JPH0544109Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、射出成形機等の操作盤収納装置に関
するものである。

［従来の技術］ 近年、CRTデイスプレイ装置に代わつて、プ
ラズマデイスプレイ装置等の薄形のものが開発さ
れてきており、これにともない、表示画面を有す
る操作盤も薄形になつてきている。

そして、この種の薄形の操作盤の収納装置とし
ては、例えば射出成形機に適用されたものとし
て、第５図に示すものが知られている（たとえ
ば、実開昭63−27308号公報）。

この図に示す操作盤の収納装置は、射出成形機
の成形機本体（機械本体）１の前壁部１ａに開口
部２ａを設けてなる収納空間２と、前記開口部２
ａの上辺部に回転自在に連結されて収納空間２に
出入自在な操作盤３と、この操作盤３を前壁部１
ａから手前側に回転させた状態に保持するととも
に、該操作盤３を収納空間２内に収納した状態に
保持するシリンダ状のガスダンパー４とを備えた
ものである。

操作盤３は、収納空間２に収納された状態にお
いて、前壁部１ａ側に表示画面３ａや操作釦類が
配置されたものであり、該操作盤３の下部を手前
側に引くことによつて、該表示画面３ａが上方に
向くように回転するようになつている。

また、上記収納空間２は、操作盤３の形状に合
わせて薄形に形成されている。

上記のように構成された操作装置においては、
薄形の操作盤３に合わせて収納空間２が形成され
ているから、収納空間２の成形機本体１内に占め
る割合を極めて少なくすることができ、また、操
作盤３を引き出すことによつて表示画面３ａを上
側に向けることができ、これによつて立つたまま
画面の確認や操作釦の操作ができるから、操作性
が向上するという利点がある。

［考案が解決しようとする課題］ ところが、上記従来の操作盤の収納装置におい
ては、収納状態の操作盤３の表示画面３ａが成形
機本体１の前壁部１ａに露出しているため、たと
えば金型を交換する際などに、金型や該金型の運
搬具等がぶつかつて、表示画面３ａが破損する危
険がある。

本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであ
り、収納時には表示画面等が機械本体から露出す
ることのない操作盤の収納装置を提供することを
目的としている。

［課題を解決するための手段］ 本考案は、上記目的を達成するため、機械本体
の前壁部に開口部を設けて形成された収納空間
と、この収納空間に出入自在に設けられていると
ともに、該収納空間に収納された状態において一
方の面が壁面とされて前記開口部に露出され、こ
の壁面に対向する他方の面がプラズマデイスプレ
イ装置等の表示画面を有する操作面とされた操作
盤と、下端部が前記機械本体の開口部の下辺近傍
位置に回転自在に連結され、上端部が前記収納空
間に収納された状態における操作盤の上部に回転
自在に連結された第１のリンクと、上端部が前記
機械本体の収納空間の上部に回転自在に連結さ
れ、下端部が前記収納空間に収納された状態にお
ける操作盤の前記第１のリンクの上端部の回転中
心より下方位置に回転自在に連結された第２のリ
ンクと、下端部が前記第１のリンクの中間部にブ
ラケツトを介して回転自在に連結され、上端部が
前記収納空間に収納された状態における操作盤の
前記第１のリンクの上端部の回転中心より下方位
置に回転自在に連結された伸び方向に付勢力を発
生する付勢部材とを備えてなり、前記ブラケツト
を、前記操作盤が前記収納空間に収納された状態
において前記付勢部材の付勢力の作用線が第１の
リンクの下端部の回転中心より前記収納空間の側
に位置し、該操作盤が収納空間から引き出された
状態において前記付勢部材の付勢力の作用線が前
記第１のリンクの下端部の回転中心より反収納空
間側に位置するように構成したものである。

［作用］ 本考案においては、収納空間に収納された状態
の操作盤の上端部を手前に引くと、該操作盤の上
端部が第１のリンクの下端部を支点にして回転し
ながら前方に引き出される。このため、操作盤が
引き出される際に、第２のリンクの下端部を中心
にして該操作盤の上側が下方に移動し、下側が上
方に移動する。すなわち、操作盤は、その操作面
を上方に向けるように回転しながら引き出され
る。そして、第１のリンクの上端部の回転中心
と、第２のリンクの下端部の回転中心と、該第２
のリンクの上端部の回転中心とが一直線上になら
んだときに、操作盤が最も引き出された状態にな
り、この状態に近い状態では、操作面が上方を向
いた状態になる。また、このように操作面が上方
を向いた状態では、付勢部材の上端部の回転中心
が第１のリンクの上端部の回転中心より収納空間
側に位置するようになるから、操作盤がその操作
面を上に向けたまま保持され、しかも該付勢部材
の付勢力の作用線が第１のリンクの下端部の回転
中心より反収納空間側に位置しているから、該第
１のリンクをその下端部を支点にして手前側に回
転する力が常に働き、第１のリンクが引き出され
た状態に保持される。すなわち、操作盤を手前に
引き出すと、付勢部材によつて、該操作盤が引き
出された状態に安定的に保持される。

また、操作盤の上端を収納空間側に押すと、該
操作盤の上端部が第１のリンクの下端部を支点に
して回転しながら該収納空間側に移動する。この
ため、操作盤は、第２のリンクの下端部を中心に
して操作面が収納空間側を向くように回転しなが
ら、該収納空間内に収納され、該収納空間に収納
されることによつて、操作盤の動きが停止する。
そして、操作盤を収納した状態においては、付勢
部材の付勢力の作用線が第１のリンクの下端部の
回転中心より収納空間側に位置しているから、該
第１のリンクをその下端部を支点にして収納空間
側に回転させる力が常に働く。このため、付勢部
材によつて、該操作盤が収納空間内に収納された
状態に安定的に保持される。

［実施例］ 以下、本考案を射出成形機に適用した場合の一
実施例を、第１図ないし第４図を参照して説明す
る。

第１図において、１１は射出成形機であり、こ
の射出成形機１１は、金型を開閉するための型締
装置１２と、この型締装置１２の金型内に樹脂を
射出する射出装置１３と、この射出装置１３およ
び前記型締装置１２を載置する成形機本体（機械
本体）１４とを備えたものである。

成形機本体１４には、型締装置１２や射出装置
１３を駆動するための油圧装置（図示せず）や、
制御装置（図示せず）等が収められているととも
に、その前カバー（前壁部）１５の位置に、操作
盤１６を収納するための操作盤収納装置１７が設
けられている。

以下、操作盤収納装置１７について詳細に説明
する。

操作盤収納装置１７は、第１図ないし第４図に
示すように、前記前カバー１５および操作盤１６
を構成要素として含み、該操作盤１６を成形機本
体１４に出入自在に収納するものであり、前記前
カバー１５には操作盤１６を出入するためのカバ
ー開口部１５ａが設けられている。このカバー開
口部１５ａは、水平な下辺１５ｂを底辺として前
カバー１５の上方に抜ける四角形状に形成されて
いる。

操作盤１６は、四角形の偏平状の箱形に形成さ
れた枠体１８と、この枠体１８に設けられたプラ
ズマデイスプレイ装置１９と、複数の操作釦２０
とを備えたものである。枠体１８は、その偏平な
方向の一方の面が壁面１８ａとされており、該壁
面１８ａに対向する他方の面が前記プラズマデイ
スプレイ装置１９の表示画面１９ａや前記操作釦
２０が配置された操作面１８ｂとされている。そ
して、上記壁面１８ａは，その中央部から下側が
段状にへこんだ凹壁面１８ｃとなつている。

また、成形機本体１４には、第３図に示すよう
に、操作盤１６を収納する収納空間２１が設けら
れている。この収納空間２１は、操作盤１６とほ
ぼ同一の形状に形成されており、凹壁部１８ｃの
上側の壁面１８ａを、前カバー１５に面一にいて
カバー開口部１５ａから露出させた状態に操作盤
１６を収納するようになつている。そして、該収
納空間２１は、操作盤１６が挿入される開口部２
１ａの左右の側壁２２，２２と、これらの側壁２
２，２２の内側奥部を接続する奥壁２３と、前記
側壁２２，２２の底部を接続する底壁２４とによ
つて構成されており、開口部２１ａの下辺（底壁
２４の前側縁部）から下側には、成形機本体１４
の内部と外部と仕切るための隔壁２６が設けられ
ている。

また、前カバー１５には、そのカバー開口部１
５ａの下辺１５ｂに沿つて回転自在な扉板（第１
のリンク）２７が設けられている。

扉板２７は、前記収納空間２１に収納した状態
の操作盤１６の凹壁部１８ｃおよび該操作盤１６
の下側のカバー開口部１５ａを覆うものであり、
その左右の側辺部には、下端部から上方に延び、
さらに該扉板２７の上辺２７ａから前記操作盤１
６の左右の側部１８ｄを挟んで上側に突き出る断
面Ｌ次状のリブ２８が設けられている。そして、
この扉板２７は，その下辺２７ｂが前記カバー開
口部１５ａの下辺１５ｂに突き合わされた状態
で、蝶番２９によつて前カバー１５に回転自在に
連結され、前記リブ２７の上端部が収納空間２１
に収納された状態における操作盤１６の各側部１
８ｄの上部にピン３０によつて回転自在に連結さ
れている。

また、収納空間２１を形成する左右の各側壁２
２の上部には、その内側に揺動リンク（第２のリ
ンク）３１が回転自在に連結されている。この揺
動リンク３１は、帯状の板をコ字状に折り曲げた
ものであり、平行に屈曲された部分がリンク部３
１ａとなている。そして、各リンク部３１ａの基
端部（上端部）がピン３２によつて、各側壁２２
に回転自在に連結され、先端部（下端部）がピン
３３を介して操作盤１６の各側部１８ｄに回転自
在に連結されている。このピン３３の位置は、収
納空間２１内に収納された状態における操作盤１
６のピン３０の位置より下側にあつて、該操作盤
１６の上下方向のほぼ中央の位置に配置されてい
る。

また、扉板２７の幅方向の中央位置には、該扉
板２７の内面と操作盤１６の凹壁部１８ｃとを連
結するガスダンパ（付勢部材）３４が設けられて
いる。ガスダンパ３４は、シリンダ状に形成され
たものであり、そのピストン（図示せず）のヘツ
ド側に封入されたガス圧により、ピストンロツド
３４ａを伸ばす方向に常時付勢力を発生するよう
になつている。このガスダンパ３４は、そのピス
トンロツド３４ａの先端部（上端部）が操作盤１
６の凹壁部１８ｃに設けられた第１のブラケツト
３５にピン３６を介して回転自在に連結され、基
端部（下端部）が扉板２７の内面に設けられた第
２のブラケツト３７にピン３８を介して回転自在
に連結されている。

第１のブラケツト３５および第２のブラケツト
３７は、第３図ないし第４図に示すように、操作
盤１６が引き出された状態において、ガスダンパ
３４の付勢力Ｆの作用線Ｌが蝶番２９の回転中心
より前側（反収納空間側）に位置し、操作盤１６
を収納空間２１内に収納された状態において、該
作用線Ｌが蝶番２９の回転中心より収納空間２１
側に位置するように、その高さ寸法が設定されて
いる。図においては、上記操作盤１６を引き出し
た際の作用線Ｌと蝶番２９の回転中心との偏心量
を引出時扉板偏心量Ｒ１として示し、該操作盤１
６を収納した際の作用線Ｌと蝶番２９の回転中心
との偏心量を収納時扉板偏心量Ｒ２として示す。
また、リンク部３１ａの長さやピン３２、ピン３
３の位置は、操作盤１６を収納空間２１に収納し
た状態において、ピン３３の回転中心を通つて前
記作用線Ｌと平行な作用線ｌがピン３２の前側
（反収納空間側）に位置するように設定されてい
る。図においては、上記作用線ｌとピン３２の回
転中心との偏心量を収納時リンク部偏心量Ｒ３と
して示す。そして、収納時リンク部偏心量Ｒ３よ
り収納時扉板偏心量Ｒ２の方が大きくなるよう
に、第１のブラケツト３５、第２のブラケツト３
７、リンク部３１の長さ、ピン類の位置等が設計
されている。

また、上記前カバー１５には、第３図に示すよ
うに、扉板２７の開閉状態を検知するリミツトス
イツチ３９が設けられている。このリミツトスイ
ツチ３９は、そのスイツチレバー３９ａがカバー
開口部１５ａから僅かに外側に突出するように設
けられており、扉板２７を閉じた際にスイツチが
入るようになつている。このリミツトスイツチ３
９は、プラズマデイスプレイ装置１９に制御装置
を介して接続されていて、スイツチが切れた際に
はプラズマデイスプレイ装置１９の電源を自動的
に入れ、スイツチが入つた際には、該プラズマデ
イスプレイ装置１９の電源を自動的に切るように
配線されている。

さらに、上記第１図ないし第４図において、符
号４０で示すものは、操作盤１６の壁面１８ａの
上部に設けられた取手である。

次ぎに上記のように構成された操作盤収納装置
１７の作用を説明する。

収納空間２２に収納された状態の操作盤１６の
取手４０を手前に引くと、該操作盤１６の上端部
が扉板２７の蝶番２９を支点にして回転しながら
前方に引き出される。このため、操作盤１６は、
ピン３３を中心にして該操作盤１６の上側の部分
が下方に移動するように回転する。すなわち、操
作盤１６は、その操作面１８ｂを上方に向けるよ
うに回転しながら引き出される。そして、扉板２
７の上端部のピン３０、リンク部３１ａの先端部
のピン３３、および該リンク部３１ａの基端部の
ピン３２が一直線上にならんだ際に、操作盤１６
が最も手前側に引き出された状態になり、この状
態に近い状態では、操作面１８ｂが上方よりやや
前方に傾いた状態になる。また、このように操作
面１８ｂが上方を向いた状態では、ガスダンパ３
４のピストンロツド３４ａの先端部が操作盤１６
のピン３０の位置より収納空間２１側に位置する
ようになるから、該ガスダンパ３４の付勢力Ｆに
よつて、操作盤１６がその操作面１８ｂを上に向
けたまま保持される。しかも、ガスダンパ３４の
付勢力Ｆの作用線Ｌが蝶番２９の回転中心より前
側（反収納空間側）に位置するから、扉板２７を
その蝶番２９の回転中心を支点にして手前側に回
転する力（Ｆ×R1）が常に働きく。このため、
扉板２７が引き出された状態に安定的に保持され
る。

また、取手４０を収納空間２１側に押すと、操
作盤１６の上部が扉板２７の蝶番２９を支点にし
て回転しながら該収納空間２１側に移動する。こ
のため、操作盤１６は、リンク部３１ａの下端部
のピン３３を中心にして操作面１８ｂが収納空間
２１内の奥壁２３に対面する方向に回転しなが
ら、該収納空間２１内に収納される。そして、収
納空間２１内に収納されることによつて、操作盤
１６の動きが停止する。操作盤１６を収納した状
態においては、ガスダンパ３４の付勢力Ｆの作用
線Ｌが蝶番２９の回転中心より収納空間２１側に
位置しているから、扉板２７をその下端部を支点
にして収納空間２１側に回転させる力（Ｆ×R2）
が常に働く。また、操作盤１６を収納した状態に
おいては、作用線ｌがピン３２の前側に位置する
から、揺動リンク３１には、ピン３２を支点にし
てリンク部３１ａを前側に回転する力（Ｆ×R3）
が作用する。ただし、R2の方がR3より大きくな
るように設計されているから、操作盤１６には該
操作盤１６を収納空間２１内に常に押し込む力が
働く。したがつて、操作盤１６を収納空間２１内
に収納した状態においては、該操作盤１６が収納
空間２１内に安定的に保持される。

さらに、取手４０が手前側に引かれて、扉板２
７が開かれると、リミツトスイツチ３９のスイツ
チレバー３９ａから扉板２７の内面が離れて、該
リミツトスイツチ３９のスイツチが切れる。この
ため、操作盤１６を引き出した状態においては、
プラズマデイスプレイ装置１９の電源が自動的に
入る。また、扉板２７が閉じられると、扉板２７
の内面でリミツトスイツチ３９のスイツチレバー
３９ａが押されて該リミツトスイツチ３９のスイ
ツチが入る。このため、操作盤１６を収納空間２
１内に収納した状態においては、プラズマデイス
プレイ装置１９の電源が常に切れた状態になる。

上記のように構成された操作盤収納装置１７に
おいては、操作盤１６を偏平に形成し、収納空間
２１を該操作盤１６にほぼ一致するように形成し
ているから、成形機本体１４内に占める上記収納
空間２１の割合を極めて少なくすることができ、
該成形機本体１４内の空間を油圧機器や制御装置
の収納のために有効に使うことができる。また、
操作盤１６を収納空間２１内に収納している時に
は、該操作盤１６の操作面１８ｂが収納空間２１
内に隠れてしまうので、プラズマデイスプレイ装
置１９等に金型等が接触することがなく、該プラ
ズマデイスプレイ装置１９等の破損を防止するこ
とができる。さらに、操作盤１６を収納空間２１
内に収納した状態ではリミツトスイツチ３９によ
つてプラズマデイスプレイ装置１９の電源をきる
ことができるので、電源を切り忘れて操作盤１６
を収納した場合でも、該プラズマデイスプレイ装
置１９の発熱を防止することができる。

［考案の効果］ 以上説明したように本考案によれば、機械本体
の前壁部に開口部を設けて形成された収納空間
と、この収納空間に出入自在に設けられていると
ともに、該収納空間に収納された状態において一
方の面が壁面とされて前記開口部に露出され、こ
の壁面に対向する他方の面がプラズマデイスプレ
イ装置等の表示画面を有する操作面とされた操作
盤と、下端部が前記機械本体の開口部の下辺近傍
位置に回転自在に連結され、上端部が前記収納空
間に収納された状態における操作盤の上部に回転
自在に連結された第１のリンクと、上端部が前記
機械本体の収納空間の上部に回転自在に連結さ
れ、下端部が前記収納空間に収納された状態にお
ける操作盤の前記第１のリンクの上端部の回転中
心より下方位置に回転自在に連結された第２のリ
ンクと、下端部が前記第１のリンクの中間部にブ
ラケツトを介して回転自在に連結され、上端部が
前記収納空間に収納された状態における操作盤の
前記第１のリンクの上端部の回転中心より下方位
置に回転自在に連結された伸び方向に付勢力を発
生する付勢部材とを備えてなり、前記ブラケツト
は、前記操作盤が前記収納空間に収納された状態
において前記付勢部材の付勢力の作用線が第１の
リンクの下端部の回転中心より前記収納空間の側
に位置し、該操作盤が収納空間から引き出された
状態において前記付勢部材の付勢力の作用線が前
記第１のリンクの下端部の回転中心より反収納空
間側に位置するように構成されているから、操作
盤をその操作面側を上側に向けて収納空間から手
前側に引き出すことができるとともに、該操作盤
をその操作面を内側に向けて収納空間内に収納す
ることができ、操作盤を引き出した状態あるいは
収納した状態に、付勢部材により安定的に保持す
ることができる。したがつて、操作盤を収納空間
内に収納した際には、操作面側のプラズマデイス
プレイ装置等にたとえば金型等が接触することを
防止することができ、これによりプラズマデイス
プレイ装置等の破損を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は本考案の一実施例を示す
図であつて、第１図は射出成形機の斜視図、第２
図は同射出成形機の前カバー位置の要部正面図、
第３図は第２図の矢視図、第４図は操作盤を引
き出した状態の第２図の−線に沿う断面図、
第５図は従来例として示した操作盤収納装置の要
部断面図である。 １４……成形機本体（機械本体）、１５……前
カバー（前壁部）、１５ａ……カバー開口部、１
５ｂ……下辺、１６……操作盤、１８ａ……壁
面、１８ｂ……操作面、１９……プラズマデイス
プレイ装置、１９ａ……表示画面、２１……収納
空間、２１ａ……開口部、２７……扉板（第１の
リンク）、３０，３２，３３……ピン、３１……
揺動リンク（第２のリンク）、３４……ガスダン
パ、３５……第１のブラケツト、３７……第２の
ブラケツト、Ｆ……付勢力、Ｌ……作用線。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 機械本体の前壁部に開口部を設けて形成された
   収納空間と、この収納空間に出入自由に設けられ
   ているとともに、該収納空間に収納された状態に
   おいて一方の面が壁面とされて前記開口部に露出
   され、この壁面に対向する他方の面がプラズマデ
   イスプレイ装置等の表示画面を有する操作面とさ
   れた操作盤と、下端部が前記機械本体の開口部の
   下辺近傍位置に回転自在に連結され、上端部が前
   記収納空間に収納された状態における操作盤の上
   部に回転自在に連結された第１のリンクと、上端
   部が前記機械本体の収納空間の上部に回転自在に
   連結され、下端部が前記収納空間に収納された状
   態における操作盤の前記第１のリンクの上端部の
   回転中心より下方位置に回転自在に連結された第
   ２のリンクと、下端部が前記第１のリンクの中間
   部にブラケツトを介して回転自在に連結され、上
   端部が前記収納空間に収納された状態における操
   作盤の前記第１のリンクの上端部の回転中心より
   下方位置に回転自在に連結された伸び方向に付勢
   力を発生する付勢部材とを備えてなり、前記ブラ
   ケツトは、前記操作盤が前記収納空間に収納され
   た状態において前記付勢部材の付勢力の作用線が
   第１のリンクの下端部の回転中心より前記収納空
   間の側に位置し、該操作盤が収納空間から引き出
   された状態において前記付勢部材の付勢力の作用
   線が前記第１のリンクの下端部の回転中心より反
   収納空間側に位置するように構成されていること
   を特徴とする射出成形機等の操作盤収納装置。