JPH0544086Y2 - - Google Patents

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JPH0544086Y2
JPH0544086Y2 JP1986021654U JP2165486U JPH0544086Y2 JP H0544086 Y2 JPH0544086 Y2 JP H0544086Y2 JP 1986021654 U JP1986021654 U JP 1986021654U JP 2165486 U JP2165486 U JP 2165486U JP H0544086 Y2 JPH0544086 Y2 JP H0544086Y2
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water
mixer drum
rod
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supply pipe
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  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、コンクリートミキサー車における注
水装置に関する。
[従来の技術] 一般に、生コンクリート(以下、生コンと略
す)を建設現場に供給する場合には、第5図ある
いは第6図に示すようなコンクリートミキサー車
が使用される。これは、車両1の架台2上にミキ
サードラム3が底部を下にして、その回転中心軸
回りに回転自在に支持されているものである。ミ
キサードラム3を回動する方法としては、第5図
に示すようにミキサードラム3の底部にスプロケ
ツト4を固設し、これにチエーンを巻きかけて駆
動するチエーンドライブ方式と、第6図に示すよ
うにミキサードラム3の底部のドラム軸5を減速
機6を介して駆動源に連結するセンタードライブ
方式とがある。
ところで、コンクリートミキサー車により生コ
ンを運搬するには、予め生コン工場において混練
された生コンをコンクリートミキサー車のミキサ
ードラムに入れ、これが固化しないように攪拌し
ながら運搬する方法と、ミキサードラムにセメン
トや骨材など固形材料のみを入れ、建設現場ある
いは運搬途中で水を入れながら混練を始める方法
とがある。後者(ドライ方式と称する)は運搬時
間が長くなるような場合に生コンが劣化するのを
防ぐために採用され、均一な混練を行うためミキ
サードラムを回転しながら徐々に注水するもので
ある。
このようなドライ方式における注水の方法とし
て、ミキサードラム3の開口端7から注水パイプ
等をミキサードラム3の上部に挿入して行う方
法、あるいは第7図に示すようにミキサードラム
3の底部のドラム軸5の中心軸線上に注水孔8を
形成して注水する方法などが採られている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、ミキサードラム3の開口端7か
ら注水を行う方法は、水が底部にまで行き渡らな
いので均一な混練が行なわれず、良好な生コンを
得にくかつた。
また、ドラム軸5に注水孔8を形成する方法
は、第5図に示すようなチエーンドライブ方式の
コンクリートミキサー車においては駆動機構がド
ラム軸の延長方向にないので支障がないが、第6
図に示すようなセンタードライブ方式のものに
は、減速機6の構造の問題から採用しにくかつ
た。
本考案は、チエーンドライブ方式のコンクリー
トミキサー車はともより、センタードライブ方式
のコンクリートミキサー車にも支障なく実施する
ことができ、しかも生コンの詰まりがなく、また
僅かな水圧の変化で注水状態を変えることができ
るコンクリートミキサー車における注水装置を提
供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本考案は、周方
向に回転自在に設けられたミキサードラム内に、
下端に噴水ノズルを備えた給水パイプを、上記噴
水ノズルをミキサードラムの底部近くに配置する
とともに上端をミキサードラムの開口端から外に
出してミキサードラムの回転軸線位置の軸受に軸
支して設け、上記噴水ノズルは、上記給水パイプ
の下端に給水パイプを延長するようにして設けら
れた管体と、該管体内に取り付けられたロツドガ
イドと、該ロツドガイドに管体の長さ方向に移動
自在に挿通されたロツドと、該ロツドの下端に固
定され上記管体の外周に筒部を嵌め付けられた弾
性材料からなるキヤツプ状のウオーターベルと、
上記ロツドの端部と上記ロツドガイドとの間に装
着され該ロツドを給水パイプ側に付勢したスプリ
ングとを具備した構成とした。
[作用] 給水パイプはミキサードラム内に開口端から挿
入されているため、センタードライブ方式のコン
クリートミキサー車であつても支障はない。給水
パイプ18に水を流すと、その水圧でウオーター
ベルがスプリングの弾力に抗して移動するため、
水はウオーターベルの筒部を膨らませて管体とウ
オーターベルの間を通りミキサードラム内に散水
される。給水を止めるとウオーターベルはスプリ
ングの力で元の状態に戻る。水圧が変わると、水
によるウオーターベルの膨らみが変わる上、管体
に体するウオーターベルの移動量が変化して管体
とウオーターベルの重なり幅が変わるため、散水
状態が大きく変化する。水圧の変化によつてウオ
ーターベルが管体に対して動かされるため、生コ
ンがそれらの間に残されて詰まることがない。
[実施例] 以下、本考案の実施例を第1図ないし第4図を
参照して説明する。図中11はミキサードラムで
あり、車両の架台(図示略)上に底部を下に傾斜
して配置され、周方向に回動自在に支持されてい
る。そしてミキサードラム11の底面には補強板
12により補強された回転支軸13がその軸線を
ミキサードラム11の回転軸線に一致させて内側
に突出して設けられ、この回転支軸13の外端に
設けられたフランジ13aを駆動軸(図示略)に
連結することにより減速機(図示略)からの回転
が伝えられるようになつている。ミキサードラム
11の内面には螺旋状のブレード14が添設され
ており、ミキサードラム11の正転時においては
装入された材料を攪拌しながら徐々に下に送り、
逆転時には材料をミキサードラム11の上部開口
端15から排出するようになつている。この開口
端15にはミキサードラム11と同軸の筒状のチ
ヤージングシリンダ16が上記ブレード14と一
体に固設され、このチヤージングシリンダ16に
は、上記車両の架台から立設された支持台(図示
略)に固設されたホツパ17の下端が挿入されて
いる。
そして、給水パイプ18が開口端15からミキ
サードラム11内に挿入されている。すなわち、
この給水パイプ18は、ミキサードラム11の前
方の車両の架台に設置された給水タンク(図示
略)から給水ポンプ(図示略)を経て配管され、
上記ホツパ17の上側内面に添設されて後、その
下端開口部で斜め下方に曲げられ、さらにミキサ
ードラム11の回転軸線に一致したところから、
該回転軸線上に沿つて延長され、上記回転支軸1
3の先端まで降下している。そして、この給水パ
イプ18は、ミキサードラム11の上部及び下部
に設けられた軸受19,20により、ミキサード
ラム11の回転軸線上の位置にその軸心を置いて
支持されている。上部軸受19は、第3図に示す
ように、フランジ部19a,19aをボルト、ナ
ツトにより結合、分離自在に連結された一対の分
割体19b,19bよりなり、ミキサードラム1
1の内壁から延びた4本の支持部材21…に固着
した取付け板21aに、上記各分割体19b,1
9bに固着された支持片19c,19cがボル
ト、ナツトで固定されることにより、取り外し自
在に支持されている。また、下部軸受20は上記
上部軸受19と同様に形成されており、上記回転
支軸13の先端面13bに固定され、ミキサード
ラム11の軸方向に延びる4本の支持部材22…
の先端部に固定した支持板22aに、軸受20の
分割体20b,20bに固着された支持片がボル
ト、ナツトで固定されることにより、取り外し自
在に支持されている。上記給水パイプ18の下端
には、第4図に示すように、噴水ノズル23が取
り付けられている。この噴水ノズル23は、給水
パイプ18の下端に給水パイプ18を延長するよ
うにしてソケツト24aを介して接続された管体
24と、管体24内に取り付けられたロツドガイ
ド24bと、ロツドガイド24bに管体24の長
さ方向に移動自在に挿通されたロツド25aと、
ロツド25aの下端に固定され上記管体24の外
周に筒部25bを嵌め付けられた弾性材料からな
るキヤツプ状のウオーターベル25と、ロツド2
5aの端部とロツドガイド24bとの間に装着さ
れロツド25aを給水パイプ18側(内側)に付
勢したスプリング26とを具備し、管体24の内
部に水圧がかかるとウオーターベル25が管体2
4の軸方向外側へ移動するとともに、ウオーター
ベル25の筒部25bが開いて水が噴出される
が、それ以外のときは閉止されて生コンクリート
などの侵入が防がれるようになつている。
なお、図中27は、給水パイプ18の、ミキサ
ードラム11の回転軸線に沿つた直線部分18a
と、チヤージングシリンダ16内の折曲部分18
bとの接続部を分離自在に連結するユニオン継手
であつて、給水パイプ18の分解、組み立てを容
易にしている。
次に、この実施例の注水装置の作用について述
べる。ミキサードラム11に材料を装入し、駆動
装置を作動してミキサードラム11を回転させて
材料を撹拌しながら給水ポンプを作動させると、
噴水ノズル23のウオーターベル25と管体24
の隙間から水が円錐面状に噴出され、ミキサード
ラム11の底部に散水され、材料に均等に混合さ
れる。このとき、ミキサードラム11内の材料は
ブレード14によつて上に運ばれ、次に落下し、
これを繰り返すことになり、その際に材料が給水
パイプ18に当たるが、給水パイプ18が回転軸
線上に位置しているので比較的当たる確率が低い
とともに、軸受19,20により2箇所で軸支さ
れているので、折れ曲がつて破損されることが防
がれる。また、給水パイプ18はホツパ17の上
側内面に添設されているので、材料を投入すると
きの邪魔になることはない。
給水パイプ18を流れる水は、スプリング26
の弾力に抗してウオーターベル25を下方に押し
動かすとともに、ウオーターベル25の筒部25
bを膨らませ管体24とウオーターベル25の間
を通つて散水されるが、水圧によつて、管体24
に対するウオーターベル25の移動量が変化して
管体24とウオーターベル筒部25bの重なり幅
Wが変わるとともに、ウオーターベル筒部25b
の膨らみ量も変わるため、散水状態が大きく変化
する。したがつて水圧を脈動させることによりミ
キサードラム11の各部分に均等に散水すること
ができる。また水圧の変化によつてウオーターベ
ル25が管体24に対して動かされるため、それ
らの間に生コンが残されて詰まることがない。
なお、上記実施例においては、給水パイプ18
を直管状のものとしたが、軸支位置がミキサード
ラム11の回転軸線上にあれば曲管状でもよい。
また、軸受19,20の数は制限はなく、1つで
も3つ以上でもよい。
[考案の効果] 以上詳述したように、本考案は、周方向に回転
自在に設けられたミキサードラム内に、下端に噴
水ノズルを備えた給水パイプが、上記噴水ノズル
をミキサードラムの底部近くに配置するとともに
上端をミキサードラムの開口端から外に出してミ
キサードラムの回転軸線位置の軸受に軸支して設
けられた構成とされているので、センタードライ
ブ形式のコンクリートミキサ車においてもミキサ
ードラムの底部まで給水ができ、高品質の生コン
クリートを製造することができるとともに、給水
パイプが撹拌や材料装入の邪魔になることがな
く、また、パイプの破損を招くこともない。ま
た、噴水ノズルは、上記給水パイプの下端に給水
パイプを延長するようにして設けられた管体と、
該管体内に取り付けられたロツドガイドと、該ロ
ツドガイドに管体の長さ方向に移動自在に挿通さ
れたロツドと、該ロツドの下端に固定され上記管
体の外周に筒部を嵌め付けられた弾性材料からな
るキヤツプ状のウオーターベルと、上記ロツドの
端部と上記ロツドガイドとの間に装着され該ロツ
ドを給水パイプ側に付勢したスプリングとを具備
した構成とされているので、水圧を変えることに
よつて散水状態を大きく変化させてミキサードラ
ムの各部分に均等に散水することができる。その
上、水圧の変化でウオーターベルが管体に対して
移動するため、それらの間に生コンが残されて詰
まることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の断面図、第2図は第
1図の−矢視図、第3図は第1図の−矢
視図、第4図は第1図の部分拡大図、第5図はチ
エーンドライブ方式のコンクリートミキサ車の側
面図、第6図はセンタードライブ方式のコンクリ
ートミキサ車の側面図、第7図は従来の注水装置
の例の断面図である。 11……ミキサードラム、18……給水パイ
プ、19,20……軸受、23……噴水ノズル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 周方向に回転自在に設けられたミキサードラム
    11内に、下端に噴水ノズル23を備えた給水パ
    イプ18が、上記噴水ノズル23をミキサードラ
    ム11の底部近くに配置するとともに上端をミキ
    サードラム11の開口端15から外に出してミキ
    サードラム11の回転軸線位置の軸受19,20
    に軸支して設けられており、上記噴水ノズ23
    は、上記給水パイプ18の下端に給水パイプ18
    を延長するようにして設けられた管体24と、該
    管体24内に取り付けられたロツドガイド24b
    と、該ロツドガイド24bに管体24の長さ方向
    に移動自在に挿通されたロツド25aと、該ロツ
    ド25aの下端に固定され上記管体24の外周に
    筒部25bを嵌め付けられた弾性材料からなるキ
    ヤツプ状のウオーターベル25と、上記ロツド2
    5aの端部と上記ロツドガイド24bとの間に装
    着され該ロツド25aを給水パイプ18側に付勢
    したスプリング26とを具備したことを特徴とす
    るコンクリートミキサー車における注水装置。
JP1986021654U 1986-02-18 1986-02-18 Expired - Lifetime JPH0544086Y2 (ja)

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6933918B2 (ja) * 2017-05-19 2021-09-08 光洋機械産業株式会社 洗浄システム及びこれを備えた生コンクリート製造装置
JP6808251B2 (ja) * 2019-03-18 2021-01-06 ドライミックス事業協同組合 生コンクリート生成用混錬装置における給水装置及び生コンクリート生成用混錬装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58494Y2 (ja) * 1979-01-30 1983-01-06 株式会社新潟鐵工所 コンクリ−トミキサ−車における回転ドラムの洗浄装置

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JPS62134703U (ja) 1987-08-25

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