JPH0543865Y2 - - Google Patents

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JPH0543865Y2
JPH0543865Y2 JP1987099005U JP9900587U JPH0543865Y2 JP H0543865 Y2 JPH0543865 Y2 JP H0543865Y2 JP 1987099005 U JP1987099005 U JP 1987099005U JP 9900587 U JP9900587 U JP 9900587U JP H0543865 Y2 JPH0543865 Y2 JP H0543865Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、熱間圧延された鋼板等の表面に発生
するスケールの除去装置や、鋼板圧延装置におけ
る圧延ローラの冷却に用いられる圧力水噴射ノズ
ルの改良技術に関する。
(従来の技術) 従来、熱間圧延により製造された鋼板等の表面
に発生するスケール(酸化皮膜)を除去するスケ
ール除去装置としては、第13図に示すようなも
のが知られている。
このスケール除去装置Bは、圧延された鋼板等
mが流れるラインの上下に、それぞれラインの流
れ方法と直交する方向に多数の噴射ノズルnを配
設し、この各噴射ノズルnからスプレー噴射され
る高圧水(100〜200Kg/cm)の勢いによつて鋼板
等mの表面に発生したスケールを除去するように
したものである。そしてこの場合の圧力水は主弁
100及び主配管101を経由して噴射ノズルn
に至るが、作業終了時点で主弁100(スプール
弁)を閉鎖して給水を停止すると、噴射ノズルn
の噴射口から主配管101内に空気が入り込み、
その後主弁100を開放して給水を開始すると、
主配管101内の空気が急激に圧縮された後に急
激に膨張するというウオーターハンマー現象が起
こり、各部が破裂、破損するという事故が発生す
る。
そこで、この事故を防止する方法として、従来
では、第13図に示すように主弁100をバイパ
スする補助配管102を設け、この補助配管の流
路中に介装した減圧装置103によつて低圧水
(30Kg/cm)を主配管101に常時給水し、この
低圧水を各噴射ノズルnから垂れ流し状態となす
ことで空気の流入を防止するという方法が採られ
ていた。
しかしながら、この従来の方法では垂れ流し時
の水が無駄になるばかりでなく、圧力水の噴射を
必要としない作業の際も水は垂れ流し状態のまま
であることから製品に悪影響を及ぼし、製品の品
質低下を招くといつた不都合があつた。
そこで、かかる不都合を解決するものとして本
件出願人の出願に係る圧力水噴射ノズル弁(実願
昭58−23615号)がある。
この圧力水噴射ノズル弁は、噴射ノズル内に、
該流路を開閉するピストン弁を設けると共に、該
ピストン弁を常時閉鎖する方向に付勢するバネ材
を設け、かつ該ピストン弁には圧力水の水圧を受
けてピストン弁を前記バネ材の押圧力に抗して開
放する方向に作動させる受圧面を形成したもので
あり、従つてこの圧力水噴射ノズル弁を用いるこ
とによつて、圧力水供給時はピストン弁を供給水
圧で自動的に開放させ、かつ圧力水の供給停止時
はピストン弁をバネ材によつて自動的に閉鎖させ
ることができるので、水を常時垂れ流すことなく
空気の流入を防止できるものである。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、従来の圧力水噴射ノズル弁でも
以下に述べるような問題点があつた。
即ち、圧力水噴射ノズル弁より噴射される水の
圧力は150Kg/cm前後の高圧であることから、噴
射口より噴射された高圧水が鋼板に衝突して跳ね
返り、この跳ね返り水によつてノズルヘツド面が
浸食され、このためノズルヘツド面に形成された
噴射パターン欠点用条溝や噴射口の形状が短期間
で変形し、噴射パターンが崩れてしまうという問
題がある。また、同様の現象は、ライン上を流れ
る鋼板と次の鋼板との切れ間において、対向する
圧力水噴射ノズル弁の圧力水噴射を互いに受ける
ことによつても生じる。このためノズルヘツド部
分はステンレス鋼等の硬質素材が用いられている
が、それでも短期間で噴射パターンが崩れるた
め、圧力水噴射ノズル弁は消耗品して頻繁に交換
されているが、圧力水噴射ノズル弁は内部に弁機
構を備える等構造が複雑で部品点数も多いので、
コストも高く、従つてランニングコストが高くつ
くという問題点があつた。
また、従来の圧力水噴射ノズル弁では、弁口か
ら噴射口に到るまでの流通路が短いと、圧力水が
弁口で絞られて流通路内に流入する際に生じる乱
流の影響を受けて噴射口より噴射する圧力水の噴
射パターンが崩れるという問題点があつた。もつ
とも、流通路の長さを該流通路の内径の10倍以上
に長くすれば乱流の影響はなくなるが、その反面
製品のコンパクト化が大きく犠牲になると共に、
その前長が長くなることによつて主配管の位置関
係までも修正する必要が生じる等の不都合があ
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案では、上述の問題点を解決することを目
的としてなされたものであり、この目的達成のた
めに本考案では、流入口から噴射口に至る流路中
に内底部側が大気と連通するシリンダ穴を形成
し、かつ該シリンダ穴が開口する下流側には前記
噴射口と連通する弁口を備えたバルブシートを形
成したノズル本体と、下流側にポペツト部を形成
し、かつ上流側には前記シリンダ穴内に摺動自在
に嵌入させたピストン部を形成したピストン弁
と、該ピストン弁の弁部をバルブシートに圧接す
る方向に常時押圧付勢することで流路を閉鎖させ
るバネ材と、を備え、かつ前記ピストン部とポペ
ツト部との間には流路内に供給される圧力水の水
圧を受けてピストン弁を前記バネ材の押圧力に抗
して流路を開放する方向に作動させる受圧面を形
成させた圧力水噴射ノズルであつて、 前記噴射口を構成するノズルヘツド部分をノズ
ル本体部分とは別体に形成すると共に、該ノズル
ヘツド部分をノズル本体部分に対して着脱可能な
状態に取り付ける取り付け手段を備え、 前記弁口と噴射口との間の流通路内に、噴射口
側の流通路を所要長さ残した状態で整流板を設け
た構成とした。
(作用) 従つて、本考案の圧力水噴射ノズルでは、噴射
口を構成するノズルヘツド部分をノズル本体部分
とは別体に形成すると共に、該ノズルヘツド部分
をノズル本体部分に対して着脱可能な状態に取り
付ける取り付け手段を備えたことで、ノズルヘツ
ド面が浸食されて圧力水の噴射パターンが崩れた
場合でも、ノズルヘツド部分の交換のみで噴射パ
ターンの再生が行なえるようになり、ランニング
コストの大幅な低減化が可能となると共に、頻繁
に交換することで噴射パターンを常に最良の状態
に維持できるようになり、製品の品質向上にも貢
献できることになる。
また、弁口と噴射口との間の流通路内に、噴射
口側の流通路を所要長さ残した状態で整流板を設
けたことで、該整流板の長さ分程度流通路を長く
する程度で乱流の影響による噴射パターンの崩れ
が防止できるようになる。
また、本考案の圧力水噴射ノズルでも、圧力水
供給時はピストン弁を供給水圧で自動的に開放さ
せ、かつ圧力水の供給停止時はピストン弁をバネ
材によつて自動的に閉鎖させることができるの
で、水を常時垂れ流すことなく空気の流入が防止
できる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面により詳述する。
まず、実施例の構成を説明する。
この実施例の圧力水噴射ノズルAは、第1図〜
第11図に示すように、ホルダー1、ノズル本体
2、ピストン弁3、バネ材4、ボデイナツト5、
ノズルヘツド6、取り付け手段7を主な構成とし
て備えている。
前記ホルダー1は、ノズル本体2を主配管Pに
対して着脱可能な状態に取り付けるためのもので
あり、第1図、第3図、第8図に示すように、略
円筒状に形成され、その上流側に形成された小径
部10を主配管Pに開設された連通穴p内に嵌入
した状態で溶接されると共に、下流側外周面には
ボデイーナツト5を螺合するための雄ねじ11が
形成され、かつ下流側内周面にはノズル本体2の
連結位置決め用係合穴12が形成され、また下流
側開口端面にはガスケツトGを装着するための環
状段部13が形成されている。
前記ノズル本体2は、第1図及び第9図に示す
ように給水管部20と弁本体部21とで略円筒状
に形成されている。
給水管部20は外形が矩形状の筒状に形成さ
れ、第8図に示すホルダー1の下流側内周面に形
成された連結位置決め用係合穴12に対して回転
不能な状態に挿入される(第3図参照)。
また、給水管部20の上流側開口部を圧力水を
流入口8となすと共に、該流入口8の内周面には
ストレーナSを螺合するための雌ネジ80が形成
され、また、下流側には略円錐状開口部20aを
形成させて、流入口8から開口部20aに至る流
入路20bを形成させている。
弁本体部21は、流円筒状に形成され、その上
流側に形成された隔壁21aの中央部分には下流
側に向けて開口する有底状穴22が形成されてお
り、この有底状穴22の底部側小径穴22aには
第10図に示すピストン弁3の開放側ストツパを
兼ねるバネ受け50が装着され、かつ有底状穴2
2の開口部側大径穴22bには第10図に示すシ
リンダ部23がOリングOによつて水密状態に嵌
入されており、このシリンダ部23の内部にはシ
リンダ穴24が貫通状態に設けられている。
このシリンダ部23は第10図に示すようにピ
ストンガイド部25と一体に形成され、両者間に
は中空部26が形成されると共に、ピストンガイ
ド部25はその下流側開口部25aの外周縁部に
突設されたフランジ部25bを第1図に示すよう
にガスケツトGを介して弁本体部21の下流側開
口端面に係合させた状態で装着されている。ま
た、このピストンガイド部25の下流側端面には
弁口27aの上流側にバルブシート27bを備え
たバルブヘツド部分27が溶接により一体的に設
けられている。
尚、第5図、第9図、第10図に示すように、
ピストンガイド部25の外周面には位置決め用の
角形突出部28が形成されると共に、ピストンガ
イド部25が装着される弁本体部21の下流側開
口部内周面には位置決め用の角形溝29が形成さ
れている。
また、第6図及び第10図に示すように、ピス
トンガイド部25の中央部にはガイド穴25cが
開設されると共に、該ガイド穴25cの外周部に
は一定間隔のもとに複数個(実施例では6個)の
連通穴25dが開設され、この連通穴25dによ
つて前記中空部26と弁口27aとが連通されて
いる。
また、第4図及び第9図に示すように、前記弁
本体部21の隔壁21aの外周部には一定間隔の
もとに複数個(実施例では8個)の連通穴21b
が開設され、この連通穴21bによつて、第1図
に示すように、給水管部20の下流側円錐状開口
部20aと弁本体部21の中空部16とが連通さ
れると共に、前記隔壁21aの中央部には給水管
部20の円錐状開口部20a方向へ向けて圧力水
分配用の円錐状突起21cを突設している。
また、第4図及び第9図に示すように、前記隔
壁21aには、シリンダ穴24の内低部側を大気
と連通させるための空気穴22cが開設されると
共に、該空気穴22cにはフイルター装置22d
が着脱可能な状態に螺合されている。
前記ピストン弁3は、第1図及び第10図に示
すように、下流側端面に円錐状弁部30aを形成
したポペツト部30の上流側に、ピストン部31
を備え、該ピストン部31の上流側端面にはバネ
受け穴31aが開設されている。そしてこのピス
トン弁3はそのピストン部31がシリンダ穴24
内に摺動自在に挿入され、該ピストン部31とシ
リンダ穴24との間がOリングOによつて水密状
態に保持されると共に、ポペツト部30がピスト
ンガイド部25のガイド穴25cに摺動自在に挿
入された状態に設けられている。
また、前記ポペツト部30とピストン部31と
の間には、両者の直径差によつて形成された下流
側に面する受圧面32が設けられている。
前記バネ材4は、第1図及び第10図に示すよ
うに、前記ピストン弁3の弁部30aをバルブシ
ート27bに圧接する方向に常時押圧付勢するた
めの部材であり、この実施例ではコイルスプリン
グが用いられ、このコイルスプリングより成るバ
ネ材4は前記シリンダ穴24内におけるバネ受け
50とピストン部31のバネ受け穴31aとの間
に少し圧縮した状態で装着されている。
前記ボデイナツト5は、第1図に示すように、
上述のノズル本体2をホルダー1に対して着脱可
能な状態に取り付けるための取り付け手段であ
り、下流側開口部内周面に突設された環状係合部
40を、弁本体部21の外周面に突設された環状
係合部21dに係合させた状態で、上流側開口部
内周面に形成された雌ねじ41をホルダー1の下
流側外周面に形成された雄ねじ11に螺合して締
め付けることによつて、ホルダー1の下流側開口
端面と弁本体21の環状係合部21dの上流側端
面との間がガスケツトGによつて水密状に接続さ
れている。
前記ノズルヘツド6は、前記バルブヘツド部分
27の下流側端面に対して着脱可能な状態に挿着
されるもので、第2図、第7図、第11図に示す
ように、略円筒状に形成され、その上流側開口部
外周面にはフランジ60が設けられると共に、下
流側開口部に設けられた噴射口金61によつて楕
円状の噴射口62が形成され、かつ該噴射口62
の開口端面には、楕円状噴射口62の長手方向に
沿つて噴射パターン形成用の条溝63を溝設する
ことで、噴射口62から噴射される圧力水を、条
溝63の溝設方向に扇状に拡散させるようにして
いる。
また、第7図に示すように、ノズルヘツド6の
上流側開口端面には連結位置決め用の条溝64が
構成され、かつ上流側開口部には連結位置決め用
の環状段部65が凹設されると共に、ノズルヘツ
ド6が装着されるバルブヘツド部分27の下流側
端面には、前記条溝64内に嵌入される突条27
cと、環状段部65内に嵌入される環状突起27
dとが形成されており、また条溝64と突条27
cとの間にはガスケツトGを介装させている。
また、下端噴射口62と連通する流通路66の
略中間部分には整流板67を係止するための段部
68が形成され、該段部68より上部の流通路を
該流通路の内径の約2倍の長さとし、段部68よ
り下部の流通路を該流通路の内径の約3倍の長さ
となしている。そして、前記段部68より上部の
流通路内には整流板67が装着されている。
この整流板67は、圧力水が弁口27aで絞ら
れて流通路66内に流入する際に生じる乱流を短
い距離でしずめるためのものであり、この実施例
では第7図に示すように放射状に3枚の羽根板6
7aを備えた構造のものが用いられている。
前記取り付け手段7は、第1図及び第11図に
示すように、前記ノズルヘツド6をバルブヘツド
部分27に対して着脱可能な状態に取り付けるた
めの手段であつて、この実施例ではユニオンナツ
ト70が用いられている。
このユニオンナツト70は、第1図に示すよう
に、下流側開口部内周面に突設された環状係合部
70aをノズルヘツド6のフランジ60に係合さ
せた状態で、上流側開口部周面に形成された雌ね
じ70bを弁本体部21の下流側開口部外周面に
形成された雄ねじ21eに対して螺合して締め付
けることによつて、弁本体部21の下流側開口端
面とピストンガイド部25のフランジ部25bと
の間がガスケツトGによつて水密状に接続される
と共に、バルブヘツド部分27とノズルヘツド6
との間がガスケツトGによつて水密状に接続され
る。
尚、第2図に示すように、ノズルヘツド6の開
口端面に溝設される噴射パターン形成用の状溝6
3の溝設方向が、上記側開口端面に溝設された連
結位置決め用の条溝64の溝設方向とは約15度ず
らせた状態に形成されているこれは各圧力水噴射
ノズルA,Aから扇状に噴射された圧力水同士が
互いに干渉しないように噴射方向をずらせるため
である。
次に、本実施例の作用を圧力水供給時と、圧力
水供給停止時とに分けて説明する。
(イ) 圧力水供給時 まず、主配管Pに圧力水が供給されると、この
圧力水はストレーナSを通過して給水管部20の
流入口8内に供給されると共に、流入路20bか
ら円錐状開口部20aを通り、次いで弁本体部2
1の各連通穴21bを経由して中空部26内に流
れ込み、この中空部26内に流れ込んだ圧力水の
水圧が、ピストン弁3に形成された下流側に面す
る受圧面32に作用してピストン弁3をバネ材4
の押圧力に抗して上流側へ押し上げるので、弁部
30aがバルブシート27bから離反して弁口2
7aが自動的に開放し、このため中空部26内の
圧力水は連通穴25d、弁口27a及び流通路6
4を通つてノズルヘツド6の噴射口62から外部
へ向けて扇状に拡散噴射され、この噴射力によつ
て、第12図に示すように、鋼板H等の表面に発
生したスケールの除去が行なわれる。
尚、この場合において、弁口27aで絞られた
圧力水は、流通路66内に備えられた整流板67
によつて直ちに整流されると共に、段部68より
下部の流通路66内を通過する過程で更に流れが
安定した状態で噴射口62より噴射され、従つ
て、所望の噴射パターンが得られるようになる。
(ロ) 圧力水供給停止時 次に、主配管Pに対する圧力水の供給を停止す
ると、中空部26内の圧力水の水圧が急激に低下
し、それまで受圧面32に作用していた上流側へ
の押圧力がなくなるので、ピストン弁3はバネ材
4の反発力で下流側へ押し下げられ、その弁部3
0aをバルブシート27bに圧接して弁口27a
が自動的に閉鎖されることになる。
以上説明してきたように、実施例の圧力水噴射
ノズルAでは、噴射口62を構成するノズルヘツ
ド6部分をノズル本体2部分とは別体に形成する
と共に、該ノズルヘツド6部分をノズル本体2部
分に対して着脱可能な状態に取り付ける取り付け
手段7を備えたことで、ノズルヘツド6面が浸食
されて圧力水の噴射パターンが崩れた場合でも、
ノズルヘツド6部分の交換のみで噴射パターンの
再生が行なえるようになり、ランニングコストの
大幅な低減化が可能となると共に、頻繁に交換す
ることで噴射パターンを常に最良の状態に維持で
きるようになり、製品の品質向上にも貢献できる
ことになる。
また、弁口27aと噴射口62との間の流通路
66内に、噴射口62側の流通路66を所要長さ
残した状態で整流板67を設けたことで、該整流
板67の長さ分程度流通路66を長くする程度で
乱流の影響による噴射パターンの崩れが防止でき
るようになる。
また、本考案の圧力水噴射ノズルAでも、圧力
水供給時はピストン弁3を供給水圧で自動的に開
放させ、かつ圧力水の供給停止時はピストン弁3
をバネ材4によつて自動的に閉鎖させることがで
きるので、水を常時垂れ流すことなく空気の流入
が防止できる。
以上、本考案の実施例を図面により詳述してき
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲におけ
る設計変更等があつても本考案に含まれる。
例えば、ノズルヘツド部分をノズル本体部分に
対して着脱可能な状態に取り付ける手段としてユ
ニオンナツトを用いた場合を示したが、これに限
られず、ねじやボルト等を用いてもよい。
また、実施例では、整流板として放射状に3枚
の羽根板を備えた構造のものを示したが、羽根板
の枚数や具体的形状等は任意である。
(考案の効果) 以上説明してきたように、本考案の圧力水噴射
ノズルにあつては、噴射口を構成するノズルヘツ
ド部分をノズル本体部分とは別体に形成すると共
に、該ノズルヘツド部分をノズル本体部分に対し
て着脱可能な状態に取り付ける取り付け手段を備
えたことで、ノズルヘツド面が浸食されて圧力水
の噴射パターンが崩れた場合でも、ノズルヘツド
部分の交換のみで噴射パターンの再生が行なえる
ようになり、ランニングコストの大幅な低減化が
可能となると共に、頻繁に交換することで噴射パ
ターンを常に最良の状態に維持できるようにな
り、製品の品質向上にも貢献できることになる。
また、弁口と噴射口との間の流通路内に、噴射
口側の流通路を所要長さ残した状態で整流板を設
けたことで、該整流板の長さ分程度流通路を長く
する程度で乱流の影響による噴射パターンの崩れ
が防止できるようになる。
また、本考案の圧力水噴射ノズルでも、圧力水
供給時はピストン弁を供給水圧で自動的に開放さ
せ、かつ圧力水の供給停止時はピストン弁をバネ
材によつて自動的に閉鎖させることができるの
で、水を常時垂れ流すことなく空気の流入が防止
できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の圧力水噴射ノズルを示
す断面説明図、第2図は同底面図、第3図は第1
図−線による断面図、第4図は第1図−
線による断面図、第5図は第1図−線による
断面図、第6図は第1図−線による断面図、
第7図は要部の分解斜視図、第8図はホルダーの
拡大断面図、第9図はノズル本体の拡大断面図、
第10図はピストン弁部分の拡大断面図、第11
図はノズルヘツド部分の拡大断面図、第12図は
使用状態の説明図、第13図は従来のスケール除
去装置を示す説明図である。 2……ノズル本体、3……ピストン弁、4……
バネ材、7……取り付け手段、8……流入口、2
4……シリンダ穴、27……ノズルヘツド部分、
27a……弁口、27b……バルブシート、30
……ポペツト部、30a……弁部、31……ピス
トン部、32……受圧面、62……噴射口、66
……流通路、67……整流板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 流入口から噴射口に至る流路中に内底部側が大
    気と連通するシリンダ穴を形成し、かつ該シリン
    ダ穴が開口する下流側には前記噴射口と連通する
    弁口を備えたバルブシートを形成したノズル本体
    と、下流側にポペツト部を形成し、かつ上流側に
    は前記シリンダ穴内に摺動自在に嵌入させたピス
    トン部を形成したピストン弁と、該ピストン弁の
    弁部をバルブシートに圧接する方向に常時押圧付
    勢することで流路を閉鎖させるバネ材と、を備
    え、かつ前記ピストン部とポペツト部との間には
    流路内に供給される圧力水の水圧を受けてピスト
    ン弁を前記バネ材の押圧力に抗して流路を開放す
    る方向に作動させる受圧面を形成させた圧力水噴
    射ノズルであつて、 前記噴射口を構成するノズルヘツド部分をノズ
    ル本体部分とは別体に形成すると共に、該ノズル
    ヘツド部分をノズル本体部分に対して着脱可能な
    状態に取り付ける取り付け手段を備え、 前記弁口と噴射口との間の流通路内に、噴射口
    側の流通路を所要長さ残した状態で整流板を設け
    たことを特徴とする圧力水噴射ノズル。
JP1987099005U 1987-06-27 1987-06-27 Expired - Lifetime JPH0543865Y2 (ja)

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