JPH0543351Y2 - - Google Patents

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JPH0543351Y2
JPH0543351Y2 JP17534786U JP17534786U JPH0543351Y2 JP H0543351 Y2 JPH0543351 Y2 JP H0543351Y2 JP 17534786 U JP17534786 U JP 17534786U JP 17534786 U JP17534786 U JP 17534786U JP H0543351 Y2 JPH0543351 Y2 JP H0543351Y2
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JP
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bellows
pipes
pipe joint
pipe
type pipe
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JP17534786U
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JPS6380392U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、蒸気、水、空気、ガスなどの管路に
使用されるベローズリンク機構に関する。
従来の技術 第5図に一例として、原子力タービンの湿分分
離加熱器2と低圧蒸気タービン4とを結ぶ蒸気管
路に、リンク機構を使用した例を示す。
高圧タービン1を出た蒸気は4台からなる湿分
分離加熱器2で蒸気中の水分がドレンとして分離
され、一方の蒸気は加熱されて4本の高温再熱蒸
気管3を経て2台の低圧タービン4に入る。湿分
分離加熱器2は、一軸上に配置された高圧タージ
ン1と低圧タービン4に対して対称に配置されて
いる。
ところで、高温再熱蒸気管3は温度が上昇する
と、第5図に図示する如く矢印方向に膨脹し、そ
の反力が低圧タービン4および湿分分離加熱器2
に作用して夫々を変形させたり、また高温再熱蒸
気管3に応力が加わつて破損の原因ともなる。
このため第5図に・印で示す3個の伸縮板リン
ク5によつてリンク機構を構成させ、該リンク機
構により上述の反力および熱応力が吸収されてい
る。即ち温度が上昇すると高温再熱蒸気管3は平
面上2次元移動し、伸縮板リンク5で屈折して、
実線から点線の状態に移行する。なお、この時A
点での曲管部の直角度はそのまま維持される。
第6図に従来の構造になる伸縮板リンク5を示
す。管6と管7には複数枚の伸縮板(図では4
枚)8が外側2個所、内側3個所で円周方向に溶
接されている。また、リンク9の両端部9a,9
aは、中央部9bが伸縮板8を跨いで、管6,7
の端部内側に対向して溶接されている。このリン
ク9は、伸縮板8を管軸方向に補強するものであ
り、このため一対の管6,7は軸方向への伸縮運
動はできないが、軸Xの回りに屈曲することによ
つて、配管に生ずる熱膨脹を吸収することができ
る。
このように従来の伸縮板リンク機構は、狭いス
ペースで配管に所要の柔軟性が与えられるという
利点を有している。
考案が解決しようとする課題 しかし、従来の伸縮板リンク機構には下記のよ
うな問題点があつた。
(1) 溶接性の悪い高強度特殊鋼の溶接個所が多
い。
(2) 薄板の機械加工が難しく、また溶接、焼鈍に
高度の技術を必要とする。
(3) コストは低いが、機能のわりには高い。
(4) 補修が極めて困難である。
課題を解決するための手段 本考案は、前述の問題点を解決するもので、一
方の管と、他方の管と、このふたつの管を継合す
るベローズ形管継手と、このベローズ形管継手を
跨いでその両端を前記各管の端部内側に溶接し、
互いに対向配置したリンクとによつて構成したこ
とを特徴とするベローズリンク機構である。
実施例 本考案の実施例を第1図ないし第4図に示して
説明する。
2個のひだをもつベローズ形管継手10は、管
6,7に夫々W個所にて円周方向に溶接される。
第1図に示した第1実施例では外周面で、第2図
に示した第2実施例では内周面で溶接されている
が、何れの方法によつてもよい。
そして、管6,7内の対向する位置には管軸方
向の補強をするリンク9が配置され、その両端部
9a,9aがベローズ形管継手10を跨いで管
6,7の内周面にそれぞれ溶接される。このリン
ク9は、ベローズ形管継手10が内圧によつて管
軸方向に変形・破壊するのを防止するもので、管
6,7とは溶接部Wで溶接されるものの、中央部
9bはベローズ形管継手10に対して結合される
ことなくフリーである。
即ち、第3図a,bに示す如く、中央部9b断
面積の材料耐力及び両端部9aの溶接部耐力のそ
れぞれが内圧力Pにより生ずる力よりも大であれ
ば、ベローズ形管継手10が管軸方向(矢印A)
に変形することはなく、その軸方向の変位は拘束
される。従つて、所定の圧力内で使用する限り、
内圧力Pによつてベローズ形管継手10が管軸方
向に変位したり、あるいは、破損してしまうよう
なことはない。
しかし、中央部9bの曲げ剛性が外力Fよりも
弱い時には、第3図bに示す如く、ベローズ形管
継手10がその軸方向中心位置を軸(第1図の軸
X)として、リンク9とともに屈曲する。この外
力Fは、配管の熱移動に伴う反力、即ち熱膨張に
よる反力が作用するものであり、上述したベロー
ズ形管継手10の屈曲を利用してこの反力を吸収
することができる。第4図a,bは、本考案によ
るベローズリンク機構14を高温再熱蒸気管に使
用した反力吸収例を示しており、熱移動によつて
温度上昇する配管中の適所に配設された3箇所の
ベローズリンク機構14は、温度上昇に伴つて、
bに示した屈曲前の状況から各々がaに示す如く
屈曲し、配管を2次元移動させることによつて熱
移動を吸収している。
なお、第1図及び第2図のベローズのひだは2
個よりなり、また、第4図及び第5図の屈曲個所
は1配管系について3個所であるが、これらの数
は何れも状況に応じて適宜選択してよい。
つぎに、本考案の第2実施例を第2図に基づい
て説明する。この第2実施例では、流体の圧力が
高くてベローズ形管継手10の強度が不足する場
合の対策を示している。即ち、ベローズ形管継手
10の過度の変形を防止するため、各々別体の補
強リング11,12,13が外周側に追設されて
いる。これらの補強リングのうち、両端に位置す
る補強リング11,13は、夫々が配管6,7の
外表面に全周にわたつて溶接されている。また、
補強リング11,13の間に配設される補強リン
グ12は、2分割したものをベローズ形管継手1
0の外周側に挿入後、分割面どうしを当接させて
その外周部を溶接することによつて一体化され
る。なお、この補強リング12は、ベローズ形管
継手10のひだの数に応じて増設されるものであ
る。
考案の効果 前述した本考案によれば、溶接性の悪い高強度
特殊鋼の溶接箇所が大幅に減るので、コストの低
減や信頼性の向上といつた効果が得られる。ま
た、補修が容易な構造のため、補修費を低減でき
る効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す斜視図、第
2図は本考案の第2実施例を示す斜視図、第3図
は本考案によるベローズリンク機構の屈曲作動を
説明するための図で、aは屈曲前の状態を示す
図、bは屈曲後の状態を示す図、第4図は高温再
熱配管中における反力吸収例を示す図で、aは反
力作用(配管膨張)時を示す図、bは平常時を示
す図、第5図は原子力タービン蒸気管系への適用
例を示す図、第6図は従来の伸縮板リンク機構の
構成を示す斜視図である。 6,7……管、9……リンク、9a……端部、
9b……中央部、10……ベローズ形管継手、1
1,12,13……補強リング、14……ベロー
ズリンク機構、W……溶接部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一方の管と、他方の管と、このふたつの管を継
    合するベローズ形管継手と、このベローズ形管継
    手を跨いでその両端を前記各管の端部内側に溶接
    し、互いに対向配置したリンクとによつて構成し
    たことを特徴とするベローズリンク機構。
JP17534786U 1986-11-17 1986-11-17 Expired - Lifetime JPH0543351Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17534786U JPH0543351Y2 (ja) 1986-11-17 1986-11-17

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JP17534786U JPH0543351Y2 (ja) 1986-11-17 1986-11-17

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Publication Number Publication Date
JPS6380392U JPS6380392U (ja) 1988-05-27
JPH0543351Y2 true JPH0543351Y2 (ja) 1993-11-01

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JPS6380392U (ja) 1988-05-27

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