 、図2に示す如く二本の銅パイプ8、8を対にして先端を同一のノズルヘッド1 0に接続している。
【0008】 各ノズル8からは、系統毎に作動するソレノイドバルブ1c、2c、3c、4 cにより、例えば、冷却水供給用の経路に接続されたソレノイドバルブ1cが0 ・5秒開き、次に薄い濃度の離型剤を圧送する経路に設けられたソレノイドバル ブ2cが0・5秒開き、続いて濃い濃度の離型剤を圧送する経路に設けられたソ レノイドバルブ3cが0・8秒開き、最後に圧縮空気供給用の経路が接続された ソレノイドバルブ4cが0・5秒開くといったように,いずれも開くタイミング が夫々オ−バ−ラップしないように制御されており、薄い濃度の離型剤も濃い濃 度の離型剤も同一のノズルヘッドから噴霧される。
【0009】 前記ソレノイドバルブ1c、2c、3c、4cの作動は図示しないコンピュ− タで制御され、殊にソレノイドバルブ2c、3cは互いにタイミングをずらして 適宜適宜間隔で開作動されるので、離型剤供給用の圧送経路は、同時に両方のバ ルブが開くことがなく、バルブが閉じた側の経路内に残った離型剤はその経路内 に留まり、バルブが開かれた側の離型剤のみが噴霧され、ノズル8cの各経路毎 格別に設けた逆止弁11、11により、離型剤が逆流したり混じり合ったりせず 、又的確なバルブの開閉作動によりにボタ落ちすることもない。
【0010】 このように形成された離型剤吹き付け装置は、使用されるダイキャストマシン の金型形状に応じ、ノズルヘッドが所定の方向へ向くように銅パイプを屈曲させ 、圧縮空気、冷却水、及び一つのノズルから異なる濃度の離型剤二回に分けて別 々に吹き付け、金型に最適な吹き付けを可能とする。
【0011】 尚実施例は、三種類のノズルヘッドにより、圧縮空気、二種の離型剤、及び冷 却水を吹き付けることができるスプレ−ユニットを説明したが、スプレ−ユニッ トには離型剤吹き付け用のノズルヘッドに二系統の離型剤圧送パイプ接続した離 型剤吹き付け専用であっても、又それらに一本の銅パイプのみを接続した離型剤 吹き付け用のノズルヘッドが混在していても差し支えない。更には、離型剤吹き 付け用のノズルヘッドを、二種の離型剤を使い分けする場合と一種類の離型剤吹 き付け専用として利用することもできるし、離型剤吹き付け用のノズルから、離 型剤と冷却水とを噴霧させるようにもできる。
【0012】
【考案の効果】
本考案によれば、一つのノズルを二種の離型剤吹き付け用に使用できるので、 異なる離型剤を吹き付けるためにわざわざノズルの数を増やす必要はなく、離型 剤を圧送して噴霧するタイプのノズルを採用してもノズルユニットの小型化が図 れ、それによって極めて効率良く離型剤の噴霧を行ない得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る離型剤吹き付け装置の概略を示す
説明図である。
【図2】離型剤吹き付け用ノズルの構造を示す説明図で
ある。
【符号の説明】 1・・冷却水供給機構、1a・・貯水タンク、1b・・
シリンダ機構、2、3・・離型剤供給機構、2a、3a
・・貯液タンク、2b、3b・・シリンダ機構、4・・
圧縮空気供給機構、4a・・空気圧縮機、、4b・・エ
ア−タンク、1c、2c、3c、4c・・ソレノイドバ
ルブ、1d、2d、3d、4d・・圧送パイプ、5水平
ア−ム、6・・垂直ア−ム、5a、6a・・案内筒、5
b、6b・・摺動筒、7・・ノズルユニット、8・・ノ
ズル、8a・・冷却水吹き付け用のノズル、8b・・圧
縮空気吹き付け用のノズル、8c・・離型剤吹き付け用
のノズル、9・・銅パイプ、10、10´・・ノズルヘ
ッド、11・・逆止弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイキャストマシンの金型内表面へ、離
    型剤を霧状に吹き付ける離型剤吹き付け装置であって、
    1つの噴出口に対し、異なる濃度の離型剤或は冷却水を
    圧送する二系統のパイプを接続して成る離型剤吹き付け
    装置。
JP8475391U 1991-09-20 1991-09-20 離型剤吹き付け装置 Pending JPH0544361U (ja)

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JP8475391U JPH0544361U (ja) 1991-09-20 1991-09-20 離型剤吹き付け装置

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JP8475391U JPH0544361U (ja) 1991-09-20 1991-09-20 離型剤吹き付け装置

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JPH0544361U true JPH0544361U (ja) 1993-06-15

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ID=13839452

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07285510A (ja) * 1994-04-15 1995-10-31 Fuji Mach Co Ltd 縦型製袋充填包装機
JP2014205152A (ja) * 2013-04-10 2014-10-30 本田技研工業株式会社 高圧鋳造における離型剤塗布方法および装置
JP2017170523A (ja) * 2016-03-18 2017-09-28 游家龍 ノズル装置及び該ノズル装置を備えた金属プレス機械

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49124145A (ja) * 1973-01-12 1974-11-27

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