JPH054322Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH054322Y2 JPH054322Y2 JP1986131157U JP13115786U JPH054322Y2 JP H054322 Y2 JPH054322 Y2 JP H054322Y2 JP 1986131157 U JP1986131157 U JP 1986131157U JP 13115786 U JP13115786 U JP 13115786U JP H054322 Y2 JPH054322 Y2 JP H054322Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- absorber
- terminator
- housing
- tapered
- power
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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- 230000002745 absorbent Effects 0.000 description 4
- 239000002250 absorbent Substances 0.000 description 4
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000004568 cement Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 229910002804 graphite Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010439 graphite Substances 0.000 description 2
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 2
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Non-Reversible Transmitting Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は導波管の高電力終端器に関し、特に導
波管内壁面に吸収体を配設した無反射終端器に関
する。
波管内壁面に吸収体を配設した無反射終端器に関
する。
従来、導波管における無反射型の高電力終端器
は、終端器ハウジング導波管の一面又は二面にテ
ーパ状に吸収体を配設し、この吸収体により電力
を吸収してこれを発熱分散させ、電力吸収の効率
を高めている。
は、終端器ハウジング導波管の一面又は二面にテ
ーパ状に吸収体を配設し、この吸収体により電力
を吸収してこれを発熱分散させ、電力吸収の効率
を高めている。
例えば、第2図a,b,cは従来の一つの例で
あり、方形箱型に形成した終端器ハウジング11
の左右各内面に夫々テーパ状をした吸収体13,
13を配設している。また、第3図a,b,cは
他の例であり、終端器ハウジング11の下側内面
にのみテーパ状をした吸収体13を配設してい
る。なお、12は取付用フランジである。
あり、方形箱型に形成した終端器ハウジング11
の左右各内面に夫々テーパ状をした吸収体13,
13を配設している。また、第3図a,b,cは
他の例であり、終端器ハウジング11の下側内面
にのみテーパ状をした吸収体13を配設してい
る。なお、12は取付用フランジである。
このような、終端器においては、終端器ハウジ
ング11は熱伝導が良好で線膨脹率の大きな金属
が用いられ、又吸収体13は熱伝導が悪く線膨脹
率が小さいフエライト或いはセメントとグラフア
イトの混合物等が用いられる。
ング11は熱伝導が良好で線膨脹率の大きな金属
が用いられ、又吸収体13は熱伝導が悪く線膨脹
率が小さいフエライト或いはセメントとグラフア
イトの混合物等が用いられる。
上述した従来の終端器では、導波管の終端部に
伝達された電力は、吸収体13において熱に変え
られ、ここから放熱されることにより吸収が行わ
れる。そして、吸収体13がテーパ状であること
から吸収は電力の進行に伴つて徐々に行われるこ
とになる。
伝達された電力は、吸収体13において熱に変え
られ、ここから放熱されることにより吸収が行わ
れる。そして、吸収体13がテーパ状であること
から吸収は電力の進行に伴つて徐々に行われるこ
とになる。
しかしながら、この終端器に急激に高電力が印
加された場合には、吸収体13が熱伝導の低い材
質であることから、テーパ形状の先端部或いは表
面が急激に加熱され、この部分が高温になり易
い。このため、このテーパ先端部或いは吸収体表
面と他の部分との温度差が顕著になつてこれらの
部分が急激に熱膨脹し、吸収体に歪が発生して吸
収体が終端器ハウジング11から剥離され或いは
クラツク等により破損されることになる。したが
つて、この終端器では許容電力が抑制され、かつ
信頼性が低いという問題がある。
加された場合には、吸収体13が熱伝導の低い材
質であることから、テーパ形状の先端部或いは表
面が急激に加熱され、この部分が高温になり易
い。このため、このテーパ先端部或いは吸収体表
面と他の部分との温度差が顕著になつてこれらの
部分が急激に熱膨脹し、吸収体に歪が発生して吸
収体が終端器ハウジング11から剥離され或いは
クラツク等により破損されることになる。したが
つて、この終端器では許容電力が抑制され、かつ
信頼性が低いという問題がある。
本考案の高電力終端器は、急激な高電力の印加
に対しても吸収体における歪の発生及びその破損
を防止でき、これにより許容電力の増大及び信頼
性の向上を可能とするものである。
に対しても吸収体における歪の発生及びその破損
を防止でき、これにより許容電力の増大及び信頼
性の向上を可能とするものである。
本考案の高電力終端器は、導波管の終端器ハウ
ジングをテーパ状に形成し、かつこのテーパ状部
分の内面に、テーパ状部分における発熱量に対応
した異なる形状及び寸法で、しかも複数個の小片
で分割形成した吸収体を、それぞれ離間してモザ
イク状に固着した構成としている。
ジングをテーパ状に形成し、かつこのテーパ状部
分の内面に、テーパ状部分における発熱量に対応
した異なる形状及び寸法で、しかも複数個の小片
で分割形成した吸収体を、それぞれ離間してモザ
イク状に固着した構成としている。
次に、本考案を図面を参照して説明する。
第1図a,b,cは本考案の一実施例の正面
図、破断側面図及び破断平面図である。この終端
器では、前端に取付用フランジ2を一体形成した
終端器ハウジング1は後端に向かつて徐々に高さ
方向の寸法を低減させ、ハウジング1の外形及び
その内面形状をテーパ状に形成している。そし
て、このテーパ状に形成した部分の上、下の内面
には複数種類の複数個の小片3a〜3dで構成し
た吸収体3を接着等の方法により固着している。
この吸収体小片3a〜3dはここでは各々の形状
及び寸法を前記テーパ状部分の発熱量に対応させ
て相違させる一方で各小片の厚さを全て等しく
し、かつこれら小片3a〜3dを夫々微小間隔離
した状態でモザイク状に配設している。
図、破断側面図及び破断平面図である。この終端
器では、前端に取付用フランジ2を一体形成した
終端器ハウジング1は後端に向かつて徐々に高さ
方向の寸法を低減させ、ハウジング1の外形及び
その内面形状をテーパ状に形成している。そし
て、このテーパ状に形成した部分の上、下の内面
には複数種類の複数個の小片3a〜3dで構成し
た吸収体3を接着等の方法により固着している。
この吸収体小片3a〜3dはここでは各々の形状
及び寸法を前記テーパ状部分の発熱量に対応させ
て相違させる一方で各小片の厚さを全て等しく
し、かつこれら小片3a〜3dを夫々微小間隔離
した状態でモザイク状に配設している。
なお、前記終端器ハウジング1は熱伝導が良好
で線膨脹率の大きい金属で構成し、また吸収体3
の各小片3a〜3dはフエライト又はセメントと
グラフアイトの混合物等の熱伝導が少なく線膨脹
率の小さい材質で構成していることはこれまでと
同じである。
で線膨脹率の大きい金属で構成し、また吸収体3
の各小片3a〜3dはフエライト又はセメントと
グラフアイトの混合物等の熱伝導が少なく線膨脹
率の小さい材質で構成していることはこれまでと
同じである。
したがつて、この構成によれば終端器ハウジン
グ1に高電力が急激に印加された場合に、電力は
吸収体の各小片3a〜3dにおいて熱に変換され
た上で放熱され、吸収が行われる。このとき、各
小片3a〜3dは夫々離されて配設されているた
め、各小片3a〜3dにおける発熱は相互に影響
することは少なく、したがつて吸収体3全体とし
ての発熱分布は一様なものとなり、先端の小片3
a乃至この近傍の小片3b等での異常な温度上昇
は防止できる。これにより、吸収体3における歪
の発生が防止でき、これが原因とされる吸収体3
の剥がれや破損を防止できる。したがつて、許容
電力の増大を図りかつ信頼性の向上を達成でき
る。
グ1に高電力が急激に印加された場合に、電力は
吸収体の各小片3a〜3dにおいて熱に変換され
た上で放熱され、吸収が行われる。このとき、各
小片3a〜3dは夫々離されて配設されているた
め、各小片3a〜3dにおける発熱は相互に影響
することは少なく、したがつて吸収体3全体とし
ての発熱分布は一様なものとなり、先端の小片3
a乃至この近傍の小片3b等での異常な温度上昇
は防止できる。これにより、吸収体3における歪
の発生が防止でき、これが原因とされる吸収体3
の剥がれや破損を防止できる。したがつて、許容
電力の増大を図りかつ信頼性の向上を達成でき
る。
ここで、前記実施例では終端器ハウジングをテ
ーパ状に形成して同一厚さの吸収体小片を配設し
た場合を説明したが、ハウジングは方形箱状と
し、その内面にテーパ断面の複数個の吸収体小片
を夫々離して配設する構成とすることも可能であ
る。但し、この場合には各小片の形状や寸法を適
宜変更、調節することは必要である。
ーパ状に形成して同一厚さの吸収体小片を配設し
た場合を説明したが、ハウジングは方形箱状と
し、その内面にテーパ断面の複数個の吸収体小片
を夫々離して配設する構成とすることも可能であ
る。但し、この場合には各小片の形状や寸法を適
宜変更、調節することは必要である。
以上説明したように本考案は、終端器ハウジン
グをテーパ状に形成し、かつこのテーパ状部分の
内面に、テーパ状部分における発熱量に対応した
異なる形状及び寸法で、しかも複数個の小片で分
割形成した吸収体を、それぞれ離間してモザイク
状に固着しているので、高電力印加時における吸
収体の部分的な温度上昇を防止して発熱を均一化
でき、歪の発生及びこれが原因とされる吸収体の
破損を防止でき、これにより高電力終端器の許容
電力の増大及び信頼性の向上を達成することがで
きる効果がある。
グをテーパ状に形成し、かつこのテーパ状部分の
内面に、テーパ状部分における発熱量に対応した
異なる形状及び寸法で、しかも複数個の小片で分
割形成した吸収体を、それぞれ離間してモザイク
状に固着しているので、高電力印加時における吸
収体の部分的な温度上昇を防止して発熱を均一化
でき、歪の発生及びこれが原因とされる吸収体の
破損を防止でき、これにより高電力終端器の許容
電力の増大及び信頼性の向上を達成することがで
きる効果がある。
第1図a,b,cは夫々本考案の一実施例の正
面図、破断側面図及び破断平面図、第2図a,
b,cは夫々従来の一例の正面図、側面図及び破
断平面図、第3図a,b,cは夫々従来の他の例
の正面図、破断側面図及び平面図である。 1,11……終端器ハウジング、2,12……
取付用フランジ、3,13……吸収体、3a〜3
d……吸収体小片。
面図、破断側面図及び破断平面図、第2図a,
b,cは夫々従来の一例の正面図、側面図及び破
断平面図、第3図a,b,cは夫々従来の他の例
の正面図、破断側面図及び平面図である。 1,11……終端器ハウジング、2,12……
取付用フランジ、3,13……吸収体、3a〜3
d……吸収体小片。
Claims (1)
- 導波管の終端器ハウジングの内面に吸収体を配
設した高電力終端器において、前記終端器ハウジ
ングをテーパ状に形成し、このテーパ状部分の内
面に前記吸収体を配設し、この吸収体はテーパ状
部分における発熱量に対応した異なる形状及び寸
法に形成した複数個の小片で分割形成し、これら
の小片を夫々離間してモザイク状に固着したこと
を特徴とする高電力終端器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986131157U JPH054322Y2 (ja) | 1986-08-29 | 1986-08-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986131157U JPH054322Y2 (ja) | 1986-08-29 | 1986-08-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6338402U JPS6338402U (ja) | 1988-03-12 |
JPH054322Y2 true JPH054322Y2 (ja) | 1993-02-03 |
Family
ID=31029337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986131157U Expired - Lifetime JPH054322Y2 (ja) | 1986-08-29 | 1986-08-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH054322Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55107301A (en) * | 1979-02-09 | 1980-08-18 | Tokyo Denshi Giken Kk | High power circulator using waveguide |
-
1986
- 1986-08-29 JP JP1986131157U patent/JPH054322Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55107301A (en) * | 1979-02-09 | 1980-08-18 | Tokyo Denshi Giken Kk | High power circulator using waveguide |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6338402U (ja) | 1988-03-12 |
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