JP2739020B2 - 高圧作動バルブ付きノズル - Google Patents
高圧作動バルブ付きノズルInfo
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- JP2739020B2 JP2739020B2 JP4348527A JP34852792A JP2739020B2 JP 2739020 B2 JP2739020 B2 JP 2739020B2 JP 4348527 A JP4348527 A JP 4348527A JP 34852792 A JP34852792 A JP 34852792A JP 2739020 B2 JP2739020 B2 JP 2739020B2
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- JP
- Japan
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- nozzle
- tip
- valve
- cylinder
- opening
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B45/00—Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
- B21B45/04—Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills for de-scaling, e.g. by brushing
- B21B45/08—Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills for de-scaling, e.g. by brushing hydraulically
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B45/00—Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
- B21B45/02—Devices for surface or other treatment of work, specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills for lubricating, cooling, or cleaning
- B21B45/0203—Cooling
- B21B45/0209—Cooling devices, e.g. using gaseous coolants
- B21B45/0215—Cooling devices, e.g. using gaseous coolants using liquid coolants, e.g. for sections, for tubes
- B21B45/0233—Spray nozzles, Nozzle headers; Spray systems
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は開閉ピストンバルブを内
蔵したノズルに関する。この種の開閉ピストンバルブ付
きノズルは圧延鋼板上のスケールの除去または冷却を行
うに際し極めて有用である。
蔵したノズルに関する。この種の開閉ピストンバルブ付
きノズルは圧延鋼板上のスケールの除去または冷却を行
うに際し極めて有用である。
【０００２】
【従来の技術】従来この種の開閉バルブ付きノズルとし
ては例えば図５に示すものが挙げられる。この図５に示
すノズル５０はノズル本体５１を備えており、ノズル本
体５１内には弁座５２に着座可能に開閉バルブ５３が収
容される。開閉バルブ５３にはノズル本体５１内に収容
された押圧バネ５４のバネ力が加えられ、弁座５２に対
し圧接される。またノズル本体５１にはその軸線方向に
対し直角方向から水液が流入可能になるような水液導入
口５５が具備される。
ては例えば図５に示すものが挙げられる。この図５に示
すノズル５０はノズル本体５１を備えており、ノズル本
体５１内には弁座５２に着座可能に開閉バルブ５３が収
容される。開閉バルブ５３にはノズル本体５１内に収容
された押圧バネ５４のバネ力が加えられ、弁座５２に対
し圧接される。またノズル本体５１にはその軸線方向に
対し直角方向から水液が流入可能になるような水液導入
口５５が具備される。
【０００３】しかしていま水液導入口５５から水液の供
給が行われ、液圧が押圧バネ５４のバネ力より勝ったと
き開閉バルブ５３が弁座５２から開離され、水液がノズ
ル本体５１の軸線に対し直角方向から流入する。ノズル
本体５１の軸線に沿い噴出チップ５６に向かって流動し
てこの噴出チップ５６から噴出される。一方水液導入口
５５からの水液の供給が停止され、水液圧より押圧バネ
５４のバネ力が勝ると、開閉バルブ５３が押圧バネ５４
のバネ力を受けて弁座に圧接される。これにより水液の
供給停止後直ちに開閉バルブ５３が閉鎖動作するため、
噴出チップ５６から相対的に、長時間水液が流出するこ
とがなく、水液の切れが良好になる。
給が行われ、液圧が押圧バネ５４のバネ力より勝ったと
き開閉バルブ５３が弁座５２から開離され、水液がノズ
ル本体５１の軸線に対し直角方向から流入する。ノズル
本体５１の軸線に沿い噴出チップ５６に向かって流動し
てこの噴出チップ５６から噴出される。一方水液導入口
５５からの水液の供給が停止され、水液圧より押圧バネ
５４のバネ力が勝ると、開閉バルブ５３が押圧バネ５４
のバネ力を受けて弁座に圧接される。これにより水液の
供給停止後直ちに開閉バルブ５３が閉鎖動作するため、
噴出チップ５６から相対的に、長時間水液が流出するこ
とがなく、水液の切れが良好になる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来の開閉バルブ付きノズルにおいては押圧バネ５４に対
抗する液圧の作用に重点を置きノズル本体５１の軸線に
対し直角方向から水液を導入する構成をとるから、構成
が複雑になり且つ耐久性、密封性、メンテナンス性にも
問題がある上、噴出チップ５６に向かう水液流に対し良
好な整流作用を与えるには問題が多かった。且つまたノ
ズル本体５１の軸線に対し直角方向から水液を導入する
構成をとる場合、既設の水液供給ヘッダに付設すること
が困難であり、汎用性の点でも問題があった。
来の開閉バルブ付きノズルにおいては押圧バネ５４に対
抗する液圧の作用に重点を置きノズル本体５１の軸線に
対し直角方向から水液を導入する構成をとるから、構成
が複雑になり且つ耐久性、密封性、メンテナンス性にも
問題がある上、噴出チップ５６に向かう水液流に対し良
好な整流作用を与えるには問題が多かった。且つまたノ
ズル本体５１の軸線に対し直角方向から水液を導入する
構成をとる場合、既設の水液供給ヘッダに付設すること
が困難であり、汎用性の点でも問題があった。
【０００５】尚又、従来の開閉バルブ付きノズルにおい
ては、水液の供給停止後開閉バルブが閉鎖して噴出チッ
プ５６から相対的に長時間水液が流出することなく、水
液の切れを良好としている。しかし、ここで高圧の水液
供給を停止することなく、開閉バルブを閉鎖して水液の
切れを良くし且つ又開閉バルブを開放して水液を噴出す
ることは不可能であった。
ては、水液の供給停止後開閉バルブが閉鎖して噴出チッ
プ５６から相対的に長時間水液が流出することなく、水
液の切れを良好としている。しかし、ここで高圧の水液
供給を停止することなく、開閉バルブを閉鎖して水液の
切れを良くし且つ又開閉バルブを開放して水液を噴出す
ることは不可能であった。
【０００６】しかして本発明の目的は、上述の従来技術
の問題点を克服し、構成が簡潔で、耐久性並びに密封
性、メンテナンス性に優れる上、ノズル本体内を流動す
る水液流における整流効率も良好な開閉ピストンバルブ
付ノズルを提供することにある。
の問題点を克服し、構成が簡潔で、耐久性並びに密封
性、メンテナンス性に優れる上、ノズル本体内を流動す
る水液流における整流効率も良好な開閉ピストンバルブ
付ノズルを提供することにある。
【０００７】又、本発明の他の目的は、上述の高圧の水
液流の高圧はそのままで、開閉ピストンバルブを開閉す
ることにより、必要とする個所のノズルを選択して、他
は高圧水液流を噴出している間に、ノズル噴射の開閉を
行うことの出来るところの高圧作動バルブ付きノズルを
提供することにある。さらに、本発明の他の目的は高圧
作動バルブ付きノズルにおいて、開閉ピストンバルブを
内蔵するため、これらの内蔵部品を必要に応じて容易に
交換することの可能な構造とすることにある。
液流の高圧はそのままで、開閉ピストンバルブを開閉す
ることにより、必要とする個所のノズルを選択して、他
は高圧水液流を噴出している間に、ノズル噴射の開閉を
行うことの出来るところの高圧作動バルブ付きノズルを
提供することにある。さらに、本発明の他の目的は高圧
作動バルブ付きノズルにおいて、開閉ピストンバルブを
内蔵するため、これらの内蔵部品を必要に応じて容易に
交換することの可能な構造とすることにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上記の目
的は、後端部に、水液導入口部５を有するストレナー本
体４を内装し、該ストレナー本体４の下流にバルブシー
ト３並びに該導入口用の開閉ピストンバルブ１を内装す
ると共に、先端部に、噴出チップ８を設けたチップホル
ダー７を内装したノズルボディ１０を有し、前記開閉ピ
ストンバルブ１をノズル軸線上においてバルブシート３
内にシリンダー２により挿出入可能に支持し、更に、該
シリンダー２には、該シリンダー２の下流側にノズル軸
線上に直角方向にバルブ開閉用高圧液路４を設けた高圧
作動バルブ付きノズルにおいて、前記ノズルボディ１０
を円筒状とし、更に、該ノズルボディ１０とシリンダー
２との間を通ってノズルボディ１０先端方向に延びると
共に後部に前記バルブシート３を内装し、且つ、先端に
前記チップホルダー７を接続したガイドアダプター６を
設け、該ガイドアダプター６の内周と前記シリンダー２
の外周面との間に断面がリング状の流路１２ａを形成
し、この流路１２ａ内に位置する整流部材１５を前記シ
リンダー２の外周面に設けると共に、該シリンダー２の
下流側のガイドアダプター６内に、中央部に開孔を有す
る別の整流部材１５ａを配設し、更に、前記ノズルボデ
ィ１０の先端にキャップ１１を装着してチップボディ９
を介して前記チップホルダー７並びにガイドアダプター
６を締込むことを特徴とする高圧作動バルブ付きノズル
により達成される。
的は、後端部に、水液導入口部５を有するストレナー本
体４を内装し、該ストレナー本体４の下流にバルブシー
ト３並びに該導入口用の開閉ピストンバルブ１を内装す
ると共に、先端部に、噴出チップ８を設けたチップホル
ダー７を内装したノズルボディ１０を有し、前記開閉ピ
ストンバルブ１をノズル軸線上においてバルブシート３
内にシリンダー２により挿出入可能に支持し、更に、該
シリンダー２には、該シリンダー２の下流側にノズル軸
線上に直角方向にバルブ開閉用高圧液路４を設けた高圧
作動バルブ付きノズルにおいて、前記ノズルボディ１０
を円筒状とし、更に、該ノズルボディ１０とシリンダー
２との間を通ってノズルボディ１０先端方向に延びると
共に後部に前記バルブシート３を内装し、且つ、先端に
前記チップホルダー７を接続したガイドアダプター６を
設け、該ガイドアダプター６の内周と前記シリンダー２
の外周面との間に断面がリング状の流路１２ａを形成
し、この流路１２ａ内に位置する整流部材１５を前記シ
リンダー２の外周面に設けると共に、該シリンダー２の
下流側のガイドアダプター６内に、中央部に開孔を有す
る別の整流部材１５ａを配設し、更に、前記ノズルボデ
ィ１０の先端にキャップ１１を装着してチップボディ９
を介して前記チップホルダー７並びにガイドアダプター
６を締込むことを特徴とする高圧作動バルブ付きノズル
により達成される。
【０００９】
【作用】上述の構成をとる本発明の高圧作動バルブ付き
ノズルによれば、水液の流れ方向に進退可能に開閉ピス
トンバルブ１が内装されると共に、開閉ピストンバルブ
１に対し水液の流れ方向において上流側に位置するバル
ブシート３へ開閉ピストンバルブ１が高圧液により作動
し押圧、着座される構成をとるから、全体が単に棒状を
呈するような簡潔な構成にし得る。
ノズルによれば、水液の流れ方向に進退可能に開閉ピス
トンバルブ１が内装されると共に、開閉ピストンバルブ
１に対し水液の流れ方向において上流側に位置するバル
ブシート３へ開閉ピストンバルブ１が高圧液により作動
し押圧、着座される構成をとるから、全体が単に棒状を
呈するような簡潔な構成にし得る。
【００１０】
【実施例】図１は本発明の高圧作動バルブ付きノズルの
実施例を示すが、高圧作動ノズル１２には、導入口スリ
ット５を有するストレーナー本体４、バルブシート３、
ガイドアダプター６、開閉ピストンバルブ１、支持胴体
・整流部材付シリンダー２、整流部材１５ａ、チップホ
ルダー７、チップアセンブリー１３、キャップ１１、並
びに一端をノズル先端部、他端を水液導入口とした筒状
のノズルボディ１０が包有される。すなわち、ストレー
ナー本体４、バルブシート３、ガイドアダプター６、チ
ップホルダー７、並びにチップアセンブリー１３はノズ
ルボディ１０内に挿入され、該ノズルボディ１０の先端
側に装着されるキャップ１１によって、内部に水液の長
手の流路１２ａが形成されるように相互に連結される。
これらのストレーナー本体４、バルブシート３、ガイド
アダプター６、チップホルダー７、チップアセンブリー
１３、ノズルボディ１０並びにキャップ１１によってノ
ズル本体が形成される。
実施例を示すが、高圧作動ノズル１２には、導入口スリ
ット５を有するストレーナー本体４、バルブシート３、
ガイドアダプター６、開閉ピストンバルブ１、支持胴体
・整流部材付シリンダー２、整流部材１５ａ、チップホ
ルダー７、チップアセンブリー１３、キャップ１１、並
びに一端をノズル先端部、他端を水液導入口とした筒状
のノズルボディ１０が包有される。すなわち、ストレー
ナー本体４、バルブシート３、ガイドアダプター６、チ
ップホルダー７、並びにチップアセンブリー１３はノズ
ルボディ１０内に挿入され、該ノズルボディ１０の先端
側に装着されるキャップ１１によって、内部に水液の長
手の流路１２ａが形成されるように相互に連結される。
これらのストレーナー本体４、バルブシート３、ガイド
アダプター６、チップホルダー７、チップアセンブリー
１３、ノズルボディ１０並びにキャップ１１によってノ
ズル本体が形成される。
【００１１】一方、整流部材付シリンダー２内には開閉
ピストンバルブ１が挿入されピストン動作可能に支持さ
れ、該シリンダー２の該ピストンバルブの下流側にバル
ブ開閉用高圧液路１４が連結され、高圧液が流入すると
開閉ピストンバルブ１が水液流の上流側のバルブシート
３を押圧、着座する構成をとる。高圧水が減圧されて低
圧となると、ピストンバルブ１は水液流の高圧力でバル
ブシート３から開離して水液導入口を開く。また、整流
部材付シリンダー２の外周にはガイドアダプター６の内
周壁面との間に円環状の流路を形成しており、該シリン
ダーの外周には水液流を整流する複数の整流部材１５が
該シリンダー２から円周方向に互いに離間させて外向き
に突設される（図２参照）。ガイドアダプター６とチッ
プホルダー７の内部には、水液の長手の流路１２ａの水
液を整流するために、別の複数の整流部材１５ａが挿入
される。該整流部材１５ａは図３に示す如く、中央部に
開孔を有し、外周に放射状に羽根を有している。また、
ストレーナー本体４と導入口スリット５とにより水液導
入口部が形成される。
ピストンバルブ１が挿入されピストン動作可能に支持さ
れ、該シリンダー２の該ピストンバルブの下流側にバル
ブ開閉用高圧液路１４が連結され、高圧液が流入すると
開閉ピストンバルブ１が水液流の上流側のバルブシート
３を押圧、着座する構成をとる。高圧水が減圧されて低
圧となると、ピストンバルブ１は水液流の高圧力でバル
ブシート３から開離して水液導入口を開く。また、整流
部材付シリンダー２の外周にはガイドアダプター６の内
周壁面との間に円環状の流路を形成しており、該シリン
ダーの外周には水液流を整流する複数の整流部材１５が
該シリンダー２から円周方向に互いに離間させて外向き
に突設される（図２参照）。ガイドアダプター６とチッ
プホルダー７の内部には、水液の長手の流路１２ａの水
液を整流するために、別の複数の整流部材１５ａが挿入
される。該整流部材１５ａは図３に示す如く、中央部に
開孔を有し、外周に放射状に羽根を有している。また、
ストレーナー本体４と導入口スリット５とにより水液導
入口部が形成される。
【００１２】さらに、チップアセンブリー１３は、ノズ
ルボディ１０の先端内周とチップホルダー７の外周面間
に介在するチップボディ９と、このチップボディ９内の
一端側に装着された噴出チップ８とで構成されており、
噴出チップ８の開口は流路１２ａを経て整流された水液
を所望の噴出パターンで好適に放出可能に設けられてい
る。また、チップボディ９の外周には、キャップ１１を
ノズルボディ１０に装着したときに挟持されるフランジ
が形成されている。
ルボディ１０の先端内周とチップホルダー７の外周面間
に介在するチップボディ９と、このチップボディ９内の
一端側に装着された噴出チップ８とで構成されており、
噴出チップ８の開口は流路１２ａを経て整流された水液
を所望の噴出パターンで好適に放出可能に設けられてい
る。また、チップボディ９の外周には、キャップ１１を
ノズルボディ１０に装着したときに挟持されるフランジ
が形成されている。
【００１３】しかして、いま、ノズルボディ１０に連通
接続した給水管（図示せず）から導入口スリット５を介
して水液の供給が行なわれ、この水液の液圧が開閉ピス
トンバルブ１を作動する高圧水のピストンバルブを閉鎖
している圧力より勝ったとき、開閉ピストンバルブ１が
バルブシート３から開離して水液が前進する。ここで水
液は開閉ピストンバルブ１の挿入されている支持胴体・
整流部材付シリンダー２の外周の円環状の流路を通過す
ると共に整流部材１５を経て整流されつつ、長手の流路
１２ａを流動し、更に整流部材１５ａを経て整流され、
液圧の低下が最小限に抑えられて噴出チップ８の開口か
ら好適に噴出される。このとき噴出された水液はノズル
１２内で良好に整流され、且つ流路１２ａが充分に長手
に設けられ噴出圧が高められているから、例えば圧延鋼
板に対し所望の衝突圧をもって当たり、有効なデスケー
リング作用及び冷却作用が実現される。
接続した給水管（図示せず）から導入口スリット５を介
して水液の供給が行なわれ、この水液の液圧が開閉ピス
トンバルブ１を作動する高圧水のピストンバルブを閉鎖
している圧力より勝ったとき、開閉ピストンバルブ１が
バルブシート３から開離して水液が前進する。ここで水
液は開閉ピストンバルブ１の挿入されている支持胴体・
整流部材付シリンダー２の外周の円環状の流路を通過す
ると共に整流部材１５を経て整流されつつ、長手の流路
１２ａを流動し、更に整流部材１５ａを経て整流され、
液圧の低下が最小限に抑えられて噴出チップ８の開口か
ら好適に噴出される。このとき噴出された水液はノズル
１２内で良好に整流され、且つ流路１２ａが充分に長手
に設けられ噴出圧が高められているから、例えば圧延鋼
板に対し所望の衝突圧をもって当たり、有効なデスケー
リング作用及び冷却作用が実現される。
【００１４】一方、開閉ピストンバルブ１を開閉する高
圧作動液の開閉ピストンバルブを押圧している圧力が、
液圧の開閉ピストンバルブを押す圧力より勝ると、開閉
ピストンバルブ１がバルブシート３に圧接する。これに
より水液の供給が高圧水で継続されていても高圧作動液
の開閉ピストンバルブ１を押す圧力が高ければ開閉ピス
トンバルブ１が閉じて水液を遮断できるから噴出チップ
８の開口から継続的な水液の流出が抑え得る。
圧作動液の開閉ピストンバルブを押圧している圧力が、
液圧の開閉ピストンバルブを押す圧力より勝ると、開閉
ピストンバルブ１がバルブシート３に圧接する。これに
より水液の供給が高圧水で継続されていても高圧作動液
の開閉ピストンバルブ１を押す圧力が高ければ開閉ピス
トンバルブ１が閉じて水液を遮断できるから噴出チップ
８の開口から継続的な水液の流出が抑え得る。
【００１５】上述のように形成された本発明による開閉
ピストンバルブ付きノズル１２によれば図４の線Ｘに示
すように圧延鋼板への衝突圧を増大でき、線Ｙで示す従
来品に比べてデスケーリング作用及び冷却作用が大巾に
改善されることが判明している。
ピストンバルブ付きノズル１２によれば図４の線Ｘに示
すように圧延鋼板への衝突圧を増大でき、線Ｙで示す従
来品に比べてデスケーリング作用及び冷却作用が大巾に
改善されることが判明している。
【００１６】本発明による構成によれば、ノズルボディ
１０並びにキャップ１１はチップボディ９を介してチッ
プホルダー７並びにガイドアダプター６を締込むことに
より、高圧作動開閉バルブ付きノズル１２を構成してい
るが、チップホルダー７とガイドアダプター６は一体と
した構造とすることも可能である。
１０並びにキャップ１１はチップボディ９を介してチッ
プホルダー７並びにガイドアダプター６を締込むことに
より、高圧作動開閉バルブ付きノズル１２を構成してい
るが、チップホルダー７とガイドアダプター６は一体と
した構造とすることも可能である。
【００１７】
【発明の効果】上述のように構成された本発明の高圧作
動バルブ付きノズルによれば水液がその上流端で給水す
る構成をとるから、構成が簡潔であり充分な耐久性、密
封性、メンテナンス性が与えられて、且つ水液流に充分
長手の流路を確保するから噴出チップに向かう水液流に
対して良好な整流・圧力増大効果が付与されて圧延鋼板
に対し所望の衝突圧をもって水液流を噴出でき、高度に
デスケーリング作用及び冷却作用を実現できる等々の効
果が達成される。
動バルブ付きノズルによれば水液がその上流端で給水す
る構成をとるから、構成が簡潔であり充分な耐久性、密
封性、メンテナンス性が与えられて、且つ水液流に充分
長手の流路を確保するから噴出チップに向かう水液流に
対して良好な整流・圧力増大効果が付与されて圧延鋼板
に対し所望の衝突圧をもって水液流を噴出でき、高度に
デスケーリング作用及び冷却作用を実現できる等々の効
果が達成される。
【００１８】更にまた、開閉ピストンバルブの開閉作動
を水圧式高圧水により作動させるため、水液流の圧力が
デスケーリングまたは冷却作業時の高圧であっても供給
を継続し且つデスケーリングまたは冷却を継続しつづけ
ながら、巾切り等での噴出を停止させたい噴出口を有す
るノズルの高圧水液流を任意に遮断し停止させることが
できる。水液流の圧力を下降させ又上昇させるという複
雑な装置並びに複雑な操作を除去できるので、デスケー
リングまたは冷却作業の効率的運用が可能となる。
を水圧式高圧水により作動させるため、水液流の圧力が
デスケーリングまたは冷却作業時の高圧であっても供給
を継続し且つデスケーリングまたは冷却を継続しつづけ
ながら、巾切り等での噴出を停止させたい噴出口を有す
るノズルの高圧水液流を任意に遮断し停止させることが
できる。水液流の圧力を下降させ又上昇させるという複
雑な装置並びに複雑な操作を除去できるので、デスケー
リングまたは冷却作業の効率的運用が可能となる。
【図１】本発明による水圧式高圧作動開閉ピストンバル
ブ内蔵型ノズルの断面を示す側面図である。
ブ内蔵型ノズルの断面を示す側面図である。
【図２】図１のノズルの部分端面図である。
【図３】図１のノズルの部分端面図である。
【図４】本発明による水圧式高圧作動開閉ピストンバル
ブ内蔵型ノズルと従来品の開閉バルブ型ノズルとの衝突
圧を示すグラフである。
ブ内蔵型ノズルと従来品の開閉バルブ型ノズルとの衝突
圧を示すグラフである。
【図５】従来の開閉バルブ内蔵型デスケーリングノズル
を断面で示す側面図である。
を断面で示す側面図である。
１ 開閉ピストンバルブ ２ 支持胴体・整流部材付シリンダー ３ バルブシート ４ ストレーナー本体 ５ 導入口スリット ６ ガイドアダプター ７ チップホルダー ８ 噴出チップ ９ チップボディ １０ ノズルボディ １１ キャップ １２ 水圧式高圧作動開閉ピストンバルブ内蔵型ノズ
ル １２ａ 流路 １３ チップアセンブリー １４ バルブ開閉用高圧水路 １５ 整流部材 １５ａ 整流部材
ル １２ａ 流路 １３ チップアセンブリー １４ バルブ開閉用高圧水路 １５ 整流部材 １５ａ 整流部材
フロントページの続き (72)発明者 明智 康臣 千葉県八日市場市みどり平２−４ スプ レーイングシステムスジャパン株式会社 八日市場工場内 (56)参考文献 特開 平６−79339（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−190430（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−61715（ＪＰ，Ａ) 特公 平６−104249（ＪＰ，Ｂ２) 特公 昭54−10343（ＪＰ，Ｂ２) 実公 平２−17642（ＪＰ，Ｙ２) 実公 平２−17644（ＪＰ，Ｙ２) 実公 平２−25490（ＪＰ，Ｙ２)
Claims (1)
- 【請求項１】 後端部に、水液導入口部（５）を有する
ストレナー本体（４）を内装し、該ストレナー本体
（４）の下流にバルブシート（３）並びに該導入口用の
開閉ピストンバルブ（１）を内装すると共に、先端部
に、噴出チップ（８）を設けたチップホルダー（７）を
内装したノズルボディ（１０）を有し、前記開閉ピスト
ンバルブ（１）をノズル軸線上においてバルブシート
（３）内にシリンダー（２）により挿出入可能に支持
し、更に、該シリンダー（２）には、該シリンダー
（２）の下流側にノズル軸線上に直角方向にバルブ開閉
用高圧液路（４）を設けた高圧作動バルブ付きノズルに
おいて、前記ノズルボディ（１０）を円筒状とし、更
に、該ノズルボディ（１０）とシリンダー（２）との間
を通ってノズルボディ（１０）先端方向に延びると共に
後部に前記バルブシート（３）を内装し、且つ、先端に
前記チップホルダー（７）を接続したガイドアタプター
（６）を設け、該ガイドアタプター（６）の内周と前記
シリンダー（２）の外周面との間に断面がリング状の流
路（１２ａ）を形成し、この流路（１２ａ）内に位置す
る整流部材（１５）を前記シリンダー（２）の外周面に
設けると共に、該シリンダー（２）の下流側のガイドア
タプター（６）内に、中央部に開孔を有する別の整流部
材（１５ａ）を配設し、更に、前記ノズルボディ（１
０）の先端にキャップ（１１）を装着してチップボディ
（９）を介して前記チップホルダー（７）並びにガイド
アタプター（６）を締込むことを特徴とする高圧作動バ
ルブ付きノズル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4348527A JP2739020B2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 高圧作動バルブ付きノズル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4348527A JP2739020B2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 高圧作動バルブ付きノズル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06190429A JPH06190429A (ja) | 1994-07-12 |
| JP2739020B2 true JP2739020B2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=18397615
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4348527A Expired - Lifetime JP2739020B2 (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 高圧作動バルブ付きノズル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2739020B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0852386A (ja) * | 1994-08-10 | 1996-02-27 | Kyoritsu Gokin Seisakusho:Kk | 流体噴射ノズル装置 |
| CN100425891C (zh) * | 2006-12-04 | 2008-10-15 | 苏州有色金属加工研究院 | 轧制油变流量喷射阀 |
| DE102007024247B3 (de) * | 2007-05-15 | 2008-11-06 | Lechler Gmbh | Hochdruckdüse und Verfahren zum Herstellen einer Hochdruckdüse |
| US7913937B2 (en) * | 2008-05-02 | 2011-03-29 | Spraying Systems Co. | Descaling spray nozzle assembly |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH067344Y2 (ja) * | 1988-07-22 | 1994-02-23 | 住友金属工業株式会社 | ▲高▼炉ブリーダ弁のガス漏れ検知装置 |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP4348527A patent/JP2739020B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06190429A (ja) | 1994-07-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970826 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19971216 |