JPH069824Y2 - 射出成形機等の操作盤収納装置 - Google Patents

射出成形機等の操作盤収納装置

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JPH069824Y2
JPH069824Y2 JP3611089U JP3611089U JPH069824Y2 JP H069824 Y2 JPH069824 Y2 JP H069824Y2 JP 3611089 U JP3611089 U JP 3611089U JP 3611089 U JP3611089 U JP 3611089U JP H069824 Y2 JPH069824 Y2 JP H069824Y2
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JP
Japan
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operation panel
storage space
opening
molding machine
injection molding
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JP3611089U
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JPH02126811U (ja
Inventor
栄作 鈴木
亘 佐藤
Original Assignee
株式会社新潟鐵工所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、射出成形機等の操作盤収納装置に関するもの
である。
[従来の技術] 近年、CRTディスプレイ装置に代わって、プラズマデ
ィスプレイ装置等の薄形のディスプレイ装置が開発され
てきており、これにともない、表示画面を有する操作盤
も薄形になってきている。
そして、この種の薄形の操作盤の収納装置としては、た
とえば射出成形機に適用されたものとして、第6図に示
すものが知られている(たとえば、実開昭63−273
08号公報)。
この図に示す操作盤の収納装置は、射出成形機の成形機
本体(機械本体)1の前壁部1aに開口部2aを設けて
なる収納空間2と、前記開口部2aの上辺部に回転自在
に連結されて収納空間2に出入自在な操作盤3と、この
操作盤3を前壁部1aから手前側に回転させた状態に保
持するとともに、該操作盤3を収納空間2内に収納した
状態に保持するシリンダ状のガスダンパー4とを備えた
ものである。
操作盤3は、収納空間2に収納された状態において、前
壁部1a側に表示画面3aや操作釦類が配置されたもの
であり、該操作盤3の下部を手前側に引くことによっ
て、該表示画面3aが上方に向くように回転するように
なっている。
また、上記収納空間2は、操作盤3の形状に合わせて薄
形に形成されている。
上記のように構成された操作盤収納装置においては、薄
形の操作盤3に合わせて収納空間2が形成されているか
ら、収納空間2の成形機本体1内に占める割合を極めて
少なくすることができ、また、操作盤3を引き出すこと
によって表示画面3aを上側に向けることができ、これ
によって立ったまま画面の確認や操作釦の操作ができる
から、操作性が向上するという利点がある。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上記従来の操作盤の収納装置においては、収
納状態の操作盤3の表示画面3aが成形機本体1の前壁
部1aに露出しているため、たとえば金型を交換する際
などに、金型や該金型の運搬具等がぶつかって、表示画
面3aが破損する危険がある。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、収納
時には表示画面等が機械本体から露出することのない操
作盤の収納装置を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記目的を達成するため、機械本体の前壁部
に開口部を設けて形成された収納空間と、この収納空間
に出入自在に設けられているとともに、該収納空間に収
納された状態において一方の面が壁面とされて前記開口
部に露出され、この壁面に対向する他方の面がプラズマ
ディスプレイ装置等の表示画面を有する操作面とされた
操作盤と、下端部が前記機械本体の開口部の下辺近傍位
置に回転自在に連結され、上端部が前記収納空間に収納
された状態における操作盤の上部に回転自在に連結され
たリンクと、前記収納空間の上下方向に延び、その上端
部が前記前壁部側に屈曲された案内溝と、先端部が前記
案内溝に係合され、基端部が前記収納空間に収納された
状態における操作盤の下部に固定された係合部材とを備
えてなるものである。
[作用] 本考案においては、収納空間に収納された状態の操作盤
の上端部を手前に引くと、該操作盤の上端部がリンクの
下端部を支点にして回転しながら前方に引き出され、こ
れに伴い操作盤の下部の係合部材が案内溝に沿って上方
に移動する。このため、操作盤は、その操作面を上方に
向けるように回転しながら前壁部の前側に引き出され
る。そして、係合部材が案内溝の屈曲された部分に係止
することによって、操作盤は、その操作面が上側に向け
られて前壁部の前側に引き出された状態で安定的に保持
される。
また、操作盤の上端を前壁部側に押すと、係合部材が案
内溝の屈曲された部分から外れて、該案内溝に沿って下
方に移動する。そうすると、操作盤の操作面が収納空間
の内側に入りながら、該操作盤の上部がリンクの下端部
を支点にして前壁部側に回転する。このようにして、操
作盤は、その壁面が収納空間の開口部に露出された状態
で収納空間内に収納される。
[実施例] 以下、本考案を射出成形機に適用した場合の一実施例
を、第1図ないし第5図を参照して説明する。
第1図において、11は射出成形機であり、この射出成
形機11は、金型を開閉するための型締装置12と、こ
の型締装置12の金型内に樹脂を射出する射出装置13
と、この射出装置13および前記型締装置12を載置す
る成形機本体(機械本体)14とを備えたものである。
成形機本体14には、型締装置12や射出装置13を駆
動するための油圧装置(図示せず)や、制御装置(図示
せず)等が収められているとともに、その前カバー(前
壁部)15の位置に、操作盤16を収納するための操作
盤収納装置17が設けられている。
以下、操作盤収納装置17について詳細に説明する。
操作盤収納装置17は、第2図ないし第5図に示すよう
に、前記前カバー15およびと操作盤16を構成要素と
して含み、該操作盤16を成形機本体14に出入自在に
収納するものであり、前記前カバー15には操作盤16
を出入するための四角形状のカバー開口部15aが形成
されている。
操作盤16は、四角形の偏平状の箱形に形成された枠体
18と、この枠体18に設けられたプラズマディスプレ
イ装置19と、複数の操作釦20とを備えたものであ
る。枠体18は、その偏平な方向の一方の面が壁面18
aとされており、該壁面18aに対向する他方の面が前
記プラズマディスプレイ装置19の表示画面19aや前
記操作釦20が配置された操作面18bとされている。
そして、上記壁面18aは、その中央部から下側が段状
にへこんだ凹壁面18cとなっている。
成形機本体14には、操作盤16を収納する収納空間2
1が設けられている。この収納空間21は、操作盤16
の壁面18aの凹壁面18cより上側の部分を前カバー
15の前面に面一にしてカバー開口部15aから外側に
露出させた状態で該操作盤16を収納するようになって
いる。そして、該収納空間21は、操作盤16が挿入さ
れる開口部21aの左右の側壁22、22と、これらの
側壁22、22の内側奥部を接続する奥壁23と、前記
側壁22、22の底部を接続する底壁24とによって構
成されており、開口部21aの下辺(底壁24の前側縁
部)から下側には、成形機本体14の内部と外部と仕切
るための隔壁25が設けられている。
また、前カバー15には、扉板(リンク)26が設けら
れている。
扉板26は、前記収納空間21に収納した状態の操作盤
16の凹壁面18cおよび該操作盤16の下側のカバー
開口部15aを覆うものであり、その左右の側辺部に
は、下端部から上方に延び、さらに該扉板26の上辺2
6aから前記操作盤16の左右の側部18dを挟んで上
側に突き出る断面L字状のリブ27が設けられている。
そして、この扉板26は、その下辺26bが前記カバー
開口部15aの下辺15bに突き合わされた状態で、蝶
番28によって前カバー15に回転自在に連結され、前
記収納空間21に収納された状態における操作盤16の
各側部18dの上部に前記リブ27の上部がピン29に
よって回転自在に連結されている。
また、収納空間21を形成する左右の各側壁22には、
下端部から上方に延びる長穴(案内溝)30が形成され
ている。その長穴30は、側壁22に貫通されて形成さ
れており、その下端からほぼ中央の高さ位置までが鉛直
方向に延びる垂直長穴部30aによって形成され、この
垂直長穴部30aから上側の部分が前カバー15側に傾
いた傾斜長穴部30bによって形成され、この傾斜部3
0bの上端から終端までが前カバー15側に水平あるい
は水平よりやや下側に傾けて屈曲された屈曲長穴部30
cによって形成されている。そして、前記傾斜長穴部3
0bは、鉛直線に対する傾斜角θが10°〜30°にな
るように形成するのが好まし。また、上記操作盤16の
左右の各側部18dの下部には、上記各長穴30に係合
する係合部材31が設けられている。
各係合部材31は、第3図に示すように、棒状体32の
先端部に、前記長穴30に係合する外径のベアリング3
3が取り付けられたものであり、各棒状体32の基端部
が操作盤16の各側部18dの下部にそれぞれ固定され
ている。
さらに、上記収納空間21を構成する一方の側壁22に
は、該収納空間21の外側の前記長穴30の下側にリミ
ットスイッチ34が設けられている。そして、このリミ
ットスイッチ34が設けられた側の操作盤16の側部1
8dに固定された棒状体32は、その先端部がベアリン
グ33から先端側がさらに延びており、その延びた部分
がリミットスイッチ34の切換カム部32aとなってい
る。
また、上記第1図ないし第5図において、符号35で示
すものは、操作盤16の壁面18aの上部に設けられた
取手である。
次ぎに上記のように構成された操作盤収納装置17の作
用を説明する。
収納空間22に収納された状態の操作盤16の取手35
を手前に引くと、該操作盤16の上端部が蝶番28を支
点にして回転しながら前方に引き出され、これに伴い操
作盤16の下部が係合部材31によって長穴30に沿っ
て上方に移動する。このため、操作盤16は、その操作
面18bを上方に向けるように回転しながら前カバー1
5より前側に引き出される。その際、長穴30の中央部
から上側が傾斜長穴部30bとされ、その傾斜角θが1
0°〜30°に形成されているから、前記係合部材31
に上方の力が働き、操作盤16の下部が上方に円滑に移
動する。そして、係合部材31が長穴30の屈曲長穴部
30cに移動して、該屈曲長穴部30cの終端に係止す
ることによって、操作盤16の移動が停止する。これに
より、操作盤16は、その操作面18bを上側に向け
て、前カバー15から引き出された状態で安定的に保持
される。
また、操作盤16の取手35を前カバー15側に押す
と、係合部材31が屈曲長穴部30cから外れて、傾斜
長穴部30b、垂直長穴部30aに沿って下方に移動す
る。そうすると、操作盤16の操作面18bが収納空間
21内の奥壁23に対面するように該収納空間21内に
挿入される。そして、係合部材31が長穴30の下端部
に係止することによって、操作盤16は、その壁面18
aの上部を前カバー15のカバー開口部15aから露出
した状態で、収納空間21内に収納される。すなわち、
凹壁部18cおよび操作盤16の下側のカバー開口部1
5aが扉板26によって覆われた状態で、操作盤16が
収納空間21内に収納される。
さらに、前記のように取手35が手前側に引かれて、操
作盤16の下部が上方に移動すると、係合部材31の先
端側の切換カム部32aがリミットスイッチ34から外
れる。そうすると、プラズマディスプレイ装置19の電
源が入る。
また、操作盤16を収納した状態においては、前記切換
カム部32aがリミットスイッチ34を押して、プラズ
マディスプレイ装置19の電源を切り状態にする。
上記のように構成された操作盤収納装置17において
は、収納空間21を操作盤16にほぼ一致した形状に形
成しても、該操作盤16を該収納空間21内に収納する
ことができるから、収納空間2の成形機本体1内に占め
る割合を極めて少なくすることができ、該成形機本体1
4内の空間を油圧機器や制御装置の収納のために有効に
使うことができる。また、操作盤16を収納空間21内
に収納時には、該操作盤16の操作面18bが収納空間
21内に隠れてしまうので、プラズマディスプレイ装置
19等に、前に述べたように、たとえば交換中の金型等
が接触することがなく、プラズマディスプレイ装置19
等の破損を防止することができる。さらに、操作盤16
を収納空間21内に収納すると、リミットスイッチ34
に切換カム部32aが当接してプラズマディスプレイ装
置19の電源が切り状態になるので、電源を切り忘れて
操作盤16を収納した場合でも、該プラズマディスプレ
イ装置19の発熱を防止することができる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、機械本体の前壁部
に開口部を設けて形成された収納空間と、この収納空間
に出入自在に設けられているとともに、該収納空間に収
納された状態において一方の面が壁面とされて前記開口
部に露出され、この壁面に対向する他方の面がプラズマ
ディスプレイ装置等の表示画面を有する操作面とされた
操作盤と、下端部が前記機械本体の開口部の下辺近傍位
置に回転自在に連結され、上端部が前記収納空間に収納
された状態における操作盤の上部に回転自在に連結され
たリンクと、前記収納空間の上下方向に延び、その上端
部が前記前壁部側に屈曲された案内溝と、先端部が前記
案内溝に係合され、基端部が前記収納空間に収納された
状態における操作盤の下部に固定された係合部材とを備
えているから、操作盤をその操作面側を上側に向けて収
納空間から手前側に引き出すことができるとともに、該
操作盤をその操作面を内側に向けて収納空間内に収納す
ることができる。したがって、操作盤を収納空間内に収
納した際には、操作面側のプラズマディスプレイ装置等
にたとえば交換中の金型等が接触することを防止するこ
とができ、これによりプラズマディスプレイ装置等の破
損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の一実施例を示す図であっ
て、第1図は射出成形機の斜視図、第2図は同射出成形
機の前カバー位置の要部正面図、第3図は第2図のIII
矢視図、第4図は第2図のIV矢視図、第5図は操作盤を
引き出した状態の第2図のIV矢視図、第6図は従来例と
して示した操作盤収納装置の要部断面図ある。 14……成形機本体(機械本体)、 15……前カバー(前壁部)、 15a……カバー開口部、 15b……下辺、 16……操作盤、 18a……壁面、 18b……操作面、 19……プラズマディスプレイ装置、 19a……表示画面、 21……収納空間、 21a……開口部、 26……扉板(リンク)、 30……長穴(案内溝)、 30c……屈曲長穴部、 31……係合部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機械本体の前壁部に開口部を設けて形成さ
    れた収納空間と、この収納空間に出入自在に設けられて
    いるとともに、該収納空間に収納された状態において一
    方の面が壁面とされて前記開口部に露出され、この壁面
    に対向する他方の面がプラズマディスプレイ装置等の表
    示画面を有する操作面とされた操作盤と、下端部が前記
    機械本体の開口部の下辺近傍位置に回転自在に連結さ
    れ、上端部が前記収納空間に収納された状態における操
    作盤の上部に回転自在に連結されたリンクと、前記収納
    空間の上下方向に延び、その上端部が前記前壁部側に屈
    曲された案内溝と、先端部が前記案内溝に係合され、基
    端部が前記収納空間に収納された状態における操作盤の
    下部に固定された係合部材とを備えてなることを特徴と
    する射出成形機等の操作盤収納装置。
JP3611089U 1989-03-29 1989-03-29 射出成形機等の操作盤収納装置 Expired - Lifetime JPH069824Y2 (ja)

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JP3611089U JPH069824Y2 (ja) 1989-03-29 1989-03-29 射出成形機等の操作盤収納装置

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JP3611089U JPH069824Y2 (ja) 1989-03-29 1989-03-29 射出成形機等の操作盤収納装置

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Publication Number Publication Date
JPH02126811U JPH02126811U (ja) 1990-10-18
JPH069824Y2 true JPH069824Y2 (ja) 1994-03-16

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JP3611089U Expired - Lifetime JPH069824Y2 (ja) 1989-03-29 1989-03-29 射出成形機等の操作盤収納装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180017601A (ko) * 2016-08-10 2018-02-21 엘에스엠트론 주식회사 사출성형기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180017601A (ko) * 2016-08-10 2018-02-21 엘에스엠트론 주식회사 사출성형기

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JPH02126811U (ja) 1990-10-18

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