JPH0542787B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プリント配線板のカード端コネクタ
（card edge connector）への接続のため、プリ
ント配線板用の単一又は多数のソケツト・コネク
タを種々の所定の再配置可能なパターンで収納す
るケーブル・コネクタ・フードに関する。本発明
の構成を用いると、コネクタ取付けハードウエア
に課される要件が軽減され、選択可能なソケツ
ト・コネクタ及びワイヤの形式の範囲が広くな
り、新たな信号コンデイシヨニング又は処理手段
を入れる余地ができ、振動しがちな環境下におけ
るコネクタの保持性が高められ、配線状態の外観
も良くなり、保守が容易になる。本発明のコネク
タ・フードは、特注のマイクロプロセツサ装置の
構成ブロツクである標準化されたインターフエー
ス・プリント配線板用のソケツト・コネクタに使
用される。

〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕

マイクロプロセツサ利用システムが、数量が増
しつつある製品の基本構成ブロツクになつてい
る。一般に、マイクロプロセツサはプリント配線
板上に取りつけられてデータ入力と出力を処理す
る。広範囲の用途に適合できるマイクロプロセツ
サと関連して、標準化された構成部品を使用する
と便利である。

このような標準化バスに適合できるプリント配
線板は、入力／出力インターフエースにカード端
コネクタを用いている。或る程度標準化されてい
て現在のところ人手できる入力／出力相互生後シ
ステムと接続できるバス適合型のプリント配線板
は、振動や衝撃が起こる可能性のある用途で使用
されるような設計にはなつていない。その理由
は、カード端コネクタの保持の困難にある。ま
た、用途によつては、これらカード端コネクタ
（最も普通の構造の場合には偏平なリボン形ケー
ブルに接続される）及びその関連の配線の存在に
よつて、プリント配線板のハウジングの前面で過
度に乱雑になる。この乱雑さはシステムの外観を
損ない、しかも保守又は点検整備作業を妨げる。

本発明の目的は、プリント配線板とケーブルと
の接続のために用いられるコネクタ・フードであ
つて、振動に強く、コネクタ及びケーブルの選択
範囲が広く、システムの相互通信能力が向上し、
保守が簡単で、ケーブル・ワイヤーの乱雑さが減
じるようなコネクタ・フードを提供することであ
る。

〔課題を解決するための手段〕 本発明の要旨は、広義には、少なくとも一つの
ソケツト・コネクタをプリント配線板の少なくと
も一つのカード端コネクタに接続する再に用いら
れるコネクタ・フードであつて、各々が上部と底
部と後部と前部とを持つ一対の誘電体から成る合
せ壁部を有し、前記上部、前記底部及び前記前部
には、内方へ延びる合せフランジが設けられ、前
記前部は内向きの唇部を備え、前記フランジは、
前記前部の向いあつた前記唇部の間で前記壁部の
前記前部に沿つて開口部を形成するよう互いに取
外し自在に固定されており、前記コネクタ・フー
ドは更に、前記壁部の前記前部に隣接して設けら
れていて、前記壁部の間に位置するスペーサー・
ブロツクに係合する第１の係合手段と、前記第１
の係合手段に係合する第２の係合手段を備えた誘
電体から成る複数のスペーサー・ブロツクとを有
し、前記スペーサー・ブロツクと前記唇部はこれ
らの間で、且つ前記開口部に隣接して前記壁部内
にて少なくとも一つのソケツト・コネクタを固定
するようになつており、前記スペーサー・ブロツ
クによつて固定される前記ソケツト・コネクタに
電気的に接続されるケーブルを通すための少なく
とも一つの溝が、前記壁部の前記フランジに設け
られていることを特徴とするコネクタ・フードに
ある。

ソケツト・コネクタをプリント配線板のカード
端コネクタに接続する際に用いられるコネクタ・
フードは、互いに当接するフランジを備えた一対
の合せ壁部と、前記壁部の前部に沿つて位置する
開口部と、少なくとも一本のケーブルを通す溝と
を有する。壁部は、内向きの唇部及び唇部から間
隔を置いて位置していて、唇部との間にスペーサ
ー・ブロツクを受け入れてこれらを保持する内方
へ延びる支持フランジを有する。スペーサー・ブ
ロツクには、壁部の内面に設けられている第１の
係合手段係合する第２の係合手段が設けられてい
る。スペーサー・ブロツクは、壁部の凹みに嵌ま
り込む突起部及びソケツト・コネクタをコネク
タ・フード内で所定の位置に保持するよう壁部の
支持フランジと協働する凹部と側方フランジを有
するのが良い。一連のかかるスペーサー・ブロツ
クにより、フード内で標準型ソケツト・コネクタ
を種々の所定形態で配置することができる。

コネクタ・フードは、二つの壁部を互いに固定
保持する固定手段を有し、振動または衝撃を受け
ても接続の一体性を維持するようエンクロージヤ
を横切つて固定される支持手段、例えば横方向の
バーを受け入れる手段、例えば後部に設けたチヤ
ンネルが設けられている。

〔実施例〕

本発明の内容は、添付の図面に例示する好まし
い実施例の以下の説明を読むと一層明確に理解で
きよう。

第１図において、本発明によるコネクタ・フー
ド１は、一対の合せ壁部２及び３を有し、各壁部
は上部４と、底部５と、後部６と、前部７とを有
する。内方へ延びるフランジ８が、各壁部の上
部、底部及び後部に沿つて設けられており、他方
の壁部のフランジに当接している。各壁部２及び
３の前部７に沿つて内方へ延びる唇部９は互いに
間隔を置いたところで終端し、合せ状態の壁部の
前面に沿つて開口部１０を形成している。壁部の
一方、たとえば３（第４図参照）に設けた垂直方
向に延びる支持フランジ１１は内方へ向いてい
て、前部７に沿つて唇部９から間隔を置いて位置
している。垂直方向支持フランジ１１は、好まし
くは、壁部３の上部４から底部５まで延びてい
る。

上部４は、好ましくは符号１２で示すように或
る角度で前部７から後方へ斜め下に延び、後部６
は上部４の後方終端部１３を越えて突出し、使用
者が掴む突起部１４を形成している。一対の横方
向又は横断チヤンネル１５及び１６が後部６に形
成されていて、後述するように、振動し易い環境
下においてコネクタの堅固な支持部となる。底部
５のフランジ８には、好ましくは、コネクタ・フ
ードの内部から外部の場所へ１本または複数本の
ケーブルを通す溝１７が設けられる。本発明のコ
ネクタ・フードは、偏平なケーブルに使用するこ
ともでき、また丸いケーブルに使用することもで
きる。図面には、丸いケーブル用のフードが示さ
れている。第３図〜第６図に示すように、壁部２
及び３の底部５の各フランジには、複数本、例え
ば９本の溝１７を設けるのが良く、１本乃至９本
の丸いケーブルを通せるようになつている。各溝
１７の断面は半円形であり、壁部２と３とが一体
に固定されたときにケーブルを把持して係止する
横方向又は横断リブ１８がある。平らなケーブル
を用いる場合には、半円形の溝は不要であつて、
平らな一つまたは複数の溝を設ければ足りる。こ
の種の変更には、図示したフードに機械加工を施
すか、或いは成形型を修正すればよい。

壁部２及び３を互いに固定するには、たとえば
リベツトのような固定手段を使用するか、或い
は、さら穴２０内にネジを挿入し、これを壁部の
フランジ８の孔部ｈに嵌め込まれるネジ込みイン
サート（図示せず）に係合させるか、又は凹部２
２内にネジ山を作る。さらに、壁部の一方の上部
及び後部のフランジにアラインメントピン２１が
設けられており、かかるアラインメントピンは、
当接状態の壁部の対をなすフランジに形成されて
いる凹部２２と嵌合する。

ソケツト・コネクタをコネクタ・フード内の所
定位置に位置決めするために、一連のスペーサ
ー・ブロツク２３が設けられている。カード端コ
ネクタ用のソケツト・コネクタは標準化がかなり
進んでいるから、コネクタの所定位置への固定に
加えて上記の如きスペーサー・ブロツクを使用す
ることにより、種々の形状の一つまたは複数の標
準化ソケツト・コネクタを一対の壁部の内部に配
置できるようになる。複数のスペーサー・ブロツ
クを整列させると共に一対の合せ壁部２及び３の
間で且つその上部と底部の間の空間内で、しかも
前部の唇部９に隣接して固定するために、壁部の
内壁に一連の凹み２４のような第１の係合手段が
設けてある。スペーサー・ブロツク２３には第２
の係合手段、例えば複数の突起部２５が設けられ
ており、これら突起部は合せ状態の壁部の凹み２
４と嵌合してソケツト・コネクタを合せ壁部の間
に固定する。突起部２５に加えて、合せ壁部の間
にスペーサー・ブロツクを一層確実に固定するた
め、スペーサー・ブロツク２３には、壁部の支持
フランジ１１に当接する凹部２６及びフランジ２
７を設けるのが良い。

本発明で使用するスペーサー・ブロツクの例と
して、種々のブロツクを側面図及び平面図で示す
第７図〜第２２図を参照されたい。中央部分のス
ペーサー・ブロツク２８が第７図及び第８図に示
されており、かかるスペーサー・ブロツク２８
は、突起部２５及び凹部２６の上方でブロツクの
両側へ延びる一対のフランジ２７を有する。同様
の、しかしながら幅の狭い中央スペーサー・ブロ
ツクが第９図及び第１０図に示されており、この
スペーサー・ブロツク２９も又、突起部２５、凹
部２６及び一対の側方フランジ２７を有する。第
３の、幅の広い中央スペーサー・ブロツク３０が
第１１図及び第１２図に示されており、かかるス
ペーサー・ブロツク３０は突起部２５、凹部２６
及び一対のフランジ２７を有し、さらに第４の、
中程度の寸法の中央スペーサー・ブロツク３１が
第１３図及び第１４図に示されている。

第１５図及び第１６図に示す端スペーサー・ブ
ロツク３２には突起部はないが、凹部２６及び該
凹部の一方の側から延びる単一のフランジ２７を
有している。第１７図及び第１８図は、幅の広い
類似の端スペーサー・ブロツク３３を示してお
り、かかるスペーサー・ブロツク３３は、凹部２
６及び該凹部の一方の側から延びる単一のフラン
ジ２７を有しており、突起部はない。第１９図及
び第２０図には、もう一つの端スペーサー・ブロ
ツク３４が示されており、かかるスペーサー・ブ
ロツク３４は、凹部２６及び該凹部から延びるフ
ランジ２７を有し、フランジ２７は、ブロツクの
反対側の側面から間隔を隔てていてブロツク３４
の端部に符号３５で指示する肩部を形成し、この
スペーサー・ブロツクは、フランジ２７を備える
端部と反対側には傾斜縁部３６を有している。ま
た、端スペーサー・ブロツク３７が第２１図及び
第２２図に示されており、かかるスペーサー・ブ
ロツク３７は、フランジを持たず、両端部に一対
の傾斜縁部３８を有する。

スペーサー・ブロツク２３を二つの合せ壁部２
及び３と連携使用することにより、コネクタ・フ
ード１内に一又は二以上のソケツト・コネクタを
種々の配置形態で使用することが容易になる。た
とえば、第２３図に示すように、二つの中央スペ
ーサー・ブロツク２８を使用すれば、３つのソケ
ツト・コネクタＣをコネクタ・フードの内部に配
置できる。突起部２５を壁部の内壁の凹み２４に
嵌合させた状態でスペーサー・ブロツク２８を所
定位置に配置すれば、壁部の支持フランジ１１は
凹部２６に嵌まり込み、ブロツクの側方フランジ
は支持フランジ１１上に載ることになろう。この
ようにすると、一つのソケツト・コネクタを壁部
の上部４と上側の中央スペーサー・ブロツク３９
の間に位置決め可能であり、もう一つのソケツ
ト・コネクタを上側の中央スペーサー・ブロツク
３９と下側の中央スペーサー・ブロツク４０の間
に位置決め可能であり、第３のソケツト・コネク
タを下側の中央スペーサー・ブロツク４０と壁部
の底部５との間に位置決め可能である。

５つのもつと寸法の小さなソケツト・コネクタ
をコネクタ・フードの内部に配置する例を第２４
図に示してあるが、この例では、４つの寸法の小
さなスペーサー・ブロツク２９を壁部の上部４と
底部５の間に位置決め可能であり、傾斜縁部３８
を備えたスペーサー・ブロツク３７が上部４に隣
接して配置され、端スペーサー・ブロツク３２は
底部５に隣接して配置されている。端スペーサ
ー・ブロツク３７の傾斜縁部３８は壁部のフラン
ジ８に設けられた肩部３９内に嵌まり込んでい
る。２つの寸法の大きなソケツト・コネクタと一
つの寸法の小さなソケツト・コネクタの配置形態
は第２５図に示すように行うことができ、この例
では、端スペーサー・ブロツク３４は壁部の上部
４に隣接し、寸法の大きな中央スペーサー・ブロ
ツク３０はブロツク３４から或る距離を置き、中
程度の寸法の中央スペーサー・ブロツク３１はブ
ロツク３４と壁部の底部５との間に位置決めされ
る。このような形の配置にすれば、小さなソケツ
ト・コネクタをブロツク３４と３０の間、大きな
ソケツト・コネクタをブロツク３０と３１の間、
大きなソケツト・コネクタをブロツク３１と底部
５の間にそれぞれ固定することができる。

また、種々のスペーサー・ブロツクを用いる
と、一旦位置決めしたソケツト・コネクタを再配
置させることができる。一例を上げると、第２３
図におけるようにコネクタ・フード内に３つの大
きなソケツト・コネクタを位置決めすることが可
能であり、かかる態様では、底部の２つのソケツ
ト・コネクタを僅かではあるが上部ソケツト・コ
ネクタに一層近接して位置決め可能である。第２
６図に示すかかる再配置状態では、端スペーサ
ー・ブロツク３３が底部５に隣接して配置され、
中程度の寸法の中央スペーサー・ブロツク３１が
ブロツク３３から間隔を置いて配置され、幅の狭
いスペーサー・ブロツク２９がブロツク３１と壁
部の上部４との間に配置されている。

第２７図に示すような本発明のもう一つの実施
例では、壁部の前部７の一部又は複数の箇所を除
去してあり、障害物によりフード内部に保持され
たソケツト・コネクタとカード端コネクタとの締
まり嵌め関係が妨げられるような状況下でコネク
タ・フード４１の使用が可能になる。図示のよう
に、壁部２及び３の前部の一部又は複数の箇所４
２が除去されていて、中央部分４３が突起部のよ
うな状態になつている。二つの中央スペーサー・
ブロツク２９を中央部分の両端部に隣接させる
と、ソケツト・コネクタはこれらの間で固定可能
であり、カード端コネクタに接続するように上述
のソケツト・コネクタを位置決めできないように
する障害物がカード端コネクタの上方又は下方の
何れかに存在している場合でもカード端コネクタ
に接続できる。

〔発明の効果〕

上述のように、本発明のコネクタ・フードは、
衝撃又は振動を受けやすい機器に使用するのに特
に適した構造になつている。このため、壁部２及
び３には上部チヤンネル１５及び下部チヤンネル
１６が設けられており、第２図に示すようにソケ
ツト・コネクタをシステムのカード端コネクタに
導電接続した状態でコネクタ・フードをシステム
内に位置決めすると、バー４４のような支持手段
がチヤンネル１５，１６内に嵌め込んだ状態でシ
ステムを収納しているエンクロージヤ４５を横切
つて固定される。このような固定法を採用すれ
ば、コネクタ・フード１の内部に収納されている
ソケツト・コネクタは、堅固に取り付けられ、振
動及び衝撃に遭遇している間、カード端コネクタ
からの分離作用に抵抗することになる。

本発明のコネクタ・フードの利点の一つは、こ
れにより単一又は複数のソケツト・コネクタを標
準型プリント配線板用の特定の所定標準化パター
ンに構成する取付け装置が得られることである。
フードは丸形又は偏平な多心ケーブルに適合させ
ることができる。

加えて、特定の設計の一連の標準化されたスペ
ーサー・ブロツクの使用に関しては、フードの構
成部品、即ち二つの壁部２，３と一連のブロツク
２３を単一の型で同時に成形できる。第２８図に
示すように、二つの壁部２，３及び一連のスペー
サー・ブロツク、即ち、中央スペーサー・ブロツ
ク２８，２９，３０及び３１や端スペーサー・ブ
ロツク３２，３３，３４，３７を含む射出成形品
を製造することができる。従つて、このような一
連の成形品を得れば、壁部と共に標準化スペーサ
ー・ブロツクが得られる。使用者は、所望の形態
を得るのに必要なスペーサー・ブロツクを選択す
るだけで良く、特定のソケツト・コネクタ又は複
数のコネクタに用いられるコネクタ・フードを構
成することができる。

コネクタ・フードは、ガラスを40％充填したポ
リカーボネート材料のような、好ましくは成形可
能な誘電性材料からつくり、壁部の内壁の凹み付
近に目印を成形すれば、コネクタ・フード内でソ
ケツト・コネクタを保持させるための特定のパタ
ーンを形成するよう使用者が所望のスペーサー・
ブロツクを容易に位置決めできるようにする使用
者が所望するブロツクを容易に位置決めできるよ
うにする略号が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、三つのソケツト・コネクタを収納し
た本発明のコネクタ・フードの斜視図である。第
２図は、プリント配線板に接続された状態でエン
クロージヤ内に位置決めされた複数のコネクタ・
フードの斜視図であり、複数のバーがコネクタ・
フードのチヤンネルに嵌合して振動時にも接続の
一体性を保持するようになつている状態を示す図
である。第３図は、本発明のコネクタ・フードの
一つの壁部の内面の平面図である。第４図は、第
３図に示した壁部と組み合わされる他方の壁部の
内面の平面図であり、図中には壁部の内面に設け
られた支持フランジが示されている。第５図は、
第４図に示した壁部の底部の拡大平面図である。
第６図は、第５図に示した壁部の底部の端面図で
ある。第７図は、コネクタ・フードの内部で使用
する中央スペーサー・ブロツクの側面図である。
第８図は、第７図のスペーサー・ブロツクの平面
図である。第９図は、コネクタ・フード内で使用
する中央スペーサー・ブロツクのもう一つの実施
例の側面図である。第１０図は、第９図のスペー
サー・ブロツクの平面図である。第１１図は、コ
クタ・フード内で使用する中央スペーサー・ブロ
ツクの更に別の実施例の側面図である。第１２図
は、第１１図のスペーサー・ブロツクの平面図で
ある。第１３図は、コネクタ・フード内で使用す
る中央スペーサー・ブロツクの別の実施例の側面
図である。第１４図は、第１３図のスペーサー・
ブロツクの平面図である。第１５図は、コネク
タ・フードの内部で使用する端スペーサー・ブロ
ツクの側面図である。第１６図は、第１５図のス
ペーサー・ブロツクの平面図である。第１７図
は、コネクタ・フードの内部で使用する端スペー
サー・ブロツクの他の実施例の側面図である。第
１８図は、第１７図のスペーサー・ブロツクの平
面図である。第１９図は、コネクタ・フード内部
で使用する別の形の端スペーサー・ブロツクの側
面図である。第２０図は、第１９図のスペーサ
ー・ブロツクの平面図である。第２１図は、コネ
クタ・フード内部で使用する更に別の形の端スペ
ーサー・ブロツクの側面図である。第２２図は、
第２１図の端スペーサー・ブロツクの平面図であ
る。第２３図は、複数のスペーサー・ブロツクを
壁部内部に入れてソケツト・コネクタをコネク
タ・フード内部に位置させた一つの形態を示す略
図である。第２４図は、複数のスペーサー・ブロ
ツクを壁部に入れてソケツト・コネクタをコネク
タ・フード内部に位置させた別の形態を示す略図
である。第２５図は、スペーサー・ブロツクの更
に別の配置形態を示す略図である。第２６図は、
スペーサー・ブロツクの他の配置形態を示す略図
である。第２７図は、回路基板のカード端コネク
タの上方及び下方に障害物があるときに使用する
に適するように複数の箇所を取り除いた状態の壁
部を示す略図である。第２８図は、単一の成形工
程で得た二つの壁部と一連のコネクタ・ブロツク
とを含む成形品の斜視図である。 〔符号の説明〕、１はコネクタ・フード、２，
３は壁部、４は上部、５は底部、６は後部、７は
前部、８はフランジ、９は唇部、１１は支持フラ
ンジ、１７は溝、２２は凹部、２４は凹み又は第
１の係合手段、２５は突起部又は第２の係合手
段、２８，２９，３０，３１は中央スペーサー・
ブロツク、３２，３３，３４，３７は端スペーサ
ー・ブロツクである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 少なくとも一つのソケツト・コネクタをプリ
   ント配線板の少なくとも一つのカード端コネクタ
   に接続する際に用いられるコネクタ・フードであ
   つて、各々が上部と底部と後部と前部とを持つ一
   対の誘電体から成る合せ壁部を有し、前記上部、
   前記底部及び前記前部には、内方へ延びる合せフ
   ランジが設けられ、前記前部は内向きの唇部を備
   え、前記フランジは、前記前部の向いあつた前記
   唇部の間で前記壁部の前記前部に沿つて開口部を
   形成するよう互いに取外し自在に固定されてお
   り、前記コネクタ・フードは更に、前記壁部の前
   記前部に隣接して設けられていて、前記壁部の間
   に位置するスペーサー・ブロツクに係合する第１
   の係合手段と、前記第１の係合手段に係合する第
   ２の係合手段を備えた誘電体から成る複数のスペ
   ーサー・ブロツクとを有し、前記スペーサー・ブ
   ロツクと前記唇部はこれらの間で、且つ前記開口
   部に隣接して前記壁部内にて少なくとも一つのソ
   ケツト・コネクタを固定するようになつており、
   前記スペーサー・ブロツクにより固定される前記
   ソケツト・コネクタに電気的に接続されるケーブ
   ルを通すための少なくとも一つの溝が、前記壁部
   の前記フランジに設けられていることを特徴とす
   るコネクタ・フード。 ２ 前記壁部の少なくとも一方は、その前記唇部
   から間隔を置いて設けられていて、垂直方向に延
   びる内向きの支持フランジを有し、前記スペーサ
   ー・ブロツクは前記唇部と支持フランジの間に嵌
   合していることを特徴とする特許請求の範囲第１
   項に記載のコネクタ・フード。 ３ 前記スペーサー・ブロツクは、凹部及び少な
   くとも一つの側方フランジを有し、該側方フラン
   ジは前記支持フランジ上に載り、前記支持フラン
   ジは前記凹部内に位置することを特徴とする特許
   請求の範囲第１項又は第２項に記載のコネクタ・
   フード。 ４ 前記スペーサー・ブロツクは、２つの側方フ
   ランジを有し、該側方フランジはスペーサー・ブ
   ロツクの各側から一つずつ延びていることを特徴
   とする特許請求の範囲第３項に記載のコネクタ・
   フード。 ５ 前記スペーサー・ブロツクには前記第２の係
   合手段として突起部が設けられ、前記壁部の内面
   には前記第１の係合手段として凹みが設けられ、
   前記スペーサー・ブロツクを前記壁部内に固定す
   ると、前記突起部は前記凹みに嵌まり込むことを
   特徴とする特許請求の範囲第２項又は第３項に記
   載のコネクタ・フード。 ６ 前記スペーサー・ブロツクの少なくとも一つ
   は、第２の係合手段として設けられた傾斜縁部を
   有していて、端スペーサー・ブロツクとして働
   き、前記傾斜縁部は、前記壁部の前記フランジの
   一つに前記第１の係合手段として設けられた肩部
   に嵌まり込むことを特徴とする特許請求の範囲第
   ２項、第３項、第４項又は第５項に記載のコネク
   タ・フード。 ７ 中央スペーサー・ブロツクとして働く前記ス
   ペーサー・ブロツクの一部には凹部及び少なくと
   も一つの側方フランジが設けられ、前記スペーサ
   ー・ブロツクの前記側方フランジは前記支持フラ
   ンジ上に載り、前記支持フランジは前記凹部内に
   位置し、端スペーサー・ブロツクとして働く前記
   スペーサー・ブロツクの少なくとも一つが前記第
   ２の係合手段として設けられた傾斜縁部を有し、
   前記傾斜縁部は、前記壁部の前記フランジの一つ
   に前記第１の係合手段として設けられた肩部に嵌
   まり込むことを特徴とする特許請求の範囲第２項
   〜第６項のうち何れか一つの項に記載のコネク
   タ・フード。 ８ 中央スペーサー・ブロツクとして働く前記ス
   ペーサー・ブロツクには前記第２の係合手段とし
   て突起部が設けられ、前記壁部には前記第１の係
   合手段として凹みが設けられ、前記スペーサー・
   ブロツクを前記壁部内に固定すると、前記突起部
   は前記凹みに嵌まり込むことを特徴とする特許請
   求の範囲第７項に記載のコネクタ・フード。 ９ 前記壁部の前記フランジに設けられている前
   記溝は、前記スペーサー・ブロツクによつて固定
   されている少なくとも一つの前記ソケツト・コネ
   クタへの接続のため少なくとも１本の偏平なケー
   ブルを受け入れるようになつていることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項〜第８項のうち何れか
   一つの項に記載のコネクタ・フード。