JPH0542843Y2 - - Google Patents

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JPH0542843Y2
JPH0542843Y2 JP9634487U JP9634487U JPH0542843Y2 JP H0542843 Y2 JPH0542843 Y2 JP H0542843Y2 JP 9634487 U JP9634487 U JP 9634487U JP 9634487 U JP9634487 U JP 9634487U JP H0542843 Y2 JPH0542843 Y2 JP H0542843Y2
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belt
hook
rope
telescopic adjuster
connecting member
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本願考案は送電鉄塔、電柱等の高所での作業に
際して使用する墜落防止用安全帯に関するもので
ある。
(従来の技術) 従来の墜落防止用安全帯は第8図に示すよう、
両端にリングを縫着した胴当てベルトに、一端に
バツクルを有する外締めベルトを挿通重合し、一
方のリングにロープ部の中間に挿通した伸縮調節
器のフツクを連結し、伸縮調節器によつて所定の
長さに調節したロープを電柱等構造物に巻いて、
ロープ他端のフツクを胴当てベルトの他方のリン
グに係止し、U字吊り状態で作業を行うか、又、
ロープ他端のフツクを、構造物を巻き込んで輪状
となつてロープへ係止し、一般に言う一本吊り状
態で作業を行うものであつた。
(考案が解決しようとする問題点) 上記した2通の使用形態のうち、いずれの場合
でも次のような危険が考えられるものであつた。
つまり胴当てベルトのリングに係着する伸縮調
節器のフツクはその鉤部を閉鎖するキヤツプを2
分して、片方のキヤツプがバネの折損等による機
能不全を生じた際にも、他方のキヤツプが作動
し、その目的を達するよう配慮がなされているも
のであるが、第7図に示すような状態で連結中の
伸縮調節器のフツクに作業服の一部が近づき、そ
のキヤツプを開放する方向に噛み込んだ際には、
その二重安全として構成された両キヤツプは同時
に開き、続いて作業者が作業姿勢を変えるべくそ
れ迄体重をあずけていたロープが緩む状態で体を
動かした際には、該フツクが胴当てベルトのリン
グより外れ、それに気付かず再び体重をロープに
あずければ、ベルトとロープが係着状態にない
為、作業者の墜落が考えられるものであつた。
これは先に述べた一本吊り状態の場合は言う迄
もなく、U字吊状態の場合でもロープ他端のフツ
クとリングが係着状態にあろうともロープが構造
物と係止しておらず、当然の結果として墜落が考
えられるものであつた。
一例として作業服が伸縮調節器のフツク鉤口に
噛み込んだ状態を述べたが、腰部のベルトに複雑
に吊下装着した工具類、又バンド線等、キヤツプ
にはさみ込み、又押圧開放する原因としては種々
雑多なものが考えられるものである。又、高所で
の作業、特に活線作業を行う際等には注意を払う
べき対象が多くあり、ベルトとロープ部との係着
部に目をやる余裕は無いのが普通であり、作業位
置、姿勢の度々の変更により、フツクとリング及
び他物との間に思わぬ偶然的な配置が生じる可能
性が見られるものであつた。
(問題点を解決するための手段) 上記したような状況が発生するのは、ベルトと
ロープの連結において、ロープの揺動に追動する
伸縮調節器内にフツクが設けられ、又第8図に示
すよう、そのフツクの鉤口がベルト側に向くよう
にリングに連結した際に主として生じるものであ
る。つまりキヤツプの閉鎖状態を目視点検出来な
い上、先記したように他にも注意を払う必要が多
い為、生じるものである。
又従来用いられている墜落防止用安全帯はベル
ト部とロープ部との連結を伸縮調節器のフツク鉤
口が外側を向くよう取扱説明しているものの、内
側を向く状態にも連結可能な構成を有するもので
あつた。つまり、作業者によつては第7図に示す
伸縮調節器の上下を反対とし、ロープが上部に位
置する状態でリングへフツクを掛着する場合もあ
り、その際は、フツクの鉤口は当然ベルト側へ向
くものであつた。よつてこの状態に対応すべく、
伸縮調節器を反対にして使用する場合用として、
フツクの鉤口を逆に組立てた製品も現われたが、
常に同一作業者がその製品を使用するとは限ら
ず、フツクの鉤口がベルト側に向くよう取付けら
れる可能性は残るものであつた。よつて本願考案
では両者連結用のフツク部を胴当てベルトに配
し、リングを伸縮調節器側に設けることによつて
問題の解決を計るものである。
(実施例) 本願考案の一実施例を示すと、所定長の細幅織
ベルト等の一端部にリング2を縫着し、他方には
連結部材3を縫着し、両端部及び中央部にベルト
押え6を縫着して胴当てベルト1を構成する。連
結部材3は一方にベルト取付用の細長の取付孔3
1を穿設し、他方は鉤部32としたフツク本体3
3の略中央部に設けたレバー軸35を支点にして
鉤口36を閉鎖する方向にバネを配してレバー3
4を設ける。胴当てベルト1のベルト押え6には
一端にバツクルを有する外締めベルト7を重合挿
通してベルト部8とする。
ロープ部9は一端にフツク10を結着し、中間
部に伸縮調節器4を挿通し、他端は抜け止めの結
着を施す。伸縮調節器4はロープ挿通保持体41
の両側壁42に左右回動リンク43,43の一端
を枢着し、他端を遊動リンク44で連結すると共
に、その一方に先記した連結部材3の鉤部32に
掛合する形状の環部51を備えた連結杆5を併せ
枢着して四節回動リンク機構を構成し、回動リン
クの下端を延長してロープ止爪45を設けた構造
である。
以上の構成のロープ部9を作業者の腰部に巻回
装着したベルト部8と連結して作業を行うもので
ある。両者の連結は胴当てベルト1の連結部材3
の鉤部32へ伸縮調節器4の連結杆5を連結する
ものであり、回動リンクの回動方向、つまり遊動
リンク44の移動方向が安全帯装着者の正面方向
となる様連結する。よつてロープ一端のフツクと
伸縮調節器間のロープはロープ止爪45に押圧停
止され、その長さを一定に保持し得るものであ
る。構造物にU字状、又は一本吊り状にロープを
係止して作業を行うのであるが、作業姿勢の変更
等でロープの長さを変える必要が生じれば、ロー
プを短く希望する際は、ロープにあずけた体重を
除き、伸縮調節器と他端の抜け止め結着との間の
ロープを把持して後方へ引きながら、体を前方へ
移動させて伸縮調節器のロープ把持点を変え、又
長くする場合は遊動リンク44を押圧してリンク
を回動させ、ロープ止爪45による押圧を解き希
望位置で遊動リンク44の押圧を止めて調節する
ものである。又、他の実施例として胴当てベルト
1に縫着する連結部材3は一方にベルト取付用の
取付孔31を設け、他方には荷重方向に交差する
方向に、又荷重時の荷重方向とは異る断面角度位
置に直線状の開口溝37を有する嵌合孔38を備
えた結合部39を設けて構成し、伸縮調節器4の
連結杆5は前記連結部材3の結合部39の開口溝
37より進入し、嵌合孔38に対応嵌合する形状
の軸52と、該軸52の両端部に、結合部39が
自在に嵌脱できる開口状のフレーム53を設けて
構成することも、その効果は前記実施例と同等で
ある。
つまり、荷重時の荷重方向とは異る断面角度位
置に設けられた開口溝37より嵌入された軸52
は使用状態、つまり荷重方向へ回すことにより、
脱出することは無く、両者の連結状態は保たれ、
異物が挾まることによる解放状態となることは無
いものである。
(考案の効果) 以上の構成の本願考案を用いることにより従来
の安全帯に見られたように、その伸縮調節器と胴
当てベルトのリングとの連結において、キヤツ
プ、つまり本願考案で言うレバーが内側を向いて
連結され、よつて作業服、工具類等が無意識の間
にはさみ込まれ、体勢を変えた際そのレバーが押
圧されて開き、次の体勢移動の際両者の連結が解
かれ、墜落が生じる、といつたことを防止出来る
ものである。従来ベルト側に設けられたリングを
伸縮調節器側に、又伸縮調節器側にあつたフツク
をベルト側に配することにより、レバーが目視確
認困難な内側へ誤つて連結されることはなくな
り、常に容易に確認可能となる為、事故につなが
ることは大幅に減少するものである。又、従来作
業者が右利きの場合、伸縮調節器は左腰のリング
に連結し、左利きの場合は右腰のリングに連結し
ていたのであるが、その為、伸縮調節器のフツク
取付方向を逆にする必要があつたが、ベルトにフ
ツクを配することにより、同一の伸縮調節器によ
つてその対応が可能となり、製品管理の面から
も、経済的効果が生じるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案の胴当てベルト正面図、第2図は
その平面図、第3図は本案結合状態正面図、第4
図はその平面図、第5図は第2実施例の結合状態
正面図、第6図はその平面図、第7図は従来品の
使用状態図、第8図は従来品のセツト正面図、第
9図は本案のセツト正面図。 図中の符号、1……ベルト、2……リング、3
……連結部材、4……伸縮調節器、5……連結
杆、6……ベルト押え、7……外締めベルト、8
……ベルト部、9……ロープ部、10……フツ
ク、31……取付孔、32……鉤部、33……フ
ツク本体、34……レバー、35……レバー軸、
36……鉤口、37……開口溝、38……嵌合
孔、39……結合部、41……ロープ挿通保持
体、42……側壁、43……回動リンク、44…
…遊動リンク、45……ロープ止爪、51……環
部、52……軸、53……フレーム、R……ロー
プ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1) ベルト1の一端部に単数又は複数のリング
    2を設け、他端部にフツク形状、嵌合形状等の
    連結部材3を設け、ロープRの長さを調節する
    伸縮調節器4に連結杆5を設け、前記ベルト1
    の連結部材3と伸縮調節器4の連結杆5とを着
    脱自在に結合して成る構造を特徴とする墜落防
    止用安全帯。 2) 連結部材3は一方にベルト取付用の取付孔
    31を設け他方に鉤部32を設けたフツク本体
    33に鉤部開閉用のレバー34を設け、該鉤部
    32に掛合する丸状、角状、半円状、月見状、
    台形状等の形状を有する環部51を備えた連結
    杆5を伸縮調節器4に設けた構造を特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項に記載の墜落防
    止用安全帯。 3) 連結部材3は一方にベルト取付用の取付孔
    31を設け他方には荷重方向に交差する方向に
    開口溝37を有する嵌合孔38を備えた結合部
    39を設け、該結合部39の嵌合孔38に対応
    嵌合する軸52とその両端部に前記開口溝37
    と対応して嵌着脱するフレーム53,53を設
    けた連結杆5を伸縮調節器4に設けた構造を特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載
    の墜落防止用安全帯。
JP9634487U 1987-06-22 1987-06-22 Expired - Lifetime JPH0542843Y2 (ja)

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