JPH0543941B2 - - Google Patents

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JPH0543941B2
JPH0543941B2 JP21702383A JP21702383A JPH0543941B2 JP H0543941 B2 JPH0543941 B2 JP H0543941B2 JP 21702383 A JP21702383 A JP 21702383A JP 21702383 A JP21702383 A JP 21702383A JP H0543941 B2 JPH0543941 B2 JP H0543941B2
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hot gas
temperature
valve
pressure
evaporator
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Tsutomu Takei
Masayuki Aono
Juji Fujimoto
Tetsuo Nakano
Noryasu Kawakatsu
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は冷凍装置に関する。
一般にコンテナ用冷凍装置は、コンテナの庫内
温度を−5℃〜−6℃以下の冷凍領域に制御する
冷凍運転と、−5℃〜−6℃より高い温度のチル
ド領域に制御する冷蔵運転とが行なえるようにし
ており、そのために、コンテナ用冷凍装置の能力
は、冷凍運転時における所要冷凍能力、例えば外
気温度38℃で庫内温度が−18℃に保持できる冷凍
能力に設計されている。
従つて、庫内温度をチルド領域に保持する冷蔵
運転を行なう場合、外気温度が低い条件下では能
力が余り過ぎ、所望の庫内温度に保持できない問
題が生ずるのである。
しかして、従来以上の如き問題を解決するた
め、高圧ガス管と低圧液管との間にホツトガスバ
イパス管を介装してホツトガスを蒸発器に導いて
庫内温度を制御するものが提案されている。
この従来方式の冷凍装置は、米国特許第
3692100号明細書及び図面に示され、また、第6
図に示した如く圧縮機Aの吐出側と空冷凝縮器
C1の入口側との間を接続する高圧ス管Bの途中
に、前記凝縮器C1及び該凝縮器C1と直列に接続
される水冷凝縮器C2、ドライヤーR、膨張弁EV
を側路するホツトガスバイパス管Hを接続し、こ
のホツトガスバイパス管Hを前記膨張弁EVの出
口側と蒸発器Eの入口側とを結ぶ低圧液管Dに接
続すると共に、前記ホツトガスバイパス管Hに、
電磁弁SV及び吹出空気温度を検出する感知器T
をもつた温度調節弁TVを介装したもので、チル
ド領域の庫内温度制御を、吹出空気温度の下にホ
ツトガスバイパスにより行なえるようにしたもの
である。
即ち、冷蔵運転を行なう場合、前記電磁弁SV
を開き、吹出空気温度が設定値以下のとき、前記
温度調節弁TVを開いてホツトガスを前記低圧液
管Dに流し、膨張弁Eを通過した液冷媒と合流さ
せて蒸発器Eに導入し、吹出空気温度を調節し庫
内温度をチルド領域に制御するごとくしたもので
ある。
所が、以上の如き従来装置によれば、庫内の設
定温度が低い場合、又設定温度が高くとも外気温
度がそれ以上に高い場合においては、前記したホ
ツトガスバイパスにより庫内温度の制御を行なえ
るのであるが、逆に設定温度を高くした際で、こ
の設定温度より外気温度が低くなつた場合には、
前記温度調節弁TV、電磁弁SVを作用させホツ
トガスをバイパスさせるようにしても庫内温度の
設定温度への制御が行えない問題が生ずるのであ
る。
この原因は、第1に前記膨張弁EVは通常感温
膨張弁が採用されているので、外気温度が低下す
るに従つて前記電磁弁SVの開度が増大してホツ
トガスのバイパス量が増大していくのであるが、
このホツトガス量の増大により蒸発器Eの出口側
における低圧ガス冷媒がやがて過熱ガスとなり、
このため低圧ガス管Gに感温部を備えた前記膨張
弁EVの開度がかえつて増大することになり、こ
の結果、外気気温が低下しても、前記蒸発器Eに
供給される液冷媒量が必要量減少しなかつたり、
かえつて増加するような事態が生じるためであ
り、原因の第2は、外気温度が著しく低下した場
合は、通常空冷凝縮器C1の周囲温度が低下し、
又、水冷凝縮器C2に利用する水(例えば海水な
ど)の温度も低下するのであり、この為前記凝縮
器C1,C2の凝縮圧力(温度)が低下して、この
結果、圧縮機Aの吐出圧(高圧圧力)と共に吐出
ガス温度、即ちホツトガスの温度が低下し加熱能
力が低くなるためであると考えられる。
本発明は従来の上記問題点に鑑み発明したもの
で、目的は外部均圧方式の感温膨張弁を用いて、
この感温膨張弁にホツトガスの圧力を作用させる
ことにより、前記膨張弁の開度を制御し、該膨張
弁を通る液冷媒量を減少できるように成すと共
に、前記蒸発器の電気ヒータを設けて、この電気
ヒータを外気温度の低下による高圧圧力の低下時
に作動するように成して、ホツトガスの加熱能力
の低下をカバーし、これらのことによりチルド領
域における前記ホツトガスによる庫内温度の制御
幅を広くできるように成す点にある。
而して、本発明の構成は、圧縮機と凝縮器と蒸
発器及び前記蒸発器の出口側に接続した均圧管を
もつ感温膨張弁とを備えた冷凍装置において、前
記圧縮機から吐出されるホツトガスを、前記凝縮
器と感温膨張弁とを側路して前記蒸発器に導くホ
ツトガスバイパス路を設け、該ホツトガスバイパ
ス路にホツトガス弁を介装すると共に、前記均圧
管の途中に、一端側が前記ホツトガス弁の出口側
のホツトガスバイパス路に連通する制御通路を接
続して、前記均圧管の制御通路接続位置に対し蒸
発器出口側の第1均圧管と制御通路との間に、前
記ホツトガス弁の動作によるホツトガスのバイパ
ス時、前記均圧管の制御通路接続位置に対し感温
膨張弁側の第2均圧管を、前記制御通路に連通
し、前記第1均圧管との連通を遮断する連通遮断
弁を設ける一方、前記蒸発器に電気ヒータを付設
すると共に、前記凝縮器の凝縮能力を検出する検
出器を設け、この検出器の動作により前記電気ヒ
ータの運転を制御する如く成し、ホツトガスバイ
パス時、ホツトガスの圧力を利用して前記膨張弁
の開度を制御し、該膨張弁を通る液冷媒量を少な
くできるようにすると共に、高圧圧力などが低下
した時に前記電気ヒータを作動できるようにし
て、ホツトガスによる吹出空気温度の制御幅を拡
大できるように成したのである。
次に本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図において1は圧縮機、2は空冷凝縮器、
3は水冷凝縮器、4は蒸発器、5は均圧管51及
び感温部52をもつ感温膨張弁であつて、これら
各機器は、冷媒配管6によりそれぞれ連結され、
前記蒸発器4により庫内空気を冷却する冷凍サイ
クルを形成している。
尚、第1図において7は一体形アキユムレータ
受液器、8はドライヤ、9はポンプダウンのため
の電磁弁、10はリキツドインジケータ、11は
分流器であり、12は高低圧スイツチHLPS、油
圧防護スイツチOPS、水圧スイツチWPSをもつ
た安全器であり、13は前記蒸発器4に付設する
2台フアン、14a,14b,14cは前記空冷
凝縮器2に付設する3台のフアンである。
そして、以上の如く構成する冷凍サイクルにお
いて、前記圧縮機1の吐出側と空冷凝縮器2の入
口側とを結ぶ高圧ガス管6aには、前記圧縮機1
から吐出されるホツトガスを前記各凝縮器2,
3、アキユムレータ受液器7の受液器及び感温膨
張弁5を側路して前記蒸発器4に導くホツトガス
バイパス路20を接続して、その出口側を前記膨
張弁5と蒸発器4との間の低圧液管6bに接続
し、そして、このホツトガスバイパス路20の途
中に、ホツトガス弁21を介装すると共に、前記
ホツトガス弁21の出口側のホツトガスバイパス
路20に前記冷凍サイクルにおける低圧ガス管6
cに接続した前記膨張弁5の均圧管51に接続
し、ホツトガスにより前記膨張弁5の開度を制御
する制御通路22を設け、この制御通路22に、
前記ホツトガスバイパス路20と、均圧管51と
の連通を遮断する連通遮断弁23を設けるのであ
る。
前記ホツトガス弁21は、オンオフ機能をもつ
電磁弁を用いてもよいが、主として電圧に比例し
て弁開度を0%〜100%に制御可能とした電磁比
例制御弁を用い、後記するコントローラ24によ
り制御するごとく成すのである。
また、前記連通遮断弁23は、主として第1図
の如く三方切換弁を用い、この連通遮断弁23
を、前記均圧管51の制御通路22との接続位置
に設け、この接続位置に対し前記感温膨張弁5側
に位置する第2均圧管51bを、前記制御通路2
2と、前記接続位置に対し蒸発器4側に位置する
前記第1均圧管51aとの一方に切換えるように
成すのである。
即ち、前記ホツトガス弁21の動作によるホツ
トガスバイパス時、前記第2均圧管51bを前記
制御通路22に連通し、前記第1均圧管51aと
の連通を遮断するように成すのであつて、更に詳
記すると、前記連通遮断弁23における二つの切
換ポートの一つに、前記制御通路22を、他の一
つに均圧管51を分割した第1均圧管51aをそ
れぞれ接続すると共に、固定ボートに第2均圧管
51bを接続し、前記膨張弁5の均圧部に連通す
る第2均圧管51bを、前記制御通路22と第1
均圧管51aとに切換えるごとく成すのである。
更に、前記ホツトガスバイパス路20の出口側
は、前記したごとく低圧液管6bに接続するもの
であつて、その接続位置は限定するものでない
が、好ましくは分流器11に接続するのである。
更に、前記安全器12には凝縮圧力に対応する
高圧圧力を検出する検出器HPS1を前記高圧ガス
吐出管に接続して設け、かつ、前記蒸発器4に前
記検出器HPS1の動作により制御される電気ヒー
タH1,H2を設けるのである。
尚、前記蒸発器4には前記電気ヒータH1,H2
以外にも補助電気ヒータH3〜H6(第1図には図
示しない)を設けている。
また、前記凝縮器2用のフアン14a,14
b,14cには各別に3台のモータMF2−1,
MF2−2,MF2−3を設け、このうち一台の
モータMF2−1と他の2台のモータMF2−2,
MF2−3とを独立に運転できるように高圧圧力
開閉器HPS2を介して前記2台のモータMF2−
2,MF2−3を電源に接続し、前記検出器
HPS1とは別の高圧圧力開閉器HPS2の動作によ
り制御するようにしている。
次に、前記ホツトガス弁21と連通遮断弁23
との制御を行なつて、吹出空気温度を所望温度に
調整するコントローラ24をもつ冷凍装置の電気
回路を第2図に基づいて説明する。
第2図に示したものは、第1図に示した冷凍装
置の電気回路であつて、三相の電源線にリレー
C1の接点を介して圧縮機モータCMを接続すると
共に、前記接点の2次側から2本の電源線を引出
して前記凝縮器2に設ける3台のモータMF2−
1,MF2−2,MF2−3を並列に接続してい
る。
また、三相の前記電源線の二相に前記蒸発器4
用の2台のモータMF1,MF1をリレーC2の接
点を介して並列に接続している。又、前記電源線
には前記電気ヒータH1,H2、および補助電気ヒ
ータH3〜H6をそれぞれリレーHR1,HR2各接点
を介して接続している。尚WPSは前記した水圧
スイツチである。
更に、前記電源線から2本の電源線を引出しス
イツチSWを介して前記コントローラ24及び前
記電気機器の制御リレー回路を下記する如く接続
するのである。
即ち、前記2本の電源線間には圧縮機モータ
CM及びモータMF2−1,MF2−2,MF2−
3、駆動回路71、蒸発器4用のモータMF1
動及びデフロスト制御回路72、検出器HPS1
路73、ヒータ回路74および前記コントローラ
回路75が接続されている。以下これらの各回路
を説明する。
前記駆動回路71は、前記圧縮機モータCM
およびモータMF2−1,MF2−2,MF2
−3の発停用リレーC1と高低圧スイツチ
HLPSと過電流リレーOCとの直列回路から成
る。
前記蒸発器4用のモータMF1,MF1の駆動
およびデフロスト制御回路72は、前記モータ
MF1,MF1の発停用リレーC2とデフロスト
タイマーFRとの並列回路とデフロストリレー
DRの常閉接点DR−2との直列回路および、
前記デフロストリレーDR、デフロスト用温度
スイツチTS、デフロストリレーDRの常開接点
DR−1と前記タイマーTRの常開接点との並
列回路との直列回路から成つている。
前記検出器HPS1回路73は、高圧圧力HP
が設定圧力HP0以下の時のみ閉路する圧力スイ
ツチである検出器HPS1と、リレーX2の常開接
点X1−3と、前記電気ヒータH1,H2の運転を
制御するリレーCRとの直列回路から成る。尚、
前記リレーCRはその常開接点CR−2を、ヒー
タ回路74の説明において詳記するように、前
記電気ヒータH1,H2用のリレーHR1に直列に
接続しており、斯くして前記検出器HPS1のオ
ン・オフ動作による前記リレーRの励磁、消磁
により電気ヒータH1,H2の運転を制御できる
ようにしている。
前記ヒータ回路74は、前記電気ヒータH1
H2用のリレーHR1と、補助電気ヒータH3〜H6
用のリレーHR2との並列回路を温度ヒユーズ
FSを介してデフロストリレーDRの常開接点
DR−3、前記リレーCRの常開接点CR−2、
前記リレーX2の常開接点、X2−1との並列回
路の直列に接続すると共に、前記補助電気ヒー
タH3〜H6のリレーHR2を、前記リレーX2の常
開接点X2−2と前記デフロストリレーDRの常
開接点DR−4と前記リレーCRの常閉接点CR
−1との並列回路を介して前記リレーHR1
対し並列に接続して成るものである。
前記コントローラ回路75は、前記コントロ
ーラ24の出力端に、前記ホツガス弁20の電
動部20Mと前記リレーX1の常開接点X1−2
と前記デフロストリレーDRの常閉接点DR−
5との直列回路、ポンプダウン用の前記電磁弁
9のソレノイドリレー20S1と前記デフロスト
リレーDRの常閉接点DR−6との直列回路、
前記連通遮断弁23のソレノイドリレー20S2
と前記リレーX1の常開接点X1−1との直列回
路および電気ヒータH1,H2、補助電気ヒータ
(H3〜H6)の強制運転を行うための前記リレ
ーX1,X2をそれぞれ接続して成るものである。
尚、前記コントローラ24は前記蒸発器4の吹
出、吸入空気温度をそれぞれ検出するサプライセ
ンサーSS、リターンセンサーRS、および4つの
スイツチ#1,#2,#3,#4をもつており、
予め前記コントローラ24により制御する庫内温
度の設定温度SETTを入力しておくと、該設定温
度SETTが冷蔵域であれば前記スイツチ#3が閉
成すると共に前記サプライセンサーSSが作用し
て、前記吹出空気温度SUPTと前記設定温度
SETTとを比較して、内部信号により前記電動部
20Mへの出力電圧を制御すると共に、前記スイ
ツチ#1,#2,#3の開閉を制御するのであ
り、又、設定温度SETTが冷凍域であればスイツ
チ#3が開成され、またリターンセンサーRSが
作用するのである。
しかして、以上の如く構成する冷凍装置の冷蔵
運転を第3,4図のフローチヤート運転パターン
特性図に基づいて説明する。
この冷蔵運転において前記コントローラ24
は、前記設定温度SETTと吹出空気温度SUPTと
の温度差(Δt=SUPT−SETT)により内部信
号でスイツチ#1〜#4を開閉制御して前記冷凍
装置の運転パターンを4通りに変更できるもので
あつて、これらの運転パターンを第4図に基づき
予め概略的に説明する。
第4図中、(Δt1〜Δt3)は前記吹出空気温度
SUPTの下降時に前記運転パターンを変更する境
界温度差を示しており、(Δt4〜Δt6)は前記吹出
空気温度SUPTの上昇時における同じく境界温度
差を示している。そして、領域(I〜)は前記
冷凍装置の運転パターンを同一にする温度差
(Δt)を吹出空気温度SUPTの下降時と上昇時と
を一括して示したものである。
以下、4つの運転パターンを領域(I〜)毎
に説明する。
領域()では、前記コントローラ24は内
部信号によりスイツチ#1,#3を閉成し、か
つスイツチ#2,#4を開成し、ホツトガスバ
イパスを停止して全冷凍能力を発揮して冷蔵運
転を行う。(フル運転域) 領域()では、全スイツチ#1〜#4を閉
成して、電気ヒータH1,H2および凝縮器2用
のフアン14b,14cをオンオフ制御すると
共に、ホツトガス弁20の開度を制御して冷蔵
運転を行う。(ホツトガス制御運転域) 領域()では、スイツチ#3のみを閉成し
て、冷凍装置をポンプダウンした状態に保持し
て圧縮機1の運転を停止する。(ポンダウン域) 領域()では、スイツチ#3,#4のみ閉
成して、ボンプダウン状態で更に、前記電気ヒ
ータH1,H2および補助電気ヒータH3〜H6
より加熱運転を行う。(加熱域) 上記運転パターンに基づく冷蔵運転の制御を以
下説明する。
しかして、上記冷凍装置は冷蔵運転開始に際
し、前記ソレノイドリレー20S1は消磁されてい
るから、前記電磁弁9は閉じたまゝとなつてお
り、前回の運転終了後に行なわれるポンプダウン
運転で、ポンプダウンされた状態となつている。
そして、運転当初の吹出空気温度(庫内温度)
が、下降時の前記した(〜)の領域のいずれ
かに属するかによつて4通りのうちいずれかの運
転パターンが開始される。
(1) 温度差(Δt=SUPT−SETT)が領域()
に属する場合、 前記スイツチ#1,#3のみが閉成され、ソ
レノイドリレー20S1が励磁されてポンプダウ
ン用の電磁弁9が開放されると共に、前記スイ
ツチ#2は開成されるから、前記ソレノイドリ
レー20S2が消磁状態に保持されて前記連通遮
断弁23が第1均圧管51aと第2均圧管52
bとを連通する如き保持される。またリレーC
1,C2が励磁されて圧縮機モータCM、凝縮
器2用の3台のフアン14a,14b,14c
の各モータMF2−1,MF2−2,MF2−
3および蒸発器4の2台のフアン13,13の
各モータMF1,MF1が駆動する。この時、ホ
ツトガス弁20の電動部20Mへの印加電圧は
0となつており、ホツトガスのバイパス量も0
で、従つて冷凍装置は冷凍能力を最大に発揮す
るフル運転が行われる。この運転の結果、吹出
空気温度が下降すると、下記する領域()の
運転パターンに移動する。
(2) 温度差(Δt)が領域()に属する場合、
前記スイツチ#1,#2と共にスイツチ#3も
閉成されるので、前記電磁弁9が開放状態であ
ると共に、前記ソレノイドリレー20S2が励磁
されて前記連通遮断弁23が、前記制御通路2
2と第2均圧管51bとを連通する如く切換え
られる。また、領域()と同様に圧縮機モー
タCM、蒸発器4用の前記モータMF1,MF1
駆動すると共に、前記凝縮器2用のモータMF
2−1,MF2−2,MF2−3は詳しくは後
述する如く1台もしくは3台全てが駆動するの
である。
又、前記コントローラ24により前記温度差
(Δt)に対応して前記電動部20Mへ印加電圧
を制御して前記ホツトガス弁20の開度を調整
し、ホツトガスのバイパス量を調節するのであ
る。即ち、 前記温度差(Δt)が正(Δt>0)の時は、
前記電動部20Mへの印加電圧を降圧して、
前記ホツトガス弁20の開度を絞り、ホツト
ガスのバイパス量を減少させるのであり、 前記温度差(Δt)が0(Δt=0)の時は前
記印加電圧を保持し、前記弁20の開度を保
ち、 前記温度差(Δt)が負(Δt<0)の時は
前記印加電圧を昇圧して、前記ホツトガス弁
20の開度を大きくして、ホツトガスのバイ
パス量を増大させるのである。
更に、これと同時に、前記ホツトガス弁21
の開動作時、ホツトガスバイパス路20を流れ
るホツトガスは、前記弁開度に対応した圧力
で、前記膨張弁5の第2均圧管51bにも作用
して、該膨張弁5を、前記ホツトガスの圧力に
対応した弁開度に絞ることになるのである。
従つて、前記膨張弁5を通る液冷媒量は、そ
の弁開度に応じて減少し、前記分流器11を介
して所望流量のホツトガスが蒸発器4に導かれ
るのであつて、前記膨張弁5の弁開度の減少に
より冷凍能力を減少した状態で、ホツトガスに
よる加熱が可能となり、前記ホツトガスのバイ
パスにより吹出空気温度の制御が高制度に行な
えるのである。
更に、領域()においては上記制御と並行
して、高圧圧力を検出し動作する検出器HPS1
が作用し、例えば 外気温度が下がり、これに伴つて高圧圧力
HPが設定圧力HP0以下に設定すると、前記
圧力スイツチHPS1閉成して、前記リレーCR
を励磁して前記電気ヒータH1,H2に通電す
るのである。このことによりホツトガスの温
度低下による加熱能力の低下を前記電気ヒー
タH1,H2による加熱により補うのである。
尚この場合、前記フアン14b,14c制
御用の高圧圧力開閉器HPS2の設定圧力を前
記検出器HPS1の設定圧力より高くしておく
と、高圧圧力の低下により、まず高圧圧力開
閉器HPS2が開放してフアン14b,14c
を停止し、この後もさらに高圧圧力が低下す
れば検出器HPS1が閉成して電気ヒータH1
H2がONすることとなり、省エネルギーの観
点から有利であるが、この両者HPS2
HPS1の設定圧力は上記と逆であつてもよ
い。
又、高圧圧力HPが設定圧力HP0よりも高
い時は、前記圧力スイツチHPS1が開き、前
記リレーCRが消磁されるので、前記電気ヒ
ータH1,H2通電が遮断される。
以上の如く領域()においては前記コント
ローラ24によるホツトガス弁20開度制御
と、該弁20出口側のホツトガスの圧力による
前記膨張弁5の開度の制御とに並行して、前記
検出器HPS1の動作により電気ヒータH1,H2
をオン・オフ制御しているので、外気温度が低
い範囲においても前記コントローラ24により
吹出空気温度SVPTを正確に制御できるよう
に、その制御範囲を拡大しているのである。こ
の点を第5図を基に補足的に説明する。
第5図は外気温度に対し、冷凍装置の運転制
御により吹出空気温度SUPT、即ち温度差
(Δt)を領域()の範囲に保持できる設定温
度SETTの範囲を示したもので、図において(イ)
の領域は従来のもの、(ロ)の領域は本実施例の設
定可能な設定温度域を示している。
なお、温度差(Δt)が領域()からはず
れると、前記領域()若しくは下記する領域
()の運転制御へと移行する。
(3) 温度差(Δt)が領域()である場合、 この場合はコントローラ24のスイツチ#3
のみが閉成し、スイツチ#2が開成されたまゝ
であるからソレノイドリレー20S1が消磁状態
に保持され、この結果蒸発器4用のフアン
FM1,FM1のみが運転され、ポンプダウン状
態が維持される。そして、前記温度差(Δt)
が他の領域の温度差になると、前記領域()
もしくは下記する領域()の運転パターンに
移行する。
(4) 温度差(Δt)が領域()の場合、前記コ
ントローラ24のスイツチ#3,#4が閉成さ
れ、スイツチ#2は開成されたままであるか
ら、領域()と同様に蒸発器4用のフアン
MF1,MF1が運転され、かつポンプダウンの
状態が保持されるから、これと同時に、リレー
X2が励磁されるから、常開接点X2−1,X2
2が閉成されて前記電気ヒータH1,H2と補助
電気ヒータH3〜H6とが共に通電されて加熱運
転が行なわれるのである。
尚、前記温度差(Δt)が上昇して領域()
の温度差になると前記した領域()の運転制
御に移行する。
尚、デフロスト運転は、運転開始と同時にデ
フロストタイマーTRが動作し、所定時間後に
その常開接点TRを閉成してデフロストリレー
DRを励磁し、その常開接点DR−3,DR−4
を閉成して前記電気ヒータH1,H2、補助電気
ヒータH3〜H6に通電して行うものである。
また、常開接点DR−1は自己保持回路を構
成するものであり、又、前記温度スイツチ23
Dは蒸発器4内の温度上昇により開路して、デ
フロスト運転を終了させるものである。また、
前記タイマーTRは前記デフロストリレーDR
が励磁されて常閉接点DR−2が開成されるこ
とによりリセツトされるようにしている。
次に冷凍運転の運転制御について簡単に説明す
る。
前記コントローラ24はスイツチ#2のみが閉
成され、ソレノイドリレー20S1)が励磁されて
電磁弁9が開放されると同時に、前記圧縮機モー
タCM、凝縮器2用の3台のフアン14a,14
b,14cのモータMF2−1,MF2−2,
MF2−3、蒸発器4用のフアン13,13のモ
ータFM1,FM1が運転される。
尚、前記スイツチ#2は閉成された状態に保持
されるので、ソレノイドリレー20S2は消磁され
ており、前記連通遮断弁23は第1均圧管51a
と第2均圧管51bとを接続し、又、前記電動部
20Mへの印加電圧は0に保持され、前記ホツト
ガス弁20は全閉となつているので、ホツトガス
をバイパスさせない通常の冷凍運転が行なえるの
である。
尚、上記実施例においては、前記領域()の
運転制御において、前記電気ヒータH1,H2の運
転を制御するための検出器として圧力スイツチを
用いたが、凝縮圧力に対応する高圧圧力は凝縮温
度とほぼ等価的に変動する、また、凝縮圧力は外
気温度により変動し、外気温度の変化で前記凝縮
器2の凝縮能力が決まることから、外気温度又は
前記凝縮器2の凝縮温度を検出する温度スイツチ
を用いてもよいのであつて、凝縮器2の凝縮能力
を検出できる構成であれば高圧圧力を検出する圧
力スイツチに限定されることはない。
又、前記検出器HPS1により、前記電気ヒータ
H1,H2のみを作動させるようにしたが、この検
出器HPS1で該電気ヒータH1,H2と前記凝縮器
2用フアン14b,14cのモータMF2−2,
MF2−3との運転を同時にオン・オフ制御する
ようにしてもよい。
以上の如く本発明は、蒸発器4の出口側に接続
した前記均圧管51の途中に、一端側が前記ホツ
トガス弁21の出口側のホツトガスバイパス路2
0に連通する制御通路22を接続して、この接続
部に、ホツトガスのバイパス時、前記均圧管51
の制御通路接続位置に対し感温膨張弁側の第2均
圧管51bを、前記制御通路22に連通し、前記
第1均圧管51aとの連通を遮断する連通遮断弁
23を設けて、ホツトガスバイパスによる制御
時、前記膨張弁5の開度を、ホツトガス弁21の
出口側のホツトガスの圧力により制御するように
したから、前記膨張弁5を通る液冷媒量を減少さ
せられ、しかも、前記蒸発器4に電気ヒータH1
を付設すると共に、前記凝縮器2の凝縮能力を検
定する検出器を設け、この検出器の動作により前
記電気ヒータH1の運転を制御するから、外気温
度が低下して高圧圧力が低下し、ホツトガス温度
が低下することにより生じる加熱能力の低下を前
記電気ヒータH1の熱量で補うことができ、従つ
て、ホツトガスによる制御制度を向上できると共
に、設定温度を高くした場合や、また、外気温度
が設定温度より低い場合など熱負荷が少ない場合
でもホツトガスによる吹出空気温度の制御が行な
えるのであり、換言するとチルド領域におけるホ
ツトガスによる庫内温度の制御幅を拡大でき、特
に低い外気温度下でも高い設定温度での運転可能
範囲を拡大できるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明冷凍装置の一実施例を示す冷媒
配管系統図、第2図は第1図に示した冷凍装置の
電気回路図、第3図は同じく第1図に示した冷凍
装置の運転状況を示すフローチヤート、第4図は
温度差領域を示す説明図、第5図は吹出空気温度
の外気温度に対する制御特性図、第6図は従来例
を示す冷媒配管系統図である。 1……圧縮機、2,3……凝縮器、4……蒸発
器、5……感温膨張弁、6c……低圧ガス管、2
0……ホツトガスバイパス路、21……ホツトガ
ス弁、22……制御通路、51……均圧管、
HPS1……検出器(圧力スイツチ)、H1,H2……
電気ヒータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 圧縮機1と凝縮器2,3と蒸発器4及び前記
    蒸発器4の出口側に接続した均圧管51をもつ感
    温膨張弁5とを備えた冷凍装置において、前記圧
    縮機1から吐出されるホツトガスを、前記凝縮器
    2,3と感温膨張弁5とを側路して前記蒸発器4
    に導くホツトガスバイパス路20を設け、該ホツ
    トガスバイパス路20にホツトガス弁21を介装
    すると供に、前記均圧管51の途中に、一端側が
    前記ホツトガス弁21の出口側のホツトガスバイ
    パス路20に連通する制御通路22を接続して、
    前記均圧管51の制御通路接続位置に対し蒸発器
    出口側の第1均圧管51aと制御通路22との間
    に、前記ホツトガス弁21の動作によるホツトガ
    スのバイパス時、前記均圧管51の制御通路接続
    位置に対し感温膨張弁側の第2均圧管51bを、
    前記制御通路22に連通し、前記第1均圧管51
    aとの連通を遮断する連通遮断弁23を設ける一
    方、前記蒸発器4に電気ヒータH1を付設すると
    共に、前記凝縮器2の凝縮能力を検出する検出器
    を設け、この検出器の動作により前記電気ヒータ
    H1の運転を制御する如く成したことを特徴とす
    る冷凍装置。
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