JPH0544360Y2 - - Google Patents

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JPH0544360Y2
JPH0544360Y2 JP1988159438U JP15943888U JPH0544360Y2 JP H0544360 Y2 JPH0544360 Y2 JP H0544360Y2 JP 1988159438 U JP1988159438 U JP 1988159438U JP 15943888 U JP15943888 U JP 15943888U JP H0544360 Y2 JPH0544360 Y2 JP H0544360Y2
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conveyance
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、ウエブその他のロールに巻き取られ
た薄い帯状物を他のロールへ巻き取るために搬送
ロールを介して移動させる帯状物搬送装置に係わ
り、その搬送ロールを走行中に帯状物を裁割する
スリツタに適したものである。
(従来の技術) 上記スリツタを例として従来の帯状物搬送装置
について第4図を用いて説明する。Aは帯状物a
を巻き取つてある巻出しロールであり、ここから
搬送ロール1〜6を介して帯状物aを搬送させ、
搬送ロールともなつているボトムナイフロール7
に設けられたナイフで帯状物aを裁割し、裁割さ
れた帯状物aの一方を搬送ロール8から搬送ロー
ル9を経て巻き取りロールDへ、他方を搬送ロー
ル8から搬送ロール10を経て巻き取りロールE
へと巻き取らせている。なお、図中BおよびCは
コンタクトロールである。また、多くの搬送ロー
ル1〜10のうち、6はメインロール、7は前述
のようにボトムナイフロールである。しかし、本
考案の適用上からはこれを区別する必要はないの
で全て搬送ロールとする。
スリツタの処理能率を上げるためには搬送速度
を早くすればよいのはいうまでもない。ところ
で、この帯状物の搬送速度を増加させると帯状物
の走行および各搬送ロールの回転によつて引き起
こされる空気の流れも同様に早くなる。この帯状
物の走行や搬送ロールの回転に随伴する空気流が
帯状物を浮き上がらせ、搬送ロールと帯状物との
充分な接触を妨げることになる。そのため、帯状
物の速度制御が困難となり、かつ、張力制御を保
てなくなくしている。上記のように数多くの搬送
ロールを使用するのはこれを改善するためであ
る。従来の一般的なスリツタでは、図示の程度の
数の搬送ロールを用いれば随伴空気流による悪影
響を受けることがない。しかし、近年さらに高速
化が要求されてきた。高速になればなるほど随伴
空気流が早くなり、従来の搬送ロールでは搬送し
きれなくなる。
それに対応させるためには、搬送ロールの数を
さらに増したり、搬送ロールの巻付き角度(抱き
角度)を増したりすればいいが、いたずらにスリ
ツタの大型化、機構の煩雑化を招き、その上、各
ロール間の速度差調整が技術的に困難となり現実
的ではない。
他の解決手段としては搬送ロールの表面に溝を
設け、溝によつて帯状物と搬送ロールとの接触摩
擦を高めることも提案された。しかし、溝付きロ
ールを用いると、その溝内にゴミが付着し、その
累積されるゴミを定期的に除去しなければならな
い。そのため定期的に運転を停止しなければなら
ないという問題があつた。その上、溝の形状が帯
状物に転写され、また、特に薄い帯状物ではシワ
が発生し易いという問題もあつた。
さらに、実開昭62−44861号に示されているよ
うに搬送ロールの表面に孔を設け、搬送ロールの
内側から吸引して搬送ロールに帯状物を確実に接
触させようとするものも現れた。しかしこの場
合、確かに高速搬送が可能ではあるが、帯状物
に、特に薄物の場合、搬送ロールに設けた孔が転
写されるという新たな問題が発生した。
(考案が解決しようとする課題) したがつて本考案の課題は、上記した問題を解
決することであり、具体的には、搬送ロール表面
に溝、孔その他の帯状物に転写される可能性のあ
る凹凸を設けずに、かつ帯状物には直接に吸引力
を及ぼさないで、帯状物を安定に高速に搬送する
ことができる搬送装置を提供することである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本考案の帯状物搬送装置は、ロールに巻き取ら
れた帯状物を他のロールに巻き取るために複数の
搬送ロールを通して移動させる帯状物搬送装置に
おいて、前記搬送ロールへの帯状物の進入箇所に
帯状物と搬送ロールとの間の空気を吸引する下記
(a)〜(c)の構成要件を具える空気吸引手段を設けた
ことを特徴とする。
(a) 排気源に連通された空気吸引手段の直方体状
をなす本体 (b) 前記本体の搬送ロールおよび帯状物の間の空
間に向けた面に前記帯状物の巾方向に設けたス
リツト (c) 前記本体の前記の面から突出され、前記空間
を前記帯状物の巾方向の複数区分に区画する案
内板。
(作用) 本考案のように搬送ロールに帯状物が進入する
直前の位置に搬送ロールと帯状物との間の空気を
吸引する空気吸引手段を配置すると、帯状物の走
行や搬送ロールの回転によつて生じた空気流は搬
送ロールと帯状物との間隙へ入る直前に空気吸引
手段で吸引される。したがつて、帯状物走行に随
伴する空気流が搬送ロールに入り込まなくなり、
帯状物が浮き上がるということがなくなる。すな
わち、搬送ロールに溝や孔を設けなくとも搬送ロ
ールに帯状物を密着させ、正常な摩擦力を生じさ
せることができる。また、上記構成の吸引手段の
本体においては、帯状物と搬送ロールとの間の空
気の吸引は、前記スリツトによりなされるため、
その吸引方向は搬送される帯状物の面にほぼ平行
な方向と見てよく、帯状物が空気の吸引によつて
ばたつかせられたりすることがない。また、本考
案においては、前記空間が案内板によつて複数の
区分に区画されているため、周囲からの空気の吸
引が防がれ、前記空間の既空気の吸引を効率的に
行うことができる。
この空気吸引手段は帯状物に接触させる必要が
ないので、これの配置によつて帯状物に悪影響は
一切ない。また、搬送ロールは表面に溝、孔等を
設ける必要がないので、帯状物にそれらが転写さ
れる恐れは全くない。
(実施例) 第1図が本考案の一実施例の概略図であるが、
各ロールの配置は第4図に示す従来例と全く同様
であるので、一部は省略してある。本実施例は図
示のように帯状物aが各搬送ロール5〜8へ進入
する箇所へ空気吸引手段11,11…を各搬送ロ
ールに接近させて配置している。第1図では省略
しているが、第4図に示す前段の搬送ロール1〜
4にも必要に応じて配置する。搬送ロールと空気
吸引手段11との位置関係を拡大して示したのが
第2図で、図示のように帯状物aがロールへ接触
する直前の略三角形に形成される部分の空気を吸
引する位置に配置される。また、これらの空気吸
引手段11は、その取付位置によつて吸引効果を
大きく左右されるので、その取付けにあたつては
取付位置を微調節する微調節手段を併設すること
が望ましい。
すべての空気吸引手段11は、配管によつてバ
ルブ12を通してブロワ13に接触されている。
このバルブ12はコントロール手段14からの出
力によつて、吸引圧力を設定圧力に維持するよう
にその開口面積が制御される。そのため、配管中
に圧力センサ15を配置し、配管中の圧力情報を
コントロール手段14に伝達している。この圧力
情報と設定圧力とを比較してコントロール手段1
4はバルブ12を調整している。
設定圧力は、搬送ロールに連結された速度検出
計(図示せず)から送られてくる帯状物aの速度
情報から演算して決定している。この実施例は速
度情報のみで演算しているが、例えば帯状物の重
さ、腰が強いか弱いか、表面摩擦係数等その他の
情報をも入力し、速度情報とともに演算して設定
圧力を出すようにすることが望ましい。
空気吸引手段11の本体は直方体の箱20であ
つて、その搬送ロールと帯状物aとの間の空間に
向ける面21にスリツト22を形成させ、それ以
外の面に配管に接続するための孔24を設ける。
本実施例は両側面23に設けている。しかし、想
像線で示すように箱20の背面に設けてもよいの
は当然である。すなわち、本実施例は上記スリツ
ト22から空気を吸引するようにしている。スリ
ツト22からの空気の吸引は、搬送ロールに進入
する帯状物の面にほぼ平行に行われ、帯状物に直
接の吸引力をおよぼすことはない。
さらに、図示のように面21から突出させた案
内板25,25,25を取り付けている。この案
内板25は搬送ロールと帯状物との間にその間の
空間を塞ぐように挿入させ、周囲からの空気の吸
引を防ぎ、前記空間の空気を効率よく吸引できる
ようにしている。全体の長さはロールの幅と対応
させてあり、中間の案内板25は面21に沿つて
移動できるようにしてある。裁割された後の搬送
ロール7,8に設置する場合、この移動できる案
内板25によつて裁割された帯状物の幅にスリツ
ト22の長さを調整するためである。その場合、
空気吸引手段11のスリツト22には帯状物から
外れる部分が生じる。その外れた部分からは吸引
しないように盲板で覆うことが望ましい。
本実施例は、ブロワ13を動作させ、各搬送ロ
ールに配置された空気吸引手段11で空気を吸引
しながら運転する。その際、帯状物aの走行速度
によつて吸引すべき設定圧力が演算され、圧力セ
ンサ15からの圧力情報をその設定圧力と比較し
てバルブ12の開口面積を制御する。その制御で
走行する帯状物aの随伴空気流を吸引するのに最
適な吸引力に保つ。この随伴空気流の速度は帯状
物の表面が最も速い。しかし、高々帯状物の速度
である。これに対してブロワ13ははるかに速い
吸引速度とすることができる。したがつて、バル
ブ12で制御することで随伴空気流をほぼ完全に
吸引することができる。
このように随伴空気流が搬送ロールへ達する前
に吸引されるので、随伴空気流によつて帯状物が
浮くということがなくなる。したがつて、帯状物
は搬送ロールに確実に接触し、充分な摩擦力が選
られる。その結果、帯状物の走行が搬送ロール表
面速度に同期されるとともに、巻取部からの張力
は確実に遮断される。すなわち、搬送ロールに溝
など設けなくとも安定に帯状物を搬送することが
できる。本空気吸引手段11は帯状物aと接触す
ることがなく、また搬送ロールの表面に溝や孔を
形成させないので、帯状物にロール表面の形状が
転写されたり、傷付くこともない。
[考案の効果] 以上のように本考案は、搬送ロールと帯状物と
の間の空気を空気吸引手段で吸引して、帯状物の
走行による随伴空気流が搬送ロールに達するのを
遮断しているので、その随伴空気流によつて生じ
るシワの発生等の不都合を一切除くことができ
る。したがつて、搬送ロールを増やして全体とし
ての装置を大きく複雑にせずとも高速搬送が可能
となる。
また、搬送ロールに進入する帯状物にほぼ平行
に空気の吸引が行われるので、帯状物にばたつき
を生じることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の一部を省略した概
略側面図、第2図は一部の搬送ロール部分を拡大
した側面図、第3図は空気吸引手段の一例の斜視
図、第4図は従来の帯状物搬送装置の概略図であ
る。 1〜10……搬送ロール、11……空気吸引手
段、12……バルブ、13……ブロワ、14……
コントロール手段、15……圧力センサ、20…
…箱、22……スリツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ロールに巻き取られた帯状物を他のロールに巻
    き取るために複数の搬送ロールを通して移動させ
    る帯状物搬送装置において、前記搬送ロールへの
    帯状物の進入箇所に帯状物と搬送ロールとの間の
    空気を吸引する下記(a)〜(c)の構成要件を具える空
    気吸引手段を設けたことを特徴とする帯状物搬送
    装置。 (a) 排気源に連通された空気吸引手段の直方体状
    をなす本体 (b) 前記本体の搬送ロールおよび帯状物の間の空
    間に向けた面に前記帯状物の巾方向に設けたス
    リツト (c) 前記本体の前記の面から突出され、前記空間
    を前記帯状物の巾方向の複数区分に区画する案
    内板。
JP1988159438U 1988-12-09 1988-12-09 Expired - Lifetime JPH0544360Y2 (ja)

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JPH034155U JPH034155U (ja) 1991-01-16
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