JP2526214Y2 - 机等のスライドキャップ付きコンセントカバー - Google Patents

机等のスライドキャップ付きコンセントカバー

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JP2526214Y2 JP10173291U JP10173291U JP2526214Y2 JP 2526214 Y2 JP2526214 Y2 JP 2526214Y2 JP 10173291 U JP10173291 U JP 10173291U JP 10173291 U JP10173291 U JP 10173291U JP 2526214 Y2 JP2526214 Y2 JP 2526214Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、OAデスク等の配線ダ
クト内に設けたコンセントボックスに接続するコードの
挿通口を開閉するスライドキャップを有する机等のスラ
イドキャップ付きコンセントカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のようなOAデスク等は、天
板上で使用するOA機器等の電源コードやコネクターコ
ード等を配線するための配線ダクトを設け、該配線ダク
ト内にはコンセントボックスや分配器を設けるととも
に、そのコンセントボックス等の上方の配線ダクト口に
はスライドキャップを有するコンセントカバーを設けて
いるものがある。例えば、従来のコンセントカバーとし
ては、その表面板にコード挿通口を形成し、その挿通口
に沿った裏面に一対のガイドレールを下設し、スライド
キャップの両側を該ガイドレールに摺動支持させ、コー
ド挿通口を開状態にした際には該スライドキャップを表
面板の裏面に収容できるようになした構造のものが公知
である。また、合成樹脂製のスライドキャップにガイド
レールに押圧状態で摺接するバネ片を一体成形により設
けることも公知である。
【0003】しかし、従来のコンセントカバー及びその
スライドキャップは、安価で汎用性のあるABS樹脂等
で成形し、且つバネ片もスライドキャップと一体成形に
より弾力性を持たせて形成していたが、バネ片は常時変
形状態にあるため、クリープ現象によって復元弾性力が
弱まり、ついにはバネとしての作用をなさなくなる恐れ
があった。そこで、バネ片を有するスライドキャップを
耐クリープ性で剛性の高いポリアセタール樹脂等で成形
することも考慮されるが、一般にそれらの合成樹脂は高
価であり、スライドキャップ全体に使用するとコスト高
となる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、バネ片をスライドキ
ャップとは別体で耐クリープ性で剛性の高い合成樹脂で
成形し、一方スライドキャップは汎用合成樹脂で成形
し、バネ片をスライドキャップとコンセントカバー間の
適所に固着することで、耐久性が高く安価な机等のスラ
イドキャップ付きコンセントカバーを提供する点にあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、前述の課題解
決のために、机等の天板に開口した配線ダクト口に設け
るスライドキャップ付きコンセントカバーにおいて、表
面板の適所にコード挿通口を形成するとともに、表面板
の裏面であって該挿通口の対向口縁に沿って少なくとも
一対のガイド溝を下設してなるコンセントカバーと、前
記コード挿通口に係合する表面部の少なくとも両側縁部
に該挿通口の口縁裏面に当接する鍔部を突設し、両側の
鍔部の下面に前記ガイド溝にそれぞれスライド係合する
突起を設けてなるスライドキャップと、耐クリープ性で
剛性を有する合成樹脂で成形し、前記コンセントカバー
又はスライドキャップの一方の適所に固着する基板に、
他方に押圧状態で摺接し且つスライドキャップをコンセ
ントカバーの表面板裏面へ弾性付勢するバネ片を突設し
てなる弾性付勢部材と、よりなる机等のスライドキャッ
プ付きコンセントカバーを構成した。
【0006】
【作用】以上の如き内容からなる本考案の机等のスライ
ドキャップ付きコンセントカバーは、コンセントカバー
及びそれに装着するスライドキャップは安価な汎用の合
成樹脂で成形し、弾性付勢部材を耐クリープ性で剛性を
有する合成樹脂で成形することにより、コスト低減化を
図るものである。そして、コンセントカバーの両ガイド
溝に、スライドキャップ両側の鍔部に設けた突起をスラ
イド係合させるとともに、弾性付勢部材の基板をコンセ
ントカバー又はスライドキャップの一方の適所に固着
し、該基板に突設したバネ片を他方に押圧状態で摺接す
ることにより、スライドキャップをコンセントカバーの
表面板裏面に常時弾性付勢し、スライドキャップの表面
部をコンセントカバーのコード挿通口に係合させるとと
もに、鍔部をその口縁裏面に当接させて閉状態となし、
またスライドキャップをバネ片の弾性力に抗して押し込
み、ガイド溝に沿って表面板裏面方向にスライド移動さ
せて開状態となし、開放したコード挿通口からプラグ等
のコネクターを挿入して配線ダクト内に設けたコンセン
トボックスや分配器に接続するものである。
【0007】
【実施例】次に添付図面に示した実施例に基づき更に本
考案の詳細を説明する。
【0008】図1は本考案のスライドキャップ付きコン
セントカバーを装着した机Aを示し、図2及び図3はそ
の要部の断面図及び分解斜視図をそれぞれ示し、図4〜
図11の各図は本考案の代表的実施例を示している。図中
1はコンセントカバー、2はスライドキャップ、3は弾
性付勢部材をそれぞれ示している。本考案は、図示した
机Aに限定されるものではなく、OA用の各種テーブル
等の什器に適用できるものである。
【0009】本実施例の机Aは、天板4の両側下面に脚
板5,5を下設し、両脚板5,5の後端間に幕板6を固
定し、その前面側に点検パネル7を着脱自在に設けて、
幕板6と点検パネル7間に配線ダクト8を形成したもの
であり、該配線ダクト8の上方には天板4の後端と幕板
6の上端間に帯状の隙間を設けて配線ダクト口9を形成
している。該配線ダクト口9には、図示したように本考
案のコンセントカバー及び各種の配線ダクトカバー10が
装着される。
【0010】前記配線ダクト口9に対応する幕板6の上
端部は、幕板上部カバー11で外被し、また天板4の後端
面には合成樹脂等にて作成した天板後端カバー12を接着
あるいはビス止めにて固定している。そして、幕板上部
カバー11と天板後端カバー12の対向位置に長さ方向全長
にわたり突条13,13を突設している。
【0011】前記コンセントカバー1は、図2〜7に示
すようにABS等の汎用の合成樹脂製で一体成形され、
表面板14の中央部には長方形状のコード挿通口15を開設
するとともに、該表面板14の裏面であってコード挿通口
15の長さ方向両側口縁に沿って垂直板16, 16を下設し、
該垂直板16の内面側にはガイド溝17を対向形成してい
る。また、前記表面板14の裏面であって該垂直板16, 16
より内奥には、後述の弾性付勢部材3を固着する断面L
字形の固定片18, 18を下設するとともに、該固定片18よ
り外方であって表面板14の両端部の両側には、前記幕板
上部カバー11と天板後端カバー12の突条13, 13の下縁に
係止する係合爪19を外面に有する係止片20, 20を下設し
ている。即ち、コンセントカバー1を配線ダクト口9に
装着する際に、両側の係止片20, 20の係合爪19,19を配
線ダクト口9の両側縁に位置する突条13,13に係止し
て、該配線ダクト口9を閉止する状態で装着する。ま
た、前記ガイド溝17は、垂直板16の内面に平行なリブを
突設して形成し、中央部から側方へ向けて正面視ハ字状
に下方傾斜させて形成し、中央部の上方を切り欠いて装
着用開口21を形成するとともに、側方の溝端部を閉止し
てストッパー22となしている。
【0012】前記スライドキャップ2は、図2〜図5、
図9〜図11に示すように、前記コンセントカバー1と同
様にABS樹脂等の汎用の合成樹脂製で一体成形され、
前記コード挿通口15の半分に係合する表面部23を有する
とともに、該表面部23の一端を除き周囲には前記コンセ
ントカバー1の表面板14の板厚分だけ下方に段を設けて
鍔部24を形成している。即ち、スライドキャップ2は同
一形状のものを一対用意し、両キャップの表面部23, 23
でコード挿通口15を閉止できるように寸法設定し、中央
部から側方へスライド開閉できるものである。そして、
両側に位置する鍔部24,24の内方端部に突片25, 25を下
設し、該突片25の外面には前記装着用開口21を通過可能
な大きさで前記ガイド溝17にスライド係合する突起26を
突設している。尚、前記両突片25, 25間の表面部23の裏
面はフラット面となしている。
【0013】前記弾性付勢部材3は、図2、図4、図
5、図7及び図8に示すように、ポリアセタール樹脂等
の耐クリープ性で剛性を有する合成樹脂製で成形され、
前記コンセントカバー1の固定片18の水平部27の上面に
接着等によって固着する基板28の上面に二つのバネ片2
9, 29を傾斜突設したものである。そして、該弾性付勢
部材3をコンセントカバー1の固定片18, 18に固着した
際に、バネ片29の先端がコード挿通口15の中央側を向く
ように設定し、該バネ片29の先端はコード挿通口15に臨
んでいる。尚、本実施例では、弾性付勢部材3をコンセ
ントカバー1に固着したが、スライドキャップ2の表面
板14の裏面に固着することも可能である。その場合に
は、前記コンセントカバー1の適所に弾性付勢部材3の
バネ片29を押圧状態で摺接する摺動面を、例えば前記固
定片18を裏面方向へ延長する等して形成する。
【0014】そして、一方のスライドキャップ2の外方
一側を前記弾性付勢部材3のバネ片29, 29の弾性力に抗
して表面板14の下方に押し込むと同時に、内方他側の突
起26, 26を装着用開口21から落とし込みガイド溝17内に
係合させて装着する。また、他方のスライドキャップ2
は、一方のスライドキャップ2を表面板14の裏面方向へ
若干スライド移動させて前記装着用開口21の上方を開放
した状態で、前記同様に装着する。この状態で、弾性付
勢部材3のバネ片29はスライドキャップ2の表面部23の
裏面に押圧状態で摺接し、常時スライドキャップ2をコ
ンセントカバー1の表面板14の裏面へ弾性付勢してい
る。
【0015】しかして、閉状態からスライドキャップ2
を押し込みながら側方へ移動させると、該スライドキャ
ップ2の表面部23がコンセントカバー1の表面板14の下
方に収容されるとともに、突起26がガイド溝17に沿って
ストッパー22に当接するまで斜め下方に移動し、スライ
ドキャップ2の略全体が表面板14の下方に収容されて開
状態となる。この場合、二つのスライドキャップ2,2
の両方を開くことも、一方を開くことも可能である。
尚、図示しないが、一枚のスライドキャップ2でコード
挿通口15を閉止できるようにすることも本考案の範疇で
ある。
【0016】また、配線ダクト8内の幕板6の内面に
は、該幕板6の上部を補強し且つコード30,…を這わせ
ることが可能なように、コード受けを兼ねた幕板補強部
材31を固着している。
【0017】そして、前記配線ダクト口9に取付けたコ
ンセントカバー1に設けたコード挿通口18の下方の配線
ダクト8内には、コンセントボックス32を着脱自在に取
付けている。二つの差込口を有するコンセントボックス
32を用いた場合、各差込口の上方に対応させてスライド
キャップ2,2を配し、一方の差込口を使用する場合に
は、それに対応するスライドキャップ2を開放し、両方
の差込口を使用する場合には、両方のスライドキャップ
2,2を開放する。
【0018】前記コンセントボックス32の具体的な取付
構造は、図2及び図3に示している。即ち、コンセント
ボックス32は、配線ダクト口9の下方に着脱自在に取り
付けられる取付金具33に、ネジ34止め等にて取付けられ
る。前記取付金具33は、金属板等にて作成してなり、コ
ンセントボックス32を取り付けた状態でその差込口35が
臨む位置に開口部36を形成してなる基板37の一側に、前
記天板4の天板後端カバー12下部に形成した段部38上面
に係止する略L字型状の上係止片39と、前記段部38下面
に係止する略L字型の下係止片40とを形成して上下係止
片39、40にて段部38へ外嵌するように取付け可能とする
とともに、下係止片40は上係止片39に較べて長く形成し
てその先端に前記天板後端カバー12より前方の天板補強
部材41下面にまで達するようにして、コンセントボック
ス32の差込口35に差し込んだ電源プラグ42を引き抜く際
に、コンセントボックス32が上方へ引っ張られた場合に
合成樹脂製の天板後端カバー12が破損したりすることの
ないようにしている。また、基板37の他側の両側位置に
は、基板37の側端縁から下方へ前記幕板補強部材31側面
に当接する当接片43、43を屈曲形成し、該当接片43の下
部には両側に弾性片44、44を突設した係合部45を下設
し、一方の弾性片44の内面には突起46を形成してなり、
前記基板37の下面にコンセントボックス32をネジ止めし
ている。
【0019】前記取付金具33を取付けるには、基板37一
側に設けた上下係止片39、40を天板後端カバー12の段部
38へ外嵌するように取り付けるとともに、基板37他側の
当接片43を幕板補強部材31側面に当接した状態で該当接
片43に下設した係合部45を前記幕板補強部材31の側面に
形成した係合孔47部分に挿入して弾性片44を幕板補強部
材31内面側に位置させ、この状態で取付金具33を側方へ
スライドさせることにより前記弾性片44を係合孔47の開
孔側縁に係合させるとともに、弾性片44内面の突起46を
係合孔47の開孔側縁部分に設けた孔48に係合させること
により、コンセントボックス32を配線ダクト口9下方の
天板後端カバー12と幕板補強部材31との間に架設する。
そして、上記のように取付けたコンセントボックス32の
上方の配線ダクト口9を被覆してなるコンセントカバー
1のスライドキャップ2を開けてコード挿通口15を開状
態として該コード挿通口15から前記コンセントボックス
32に電源プラグ42を接続し、また、電源プラグを接続し
ないときにはスライドキャップ2にてコード挿通口15を
閉状態としておくのである。
【0020】本実施例において、前記ガイド溝17に形成
した装着用開口21をそのまま残しておくと、不意にスラ
イドキャップ2が外れる恐れがある。そのため、図12に
示すように正面視略T字形の閉塞部材49を装着用開口21
に嵌着している。即ち、該閉塞部材49は、装着用開口21
の幅より広い幅の上部50と該装着用開口21の幅に略一致
した幅の下部51からなり、下部51の両側にはガイド溝17
を形成するリブ52の切欠端の下縁に係止する抜け止め用
の爪53, 53を突設したものである。また、図13は閉塞部
材49の他の例を示し、該閉塞部材49は装着用開口21の幅
に略一致する幅の上部50と、装着用開口21の幅より広い
幅の下部51とよりなり、該下部51は上下のリブ52, 52間
に嵌合し、上部50と下部51の境界の段部54, 54が上方の
リブ52の切欠端の下縁に係止するものである。
【0021】また、図1及び図14に示すように、本実施
例の机Aの脚板5の後下端部に切欠部55を形成し、該切
欠部55に約45°の外形を有する脚後端キャップ56を嵌着
して、脚板5の後下端部に側面視三角形状の空間を形成
し、該空間を利用して床面に電源コード等を這わせるこ
とができるようにしている。
【0022】前記脚板5は金属板を折曲して形成した中
空構造のものであり、その内面後部に沿って上下に断面
略コ字形の凹溝57を形成し、該凹溝57を利用して電源コ
ード等を配線ダクト8へ立ち上げることを可能にし、ま
た凹溝57を形成する後壁58の下端部には係合孔59を形成
し、そして該後壁58と後板60との間に下方開放した空間
を形成し、該空間の下端に前記切欠部55を形成してい
る。
【0023】前記切欠部55に嵌着する脚後端キャップ56
は、図14〜図17に示すように、約45°に傾斜した化粧板
61の周囲に、前記脚板5の板厚分に相当する突出量で切
欠部55の輪郭に一致させた形状の接合部62を形成すると
ともに、該接合部62から上方へ前記脚板5の切欠部55に
内嵌し得る嵌入部63を延設し、該嵌入部63の前壁64の中
央部に上方開放した切欠65を設け、その両側に間隔をお
いて同じく上方開放したスリット66, 66を設け、切欠65
とスリット66間に弾片67, 67を形成し、そして該弾片67
の外方に前記係合孔59に抜け止め係合する爪68を突設し
たものである。ここで、爪68を有する弾片67を一対設け
たのは、同一形状の脚後端キャップ56を、鏡面対称な左
右の脚板5,5に共用できるようにするためである。即
ち、一方の脚板5の係合孔59に係合するのは、一方の弾
片67の爪68である。
【0024】以上説明したように脚板5の後下端部に脚
後端キャップ56を装着すると、図18に示すように二台の
机A,Aを背中合わせで設置した際に、両脚後端キャッ
プ56,56と床面69間に所定の空間が形成され、この空間
に電源コード30等を挿通して配線できるのである。尚、
図示しないが本実施例の机Aを壁面若しくは間仕切パネ
ルに近接して設置した場合にも、前記脚後端キャップ56
との間に所定の空間が形成されるのである。
【0025】
【考案の効果】以上にしてなる本考案の机等のスライド
キャップ付きコンセントカバーは、机等の天板に開口し
た配線ダクト口に設けるスライドキャップ付きコンセン
トカバーにおいて、表面板の適所にコード挿通口を形成
するとともに、表面板の裏面であって該挿通口の対向口
縁に沿って少なくとも一対のガイド溝を下設してなるコ
ンセントカバーと、前記コード挿通口に係合する表面部
の少なくとも両側縁部に該挿通口の口縁裏面に当接する
鍔部を突設し、両側の鍔部の下面に前記ガイド溝にそれ
ぞれスライド係合する突起を設けてなるスライドキャッ
プと、耐クリープ性で剛性を有する合成樹脂で成形し、
前記コンセントカバー又はスライドキャップの一方の適
所に固着する基板に、他方に押圧状態で摺接し且つスラ
イドキャップをコンセントカバーの表面板裏面へ弾性付
勢するバネ片を突設してなる弾性付勢部材とよりなるの
で、コンセントカバー及びそれに装着するスライドキャ
ップは安価な汎用の合成樹脂で成形し、弾性付勢部材を
耐クリープ性で剛性を有する合成樹脂で成形することに
より、バネ片の耐久性が向上し、経年変化による劣化が
ないにも係わらず、コスト低減化を図ることができるの
である。そして、従来どおりスライドキャップをバネ片
の弾性力に抗して押し込みながらスライド移動させるこ
とにより、該スライドキャップをコンセントカバーの表
面板の裏面へ収容して、コード挿通口を開放することが
でき、配線ダクト内に設けたコンセントボックスに電源
コード等を接続することが可能となり、使用しない場合
にはスライドキャップの表面部でコード挿通口を閉止で
きるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のスライドキャップ付きコンセントカバ
ーを装着した机の簡略斜視図
【図2】図1の要部縦断面図
【図3】同じく要部分解斜視図
【図4】本考案の一部切欠した分解斜視図
【図5】同じく組立状態を示す中央縦断正面図
【図6】図5のA−A線省略断面図
【図7】図5のB−B線省略断面図
【図8】弾性付勢部材の斜視図
【図9】スライドキャップの平面図
【図10】同じく正面図
【図11】同じく側面図
【図12】本考案の他の実施例を示す要部斜視図
【図13】更に他の実施例を示す要部斜視図
【図14】脚板の後下部の部分分解斜視図
【図15】脚後端キャップの正面図
【図16】同じく平面図
【図17】同じく側面図
【図18】二台の机を背中合わせに設置した状態の側面図
【符号の説明】
A 机1 コンセントカバー 2 スライ
ドキャップ 3 弾性付勢部材 4 天板 5 脚板 6 幕板 7 点検パネル 8 配線ダクト 9 配線ダクト口 10 配線ダクトカ
バー 11 幕板上部カバー 12 天板後端カバ
ー 13 突条 14 表面板 15 コード挿通口 16 垂直板 17 ガイド溝 18 固定片 19 係合爪 20 係止片 21 装着用開口 22 ストッパー 23 表面部 24 鍔部 25 突片 26 突起 27 水平部 28 基板 29 バネ片 30 コード 31 幕板補強部材 32 コンセントボ
ックス 33 取付金具 34 ネジ 35 差込口 36 開口部 37 基板 38 段部 39 上係止片 40 下係止片 41 天板補強部材 42 電源プラグ 43 当接片 44 弾性片 45 係合部 46 突起 47 係合孔 48 孔 49 閉塞部材 50 上部 51 下部 52 リブ 53 爪 54 段部 55 切欠部 56 脚後端キャッ
プ 57 凹溝 58 後壁 59 係合孔 60 後板 61 化粧板 62 接合部 63 嵌入部 64 前壁 65 切欠 66 スリット 67 弾片 68 爪 69 床面
フロントページの続き (72)考案者 徳田 正昭 大阪市城東区今福東1丁目4番18号 株 式会社伊藤喜工作所内 (72)考案者 宮本 薫 大阪市中央区淡路町1丁目6番11号 株 式会社イトーキ内

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 机等の天板に開口した配線ダクト口に設
    けるスライドキャップ付きコンセントカバーにおいて、 表面板の適所にコード挿通口を形成するとともに、表面
    板の裏面であって該挿通口の対向口縁に沿って少なくと
    も一対のガイド溝を下設してなるコンセントカバーと、 前記コード挿通口に係合する表面部の少なくとも両側縁
    部に該挿通口の口縁裏面に当接する鍔部を突設し、両側
    の鍔部の下面に前記ガイド溝にそれぞれスライド係合す
    る突起を設けてなるスライドキャップと、 耐クリープ性で剛性を有する合成樹脂で成形し、前記コ
    ンセントカバー又はスライドキャップの一方の適所に固
    着する基板に、他方に押圧状態で摺接し且つスライドキ
    ャップをコンセントカバーの表面板裏面へ弾性付勢する
    バネ片を突設してなる弾性付勢部材と、 よりなる机等のスライドキャップ付きコンセントカバ
    ー。
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