JPH0318431Y2 - - Google Patents

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JPH0318431Y2
JPH0318431Y2 JP1986131794U JP13179486U JPH0318431Y2 JP H0318431 Y2 JPH0318431 Y2 JP H0318431Y2 JP 1986131794 U JP1986131794 U JP 1986131794U JP 13179486 U JP13179486 U JP 13179486U JP H0318431 Y2 JPH0318431 Y2 JP H0318431Y2
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JP
Japan
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shaft
rotor
casing
bearing
boss
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JP1986131794U
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JPS6337635U (ja
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  • Air Transport Of Granular Materials (AREA)
  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「技術分野」 本考案は、例えば小麦粉、セメント、カレー粉
などの流動体を定量供給するためのロータリーバ
ルブに関する。
「従来技術およびその問題点」 化学工場や食品工場などにおいて、例えば小麦
粉、セメント、カレー粉などの流動体を定量的に
供給する装置として、ロータリーバルブが用いら
れている。
従来、このロータリーバルブとしては、流動体
の入口および出口を有するケーシングと、このケ
ーシング内に回転自在に支持されたシヤフトと、
このシヤフトに装着された羽根形のロータとを備
えたものが採用されている。そして、ロータの回
転により、流動体を入口側から出口側に定量送り
出し、ロータの回転数によつてその流量を調整で
きるようになつている。
近年、上記羽根形のロータとしては、合成樹脂
製のものが用いられるようになつてきた。この場
合、第4図に示すように、合成樹脂からなる羽根
形のロータ1は、金属製のボス2の外周に鋳込ま
れて形成されていた。そして、図示しないシヤフ
トをボス2に挿通させ、適宜キー構造などによつ
てシヤフトに固定するようになつていた。
しかしながら、上記従来のロータリーバルブで
は、ロータ1をボス2を介してシヤフトに固定す
るようにしていたので、ボス2やキーなどの部品
を必要とし、また、長いスパンのキー溝加工など
も要し、コスト高となつていた。また、ボスとシ
ヤフトとの間に流動体が侵入しやすく、清掃時に
は、ボスとシヤフトを別々に外して清掃しなけれ
ばならず、分解、組み立てに手数がかかるという
問題があつた。さらに、流動体の漏れを防止する
ため、ケーシングとロータ1とはできるだけ密接
している必要があるが、ボス2を介して固定する
ので、軸心を正確に出すのに不利であつた。その
うえ、ボス2を介在させるため、ボス2の体積分
だけケーシング内の有効容積が小さくなり、ロー
タリバルブの処理能力を落す原因となつていた。
また、従来のロータリーバルブでは、ロータに取
付けられたシヤフトの両端をベアリング等の軸受
で支持しているため、モータの回転軸とシヤフト
とを接続する際に両者の芯出し精度が極めて高く
要求され、高精度の加工および組み立てが必要と
されていた。
「考案の目的」 本考案の目的は、上記従来技術の問題点を解決
し、コストを低減させ、精度を向上させ、処理能
力を高めるようにし、分解、組み立てが容易で、
シヤフトとモータの駆動軸との接続が容易なロー
タリーバルブを提供することにある。
「考案の構成」 本考案によるロータリーバルブは、流動体の入
口および出口を有するケーシングと、このケーシ
ング内に回転自在に支持されたシヤフトと、この
シヤフトに装着された羽根形のロータとを備え、
前記シヤフトの一端は前記ケーシングの一側方に
延設された軸受に支持され、前記シヤフトの他端
は前記ケーシングの他側方に付設されたモータの
駆動軸に軸受を介さずに直接接続されて支持され
ており、かつ、前記ロータが前記シヤフト外周に
合成樹脂を直接鋳込んで形成されていることを特
徴とする。
このように、シヤフト外周に合成樹脂を直接鋳
込んでロータを形成することにより、金属製のボ
スやキー構造などが不必要となるので、コスト低
減を図ることができる。また、シヤフトへの取付
け作業も不要となり、運転中にボスとシヤフトの
間に流動体が侵入することもなくなり、例えば清
掃などの保守作業においても、分解、組立てが容
易となり、保守費用が低減される。さらに、ボス
を介在させないので、ボスとシヤフトとのはめ合
い分だけ精度が向上する。加えて、ボスを介在さ
せないので、ロータの軸取付け部分を細く形成す
ることができ、その分だけケーシング内の有効容
積が大きくなり、処理能力を高めることができ
る。
そのうえ、シヤフトの一端をケーシングの一側
方に延設された軸受に支持させ、シヤフトの他端
はケーシングの他側方に付設されたモータの駆動
軸に軸受を介さずに直接接続して支持するように
したので、シヤフトとモータの駆動軸との接続時
に芯出し精度がそれほど要求されず、加工や組み
立てが容易になり、ベアリングなどの軸受部品も
1個不要となるので、コスト低減が図られる。こ
の場合、軸受を1個省いてあるので、ケーシング
に対するシヤフトの位置決め精度が低下すること
となるが、本考案ではシヤフトに直接鋳込んで形
成した合成樹脂の羽根形のロータを用いているの
で、シヤフトの位置の多少のずれは、合成樹脂の
可撓性によつて吸収することができる。
本考案の好ましい態様によれば、前記ロータの
材質として耐摩耗性に優れたウレタン樹脂が使用
される。しかし、ハイパロン樹脂、エチレンプロ
ピレン樹脂、ネオプレン樹脂などの他の合成樹脂
も使用可能である。なお、本考案において、合成
樹脂とは、合成ゴムなども含む意味である。
「考案の実施例」 第1図、第2図および第3図には、本考案によ
るロータリーバルブの一実施例が示されている。
図において、11はケーシングであり、上方に
粉体、液体などの流動体入口12が設けられ、下
方に流動体出口13が設けられており、上方から
下方に向けて流動体の流路が構成されている。ま
た、ケーシング11の上下には、他の部材に接続
されるフランジ14,15が設けられている。
ケーシング11には、上記流動体の流路を横切
るようにシヤフト16が配置されている。ケーシ
ング11の一側方には、ベアリング17を有する
軸受が延設されており、シヤフト16の一端がこ
のベアリング17に支持されている。
ケーシング11の他側方は、延出されてその部
分にフランジ22が形成され、このフランジ22
に減速機付きのモータ23が直接取付けられてい
る。そして、モータ23の駆動軸24とシヤフト
16の一方の端部16aとがスリーブジヨイント
25を介して接続されている。このように、シヤ
フト16の他端は、ベアリングなどの軸受を設け
ることなく、モータ23の駆動軸24に直接接続
して支持されている。
そして、シヤフト16外周には、ウレタン樹脂
からなる羽根形のロータ20が固着されている。
この場合、本考案においては、第3図に示すよう
に、ロータ20はシヤフト16外周にウレタン樹
脂を直接鋳込んで形成されている。シヤフト16
とロータ20との間には、凹凸による嵌合構造を
設けてもよいが、嵌合構造を設けなくても充分な
固着力が得られる。ロータ20の外周は、ケーシ
ング16の両側内壁に接触している。
なお、第1図において、21は、ケーシング1
1とシヤフト16との間隙をシールするシールリ
ングである。このシールリング21は、ロータ2
0の両端面に設けられた環状の凹部に嵌合してい
る。
上記の構成において、モータ23を作動させて
シヤフト16を回転させると、それに伴なつてロ
ータ20が回転し、流動体はケーシング11内を
通つて上方から下方に流通する。そして、ケーシ
ング11内を通る流量は、インバータ等によりロ
ータ20の回転数によつて定量的に調整すること
ができる。なお、ロータ20が回転しないとき
は、ロータ20の羽根によつて流路が閉塞され
る。
そして、本考案では、ロータ20がシヤフト1
6外周にウレタン樹脂を直接鋳込んで形成されて
いるので、金属製のボスやキー構造などの部品が
必要なくなり、コストを低減することができる。
また、ロータ20をシヤフト16外周に直接鋳込
んで形成するので、ロータ20をシヤフト16へ
取付ける作業も簡略化され、運転中にボスとシヤ
フトとの間に流動体が侵入することもなくなり、
例えば清掃などの保守作業においても、分解、組
み立てが容易になる。さらに、ボスを省略するこ
とにより、ロータ20に対するシヤフト16の芯
出しも正確になされ、ケーシング11とロータ2
0との位置決め精度も向上させることができる。
加えて、ボスを省略したので、ロータ20のシヤ
フト16への取付け部分が細くなり、その分だけ
ケーシング11の内容積を大きくとることがで
き、ロータ20の一回転により流通する流量を大
きくして、処理能力を高めることができる。この
ことは、同じ処理能力ならば、装置をよりコンパ
クトにできることも意味し、コスト低減が図られ
ることを意味している。
そのうえ、シヤフト16の一方の端部をモータ
23の駆動軸24に直接接続することにより、一
方の軸受を省略してさらにコスト低減を図ること
ができる。また、モータ23の駆動軸24とシヤ
フト16の一方の端部16aとをスリーブジヨイ
ント25で接続する際、駆動軸24とシヤフト1
6との芯出し精度がそれほど要求されず、部品の
加工や組み立てが容易となる。ただし、モータ2
3側の軸受が省略されているので、シヤフト16
のケーシング11に対する位置決め精度がやや低
下する傾向がある。このため、金属の羽根を有す
るロータを用いた場合には、羽根がケーシング1
1の内壁に噛み込んでしまう虞れがある。しか
し、本考案では、ロータ20がシヤフト16に直
接鋳込んで形成したウレタン樹脂からなるので、
ある程度の可撓性を有しており、羽根をケーシン
グ11の内壁に摺接させて回すことができ、その
場合、シヤフト16の位置ずれにより、羽根とケ
ーシング11の内壁との接触度が多少変化しても
それを許容することができる。
「考案の効果」 以上説明したように、本考案によれば、シヤフ
ト外周に合成樹脂を直接鋳込んでロータを形成し
たので、部品数を少なくしてコスト低減を図り、
シヤフトとロータとの取付け精度を向上させ、分
解、組み立てを容易にし、ケーシング内の有効容
積を大きくして処理能力を高めることができる。
また、シヤフトの一端を軸受に支持させ、シヤフ
トの他端をモータの駆動軸に直接接続して支持さ
せるようにしたので、モータの駆動軸をシヤフト
に接続する際の芯出し精度がそれほど要求され
ず、加工や組み立てが容易なる。さらに、一方の
軸受を省略したことによつて、より一層コスト低
減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるロータリーバルブの一実
施例を示す縦断面図、第2図は同ロータリーバル
ブの横断面図、第3図は同ロータリーバルブに用
いられるロータを示す斜視図、第4図は従来のロ
ータリーバルブに用いられているロータを示す斜
視図である。 図中、11はケーシング、12は流動体入口、
13は流動体出口、16はシヤフト、17はベア
リング、20はロータ、23はモータ、24は駆
動軸、25はスリーブジヨイントである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 流動体の入口および出口を有するケーシング
    と、このケーシング内に回転自在に支持された
    シヤフトと、このシヤフトに装着された羽根形
    のロータとを備え、前記シヤフトの一端は前記
    ケーシングの一側方に延設された軸受に支持さ
    れ、前記シヤフトの他端は前記ケーシングの他
    側方に付設されたモータの駆動軸に軸受を介さ
    ずに直接接続されて支持されており、かつ、前
    記ロータが前記シヤフト外周に合成樹脂を直接
    鋳込んで形成されていることを特徴とするロー
    タリーバルブ。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項において、前
    記ロータがウレタン樹脂からなるロータリーバ
    ルブ。
JP1986131794U 1986-08-28 1986-08-28 Expired JPH0318431Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986131794U JPH0318431Y2 (ja) 1986-08-28 1986-08-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986131794U JPH0318431Y2 (ja) 1986-08-28 1986-08-28

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Publication Number Publication Date
JPS6337635U JPS6337635U (ja) 1988-03-10
JPH0318431Y2 true JPH0318431Y2 (ja) 1991-04-18

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ID=31030575

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986131794U Expired JPH0318431Y2 (ja) 1986-08-28 1986-08-28

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5844572A (ja) * 1981-09-11 1983-03-15 Canon Inc 電子機器

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5844572A (ja) * 1981-09-11 1983-03-15 Canon Inc 電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6337635U (ja) 1988-03-10

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