JPH0544084A - エツジオーバーコート防止装置 - Google Patents
エツジオーバーコート防止装置Info
- Publication number
- JPH0544084A JPH0544084A JP19903591A JP19903591A JPH0544084A JP H0544084 A JPH0544084 A JP H0544084A JP 19903591 A JP19903591 A JP 19903591A JP 19903591 A JP19903591 A JP 19903591A JP H0544084 A JPH0544084 A JP H0544084A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- strip
- belt
- shielding
- shielding belt
- plating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】連続式横型電気めっき設備において、ストリッ
プのエッジオーバーコートの防止効果をさらに向上させ
た防止装置を提供する。 【構成】図１（ｂ）に示すように、通電ロール２、２ａ
によって搬送されるストリップ１の両側面に、ストリッ
プ１の端面と接触しストリップ１の移動に追従して、所
定区間をエンドレスに移動する遮蔽ベルト１１を設け
た。４はめつき槽である。図１（ａ）に示すように、遮
蔽ベルト１１はプーリー１２により支持案内され、プー
リー１２はシャフト１３により懸架されている（懸架装
置は図示せず）。また、遮蔽ベルト１１は弾性材で構成
され断面は図示のように形成されているので、ストリッ
プ１の端面を可溶性陽極７から遮蔽することができる。
プのエッジオーバーコートの防止効果をさらに向上させ
た防止装置を提供する。 【構成】図１（ｂ）に示すように、通電ロール２、２ａ
によって搬送されるストリップ１の両側面に、ストリッ
プ１の端面と接触しストリップ１の移動に追従して、所
定区間をエンドレスに移動する遮蔽ベルト１１を設け
た。４はめつき槽である。図１（ａ）に示すように、遮
蔽ベルト１１はプーリー１２により支持案内され、プー
リー１２はシャフト１３により懸架されている（懸架装
置は図示せず）。また、遮蔽ベルト１１は弾性材で構成
され断面は図示のように形成されているので、ストリッ
プ１の端面を可溶性陽極７から遮蔽することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は電気亜鉛めっきまたは電
気錫めっきラインにおけるめっきのエッジオーバーコー
トを防止する装置に関する。
気錫めっきラインにおけるめっきのエッジオーバーコー
トを防止する装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】ストリップ（帯鋼板）に亜鉛又は錫を両
面に電気めっきする際、片面をまずめっきし、その後残
りをめっきする手段は既に広く採用されているが、その
際ストリップの幅方向端部近傍のめっき厚が厚くなりが
ちで、その現象をエッジオーバコートと称している。
面に電気めっきする際、片面をまずめっきし、その後残
りをめっきする手段は既に広く採用されているが、その
際ストリップの幅方向端部近傍のめっき厚が厚くなりが
ちで、その現象をエッジオーバコートと称している。
【０００３】めっき自身はストリップ中央付近のめっき
厚で十分なのであるから、端部の厚めっきされた部分は
余計なものであり、省資源、省エネルギーの観点から全
幅均一なめっきを行えるような手段が望まれている。こ
のエッジオーバーコートを防止する技術手段として、本
出願人は特公昭６０−３０７５５号公報において、スト
リップの端部を電極から遮蔽することにより電流の局部
集中をなくするエッジオーバーコート防止装置を提案し
た。
厚で十分なのであるから、端部の厚めっきされた部分は
余計なものであり、省資源、省エネルギーの観点から全
幅均一なめっきを行えるような手段が望まれている。こ
のエッジオーバーコートを防止する技術手段として、本
出願人は特公昭６０−３０７５５号公報において、スト
リップの端部を電極から遮蔽することにより電流の局部
集中をなくするエッジオーバーコート防止装置を提案し
た。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のエッジ
オーバーコート防止装置は電極とストリップとの間を遮
蔽するものでストリップ端部に直接接触しているもので
はなく、確実なエッジオーバーコート防止に至っていな
いのが実情である。図３に示す横型電気錫めっき装置に
より、ストリップのめつきを説明する。陰極であるスト
リップ１は通電ロール２、２ａ及びバックアップロール
３、３ａに挾持され矢印８方向へ進行する。通電ロール
２、２ａ間にめっき槽４を配置し、めっき液５をストリ
ップ１の下面に接触させている。めっき槽４内には不溶
性陽極６に接触させた可溶性陽極７を配置し、両電極間
に通電することによって陰極側のストリップ１の裏面に
電気めっきがなされる。
オーバーコート防止装置は電極とストリップとの間を遮
蔽するものでストリップ端部に直接接触しているもので
はなく、確実なエッジオーバーコート防止に至っていな
いのが実情である。図３に示す横型電気錫めっき装置に
より、ストリップのめつきを説明する。陰極であるスト
リップ１は通電ロール２、２ａ及びバックアップロール
３、３ａに挾持され矢印８方向へ進行する。通電ロール
２、２ａ間にめっき槽４を配置し、めっき液５をストリ
ップ１の下面に接触させている。めっき槽４内には不溶
性陽極６に接触させた可溶性陽極７を配置し、両電極間
に通電することによって陰極側のストリップ１の裏面に
電気めっきがなされる。
【０００５】図４は、従来のエッジオーバーコート防止
装置の幅方向断面の説明図を示したものである。ストリ
ップ１と可溶性陽極７との間に遮蔽板９を設けている。
ストリップ１の幅より可溶性陽極７の幅が広いので電流
がストリップ１の端部に集中してエッジオーバーコート
が発生するのであるが、遮蔽板９はその防止に効果的に
作用するものである。
装置の幅方向断面の説明図を示したものである。ストリ
ップ１と可溶性陽極７との間に遮蔽板９を設けている。
ストリップ１の幅より可溶性陽極７の幅が広いので電流
がストリップ１の端部に集中してエッジオーバーコート
が発生するのであるが、遮蔽板９はその防止に効果的に
作用するものである。
【０００６】しかしながら、ストリップ１の端部と遮蔽
板９との間に隙間１０があるので、めっき液５がストリ
ップ１の上面にかぶる。この液かぶりを生じるために、
確実なエッジオーバーコート防止ができないという問題
があった。本発明はこの問題を解決してエッジオーバー
コート防止に優れた装置を提供することを課題とするも
のである。
板９との間に隙間１０があるので、めっき液５がストリ
ップ１の上面にかぶる。この液かぶりを生じるために、
確実なエッジオーバーコート防止ができないという問題
があった。本発明はこの問題を解決してエッジオーバー
コート防止に優れた装置を提供することを課題とするも
のである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題を解
決するもので、ストリップの連続電気めっきにおけるエ
ッジオーバーコート防止装置に適用され、次の技術手段
を採った。すなわち、ストリップの端部をアノードから
遮蔽すると共に進行するストリップの端部に接触してス
トリップの進行に追従しながら所定区間をエンドレスに
移動する遮蔽ベルトと、遮蔽ベルトを支持案内するプー
リーとからなる遮蔽装置をストリップの両側に備えたこ
とを特徴とするエッジオーバーコート防止装置である。
決するもので、ストリップの連続電気めっきにおけるエ
ッジオーバーコート防止装置に適用され、次の技術手段
を採った。すなわち、ストリップの端部をアノードから
遮蔽すると共に進行するストリップの端部に接触してス
トリップの進行に追従しながら所定区間をエンドレスに
移動する遮蔽ベルトと、遮蔽ベルトを支持案内するプー
リーとからなる遮蔽装置をストリップの両側に備えたこ
とを特徴とするエッジオーバーコート防止装置である。
【０００８】
【作用】本発明によるエッジオーバーコート防止装置で
は、ストリップの両端側にプーリを設け、プーリによっ
て弾性材からなる遮蔽ベルトを案内支持するようにした
もので、遮蔽ベルトはストリップ端面に接触しながらス
トリップの進行速度に追従して所定区間をエンドレスに
移動すると共にストリップの端部をアノードから遮蔽す
るように構成されている。
は、ストリップの両端側にプーリを設け、プーリによっ
て弾性材からなる遮蔽ベルトを案内支持するようにした
もので、遮蔽ベルトはストリップ端面に接触しながらス
トリップの進行速度に追従して所定区間をエンドレスに
移動すると共にストリップの端部をアノードから遮蔽す
るように構成されている。
【０００９】従来例のように、ストリップ端部に接触す
る固定した遮蔽板を使用した場合、連続走行するストリ
ップ端部で遮蔽板が容易に切損摩耗され長時間使用する
ことは困難であることから、本発明ではストリップの走
行に合わせて追従する遮蔽ベルトを用いたものである。
本発明の遮蔽ベルトは、ストリップ端部に接触してスト
リップとともに移動するので、従来のように、ストリッ
プ端部と遮蔽板の間に隙間はなく、従ってストリップ上
面へのめつき液のかぶりもなく、従来よりも確実にエッ
ジオーバーコートを防止することができる。
る固定した遮蔽板を使用した場合、連続走行するストリ
ップ端部で遮蔽板が容易に切損摩耗され長時間使用する
ことは困難であることから、本発明ではストリップの走
行に合わせて追従する遮蔽ベルトを用いたものである。
本発明の遮蔽ベルトは、ストリップ端部に接触してスト
リップとともに移動するので、従来のように、ストリッ
プ端部と遮蔽板の間に隙間はなく、従ってストリップ上
面へのめつき液のかぶりもなく、従来よりも確実にエッ
ジオーバーコートを防止することができる。
【００１０】遮蔽用ベルトに磁性粉を混入しておくと、
遮蔽用ベルトをストリップ端部に吸着させ、ストリップ
進行速度に合わせてエンドレス移動自在となり、さらに
効果的である。
遮蔽用ベルトをストリップ端部に吸着させ、ストリップ
進行速度に合わせてエンドレス移動自在となり、さらに
効果的である。
【００１１】
【実施例】図１は本発明の実施例を示し、図１（ａ）は
幅方向断面の説明図、図１（ｂ）は平面の説明図であ
る。ストリップ１は通電ロール２、２ａの下面を連続的
に進行している。めっき槽４内にストリップ１の両端部
に接触しながらエンドレスに移動する遮蔽ベルト１１を
配置している。遮蔽ベルト１１は弾性材で構成され複数
個以上配置したプーリー１２の外周をエンドレス移動す
るように設置している。
幅方向断面の説明図、図１（ｂ）は平面の説明図であ
る。ストリップ１は通電ロール２、２ａの下面を連続的
に進行している。めっき槽４内にストリップ１の両端部
に接触しながらエンドレスに移動する遮蔽ベルト１１を
配置している。遮蔽ベルト１１は弾性材で構成され複数
個以上配置したプーリー１２の外周をエンドレス移動す
るように設置している。
【００１２】プーリー１２はプーリーシャフト１３によ
り上部から懸架されている。（懸架装置についてはここ
では図示を省略した）。本実施例では、遮蔽ベルト１１
はストリップ１の端部と接触させてストリップ１ととも
に移動させるために懸架装置を油圧シリンダでストリッ
プ１側へ押圧する手段を用いている。さらにストリップ
１との接触を密にさせるためには、帯磁させた遮蔽ベル
ト１１を使用することにより吸着力を強くできる。この
ようにすれば、遮蔽ベルト１１は押圧手段を必要とせ
ず、ストリップ１の進行速度に合わせて追従し、エンド
レス移動を円滑にすることができる。
り上部から懸架されている。（懸架装置についてはここ
では図示を省略した）。本実施例では、遮蔽ベルト１１
はストリップ１の端部と接触させてストリップ１ととも
に移動させるために懸架装置を油圧シリンダでストリッ
プ１側へ押圧する手段を用いている。さらにストリップ
１との接触を密にさせるためには、帯磁させた遮蔽ベル
ト１１を使用することにより吸着力を強くできる。この
ようにすれば、遮蔽ベルト１１は押圧手段を必要とせ
ず、ストリップ１の進行速度に合わせて追従し、エンド
レス移動を円滑にすることができる。
【００１３】また、遮蔽ベルト１１の断面の形状は、図
１（ａ）に示すように、ストリップ１の端部を可溶性陽
極７から遮蔽する構造としている。図２にめっき付着量
の実測値を示す。図中（１）は、従来例のストリップ１
の端部と遮蔽板９との間に隙間１０があって液かぶりを
している場合の５ｇ／ｍ2目標目付量に対するエッジオ
ーバーコートの分布を示す。（２）は本発明のものであ
り、ストリップ１の端部に遮蔽ベルト１１を接触させて
液かぶりをなくしたので、ほぼ確実な目標目付量を確保
することができた。
１（ａ）に示すように、ストリップ１の端部を可溶性陽
極７から遮蔽する構造としている。図２にめっき付着量
の実測値を示す。図中（１）は、従来例のストリップ１
の端部と遮蔽板９との間に隙間１０があって液かぶりを
している場合の５ｇ／ｍ2目標目付量に対するエッジオ
ーバーコートの分布を示す。（２）は本発明のものであ
り、ストリップ１の端部に遮蔽ベルト１１を接触させて
液かぶりをなくしたので、ほぼ確実な目標目付量を確保
することができた。
【００１４】
【発明の効果】本発明はエッジオーバーコート防止に優
れた効果を奏する。
れた効果を奏する。
【図１】本発明の一実施例の説明図であり、図１（ａ）
は幅方向断面図、図１（ｂ）は平面図を示す。
は幅方向断面図、図１（ｂ）は平面図を示す。
【図２】本発明と従来例の比較を示すグラフである。
【図３】横型電気錫めっき装置の長手方向断面の説明図
である。
である。
【図４】図４は図３の幅方向断面の説明図であり、従来
例の遮蔽板を装着した例を示す。
例の遮蔽板を装着した例を示す。
１ ストリップ ２、２ａ 通電ロール ３、３ａ バックアップロール ４ めっき槽 ５ めっき液 ６ 不溶性陽極 ７ 可溶性陽極 ８ 矢印 ９ 遮蔽板 １０ 隙間 １１ 遮蔽ベルト １２ プーリー １３ シャフト
Claims (1)
- 【請求項１】 ストリップの連続電気めっきにおけるエ
ッジオーバーコート防止装置において、 ストリップの端部をアノードから遮蔽すると共に進行す
るストリップの該端部に接触してストリップの進行に追
従しながら所定区間をエンドレスに移動する遮蔽ベルト
と、該ベルトを支持案内するプーリーとからなる遮蔽装
置をストリップの両側に備えたことを特徴とするエッジ
オーバーコート防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19903591A JPH0544084A (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | エツジオーバーコート防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19903591A JPH0544084A (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | エツジオーバーコート防止装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0544084A true JPH0544084A (ja) | 1993-02-23 |
Family
ID=16401036
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19903591A Withdrawn JPH0544084A (ja) | 1991-08-08 | 1991-08-08 | エツジオーバーコート防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0544084A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011074405A (ja) * | 2009-09-29 | 2011-04-14 | Hitachi Cable Ltd | 銅箔の連続電解めっき装置 |
-
1991
- 1991-08-08 JP JP19903591A patent/JPH0544084A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011074405A (ja) * | 2009-09-29 | 2011-04-14 | Hitachi Cable Ltd | 銅箔の連続電解めっき装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981112 |