JPH0132316Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0132316Y2
JPH0132316Y2 JP15598684U JP15598684U JPH0132316Y2 JP H0132316 Y2 JPH0132316 Y2 JP H0132316Y2 JP 15598684 U JP15598684 U JP 15598684U JP 15598684 U JP15598684 U JP 15598684U JP H0132316 Y2 JPH0132316 Y2 JP H0132316Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
heating element
groove
insulating layer
grooves
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15598684U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6171985U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP15598684U priority Critical patent/JPH0132316Y2/ja
Publication of JPS6171985U publication Critical patent/JPS6171985U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0132316Y2 publication Critical patent/JPH0132316Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Resistance Heating (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、ホツトプレートやコーヒーメーカー
等に使用される埋込型発熱体に関するものであ
る。
従来例の構成とその問題点 従来のホツトプレートやコーヒーメーカー等に
使用される埋込型発熱体は、第1図〜第4図に示
すように、電気機器1の裏面に略平行に設けた複
数の発熱体埋込用凹溝2の略中央部に、両端に端
子3を固着結合した発熱線4を絶縁粉末5にて埋
設し、前記端子3の一部を絶縁紛末5中より露出
させた構造となつていた。また端子3の露出部付
近は複数の凹溝2間を隔てる溝壁2aを絶縁粉末
5より露出させると、表面に水滴等が付着するこ
とにより端子3と容易に短絡して絶縁性能が確保
できなくなるため、溝壁2a上にも絶縁粉末5に
て絶縁層5aを形成し、絶縁性能を確保する構造
となつていた。しかしながら、この構造において
は発熱体4で発生した熱を熱伝導のよい金属製凹
溝2に伝えやすくすることにより発熱体4の断線
を防止するため、溝壁2aは発熱体4の埋込部分
より高くするのが一般的であるので、必然的に絶
縁層5aの厚みが薄くなつてしまう。そのため、
加工工程において絶縁紛末5を加圧成形する際、
溝壁2aと絶縁層5aの表面の距離が短くなり、
その結果、加圧力が分散せず、溝壁2aが治具に
よる加圧に対し突張つてしまうため、絶縁粉末5
に異常な力が加わり、絶縁材料の破壊や治具に絶
縁粉末5が付着するなどして、絶縁層5aが剥離
するため、加圧力を弱める必要がある。そのた
め、端子3部の強度も弱く、破壊しやすいため、
配線金具の取付け等の後加工時に端子3に力が加
わらない工法を用いる必要があるなど制約が多
く、加工性が悪くなつてしまう。
また絶縁層5aの厚みが薄いため、強度が弱く
特に端子3部付近は後加工、使用時等に外力が加
わりやすく、これにより絶縁層5aが破壊されて
欠落してしまう。そのため、溝壁2aが露出し、
その表面に水滴が付着することにより、端子3と
容易に短絡してしまい、絶縁性能が確保できなく
なつてしまう。さらに、絶縁層5aの欠落により
端子埋込部分の強度は弱くなり、使用時に外力が
加わると、端子3部分が変形し、充電部と他の部
分が短絡し、感電等の危険な状態となつたり、端
子3のぐらつきにより配線金具取付け部はガタの
発生や接触不良となりやすく、その結果、異常発
熱、断線等が発生し使用に耐えられなくなるとい
う問題点を有するものであつた。
考案の目的 本考案は、上記従来の問題点を解消するもの
で、加工性が向上し、かつ絶縁層の欠落がなく、
安全で寿命の長い埋込型発熱体を提供することを
目的とする。
考案の構成 上記目的を達成するために本考案の埋込型発熱
体は、金属製熱板の裏面に略平行に形成された複
数の発熱体埋込用凹溝と、この凹溝の略中央部に
配設される発熱体と、この発熱体の両端に固着結
合され、かつ一部を絶縁粉末中より露出させた端
子と、前記発熱体と端子を凹溝中に埋設する絶縁
紛末とを有し、前記凹溝の端子露出部付近の溝間
壁を他の部分より低くしたもので、この構成によ
れば、端子部付近の溝間壁上に設けた絶縁層が厚
くできるので、加工性がよくまた端子部付近の強
度が強くなるので、外力による端子の変形や絶縁
層の欠落がなくなり、その結果、絶縁破壊、異常
発熱、断線等がなくなるものである。
実施例の説明 以下、添付図面に基づいて本考案の一実施例に
ついて説明する。第5図〜第8図において、10
は金属製熱板11の裏面に略平行に形成された複
数の発熱体埋込用凹溝、12は凹溝10の略中央
部に配設される発熱体、13は発熱体12の両端
に固着結合され、かつ一部を絶縁紛末中より露出
させた端子、14は発熱体12と端子13を凹溝
10中に埋設する絶縁粉末であり、前記端子露出
部付近の凹溝間壁10aを他の部分より低くして
いる。これにより、凹溝間壁10a上の絶縁層1
4aの厚みを厚くすることができるため、加工工
程における治具による加圧成形時、絶縁層14a
の表面と凹溝間壁10aの距離が大きくとれ、そ
の結果、加圧力が分散するので溝壁10aが突張
らず、異常加工されることがなくなり、したがつ
て絶縁粉末14が均一に成形できるものである。
また、これにより成形圧力に制約されることもな
くなるため、端子13部付近の強度も強くなり、
したがつて端子13がぐらつくことはなく、かつ
配線金具取付け等の加工時の制約もなくなり、加
工性が向上する。また絶縁層14aの厚みが厚
く、強度が強くなるので、後加工、使用時等の外
力による絶縁層14aの破壊、欠落もなくなり、
かつ絶縁破壊や端子13の変形による短絡・感電
等の危険もなくなる。さらに、端子13部の強度
が強くなることにより、端子13のぐらつきによ
る配線金具取付部のゆるみや接触不良・異常発
熱・断線等もなくなるものである。また溝壁10
aの高さを全体にわたつて低くすることも考えら
れるが、発熱体12と凹溝10の距離が遠いた
め、熱交換が悪くなり、その結果発熱線が断線す
るので、発熱のない端子部付近のみを低くする。
なお、上記実施例においては、発熱体埋込用凹
溝10が2本の例を示したが、第9図に示すよう
に凹溝10が何本あつてもよく、要は端子部付近
の溝壁10aを他の部分より低くし、そして溝壁
10a上の絶縁層14aを厚くすれば同一の性能
が確保できるものである。
考案の効果 上記実施例からあきらかなように、本考案の埋
込型発熱体は、特に端子露出部付近の発熱体埋込
用凹溝間壁を他の部分より低くし、絶縁層の厚み
を厚くしているため、加圧成形時において端子部
の加圧力は分散して均一に加圧されることにな
り、したがつて端子部の強度が向上するため、後
加工における制約もなくなつて加工性を向上させ
ることができるものである。また絶縁層が厚くて
強度が強いので、外力により絶縁層が容易に破壊
されることもなく、その結果、絶縁破壊や端子の
変形による短絡、感電等の危険もなくなる。さら
に端子部の強度が強くなることにより、端子のぐ
らつきによる配線金具の取付け部のゆるみ、接触
不良、異常発熱、断線等もなくなるという利点を
有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の埋込型発熱体を採用した電気調
理器の断面図、第2図は同裏面図、第3図は同部
分拡大断面図、第4図は同部分斜視図、第5図は
本考案の一実施例を示す埋込型発熱体を採用した
電気調理器の断面図、第6図は同裏面図、第7図
は同部分拡大図、第8図は同部分斜視図、第9図
は他の実施例を示す部分斜視図である。 10……凹溝、10a……溝壁、11……金属
製熱板、12……発熱線、13……端子、14…
…絶縁粉末。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属製熱板の裏面に略平行に形成された複数の
    発熱体埋込用凹溝と、この凹溝の略中央部に配設
    される発熱体と、この発熱体の両端に固着結合さ
    れ、かつ一部を絶縁粉末中より露出させた端子
    と、前記発熱体と端子を凹溝中に埋設する絶縁紛
    末とを有し、前記凹溝の端子露出部付近の溝間壁
    を他の部分より低くした埋込型発熱体。
JP15598684U 1984-10-16 1984-10-16 Expired JPH0132316Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15598684U JPH0132316Y2 (ja) 1984-10-16 1984-10-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15598684U JPH0132316Y2 (ja) 1984-10-16 1984-10-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6171985U JPS6171985U (ja) 1986-05-16
JPH0132316Y2 true JPH0132316Y2 (ja) 1989-10-03

Family

ID=30714003

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15598684U Expired JPH0132316Y2 (ja) 1984-10-16 1984-10-16

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0132316Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6171985U (ja) 1986-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20030094682A1 (en) Semiconductor module and insulating substrate thereof
US4324974A (en) Heating element assembly with a PTC electric heating element
US5698898A (en) Semiconductor apparatus with a multiple element electrode structure
US4574186A (en) Heating sheet
JPH0132316Y2 (ja)
JP3583146B2 (ja) 接続部材
JP2023017947A (ja) コンデンサ、コンデンサおよびバスバーを含むアセンブリ、ならびにそのコンデンサの製造方法。
EP0408289B1 (en) Noise proof capacitor unit for a vehicular generator
JPH09284951A (ja) 電気接続箱
JPH0455384Y2 (ja)
KR200411090Y1 (ko) 전기 배선용 버스덕트
JPS5855671Y2 (ja) 配線基板
JPH0759285A (ja) 電動機の電気接続板及び電動機
CN212365857U (zh) 一种精度增强的热保护器
JP2501429Y2 (ja) ヒュ―ズブロック
CN215184244U (zh) 电池盖板组件及电池
JPH04365303A (ja) 正抵抗温度係数発熱体およびその製造方法
JPH0127595Y2 (ja)
FI69921C (fi) Anordning foer fastsaettning av kokplattorna pao en elspis i lockskivan
JP3253010B2 (ja) 配電ブロック
JPS5918671Y2 (ja) 固体電解コンデンサ
JPH0993769A (ja) 密着絶縁形バスダクト接続部
JP2811897B2 (ja) 電気発熱体
JPH0629875Y2 (ja) 回路しや断器
JPS5828419Y2 (ja) ジヨイントボツクス用バスバ−と絶縁板との接合部