JPH0543727U - デイジタルリレー - Google Patents

デイジタルリレー

Info

Publication number
JPH0543727U
JPH0543727U JP9247791U JP9247791U JPH0543727U JP H0543727 U JPH0543727 U JP H0543727U JP 9247791 U JP9247791 U JP 9247791U JP 9247791 U JP9247791 U JP 9247791U JP H0543727 U JPH0543727 U JP H0543727U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inspection
clock circuit
automatic
cycle
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9247791U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2555725Y2 (ja
Inventor
信之 北野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Electric Co Ltd filed Critical Nissin Electric Co Ltd
Priority to JP1991092477U priority Critical patent/JP2555725Y2/ja
Publication of JPH0543727U publication Critical patent/JPH0543727U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2555725Y2 publication Critical patent/JP2555725Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】時計回路を備えて、一定周期で自動点検を行う
ディジタルリレーにおいて、時計回路の異常動作を自動
検出する。 【構成】時計回路とは独立して、一定周期で時計監視用
タイマをカウントし、時計監視用タイマのカウント値
が、自動点検の点検周期に相当するカウント値に達した
ときに自動点検が起動されたか否かを判定する。 【効果】時計回路の不良によって、たとえば計時精度が
低下した場合、自動点検の起動タイミングのずれが検出
される。このことにより、時計回路の異常動作による自
動点検の不実施等の問題が解消される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、時計回路を備えたディジタルリレーに関する。
【0002】
【従来の技術】
保護継電器として用いられるディジタルリレーには、従来より、保護システム の健否チェック、または特性確認を自動的に実施する自動監視機能が備えられて いて、たとえば一日〜数日に一回、定期的に自動点検が行われる。このような自 動点検機能を有するディジタルリレーには、比較的長周期で一定の処理を行うた めに時計回路が備えられている。自動点検を行う周期は外部から一定範囲内で任 意に設定することができ、ディジタルリレーの制御部におけるCPUは時計回路 を用いて、設定された周期で予め定められた自動点検処理を行う。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このような時計回路を備えた従来のディジタルリレーにおいては、 自動点検の起動タイミングを内蔵の時計回路の計時内容に基づいて行うだけであ るため、何らかの原因で時計回路が不良となって停止すれば、設定周期を超えて も自動点検が起動されないままとなる。また、何らかの原因で時計の精度が低下 すれば、自動点検の起動タイミングがずれてゆくことになる。しかも従来の常時 監視では自動点検が正しく定期的に行われているか否かの検出ができず、時計回 路の異常動作も発見できなかった。仮に、係員が定期的に点検するとしても、1 日に数分程度の遅れや進み等は容易に確認できない。そのため、本来なら自動点 検によって発見されるべき不動作故障が発見されず、信頼性が低下するおそれが あった。
【0004】 この考案の目的は、時計回路の異常動作状態を検出し、これによりたとえば自 動点検の起動が正しく定期的にかかっているか否かを判定できるようにしたディ ジタルリレーを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は、時刻または時間を計時する時計回路を備え、この時計回路の計時 内容に基づき、設定された点検周期で自動点検を起動させる手段を備えたディジ タルリレーにおいて、 時計回路とは独立して一定周期で時計監視用タイマをカウントする手段と、前 記時計監視用タイマのカウント値が、前記点検周期に相当するカウント値に達す る毎に自動点検が起動されたか否かを判定する手段を設けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】
この考案のディジタルリレーでは、一定周期で時計監視用タイマがカウントさ れ、この時計監視用タイマのカウント値が、点検周期に相当するカウント値に達 したときに自動点検が起動されたか否かが判定される。一定周期で時計監視用タ イマをカウントする手段は時計回路とは独立しているため、仮に時計回路部にお いて原発振回路やカウンタが故障して時計が異常動作しても、時計監視用タイマ は独立してカウントを続ける。もし、時計監視用タイマのカウント値が、点検周 期に相当するカウント値を超えても自動点検が起動されなければ、時計回路の動 作が異常に遅い(または停止している)ことが判る。また、もし、時計監視用タ イマのカウント値が、点検周期に相当するカウント値に達するまでに自動点検が 起動されたなら、時計回路の動作が異常に早いことが判る。この時計回路の点検 は常時監視項目または自動点検項目の1つとして行うことができ、時計回路の異 常を検知したとき、その異常状態を直ちに報知することができる。
【0007】
【実施例】
この考案の実施例であるディジタルリレーの構成をブロック図として図2に示 す。図2においてCPU1はROM4に書き込まれているプログラムを実行する ことによってこの装置全体をディジタルリレーとして機能させる。クロック発生 回路2はCPU1およびタイミング制御回路3に対しクロック信号を与える。タ イミング制御回路3はクロック信号を分周するとともに、CPU1に対し一定周 期で割り込み信号を与え、また各部にタイミング信号を与える。RAM5はサン プリングデータの一時記憶、リレー演算の際のワーキングエリアおよび後述する 各種変数の記憶エリア等として用いられる。DI/O6は補助リレーのリレー接 点状態を入力し、CPU1はDI/O6を介して補助リレーの接点状態を読み取 る。DI/O7には常時監視において故障を検知したことを表す補助リレー等の 各種補助リレーが接続されていて、CPU1は時計回路の停止不良状態の検出時 にDI/O7を介してその補助リレーを制御する。キースイッチ9は各種値やモ ードの設定に用いられ、キー制御回路8がキー入力制御を行う。表示器11は時 計回路の異常動作状態を含めてディジタルリレーユニット全体の動作状態を表示 する。表示制御回路10は表示器11の表示制御を行う。絶縁変換器12,13 は被測定信号を絶縁状態で所定レベルの電圧信号に変換し、フィルタ14,15 は折り返し誤差を防ぐために低域のみ通過させ、サンプルホールド回路16,1 7はサンプリング周期ごとに入力信号をホールドする。マルチプレクサ18は選 択信号により選択された一方のホールド信号をA/Dコンバータ19へ与える。
【0008】 A/Dコンバータ19はこれをディジタルデータに変換する。不揮発性メモリ2 0は整定値を記憶する。時計回路21は、クロックジェネレータ、分周回路、計 時カウンタおよびCPUのバスラインとのインターフェイスを行う回路からなる 。CPU1は必要な時点で時計回路21内の計時カウンタに対する時刻設定また は計時カウンタの読み取りを行う。
【0009】 次に、第2図に示したRAM5内の一部構成を図3に示す。図3において「時 計監視用タイマC」は、後述するリレープログラムの実行時にそのつどインクリ メントされ、後述するメインプログラムの実行時および自動点検プログラムの処 理時に読み出される。「点検周期」は自動点検を行う周期(日数)、「点検時刻 」は自動点検を行う時刻である。「点検開始日カウンタ」は次回の自動点検を行 う日までの残り日数である。「時計読取データ」は図2に示した時計回路21の 内容を読み取って格納するデータである。また、C1,C2は時計監視用タイマ の比較対象となるカウント値の上限値および下限値である。
【0010】 次に、時計回路の正常/異常判定方法を図1に基づいて説明する。図1は右方 向に時間の経過をとっている。また図中αは時計監視用タイマによる1日に要す るカウント数、εはその1日あたりの許容誤差カウント数である。また、「点検 時刻成立時」とは、点検開始日までの残り日数が0で且つ現在時刻が点検時刻に 一致したときを表す。「点検周期」は自動点検を行う周期(日数)である。した がって今回の点検時刻成立時から(α*点検周期)分のカウントが行われたとき に次回の自動点検が起動されるはずであるが、時計回路およびシステムクロック の誤差を考慮して、(α−ε)*点検周期〜(α+ε)*点検周期の範囲に次回 の自動点検が起動されたなら、時計回路は正常であるとみなす。((α+ε)* 点検周期)を超えても自動点検が起動されなければ、または((α−ε)*点検 周期)に達するまでに自動点検が起動されたなら時計回路の異常とみなす。
【0011】 次に、図2に示したCPUの実行するプログラムのタイミングチャートを図4 に示す。図4においてtは図2に示したタイミング制御回路3から与えられる割 り込みの周期であり、CPUはこの割り込みによって一定時間リレープログラム を実行し、リレープログラムの終了後、メインプログラムに戻る。メインプログ ラムの実行中に割り込みがかかれば再びリレープログラムを実行する。このよう にtの周期でリレープログラムとメインプログラムを交互に実行する。
【0012】 次に、CPUの処理手順をフローチャートとして図5〜図8に示す。
【0013】 図5は各種データの整定を行うプログラムの処理手順であり、これはディジタ ルリレーの稼動開始前に行う。まず、現在日時の整定を行う(n1)。これによ って図2に示した時計回路21に日付および時刻が設定される。続いて点検周期 および点検時刻の整定を行う(n2→n3)。これにより図3に示した「点検周 期」および「点検時刻」が設定される。その後、その他の各種データの整定を行 う(n4)。続いて、点検周期*(α+ε)をC1に求め、点検周期*(α−ε )をC2に求める。ここでαは時計監視用タイマの1日に要するカウント数、ε はその1日あたりの許容誤差カウント数である。(n5→n6)。その後、時計 監視用タイマCをクリアして整定処理を終了する(n7)。
【0014】 図6はリレープログラムの処理手順であり、タイミング制御回路3から割り込 みがかかった時、このリレープログラムを実行する。まず時計回路から日付およ び時刻のデータを読み取って図3に示した「時計読取データ」として格納する( n10)。続いて、時計監視用タイマCをインクリメントする(n11)。その 後、測定データを読み取って、あらかじめ定めたリレー演算を行う(n12→n 13)。そしてリレー演算の結果を整定値と比較する(n14)。その結果、継 電器を作動させる条件となれば接点出力を行う(n14→n15)。その他の場 合には接点出力は行わない(n14→RETURN)。
【0015】 図7はメインプログラムの処理手順であり、割り込みによるリレープログラム の実行時以外および後述する自動点検プログラムの実行時以外はこのメインプロ グラムを実行する。まず日付が更新されたか否か、すなわち時計読取データのう ち日付のデータが前回よりカウントアップされたか否かを判定する(n20)。
【0016】 日付の更新がなされたなら、点検開始日カウンタをデクリメントする(n21) 。なお、点検開始日カウンタには、すでに点検周期(日数)のデータがプリセッ トされている。点検開始日カウンタをデクリメントした結果、点検開始日カウン タの値が0すなわち点検開始日当日となったか否かの判定を行う(n22)。点 検開始日の当日となれば、現在時刻が点検時刻に達したか否かの判定を行う(n 23)。点検開始日当日でかつ現在時刻が点検時刻に達すれば、後述する自動点 検処理を行う(n24)。点検開始日の当日でなく、また点検開始日の当日であ っても点検時刻に達していな場合、或いは自動点検の終了後には、ステップn2 5で時計監視用タイマCとすでに求めたC1(図5のステップn5参照)との大 小比較を行う。C>C1である時、すなわち時計監視用タイマCの値が自動点検 の起動される上限値C1に達してもまだ自動点検が起動されなかったなら、時計 回路の異常状態とみなして表示を行うとともに、接点出力を行って警報用の補助 リレーを作動させる(n26)。C≦C1であるとき、または異常報知を行った 後は、その他の常時監視(A/D変換精度チェック、整定値照合チェック、ウォ ッチドッグタイマのリセット、DI/Oチェック、トリップ回路監視、および電 源監視等)を行う(n27)。メインプログラムでは以上のステップn20〜n 27の処理を繰り返して行う。
【0017】 図8は図7におけるステップn24の自動点検処理の処理手順である。自動点 検が起動されたなら、まず時計監視用タイマCが、すでに求めた値C2(図5の ステップn6参照)以上であるか否か、すなわち自動点検の起動される下限値C 2を超える条件で自動点検が起動されたか否かを判定する(n30)。この条件 を満足すれば、時計監視用タイマCをクリアし、点検開始日カウンタに対し点検 周期の値を再びプリセットする(n31→n32)。その後、その他の自動点検 処理を行う(n33)。もし自動点検が起動されたとき時計監視用タイマの値C が自動点検の起動される下限値C2未満であれば、あらかじめ設定した点検周期 より異常に早く自動点検が起動された場合であり、この場合にも時計回路の異常 とみなして、その状態を表示するとともに接点出力を行って警報用の補助リレー を作動させる(n30→n34)。
【0018】
【考案の効果】
この考案によれば、時計回路自体が不良となって異常動作した場合、これを常 時監視および自動点検により速やかに発見することができ、しかもたとえば1日 に数分程度の遅れや進みが生じる程度の精度の低下をも確実に自動的に検出する ことができる。そのため、自動点検が不実施状態となることや、自動点検の起動 タイミングのずれを未然に防ぐことができ、装置が故障したままの状態で系統事 故と遭遇して不良動作を起こす、といったことのない信頼性の高いディジタルリ レーが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例における時計回路の正常/異
常判定方法を示す図である。
【図2】この考案の実施例に係るディジタルリレーのブ
ロック図である。
【図3】RAMの一部構成図である。
【図4】CPUの動作タイミングを示す図である。
【図5】整定時に実行されるCPUの処理手順を示すフ
ローチャートである。
【図6】割り込み時に実行されるリレープログラムに相
当するCPUの処理手順を示すフローチャートである。
【図7】メインプログラムに相当するCPUの処理手順
を示すフローチャートである。
【図8】自動点検時の処理手順を示すフローチャートで
ある。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】時刻または時間を計時する時計回路を備
    え、この時計回路の計時内容に基づき、設定された点検
    周期で自動点検を起動させる手段を備えたディジタルリ
    レーにおいて、 時計回路とは独立して一定周期で時計監視用タイマをカ
    ウントする手段と、前記時計監視用タイマのカウント値
    が、前記点検周期に相当するカウント値に達する毎に自
    動点検が起動されたか否かを判定する手段を設けたこと
    を特徴とするディジタルリレー。
JP1991092477U 1991-11-12 1991-11-12 ディジタルリレー Expired - Lifetime JP2555725Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991092477U JP2555725Y2 (ja) 1991-11-12 1991-11-12 ディジタルリレー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991092477U JP2555725Y2 (ja) 1991-11-12 1991-11-12 ディジタルリレー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0543727U true JPH0543727U (ja) 1993-06-11
JP2555725Y2 JP2555725Y2 (ja) 1997-11-26

Family

ID=14055394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991092477U Expired - Lifetime JP2555725Y2 (ja) 1991-11-12 1991-11-12 ディジタルリレー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2555725Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013078172A (ja) * 2011-09-29 2013-04-25 Hitachi Ltd ディジタル保護制御装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4873747A (ja) * 1972-01-05 1973-10-04
JPS50121754A (ja) * 1974-03-13 1975-09-23
JPH0543726U (ja) * 1991-11-11 1993-06-11 日新電機株式会社 デイジタルリレー

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4873747A (ja) * 1972-01-05 1973-10-04
JPS50121754A (ja) * 1974-03-13 1975-09-23
JPH0543726U (ja) * 1991-11-11 1993-06-11 日新電機株式会社 デイジタルリレー

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013078172A (ja) * 2011-09-29 2013-04-25 Hitachi Ltd ディジタル保護制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2555725Y2 (ja) 1997-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0543727U (ja) デイジタルリレー
CN112782574A (zh) 断路器的运行监控系统及方法
JPH0543726U (ja) デイジタルリレー
JPH0511737U (ja) デイジタルリレー
JPH0511738U (ja) デイジタル継電装置
JP2021018179A (ja) 電力計測装置
JPH1155845A (ja) ディジタル保護継電装置
KR910006314B1 (ko) 리얼타임 클럭의 장애검출 및 복귀방법
JP2771222B2 (ja) 故障トレース付インバータ装置
JP2885342B2 (ja) 保護制御装置
JPS6233812B2 (ja)
JP7117948B2 (ja) 電子機器
JPH02246726A (ja) ディジタルリレーの監視不良検出方式
JP2656303B2 (ja) ディジタル形保護継電装置
JP2763162B2 (ja) ディジタル保護継電装置
JPH04278698A (ja) プラント事象記録装置
JPH11308753A (ja) 電力系統の保護制御並びに計測装置
JP2656304B2 (ja) ディジタル形保護継電装置
JPH1155844A (ja) ディジタル保護継電装置
JPS63133820A (ja) デジタル保護リレ−装置
JPS6233813B2 (ja)
JPH0961487A (ja) 故障点標定システム
JPH0244436A (ja) 情報処理監視システム
JPH0217821A (ja) ディジタル形保護継電装置
JP2007104841A (ja) 保護制御装置およびその自動監視方法