JPH0543481U - 机等のスライドキヤツプ付きコンセントカバー - Google Patents
机等のスライドキヤツプ付きコンセントカバーInfo
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- JPH0543481U JPH0543481U JP10173291U JP10173291U JPH0543481U JP H0543481 U JPH0543481 U JP H0543481U JP 10173291 U JP10173291 U JP 10173291U JP 10173291 U JP10173291 U JP 10173291U JP H0543481 U JPH0543481 U JP H0543481U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 OAデスク等の配線ダクト内に設けたコンセ
ントボックスに接続するコードの挿通口を開閉するスラ
イドキャップを有する耐久性が高く安価な机等のスライ
ドキャップ付きコンセントカバーに関する。 【構成】 コード挿通口(15)を形成した表面板(14)の裏
面であって挿通口の対向口縁に沿って少なくとも一対の
ガイド溝(17)を下設してなるコンセントカバー(1) と、
コード挿通口に係合する表面部(23)の少なくとも両側縁
部に突設し、該挿通口の口縁裏面に当接する鍔部(24)の
両側下面にガイド溝にそれぞれスライド係合する突起(2
6)を設けてなるスライドキャップ(2) と、耐クリープ性
で剛性を有する合成樹脂で成形し、前記カバー又はキャ
ップの一方の適所に固着する基板(28)に、他方に押圧状
態で摺接し且つキャップをカバーの表面板裏面へ弾性付
勢するバネ片(29)を突設してなる弾性付勢部材(3) とよ
りなる。
ントボックスに接続するコードの挿通口を開閉するスラ
イドキャップを有する耐久性が高く安価な机等のスライ
ドキャップ付きコンセントカバーに関する。 【構成】 コード挿通口(15)を形成した表面板(14)の裏
面であって挿通口の対向口縁に沿って少なくとも一対の
ガイド溝(17)を下設してなるコンセントカバー(1) と、
コード挿通口に係合する表面部(23)の少なくとも両側縁
部に突設し、該挿通口の口縁裏面に当接する鍔部(24)の
両側下面にガイド溝にそれぞれスライド係合する突起(2
6)を設けてなるスライドキャップ(2) と、耐クリープ性
で剛性を有する合成樹脂で成形し、前記カバー又はキャ
ップの一方の適所に固着する基板(28)に、他方に押圧状
態で摺接し且つキャップをカバーの表面板裏面へ弾性付
勢するバネ片(29)を突設してなる弾性付勢部材(3) とよ
りなる。
Description
【0001】
本考案は、OAデスク等の配線ダクト内に設けたコンセントボックスに接続す るコードの挿通口を開閉するスライドキャップを有する机等のスライドキャップ 付きコンセントカバーに関する。
【0002】
従来、上記のようなOAデスク等は、天板上で使用するOA機器等の電源コー ドやコネクターコード等を配線するための配線ダクトを設け、該配線ダクト内に はコンセントボックスや分配器を設けるとともに、そのコンセントボックス等の 上方の配線ダクト口にはスライドキャップを有するコンセントカバーを設けてい るものがある。例えば、従来のコンセントカバーとしては、その表面板にコード 挿通口を形成し、その挿通口に沿った裏面に一対のガイドレールを下設し、スラ イドキャップの両側を該ガイドレールに摺動支持させ、コード挿通口を開状態に した際には該スライドキャップを表面板の裏面に収容できるようになした構造の ものが公知である。また、合成樹脂製のスライドキャップにガイドレールに押圧 状態で摺接するバネ片を一体成形により設けることも公知である。
【0003】 しかし、従来のコンセントカバー及びそのスライドキャップは、安価で汎用性 のあるABS樹脂等で成形し、且つバネ片もスライドキャップと一体成形により 弾力性を持たせて形成していたが、バネ片は常時変形状態にあるため、クリープ 現象によって復元弾性力が弱まり、ついにはバネとしての作用をなさなくなる恐 れがあった。そこで、バネ片を有するスライドキャップを耐クリープ性で剛性の 高いポリアセタール樹脂等で成形することも考慮されるが、一般にそれらの合成 樹脂は高価であり、スライドキャップ全体に使用するとコスト高となる。
【0004】
本考案が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、バネ片をスライドキ ャップとは別体で耐クリープ性で剛性の高い合成樹脂で成形し、一方スライドキ ャップは汎用合成樹脂で成形し、バネ片をスライドキャップとコンセントカバー 間の適所に固着することで、耐久性が高く安価な机等のスライドキャップ付きコ ンセントカバーを提供する点にある。
【0005】
本考案は、前述の課題解決のために、机等の天板に開口した配線ダクト口に設 けるスライドキャップ付きコンセントカバーにおいて、表面板の適所にコード挿 通口を形成するとともに、表面板の裏面であって該挿通口の対向口縁に沿って少 なくとも一対のガイド溝を下設してなるコンセントカバーと、前記コード挿通口 に係合する表面部の少なくとも両側縁部に該挿通口の口縁裏面に当接する鍔部を 突設し、両側の鍔部の下面に前記ガイド溝にそれぞれスライド係合する突起を設 けてなるスライドキャップと、耐クリープ性で剛性を有する合成樹脂で成形し、 前記コンセントカバー又はスライドキャップの一方の適所に固着する基板に、他 方に押圧状態で摺接し且つスライドキャップをコンセントカバーの表面板裏面へ 弾性付勢するバネ片を突設してなる弾性付勢部材と、よりなる机等のスライドキ ャップ付きコンセントカバーを構成した。
【0006】
以上の如き内容からなる本考案の机等のスライドキャップ付きコンセントカバ ーは、コンセントカバー及びそれに装着するスライドキャップは安価な汎用の合 成樹脂で成形し、弾性付勢部材を耐クリープ性で剛性を有する合成樹脂で成形す ることにより、コスト低減化を図るものである。そして、コンセントカバーの両 ガイド溝に、スライドキャップ両側の鍔部に設けた突起をスライド係合させると ともに、弾性付勢部材の基板をコンセントカバー又はスライドキャップの一方の 適所に固着し、該基板に突設したバネ片を他方に押圧状態で摺接することにより 、スライドキャップをコンセントカバーの表面板裏面に常時弾性付勢し、スライ ドキャップの表面部をコンセントカバーのコード挿通口に係合させるとともに、 鍔部をその口縁裏面に当接させて閉状態となし、またスライドキャップをバネ片 の弾性力に抗して押し込み、ガイド溝に沿って表面板裏面方向にスライド移動さ せて開状態となし、開放したコード挿通口からプラグ等のコネクターを挿入して 配線ダクト内に設けたコンセントボックスや分配器に接続するものである。
【0007】
次に添付図面に示した実施例に基づき更に本考案の詳細を説明する。
【0008】 図1は本考案のスライドキャップ付きコンセントカバーを装着した机Aを示し 、図2及び図3はその要部の断面図及び分解斜視図をそれぞれ示し、図4〜図11 の各図は本考案の代表的実施例を示している。図中1はコンセントカバー、2は スライドキャップ、3は弾性付勢部材をそれぞれ示している。本考案は、図示し た机Aに限定されるものではなく、OA用の各種テーブル等の什器に適用できる ものである。
【0009】 本実施例の机Aは、天板4の両側下面に脚板5,5を下設し、両脚板5,5の 後端間に幕板6を固定し、その前面側に点検パネル7を着脱自在に設けて、幕板 6と点検パネル7間に配線ダクト8を形成したものであり、該配線ダクト8の上 方には天板4の後端と幕板6の上端間に帯状の隙間を設けて配線ダクト口9を形 成している。該配線ダクト口9には、図示したように本考案のコンセントカバー 及び各種の配線ダクトカバー10が装着される。
【0010】 前記配線ダクト口9に対応する幕板6の上端部は、幕板上部カバー11で外被し 、また天板4の後端面には合成樹脂等にて作成した天板後端カバー12を接着ある いはビス止めにて固定している。そして、幕板上部カバー11と天板後端カバー12 の対向位置に長さ方向全長にわたり突条13,13を突設している。
【0011】 前記コンセントカバー1は、図2〜7に示すようにABS等の汎用の合成樹脂 製で一体成形され、表面板14の中央部には長方形状のコード挿通口15を開設する とともに、該表面板14の裏面であってコード挿通口15の長さ方向両側口縁に沿っ て垂直板16, 16を下設し、該垂直板16の内面側にはガイド溝17を対向形成してい る。また、前記表面板14の裏面であって該垂直板16, 16より内奥には、後述の弾 性付勢部材3を固着する断面L字形の固定片18, 18を下設するとともに、該固定 片18より外方であって表面板14の両端部の両側には、前記幕板上部カバー11と天 板後端カバー12の突条13, 13の下縁に係止する係合爪19を外面に有する係止片20 , 20を下設している。即ち、コンセントカバー1を配線ダクト口9に装着する際 に、両側の係止片20, 20の係合爪19,19を配線ダクト口9の両側縁に位置する突 条13,13に係止して、該配線ダクト口9を閉止する状態で装着する。また、前記 ガイド溝17は、垂直板16の内面に平行なリブを突設して形成し、中央部から側方 へ向けて正面視ハ字状に下方傾斜させて形成し、中央部の上方を切り欠いて装着 用開口21を形成するとともに、側方の溝端部を閉止してストッパー22となしてい る。
【0012】 前記スライドキャップ2は、図2〜図5、図9〜図11に示すように、前記コン セントカバー1と同様にABS樹脂等の汎用の合成樹脂製で一体成形され、前記 コード挿通口15の半分に係合する表面部23を有するとともに、該表面部23の一端 を除き周囲には前記コンセントカバー1の表面板14の板厚分だけ下方に段を設け て鍔部24を形成している。即ち、スライドキャップ2は同一形状のものを一対用 意し、両キャップの表面部23, 23でコード挿通口15を閉止できるように寸法設定 し、中央部から側方へスライド開閉できるものである。そして、両側に位置する 鍔部24,24の内方端部に突片25, 25を下設し、該突片25の外面には前記装着用開 口21を通過可能な大きさで前記ガイド溝17にスライド係合する突起26を突設して いる。尚、前記両突片25, 25間の表面部23の裏面はフラット面となしている。
【0013】 前記弾性付勢部材3は、図2、図4、図5、図7及び図8に示すように、ポリ アセタール樹脂等の耐クリープ性で剛性を有する合成樹脂製で成形され、前記コ ンセントカバー1の固定片18の水平部27の上面に接着等によって固着する基板28 の上面に二つのバネ片29, 29を傾斜突設したものである。そして、該弾性付勢部 材3をコンセントカバー1の固定片18, 18に固着した際に、バネ片29の先端がコ ード挿通口15の中央側を向くように設定し、該バネ片29の先端はコード挿通口15 に臨んでいる。尚、本実施例では、弾性付勢部材3をコンセントカバー1に固着 したが、スライドキャップ2の表面板14の裏面に固着することも可能である。そ の場合には、前記コンセントカバー1の適所に弾性付勢部材3のバネ片29を押圧 状態で摺接する摺動面を、例えば前記固定片18を裏面方向へ延長する等して形成 する。
【0014】 そして、一方のスライドキャップ2の外方一側を前記弾性付勢部材3のバネ片 29, 29の弾性力に抗して表面板14の下方に押し込むと同時に、内方他側の突起26 , 26を装着用開口21から落とし込みガイド溝17内に係合させて装着する。また、 他方のスライドキャップ2は、一方のスライドキャップ2を表面板14の裏面方向 へ若干スライド移動させて前記装着用開口21の上方を開放した状態で、前記同様 に装着する。この状態で、弾性付勢部材3のバネ片29はスライドキャップ2の表 面部23の裏面に押圧状態で摺接し、常時スライドキャップ2をコンセントカバー 1の表面板14の裏面へ弾性付勢している。
【0015】 しかして、閉状態からスライドキャップ2を押し込みながら側方へ移動させる と、該スライドキャップ2の表面部23がコンセントカバー1の表面板14の下方に 収容されるとともに、突起26がガイド溝17に沿ってストッパー22に当接するまで 斜め下方に移動し、スライドキャップ2の略全体が表面板14の下方に収容されて 開状態となる。この場合、二つのスライドキャップ2,2の両方を開くことも、 一方を開くことも可能である。尚、図示しないが、一枚のスライドキャップ2で コード挿通口15を閉止できるようにすることも本考案の範疇である。
【0016】 また、配線ダクト8内の幕板6の内面には、該幕板6の上部を補強し且つコー ド30,…を這わせることが可能なように、コード受けを兼ねた幕板補強部材31を 固着している。
【0017】 そして、前記配線ダクト口9に取付けたコンセントカバー1に設けたコード挿 通口18の下方の配線ダクト8内には、コンセントボックス32を着脱自在に取付け ている。二つの差込口を有するコンセントボックス32を用いた場合、各差込口の 上方に対応させてスライドキャップ2,2を配し、一方の差込口を使用する場合 には、それに対応するスライドキャップ2を開放し、両方の差込口を使用する場 合には、両方のスライドキャップ2,2を開放する。
【0018】 前記コンセントボックス32の具体的な取付構造は、図2及び図3に示している 。即ち、コンセントボックス32は、配線ダクト口9の下方に着脱自在に取り付け られる取付金具33に、ネジ34止め等にて取付けられる。前記取付金具33は、金属 板等にて作成してなり、コンセントボックス32を取り付けた状態でその差込口35 が臨む位置に開口部36を形成してなる基板37の一側に、前記天板4の天板後端カ バー12下部に形成した段部38上面に係止する略L字型状の上係止片39と、前記段 部38下面に係止する略L字型の下係止片40とを形成して上下係止片39、40にて段 部38へ外嵌するように取付け可能とするとともに、下係止片40は上係止片39に較 べて長く形成してその先端に前記天板後端カバー12より前方の天板補強部材41下 面にまで達するようにして、コンセントボックス32の差込口35に差し込んだ電源 プラグ42を引き抜く際に、コンセントボックス32が上方へ引っ張られた場合に合 成樹脂製の天板後端カバー12が破損したりすることのないようにしている。また 、基板37の他側の両側位置には、基板37の側端縁から下方へ前記幕板補強部材31 側面に当接する当接片43、43を屈曲形成し、該当接片43の下部には両側に弾性片 44、44を突設した係合部45を下設し、一方の弾性片44の内面には突起46を形成し てなり、前記基板37の下面にコンセントボックス32をネジ止めしている。
【0019】 前記取付金具33を取付けるには、基板37一側に設けた上下係止片39、40を天板 後端カバー12の段部38へ外嵌するように取り付けるとともに、基板37他側の当接 片43を幕板補強部材31側面に当接した状態で該当接片43に下設した係合部45を前 記幕板補強部材31の側面に形成した係合孔47部分に挿入して弾性片44を幕板補強 部材31内面側に位置させ、この状態で取付金具33を側方へスライドさせることに より前記弾性片44を係合孔47の開孔側縁に係合させるとともに、弾性片44内面の 突起46を係合孔47の開孔側縁部分に設けた孔48に係合させることにより、コンセ ントボックス32を配線ダクト口9下方の天板後端カバー12と幕板補強部材31との 間に架設する。そして、上記のように取付けたコンセントボックス32の上方の配 線ダクト口9を被覆してなるコンセントカバー1のスライドキャップ2を開けて コード挿通口15を開状態として該コード挿通口15から前記コンセントボックス32 に電源プラグ42を接続し、また、電源プラグを接続しないときにはスライドキャ ップ2にてコード挿通口15を閉状態としておくのである。
【0020】 本実施例において、前記ガイド溝17に形成した装着用開口21をそのまま残して おくと、不意にスライドキャップ2が外れる恐れがある。そのため、図12に示す ように正面視略T字形の閉塞部材49を装着用開口21に嵌着している。即ち、該閉 塞部材49は、装着用開口21の幅より広い幅の上部50と該装着用開口21の幅に略一 致した幅の下部51からなり、下部51の両側にはガイド溝17を形成するリブ52の切 欠端の下縁に係止する抜け止め用の爪53, 53を突設したものである。また、図13 は閉塞部材49の他の例を示し、該閉塞部材49は装着用開口21の幅に略一致する幅 の上部50と、装着用開口21の幅より広い幅の下部51とよりなり、該下部51は上下 のリブ52, 52間に嵌合し、上部50と下部51の境界の段部54, 54が上方のリブ52の 切欠端の下縁に係止するものである。
【0021】 また、図1及び図14に示すように、本実施例の机Aの脚板5の後下端部に切欠 部55を形成し、該切欠部55に約45°の外形を有する脚後端キャップ56を嵌着して 、脚板5の後下端部に側面視三角形状の空間を形成し、該空間を利用して床面に 電源コード等を這わせることができるようにしている。
【0022】 前記脚板5は金属板を折曲して形成した中空構造のものであり、その内面後部 に沿って上下に断面略コ字形の凹溝57を形成し、該凹溝57を利用して電源コード 等を配線ダクト8へ立ち上げることを可能にし、また凹溝57を形成する後壁58の 下端部には係合孔59を形成し、そして該後壁58と後板60との間に下方開放した空 間を形成し、該空間の下端に前記切欠部55を形成している。
【0023】 前記切欠部55に嵌着する脚後端キャップ56は、図14〜図17に示すように、約45 °に傾斜した化粧板61の周囲に、前記脚板5の板厚分に相当する突出量で切欠部 55の輪郭に一致させた形状の接合部62を形成するとともに、該接合部62から上方 へ前記脚板5の切欠部55に内嵌し得る嵌入部63を延設し、該嵌入部63の前壁64の 中央部に上方開放した切欠65を設け、その両側に間隔をおいて同じく上方開放し たスリット66, 66を設け、切欠65とスリット66間に弾片67, 67を形成し、そして 該弾片67の外方に前記係合孔59に抜け止め係合する爪68を突設したものである。 ここで、爪68を有する弾片67を一対設けたのは、同一形状の脚後端キャップ56を 、鏡面対称な左右の脚板5,5に共用できるようにするためである。即ち、一方 の脚板5の係合孔59に係合するのは、一方の弾片67の爪68である。
【0024】 以上説明したように脚板5の後下端部に脚後端キャップ56を装着すると、図18 に示すように二台の机A,Aを背中合わせで設置した際に、両脚後端キャップ56 ,56と床面69間に所定の空間が形成され、この空間に電源コード30等を挿通して 配線できるのである。尚、図示しないが本実施例の机Aを壁面若しくは間仕切パ ネルに近接して設置した場合にも、前記脚後端キャップ56との間に所定の空間が 形成されるのである。
【0025】
以上にしてなる本考案の机等のスライドキャップ付きコンセントカバーは、机 等の天板に開口した配線ダクト口に設けるスライドキャップ付きコンセントカバ ーにおいて、表面板の適所にコード挿通口を形成するとともに、表面板の裏面で あって該挿通口の対向口縁に沿って少なくとも一対のガイド溝を下設してなるコ ンセントカバーと、前記コード挿通口に係合する表面部の少なくとも両側縁部に 該挿通口の口縁裏面に当接する鍔部を突設し、両側の鍔部の下面に前記ガイド溝 にそれぞれスライド係合する突起を設けてなるスライドキャップと、耐クリープ 性で剛性を有する合成樹脂で成形し、前記コンセントカバー又はスライドキャッ プの一方の適所に固着する基板に、他方に押圧状態で摺接し且つスライドキャッ プをコンセントカバーの表面板裏面へ弾性付勢するバネ片を突設してなる弾性付 勢部材とよりなるので、コンセントカバー及びそれに装着するスライドキャップ は安価な汎用の合成樹脂で成形し、弾性付勢部材を耐クリープ性で剛性を有する 合成樹脂で成形することにより、バネ片の耐久性が向上し、経年変化による劣化 がないにも係わらず、コスト低減化を図ることができるのである。そして、従来 どおりスライドキャップをバネ片の弾性力に抗して押し込みながらスライド移動 させることにより、該スライドキャップをコンセントカバーの表面板の裏面へ収 容して、コード挿通口を開放することができ、配線ダクト内に設けたコンセント ボックスに電源コード等を接続することが可能となり、使用しない場合にはスラ イドキャップの表面部でコード挿通口を閉止できるのである。
【図1】本考案のスライドキャップ付きコンセントカバ
ーを装着した机の簡略斜視図
ーを装着した机の簡略斜視図
【図2】図1の要部縦断面図
【図3】同じく要部分解斜視図
【図4】本考案の一部切欠した分解斜視図
【図5】同じく組立状態を示す中央縦断正面図
【図6】図5のA−A線省略断面図
【図7】図5のB−B線省略断面図
【図8】弾性付勢部材の斜視図
【図9】スライドキャップの平面図
【図10】同じく正面図
【図11】同じく側面図
【図12】本考案の他の実施例を示す要部斜視図
【図13】更に他の実施例を示す要部斜視図
【図14】脚板の後下部の部分分解斜視図
【図15】脚後端キャップの正面図
【図16】同じく平面図
【図17】同じく側面図
【図18】二台の机を背中合わせに設置した状態の側面図
A 机1 コンセントカバー 2 スライ
ドキャップ 3 弾性付勢部材 4 天板 5 脚板 6 幕板 7 点検パネル 8 配線ダクト 9 配線ダクト口 10 配線ダクトカ
バー 11 幕板上部カバー 12 天板後端カバ
ー 13 突条 14 表面板 15 コード挿通口 16 垂直板 17 ガイド溝 18 固定片 19 係合爪 20 係止片 21 装着用開口 22 ストッパー 23 表面部 24 鍔部 25 突片 26 突起 27 水平部 28 基板 29 バネ片 30 コード 31 幕板補強部材 32 コンセントボ
ックス 33 取付金具 34 ネジ 35 差込口 36 開口部 37 基板 38 段部 39 上係止片 40 下係止片 41 天板補強部材 42 電源プラグ 43 当接片 44 弾性片 45 係合部 46 突起 47 係合孔 48 孔 49 閉塞部材 50 上部 51 下部 52 リブ 53 爪 54 段部 55 切欠部 56 脚後端キャッ
プ 57 凹溝 58 後壁 59 係合孔 60 後板 61 化粧板 62 接合部 63 嵌入部 64 前壁 65 切欠 66 スリット 67 弾片 68 爪 69 床面
ドキャップ 3 弾性付勢部材 4 天板 5 脚板 6 幕板 7 点検パネル 8 配線ダクト 9 配線ダクト口 10 配線ダクトカ
バー 11 幕板上部カバー 12 天板後端カバ
ー 13 突条 14 表面板 15 コード挿通口 16 垂直板 17 ガイド溝 18 固定片 19 係合爪 20 係止片 21 装着用開口 22 ストッパー 23 表面部 24 鍔部 25 突片 26 突起 27 水平部 28 基板 29 バネ片 30 コード 31 幕板補強部材 32 コンセントボ
ックス 33 取付金具 34 ネジ 35 差込口 36 開口部 37 基板 38 段部 39 上係止片 40 下係止片 41 天板補強部材 42 電源プラグ 43 当接片 44 弾性片 45 係合部 46 突起 47 係合孔 48 孔 49 閉塞部材 50 上部 51 下部 52 リブ 53 爪 54 段部 55 切欠部 56 脚後端キャッ
プ 57 凹溝 58 後壁 59 係合孔 60 後板 61 化粧板 62 接合部 63 嵌入部 64 前壁 65 切欠 66 スリット 67 弾片 68 爪 69 床面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 徳田 正昭 大阪市城東区今福東1丁目4番18号 株式 会社伊藤喜工作所内 (72)考案者 宮本 薫 大阪市中央区淡路町1丁目6番11号 株式 会社イトーキ内
Claims (1)
- 【請求項1】 机等の天板に開口した配線ダクト口に設
けるスライドキャップ付きコンセントカバーにおいて、 表面板の適所にコード挿通口を形成するとともに、表面
板の裏面であって該挿通口の対向口縁に沿って少なくと
も一対のガイド溝を下設してなるコンセントカバーと、 前記コード挿通口に係合する表面部の少なくとも両側縁
部に該挿通口の口縁裏面に当接する鍔部を突設し、両側
の鍔部の下面に前記ガイド溝にそれぞれスライド係合す
る突起を設けてなるスライドキャップと、 耐クリープ性で剛性を有する合成樹脂で成形し、前記コ
ンセントカバー又はスライドキャップの一方の適所に固
着する基板に、他方に押圧状態で摺接し且つスライドキ
ャップをコンセントカバーの表面板裏面へ弾性付勢する
バネ片を突設してなる弾性付勢部材と、 よりなる机等のスライドキャップ付きコンセントカバ
ー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10173291U JP2526214Y2 (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | 机等のスライドキャップ付きコンセントカバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10173291U JP2526214Y2 (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | 机等のスライドキャップ付きコンセントカバー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0543481U true JPH0543481U (ja) | 1993-06-11 |
JP2526214Y2 JP2526214Y2 (ja) | 1997-02-19 |
Family
ID=14308441
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10173291U Expired - Fee Related JP2526214Y2 (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | 机等のスライドキャップ付きコンセントカバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2526214Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-11-13 JP JP10173291U patent/JP2526214Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JP2526214Y2 (ja) | 1997-02-19 |
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