JPH0543243Y2 - - Google Patents

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JPH0543243Y2
JPH0543243Y2 JP6841387U JP6841387U JPH0543243Y2 JP H0543243 Y2 JPH0543243 Y2 JP H0543243Y2 JP 6841387 U JP6841387 U JP 6841387U JP 6841387 U JP6841387 U JP 6841387U JP H0543243 Y2 JPH0543243 Y2 JP H0543243Y2
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JP
Japan
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power steering
load
air conditioner
auxiliary
belt
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JP6841387U
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はエンジン出力軸により一つのベルトを
介してパワーステアリングを含む複数の補機を駆
動するようにしたエンジンにおける補機制御装置
に関するものである。
(従来技術) 従来から、自動車等のエンジンにおいて、エア
コンのコンプレツサやパワーステアリングのオイ
ルポンプ等の複数の補機がエンジン出力軸により
一つのベルトを介して駆動されるようになつてい
るものは一般に知られている。このようなもので
は、上記エアコンやパワーステアリング等が作動
されると、補機から上記ベルトおよびエンジンに
負荷が作用する。この場合、補機の負荷がエンジ
ンに及ぼす影響に対しては種々の対策が講じられ
ており、例えばアイドル運転状態でパワーステア
リング等の作動による負荷が加わつたときに吸気
量を増加させてアイドル回転数を調整するもの等
が知られている(たとえば特開昭61−96146号公
報)。
ところで、補機の負荷は上記ベルトにも負担を
かけ、とくに、パワーステアリングと他の補機が
一つのベルトを介して駆動されるようになつてい
るものにおいて、上記他の補機が駆動されている
場合にステアリング操作に応じてパワーステアリ
ングがオンとなることによりこれらの負荷が同時
に加わる状態になると、ベルトに大きな張力が作
用し、ベルトの耐久性が低下し易くなるという問
題がある。そこで、この問題の対策が望まれる
が、この場合に、パワーステアリングの作動は走
行上制限するわけにはいかず、かつ、パワーステ
アリングは頻繁にオン、オフが繰り返される場合
が多くあるという点も考慮した対策が望まれる。
(考案の目的) 本考案は上記の事情に鑑み、パワーステアリン
グの作動を確保し、かつ、他の補機や運転状態等
に格別の不都合を生じないようにしつつ、補機か
らベルトに過大な負荷が加わることを防止し、ベ
ルトの耐久性を向上することができるエンジンの
補機駆動装置を提供するものである。
(考案の構成) 本考案は、エンジン出力軸により一つのベルト
を介してパワーステアリングを含む複数の補機を
駆動するようにしたエンジンにおいて、パワース
テアリングの負荷がかかつているときにこれを検
出する検出手段と、この検出手段の出力を受け、
パワーステアリングの負荷がかかつたときに他の
補機の駆動を制限し、かつ、パワーステアリング
の負荷が除去されてからも所定時間が経過するま
では他の補機の駆動の制限を持続して、上記所定
時間経過後に上記他の補機の駆動の制限を解除す
る補機駆動制御手段とを設けたものである。
この構成により、上記ベルトに加わる負荷が過
大とならないように規制される。また、パワース
テアリングの負荷の除去後も所定時間は他の補機
の駆動の制限が持続されることにより、比較的短
い時間にパワーステアリングの作動、停止が頻繁
に行なわれた場合でも、他の補機の負荷が頻繁に
変動するという事態が避けられる。
(実施例) 本考案の一実施例を示す第1図において、1は
エンジン本体、2は吸気通路、3は排気通路であ
り、上記吸気通路2にはエアクリーナ4、エアフ
ローメータ5、スロツトル弁6および燃料噴射弁
7等が配設されるとともに、スロツトル弁6をバ
イパスするアイドル回転数調整用のバイパス通路
8と、このバイパス通路8の空気流量を調節する
コントロールバルブ(ISCV)9が設けられてい
る。10は燃料噴射弁7に接続された燃料通路、
11は燃圧を調整するプレツシヤレギユレータで
ある。
このようなエンジンに対し、エンジン出力軸1
2により一つのベルト13を介して駆動される複
数の補機が装備されている。当実施例ではパワー
ステアリングのオイルポンプ14とエアコンのコ
ンプレツサ15とが、それぞれの駆動プーリとエ
ンジン出力軸12に連結されたプーリとに掛渡さ
れたベルト13を介して駆動されるようになつて
いる。上記オイルポンプ14を含むパワーステア
リング用油圧回路には、油圧スイツチにより構成
されてパワーステアリング作動時にONとなるパ
ワーステアリングスイツチ16が設けられてい
る。当実施例ではこのパワーステアリングスイツ
チ16が、パワーステアリングの負荷がかかつて
いるときにこれを検出する検出手段となる。
また、17はマイクロコンピユータ等で構成さ
れるコントロールユニツトであり、このコントロ
ールユニツト17には、ISCV制御手段18と、
補機駆動制御手段19とを含んでいる。上記
ISCV制御手段18は、上記ISCV9をデユーテイ
制御することにより上記バイパス通路8を通る吸
気の流量を制御してアイドル回転数を調整するも
ので、エアコンまたはパワーステアリングの負荷
が加わつたときはそれに応じて制御量が変化する
ようになつている。一方、補機駆動制御手段19
は、パワーステアリングの負荷がかかつたときに
他の補機の駆動を制限し、かつ、パワーステアリ
ングの負荷が除去されてからも所定時間が経過す
るまでは他の補機の駆動の制限を持続して、上記
所定時間経過後に上記他の補機の駆動の制限を解
除するものである。当実施例では、上記パワース
テアリングスイツチ16からの信号と運転者によ
つて操作されるエアコンスイツチ20からの信号
とを受け、パワーステアリング作動時にはエアコ
ンスイツチ20がONであつてもエアコンを停止
させ、パワーステアリングが停止してから所定時
間経過後にエアコンを作動状態に復帰させるよう
に、エアコンのコンプレツサ15に対する電磁ク
ラツチのリレー21を制御している。
第2図は上記コントロールユニツト17による
制御動作をフローチヤートで示している。このフ
ローチヤートにおいては、スタートすると先ずス
テツプS1でエアコンスイツチ20がONか否かを
調べる。エアコンスイツチ20がOFFのときは
ステツプS2でパワーステアリングスイツチ16が
OFFか否かを調べ、その判定結果がYESの場合
は、ISCV制御信号のデユーテイDuを基本デユー
テイCに設定し(ステツプS3)、ステツプS2での
判定結果がNOの場合は、上記デユーテイDuを、
基本デユーテイCに所定のパワーステアリング用
補正量を加えた値Bに設定する(ステツプS4)。
そしてこれらの場合に、ステツプS5でエアコンの
リレー21をOFFとし、それからリターンする。
ステツプS1でエアコンスイツチ20がONであ
ることを判定したときは、ステツプS6でパワース
テアリングスイツチ16がOFFか否かを調べる。
ステツプS6の判定結果がNOの場合は、後述の
ようにパワーステアリングスイツチ16がOFF
となつてからも所定のデイレー時間だけエアコン
の作動開始を送らせるためのタイマTimに、上
記デイレー時間に相当する設定値Aをセツトする
(ステツプS7)。そして、ステツプS8でのタイマ
Timが0か否かの判定がNOとなることにより、
前記のステツプS4,S5に移る。つまり、エアコン
スイツチ20がONであつてもパワーステアリン
グの作動時にはエアコンを停止状態とする。
また、ステツプS6での判定がYESとなれば、
ステツプS9で、タイマTimをデイクリメントす
る(ただしタイマTimは0より小さくならな
い)。そして、ステツプS8での判定に基づき、タ
イマTimが0となるまでは前記のステツプS4
S5の処理に移り、タイマTimが0となつてから
は、上記デユーテイDuを、基本デユーテイCに
所定のエアコン用補正量を加えた値Cに設定する
(ステツプS10)とともに、エアコンのリレー21
をONとする(ステツプS11)。つまり、ハンチン
グ防止のため、パワーステアリングスイツチ16
のOFF後所定時間が経過してからエアコンを作
動させる。
以上のような制御装置によると、ハンドル操作
に応じたパワーステアリングの作動時には、エア
コンが停止されるので、パワーステアリングとエ
アコンとから同時に負荷がベルト13に作用する
ことが避けられ、つまり、走行のために必要なパ
ワーステアリングは優先的に作動されるようにし
つつ、走行に支障のないエアコンの停止により、
ベルト13にかかる負荷が軽減される。また、パ
ワーステアリングスイツチ16のオフ後所定時間
が経過するまではエアコン停止状態が維持される
ので、ステアリング操作により比較的短い時間中
にパワーステアリングのオン、オフが頻繁に行な
われても、エアコンの作動、停止が頻繁に繰り返
されてしまうことがなく、エアコンの負荷変動に
よるハンチングやシヨツクが生じることが防止さ
れる。
とくに上記パワーステアリングが4WS用のも
のである場合、パワーステアリングの負荷が比較
的大きいため、これにエアコンの負荷が上乗せさ
れるのを避けることは、非常に有意義である。た
だし、パワーステアリングは2WD用のものであ
つてもよい。
なお、上記実施例において示すバイパス通路
8、ISCV9等によるアイドル回転数制御のため
の構造は必ずしも本考案で必要とするものではな
いが、このような構造を具備する場合は、補機作
動時に、それに応じたエンジン出力の調節によつ
てベルト13に作用する負荷が大きくなり易いの
で、とくに本考案の補機制御装置の重要性が高く
なる。
(考案の効果) 以上のように本考案は、1つのベルトを介して
駆動される複数の補機のうちの1つであるパワー
ステアリングの負荷がかかつているとき、他の補
機の駆動を制限するようにしているため、上記複
数の補機からの負荷によつて過大な張力が加わる
ことが防止され、ベルトの耐久性が高められる。
さらに、パワーステアリングの負荷が除去されて
からも所定時間が経過するまでは他の補機の駆動
の制限を持続するようにしているため、比較的短
い時間中にパワーステアリングのオン、オフが頻
繁に行なわた場合に、他の補機の負荷変動による
ハンチングやシヨツクが生じることを防止するこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す概略図、第2
図は制御のフローチヤートである。 1……エンジン本体、12……エンジン出力
軸、13……ベルト、14……パワーステアリン
グのオイルポンプ、15……エアコンのコンプレ
ツサ、16……パワーステアリングスイツチ、1
7……コントロールユニツト、19……補機駆動
制御手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジン出力軸により一つのベルトを介してパ
    ワーステアリングを含む複数の補機を駆動するよ
    うにしたエンジンにおいて、パワーステアリング
    の負荷がかかつているときにこれを検出する検出
    手段と、この検出手段の出力を受け、パワーステ
    アリングの負荷がかかつたときに他の補機の駆動
    を制限し、かつ、パワーステアリングの負荷が除
    去されてからも所定時間が経過するまでは他の補
    機の駆動の制限を持続して、上記所定時間経過後
    に上記他の補機の駆動の制限を解除する補機駆動
    制御手段とを設けたことを特徴とするエンジンの
    補機制御装置。
JP6841387U 1987-05-06 1987-05-06 Expired - Lifetime JPH0543243Y2 (ja)

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JP6841387U JPH0543243Y2 (ja) 1987-05-06 1987-05-06

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JP6841387U JPH0543243Y2 (ja) 1987-05-06 1987-05-06

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JPS63177645U JPS63177645U (ja) 1988-11-17
JPH0543243Y2 true JPH0543243Y2 (ja) 1993-10-29

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