JPH0542840U - 流量調整弁の軸受の構造 - Google Patents

流量調整弁の軸受の構造

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JPH0542840U
JPH0542840U JP9028591U JP9028591U JPH0542840U JP H0542840 U JPH0542840 U JP H0542840U JP 9028591 U JP9028591 U JP 9028591U JP 9028591 U JP9028591 U JP 9028591U JP H0542840 U JPH0542840 U JP H0542840U
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JP
Japan
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bearing
hole
control valve
conduit
bearing hole
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JP9028591U
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Inventor
修 武藤
真司 佐伯
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TGK Co Ltd
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TGK Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】冷却水中の塵や高温に強くて冷却水漏れのない
耐久性の優れた流量調整弁の軸受の構造を提供すること
を目的とする。 【構成】回転軸30の端部を回転自在に支えるために管
路1の壁部に内側から穿設されためくら孔からなる軸受
孔40の内側寄りの部分に、回転軸30の外周面との間
をシールするシール手段41を設け、あるいは、上記軸
受孔40の口元部分に、軸受孔40の直径より大きな直
径の円周溝140を管路1側に開口して形成し、また回
転軸30を挿通するために管路1の壁部に穿設された貫
通孔42の内側寄りの部分に複数のシール用Oリング4
3,44を回転軸30に沿って装着するとともに、貫通
孔42の外側寄りの部分に回転軸30の中間部分を回転
自在に支える軸受47を配置した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車のエンジン冷却水が流れる管路などの流路断面積を調整す るために用いられる流量調整弁の軸受の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6は従来の流量調整弁の軸受の構造を示しており、51は、冷却水が流され る管路50を形成する配管、52は、管路50内に配置されたバタフライバルブ 53に固着されて外方から回転駆動される駆動軸である。
【0003】 55は、駆動軸52の先端部分を回転自在に支える軸受孔であり、管路50の 内壁側から穿設されためくら孔によって形成されている。56は、外方に突出す る駆動軸52の中間部分を回転自在に支える軸受孔であり、その軸受孔56にシ ール用のOリング57が装着されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述のように、従来の流量調整弁の軸受の構造においては、駆動軸52は管路 50の左右両側において軸受孔55,56によって支えられ、Oリング57によ って、管路50内の冷却水が外部に漏れないようにシールされている。
【0005】 しかし、管路50内の冷却水が左右の両軸受孔55,56に触れる構造になっ ているので、冷却水中に混入した鋳砂などをふくむ塵が軸受孔55,56の回転 接触面に入り込んで、駆動軸52および軸受孔55,56を磨耗させ、回転ガタ が発生して冷却水漏れの原因となっていた。
【0006】 また、高温になった冷却水がOリング57に触れると、Oリング57が早期に 劣化して、やはり冷却水漏れが発生する原因になっていた。 そこでこの考案は、冷却水中の塵や高温に強くて冷却水漏れのない耐久性の優 れた流量調整弁の軸受の構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案の流量調整弁の軸受の構造は、流体が流さ れる管路中に配置されたバタフライバルブの回転軸を回転自在に支えるために上 記管路の壁部に形成された流量調整弁の軸受において、上記回転軸の端部を回転 自在に支えるために上記管路の壁部に内側から穿設されためくら孔からなる軸受 孔の内側寄りの部分に、上記回転軸の外周面との間をシールするシール手段を設 けたことを特徴とする。
【0008】 あるいは、上記軸受孔の口元部分に、上記軸受孔の直径より大きな直径の円周 溝を上記管路側に開口して形成したことを特徴とする。 また、上記回転軸を挿通するために上記管路の壁部に穿設された貫通孔の内側 寄りの部分に複数のシール用Oリングを上記回転軸に沿って装着するとともに、 上記貫通孔の外側寄りの部分に上記回転軸の中間部分を回転自在に支える軸受を 配置したことを特徴とする。
【0009】
【作用】
回転軸の端部を回転自在に支える軸受孔の内側寄りの部分にシール手段が設け られているので、管路内の流体が軸受孔内に達しない。
【0010】 また、軸受孔の口元部分に円周溝を管路側に開口して形成すれば、軸受孔内に 入り込んだ流体がその円周溝を経由して管路内に流れ出し易く、軸受孔内に入っ た塵等もそれといっしょに洗い流し出される。
【0011】 また、回転軸の中間部を回転自在に支える軸受をOリングの外側に配置するこ とにより、その軸受内にも管路内の流体が達しない。そして、そのOリングは回 転軸に沿って複数設けられているので、流体の熱などによって内側のOリングが 劣化しても、外側のOリングによってシール状態が確保される。
【0012】
【実施例】
図面を参照して実施例を説明する。 図1は本考案の第1の実施例の縦断面図、図2は横断面図である。
【0013】 図中、10は、エンジン冷却水が流される管路1を形成するバルブボディであ り、その中に、管路1の流路断面積を調整するための板状のバタフライバルブ2 0が配置されている。
【0014】 バタフライバルブ20は、金属板製の剛体のフレーム21と、フレーム21の 外縁部の全周から突出するようにフレーム21に固着されたゴム製のパッキン2 2とにより形成されている。
【0015】 30は、バタフライバルブ20を回転駆動するためにバタフライバルブ20の フレーム21に溶着された駆動軸であり、バタフライバルブ20を任意の回転角 度位置で停止させるように、図示されていないモータアクチュエータなどによっ て外方から回転駆動される。
【0016】 40は、駆動軸30の先端部分30aを回転自在に支えるために、管路1の内 方からバルブボディ10の壁部に穿設された軸受孔であり、駆動軸30の先端部 分30aが回転自在に嵌挿されている。
【0017】 この軸受孔40は、図3に示されるように、バルブボディ10の壁部を貫通し ないめくら孔に形成されており、その内側の口元部分に形成された円周溝40a には、例えば発泡ポリウレタン樹脂などからなる環状のシール材41が、駆動軸 30の外周面に密着するように装着されている。したがって、管路1内の冷却水 は軸受孔40内に入らない。
【0018】 なお、このシール材41の断面形状を円周溝40aの断面形状とほぼ同じでそ れよりやや大きな寸法にしておくことで、シール材41が円周溝40a内から脱 落しないようにすることができる。
【0019】 図1に戻って、42は、駆動軸30を挿通するためにバルブボディ10の壁部 に穿設された貫通孔であり、軸受孔40に対して180度対称の位置に形成され ている。
【0020】 図4は、その貫通孔42部分を示しており、その内側寄りの部分には、駆動軸 30の外周面に密着する二つのOリング43,44が、互いの固着を防ぐための スペーサ45を間に挟んで、駆動軸30に沿って装着されている。
【0021】 したがって、管路1内の冷却水は、内側のOリング43で外方に漏れ出さない ようにシールされ、内側のOリング43が高温の冷却水によって劣化しても、外 側のOリング44で確実にシールされて、外方には漏れ出さない。
【0022】 貫通孔42の外側寄りの部分には、駆動軸30の中間部30bを回転自在に支 える軸受47が取り付けられている。この軸受47はOリング43,44よりも 外側に配置されているので、管路1内の冷却水は軸受47には達しない。48は 、軸受47を外側から押さえて固定するためのリングである。
【0023】 図5は、本考案の第2の実施例の軸受孔40部分を示しており、ここでは、軸 受孔40の口元部分に、その軸受孔40の直径より大きな直径の円周溝140が 、管路1側に開口して形成されており、そこにシール材等は設けられていない。 他の部分は第1の実施例と同じである。
【0024】 このようにすると、軸受孔40内に入り込んだ冷却水が円周溝140を経由し て管路1内に流れ出し易く、軸受孔40内に入った塵等もそれといっしょに洗い 流し出される。
【0025】
【考案の効果】
本考案の流量調整弁の軸受の構造によれば、回転軸の端部を回転自在に支える 軸受孔の内側寄りの部分にシール手段を設けたことにより、管路内の流体が軸受 孔に達しないので、流体中に混じった塵などによって回転軸の端部や軸受が磨耗 せず、したがって、回転軸の回転ガタに起因する流体漏れが発生しない。
【0026】 また、軸受孔の口元部分に円周溝を管路側に開口して形成すれば、軸受孔内に 入った塵等が洗い流し出され易いので、回転軸の端部や軸受の磨耗を大幅に小さ くすることができる。
【0027】 また、回転軸の中間部を回転自在に支える軸受をOリングの外側に配置したこ とにより、その軸受にも管路内の流体が達しないので、流体中に混じった塵など によって回転軸の端部や軸受が磨耗せず、したがって回転軸の回転ガタに起因す る流体漏れが発生しない。そしてさらに、そのOリングを回転軸に沿って複数設 けたので、流体の熱などによって内側のOリングが劣化しても、外側のOリング によってシール状態が確実に確保されて、流体漏れが発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の縦断面図である。
【図2】第1の実施例の横断面図である。
【図3】第1の実施例の部分拡大断面図である。
【図4】第1の実施例の部分拡大断面図である。
【図5】第2の実施例の部分拡大断面図である。
【図6】従来例の縦断面図である。
【符号の説明】
1 管路 20 バタフライバルブ 30 駆動軸(回転軸) 40 軸受孔 41 シール材 42 貫通孔 43 Oリング 44 Oリング 47 軸受 140 円周溝

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体が流される管路中に配置されたバタフ
    ライバルブの回転軸を回転自在に支えるために上記管路
    の壁部に形成された流量調整弁の軸受において、 上記回転軸の端部を回転自在に支えるために上記管路の
    壁部に内側から穿設されためくら孔からなる軸受孔の内
    側寄りの部分に、上記回転軸の外周面との間をシールす
    るシール手段を設けたことを特徴とする流量調整弁の軸
    受の構造。
  2. 【請求項2】流体が流される管路中に配置されたバタフ
    ライバルブの回転軸を回転自在に支えるために上記管路
    の壁部に形成された流量調整弁の軸受におい て、上記回転軸の端部を回転自在に支えるために上記管
    路の壁部に内側から穿設されためくら孔からなる軸受孔
    の口元部分に、上記軸受孔の直径より大きな直径の円周
    溝を上記管路側に開口して形成したことを特徴とする流
    量調整弁の軸受の構造。
  3. 【請求項3】流体が流される管路中に配置されたバタフ
    ライバルブの回転軸を回転自在に支えるために上記管路
    の壁部に形成された流量調整弁の軸受において、 上記回転軸を挿通するために上記管路の壁部に穿設され
    た貫通孔の内側寄りの部分に複数のシール用Oリングを
    上記回転軸に沿って装着するとともに、上記貫通孔の外
    側寄りの部分に上記回転軸の中間部分を回転自在に支え
    る軸受を配置したことを特徴とする流量調整弁の軸受の
    構造。
JP9028591U 1991-11-05 1991-11-05 流量調整弁の軸受の構造 Pending JPH0542840U (ja)

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JPH0542840U true JPH0542840U (ja) 1993-06-11

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009275763A (ja) * 2008-05-13 2009-11-26 Honda Motor Co Ltd 弁装置
JP2023004529A (ja) * 2021-06-28 2023-01-17 太平洋工業株式会社 電動弁

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JP2009275763A (ja) * 2008-05-13 2009-11-26 Honda Motor Co Ltd 弁装置
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