JPH054287Y2 - - Google Patents

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JPH054287Y2
JPH054287Y2 JP1983170539U JP17053983U JPH054287Y2 JP H054287 Y2 JPH054287 Y2 JP H054287Y2 JP 1983170539 U JP1983170539 U JP 1983170539U JP 17053983 U JP17053983 U JP 17053983U JP H054287 Y2 JPH054287 Y2 JP H054287Y2
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JP
Japan
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electrostrictive element
bimorph
bimorph electrostrictive
holding member
camera shutter
Prior art date
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Application number
JP1983170539U
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JPS6078150U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、バイモルフ電歪素子を駆動源として
用いたカメラ用シヤツタに関するものである。
第1図から明らかな如く、バイモルフ電歪素子
1は薄い金属片1aの両面に圧電効果を有するセ
ラミツク層1b,1cを配設した構造であり、該
セラミツク層1b,1cに各々逆電圧を印加する
と鎖線で示されているように変位し且つ通電を断
たれた後も自己の容量保持性により印加電圧がそ
のまま保たれるので変位状態のままであるが、
各々短絡することにより元の状態に戻るという性
質を持つている。例えば長さ40mmのバイモルフ電
歪素子に40Vの電圧を印加すると先端で0.9mmの
変位が得られ、その容量は0.2μF以下である。こ
のようなバイモルフ電歪素子をカメラ用シヤツタ
の駆動源として用いる場合、バイモルフ電歪素子
先端の変位量が小さいのでそれを十分効果的に作
用させるために正確な位置決めと位置ずれ防止が
必要である。一方、バイモルフ電歪素子の材料は
脆いセラミツクから成つているので、カメラ携帯
中に多少の衝撃を受けてもバイモルフ電歪素子が
破壊されないように対策を講じる必要がある。
又、位置ずれを防止するために位置調整後に締め
つけ固定した場合その圧力がバイモルフ電歪素子
に直接的に加わらないようにする必要がある。
本考案は、以上の点に鑑み、カメラ携帯中に多
少の衝撃を受けたりバイモルフ電歪素子を締めつ
け固定してもバイモルフ電歪素子の破壊が防止さ
れ得ると共に位置ずれも防止され、更にバイモル
フ電歪素子の正確な位置決めが可能であるように
したカメラ用シヤツタを提供することを目的とし
ている。
前記目的は、バイモルフ電歪素子の基部の両面
に配設された端子板と、該端子板を該バイモルフ
電歪素子の両面に圧接せしめるように片面に弾性
体を介して配置された剛性体との間で該端子板を
電気的に絶縁して挾持すると共に底面に中心線が
バイモルフ電歪素子の基部の中心を通り且つ基板
に係合する突起を有している剛性を有する不導体
から成る保持部材と、該保持部材に固着されまた
は一体的に形成され且つ長孔を介して前記突起を
中心として回転微調整可能に基板に螺着される取
付部材とを含んでいることを特徴とするカメラ用
シヤツタにより解決される。
以下図面に示した一実施例により本考案を説明
すれば、第2図はバイモルフ電歪素子を駆動力源
として用いたレンズシヤツタの場合を示してお
り、1は前述した構成のバイモルフ電歪素子、2
はアパーチユア2a及びスロツト2bを有するシ
ヤツタ基板、3,3′はシヤツタ基板2の裏面に
植設された軸、4は基板2に軸5で枢着されてい
て且つ基板2のスロツト2bを通つて基板2の裏
側に突出しているピン4aとバイモルフ電歪素子
1の先端に設けられた伝動子6を挾む溝4bとを
備えているレバー、7は軸3,3′に枢着されて
いて且つレバー4のピン4aが嵌合するスロツト
7aを有する二枚の遮光羽根で、図面では軸3′
に枢着された遮光羽根は省略されている。8はバ
イモルフ電歪素子1の取付機構である。この取付
機構8は第3図その詳細が示されている。9はバ
イモルフ電歪素子1を両面から挾むように配設さ
れた断面U字形の端子板、10は端子板9をバイ
モルフ電歪素子1の両面に圧接せしめるように片
面にゴムの如き絶縁特性を持つ弾性体11を介し
て配置された金属板の如き剛性体12との間で該
端子板9を挾持する不導体から成る保持部材で、
その底面に基板2に嵌合する中心線がバイモルフ
電歪素子1の基部の中心を通る突起10aを有し
ている。13は底部が一体に鋲着されている取付
部材で、その垂直壁13a及び13bの間にバイ
モルフ電歪素子1、端子板9、保持部材10、弾
性体11、剛性体12とを包含してネジ14によ
り固定していると共に、底部に設けられた長孔1
3cを介して前記保持部材10の突起10aの周
りに揺動せしめることにより微調整可能に基板2
にネジ15により螺着されるようになつている。
本実施例は以上のように構成されており、バイ
モルフ電歪素子1の基部の片面を弾性体11で受
けているので、カメラ携帯中に多少の衝撃を受け
てもバイモルフ電歪素子1に衝撃が直接伝わら
ず、その破壊が防止される。而も、バイモルフ電
歪素子1の基部の一方の面を剛性のある保持部材
10で受けているので、バイモルフ電歪素子1の
位置ずれも起こりにくい。又、位置ずれ防止のた
めにバイモルフ電歪素子1を締めつけ固定して
も、バイモルフ電歪素子1の基部の片面を弾性体
11で受けているので、バイモルフ電歪素子1に
圧力が直接伝わらず、その破壊が防止される。
更に、ネジ15を緩めることにより、取付機構
8及びバイモルフ電歪素子1は保持部材10の突
起10aの周りに揺動可能となり、バイモルフ電
歪素子1の先端の伝動体6がレバー4の溝部4b
に対して第2図において横方向に微動可能とな
り、所定の調整の後ネジ15を締めることにより
バイモルフ電歪素子1は正しい位置に固定され
る。又、上記構成から明らかなように、バイモル
フ電歪素子1は基板2から完全に電気的に絶縁さ
れている。
第4図は第3図における保持部材10と取付部
材13とを一体にプラスチツク等により取付部材
16として形成したもので、他の構成及び作用は
第2図及び第3図の実施例と同様である。
尚、弾性体11によつてカメラ携帯中に受ける
衝撃やネジ14による圧力の分布が均等に分散さ
れるので、バイモルフ電歪素子1を構成するセラ
ミツク層1b,1cの破壊が防止され得る。
以上述べたように、本考案によるカメラ用シヤ
ツタは、カメラ携帯中に多少の衝撃を受けたりバ
イモルフ電歪素子を締めつけ固定してもバイモル
フ電歪素子の破壊が防止されると共に位置ずれも
防止され、更にバイモルフ電歪素子の正確な位置
決めが可能であるという実用上重要な点を有して
いる。
【図面の簡単な説明】
第1図はバイモルフ電歪素子の構造を示す概略
図、第2図は本考案カメラ用シヤツタの一実施例
の要部を示す図、第3図は第2図−線断面
図、第4図は本考案の他の構成を示す第3図と同
様の断面図である。 1……バイモルフ電歪素子、2……シヤツタ基
板、3,3′,5……軸、4……レバー、6……
伝動子、7……遮光羽根、8……取付機構、9…
…端子板、10……保持部材、11……弾性体、
12……剛性体、13,16……取付部材、1
4,15……ネジ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 バイモルフ電歪素子を駆動源として用いたカメ
    ラ用シヤツタにおいて、 バイモルフ電歪素子の基部の両面に配設された
    端子板と、該端子板をバイモルフ電歪素子の両面
    に圧接せしめるように片面に弾性体を介して配置
    された剛性体との間で該端子板を電気的に絶縁し
    て挾持すると共に底面に中心線がバイモルフ電歪
    素子の基部の中心を通り且つ基板に嵌合する突起
    が設けられた剛性を有する不導体から成る保持部
    材と、該保持部材に固着されまたは一体的に形成
    され且つ長孔を介して前記突起を中心として回転
    微調整可能に基板に螺着された取付部材とを含ん
    でいることを特徴とする、カメラ用シヤツタ。
JP1983170539U 1983-11-02 1983-11-02 バイモルフ電歪素子の取付機構 Granted JPS6078150U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983170539U JPS6078150U (ja) 1983-11-02 1983-11-02 バイモルフ電歪素子の取付機構

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983170539U JPS6078150U (ja) 1983-11-02 1983-11-02 バイモルフ電歪素子の取付機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6078150U JPS6078150U (ja) 1985-05-31
JPH054287Y2 true JPH054287Y2 (ja) 1993-02-02

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ID=30372273

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1983170539U Granted JPS6078150U (ja) 1983-11-02 1983-11-02 バイモルフ電歪素子の取付機構

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Families Citing this family (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH051091Y2 (ja) * 1986-11-25 1993-01-12

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Publication number Publication date
JPS6078150U (ja) 1985-05-31

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