JPH0542836A - 作業車の伝動装置 - Google Patents

作業車の伝動装置

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Publication number
JPH0542836A
JPH0542836A JP20407591A JP20407591A JPH0542836A JP H0542836 A JPH0542836 A JP H0542836A JP 20407591 A JP20407591 A JP 20407591A JP 20407591 A JP20407591 A JP 20407591A JP H0542836 A JPH0542836 A JP H0542836A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
engine
axle case
front axle
power take
Prior art date
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Pending
Application number
JP20407591A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Kagawa
敏昭 加川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH0542836A publication Critical patent/JPH0542836A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機体前部での最低地上高を低めることなく前
車軸ケース部位に動力取出し軸を配設させる。 【構成】 前後軸心Pで揺動可能な前車軸ケース13の
左右中間部にPTO軸12を支承させ、前車軸ケース1
3の上方位置に配設されるエンジン8の前側に設けた前
出力軸14とPTO軸12とをベルト伝動機構Aによっ
て連動連結するとともに、エンジン8の後側に設けた後
出力軸15と機体後部のミッション5の入力軸16と
を、これら両軸15,16の軸心を一致させた状態で伝
動軸17を介して直線状に連動連結し、かつ、エンジン
8、PTO軸12、ミッション5、前後軸心Pを後倒れ
方向に5度傾斜させて搭載する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクタや芝刈機等の
作業車に係り、詳しくは、機体前部の下部に、ベルト伝
動装置によってエンジンの出力軸と連動連結される動力
取出し軸を備えてある作業車の伝動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の作業車としては、実開昭57−
139442号公報で示されたもののように、エンジン
を搭載支持する機体フレームのエンジン下方箇所に専用
の伝動ケースを介して動力取出し用の伝動系を設け、そ
れによって動力取出し軸を前車軸ケースの下方側に配置
する構成であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術では、前車軸ケースとの干渉を避けるために、動力
取出し軸を該前車軸ケースの下方位置となるように配置
構成する都合上、その動力取出し軸部分の最低地上高が
低くなり、畝越え等の際に容易に対地接触してしまう不
都合があった。本発明の目的は、エンジンの搭載状態も
含めた動力取出し用の伝動系の工夫により、最低地上高
を低めることなく前車軸ケース部位に動力取出し軸を配
設させる点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本発明は、前車軸ケースの左右中間部に動力取出し軸を
支承させ、この動力取出し軸と、前車軸ケースの上方位
置に配設されるエンジンの前側に設けた前出力軸とをベ
ルト伝動機構によって連動連結するとともに、エンジン
の後側に設けた後出力軸と機体後部のミッションの入力
軸とを、これら両軸の軸心が一致する状態で伝動軸を介
して連動連結し、かつ、エンジン、動力取出し軸、及び
ミッションを後倒れ方向に傾斜させてあることを特徴構
成とするものである。
【0005】
【作用】これによれば、動力取出し軸を前車軸ケースに
よって支承させるので、前車軸ケース自体の最低地上高
は若干下がるものの、前車軸ケースとの干渉を避けた動
力取出し軸専用の支承部材がなくなるので、全体として
は従来に比べて動力取出し軸部位の最低地上高を高くす
ることができるようになる。動力取出し軸とエンジンの
出力軸とをベルト連動させるためには、ベルト緊張のた
め等によってこれら両軸の軸間距離をある程度離れた状
態となる所定長さに設定させる都合上、それによってエ
ンジンの配設高さが高くなり易くなる。エンジンが高く
なると、機体後部のミッションに伝動する伝動軸の位置
も高くなって、フロアに突出するとか重心が高くなると
いった悪影響が懸念されるのである。しかしながら、本
発明のようにエンジンを後倒れ傾斜させるとエンジン後
部の後出力軸の高さを効果的に低められ、フロア上の突
出量を軽減できるとともに、ミッションも後倒れ傾斜さ
せると、ミッションの入力軸と後出力軸との軸心を一致
させることができてこれら両軸どうしを自在継ぎ手を用
いることなく伝動軸で連動連結することが可能になる。
また、動力取出し軸も後倒れ傾斜させれば、この動力取
出し軸とエンジンの前出力軸との相対角度差を零あるい
は少ない値に設定でき、ベルト伝動機構を不具合なく構
成することができる。
【0006】
【発明の効果】従って、最低地上高を高めるために動力
取出し軸を前車軸ケースに支承させた故にエンジン配設
高さが高くなるデメリットを、エンジンも含めた伝動系
の後倒れ傾斜配置により、フロアでの伝動軸突出高さを
低くできるとか自在継ぎ手不要による伝動構造のコスト
ダウンが図れる利点を伴いながら解消できたので、もっ
て、総合性能を高めながら前車軸部位に配設される動力
取出し軸を、その最低地上高を大きく下げること無く配
置構成できる作業車の伝動装置を提供し得た。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1に作業車の一例であるトラクタが示され、
1は駆動操向前輪、2はエンジンボンネット、3はスト
レート形状の機体フレーム、4は操縦部、5はミッショ
ン、6は駆動後輪である。エンジンボンネット2内に
は、ラジエータ7、エンジン8、前方吹き出し型の冷却
ファン9がこの順で後から前に向けて配設され、ボンネ
ット後部の左右に形成した吸気グリル10から吸気し、
ボンネット前面に形成した排気グリル11から冷却排風
を排気する冷却システムを採っている。また、前輪1に
はミッション5から前輪駆動軸22を介して動力が入力
される構造である。このトラクタでは、前後輪間の機体
下腹部に装着するモア等の付設作業装置用の動力取出し
軸(以下PTO軸と略称する)12を、前車軸ケース1
3の左右中間部に支承させ、前車軸ケース13の上方位
置に配設されるエンジン8の前側に設けた前出力軸14
とPTO軸12とをベルト伝動機構Aによって連動連結
するとともに、エンジン8の後出力軸15は、エンジン
8後面に装備したクラッチハウジング18内の主クラッ
チC、及びこれにスプライン嵌合される伝動軸17を介
して機体後部のミッション5の入力軸16に、これら両
軸15,16の軸心Xが一致する状態でカップリング2
3を介して連動連結し、かつ、エンジン8、PTO軸1
2、及びミッション5を後倒れ方向に5度傾斜させてあ
る。図2に示すように、左右に前輪1と減速機構19を
備えた前車軸ケース13は、左右一対の機体フレーム
3,3間に架設された前車軸フレーム20に左右中央に
設けた前後軸心P周りの所定範囲内で揺動自在に軸支さ
れるとともに、前記前後軸心Pから僅かに側方に寄った
ケース下部にPTO軸12を回転自在に支持してあり、
前輪用のデフ装置Bの出力軸21との干渉を避けてあ
る。そして、エンジン8の後傾斜に合わせて前後軸心
P、及び冷却ファン9も同様に傾斜配置してあり、その
結果、伝動系は基本的に全て傾斜設定されたものとなっ
ている。
【0008】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの側面図
【図2】前車軸ケース部分の構造を示す一部切欠き正面
【符号の説明】
5 ミッション 8 エンジン 12 動力取出し軸 14 前出力軸 15 後出力軸 16 入力軸 17 伝動軸 A ベルト伝動機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前車軸ケース(13)の左右中間部に動
    力取出し軸(12)を支承させ、この動力取出し軸(1
    2)と、前記前車軸ケース(13)の上方位置に配設さ
    れるエンジン(8)の前側に設けた前出力軸(14)と
    をベルト伝動機構(A)によって連動連結するととも
    に、前記エンジン(8)の後側に設けた後出力軸(1
    5)と機体後部のミッション(5)の入力軸(16)と
    を、これら両軸(15),(16)の軸心が一致する状
    態で伝動軸(17)を介して連動連結し、かつ、前記エ
    ンジン(8)、前記動力取出し軸(12)、及び前記ミ
    ッション(5)を後倒れ方向に傾斜させてある作業車の
    伝動装置。
JP20407591A 1991-08-14 1991-08-14 作業車の伝動装置 Pending JPH0542836A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007069904A (ja) * 2006-10-30 2007-03-22 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 田植機
JP2009232785A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Kubota Corp 作業機
CN103832273A (zh) * 2014-03-19 2014-06-04 谢凯 一种四轮农用车

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