JP4485654B2 - 箱体の立設システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子回路を収納した挟幅の箱体の立設システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
図6に示すように、例えば電子機器101を縦長の状態で立設する場合、電子機器101の重心が上方に移り、又、電子機器101に複数の接続ケーブル104が取付けられる場合にはその自重により転倒し易くなる。したがって、従来の電子機器の立設システムでは、電子機器の底面に台座を取付けることで設置面積を大きくして、転倒を防止し、設置の安定を図ることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の電子機器の立設システムでは、台座102が電子機器101の底面等にネジ103等で固定されているため、台座102の取付け及び取り外し作業が煩雑になっていた。又、電子機器101の設置場所である机上等に存在する段差、支柱等の障害物が台座102に対して干渉を与え、その障害物を避けて台座102を置かざるを得ない場合には、電子機器101に対する台座102の挟持位置が限定されるため、電子機器101の設置場所を変更して障害物を回避しなければならず設置場所の自由度が制限されていた。そして、電子機器101の設置場所を現状のまま維持するためには、その障害物を避けて台座102を置くことができるように設置場所毎に個別に台座102を作らなければならなかった。さらに、電子機器101が内部の冷却のために底面から空気を取り入れている場合、台座102を装着することで通気口を塞いでしまい冷却効率が低下していた。
【0004】
こうした問題に鑑み、本発明は、箱体を台座へ簡単に連結でき、設置場所を選ばずに共通の台座で箱体を挟持でき、さらに、台座を装着しても箱体の放熱効果を妨げない箱体の立設システムの提供を課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、電子回路を収納した挟幅の箱体を、台座に挟持して立設保持する箱体の立設システムであって、前記箱体は、左右側面下部に底面から側面に渡る略コ字状の縦溝を前後方向に複数形成すると共に、前記縦溝内に係止突起を備え、前記台座の左右挟持壁に、前記縦溝に嵌合する突起部を少なくとも一組形成すると共に、前記突起部を、バネ状に形成されて左右方向に弾性を備えた弾性体として、前記突起部の先端に係止片を設け、前記箱体を前記台座に落とし込み挟持させた際に、前記縦溝に突起部が嵌合して前記係止突起と前記係止片とが互いにかみ合い、前記箱体と前記台座とが連結されて構成される。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、箱体を、複数の台座に挟持して立設保持して構成される。
【0007】
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、箱体の前後方向に複数形成する縦溝の隣接間隔を等しく形成して構成される。
【0010】
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかの発明において、箱体に形成した縦溝内に開口部を有して構成される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る実施の形態および参考例を図面を基に詳細に説明する。尚、同一の構成要素には同一の符号を付してある。
【0012】
まず、第1の参考例を図1を基に説明する。 図1(a)及び(b)は、本参考例の分解時の斜視図及び組付け時の斜視図を示す。ここで、図中A視は正面方向を示す。図1(a)に示すように、挟幅の電子機器1aは、その底面から側面にかけて略コ字状の縦溝3aが前後方向に形成され、台座2aの挟持壁11には突起部4が形成され、図1(b)に示すように、これらを互いに嵌合させることにより電子機器1aは立設される。台座2aは、突起部4がこの縦溝3aに嵌合できる範囲で電子機器1aの前後方向に移動可能である。
【0013】
このように、本参考例によれば、障害物に対する電子機器1aの位置は変えずに電子機器1aの前後方向へ台座2aだけを移動できるので、その障害物の干渉を避けて台座2aを移動させて電子機器1aを所要の位置に設置できる。つまり、障害物による設置位置の制限が緩和され、設置場所の自由度を高めることが可能である。
【0014】
又、図1(a)で示すように、電子機器1aに形成される縦溝3aは前後方向へ等間隔に複数本連設しても良く、例えば、電子機器1aに設けた隣接する縦溝3aの間隔Pと、前後両端の縦溝3aの間隔W1との関係を、W1=mP(m=1,2,3・・・)の条件を満足するように縦溝3aをm個設け、台座2aに設けた隣接する突起部4の間隔W2を縦溝3aの間隔Pの整数倍に設ければ、その一つの台座2aだけで障害物を回避しながら前後方向に移動可能になると共に電子機器1aを挟持でき、台座2aの共通化を図ることができる。
【0015】
ここで、電子機器1aの底面と台座2aとの間は密着させるのではなく、通風のため離隔を設けてもよい。こうすれば、底面に放熱口や放熱素子回路がある電子機器に対しても冷却効果の低下を抑えることができる。
【0016】
次に、第2の参考例を図2を基に説明する。図2は台座2bを2基使って電子機器1aを立設するシステムの参考例を示し、(a)はその分解時の斜視図、(b)は組付け時の斜視図である。図2(a)のように、突起部4が電子機器1aの縦溝3aと嵌合された2基の台座2bにより挟持され、電子機器1aは立設される。本参考例によれば、2基の台座2bが独立して前後方向に移動可能であるから、設置場所の障害物に対しての回避能力がより増す。又、図2(b)に示すように、電子機器1aは2つの台座2bにまたがって設置されるから、電子機器1aの底面には通気空間ができるので、放熱の効果がより高まる。
【0017】
次に、第3の参考例を図3を基に説明する。図3(a)及び(b)は、本参考例の分解図及び組付け図を示す。図3(a)に示すように、台座2cの左右挟持壁11には、バネ状に形成して弾性を持たせた突起部5が設けられ、左右の突起部5の間隔t2を、電子機器1aの左右縦溝3aの間隔t1よりも狭く形成することにより、左右の突起部5は、電子機器1aを挟み込みながら電子機器1aの縦溝3aと嵌合して電子機器1aを立設する。本参考例によれば、はめ合い余裕等を考慮して、電子機器1aと台座2cとの挟持部や、嵌合部にやむを得ず隙間が生じたとしても、左右の突起部5からの挟み込み力により電子機器1aのぐらつきを抑え、安定した立設状態を確保できる。
【0018】
次に、本発明の実施の形態を図4を基に説明する。図4(a)及び(b)は、本実施の形態の分解図及び組付け図を示す。図4(a)において、電子機器1bの縦溝3aには係止突起7が形成され、バネ状に形成して弾性を持たせた弾性体の先端に係止片8を設けた突起部6が台座2dに設けられる。図4(b)に示すように、電子機器1bと台座2dとが組付いた時、係止突起7と係止片8とは互いにかみ合う。したがって、バネ状に形成した台座2dの突起部6で生じる挟み込み力の他に、係止突起7と係止片8とのかみ合い力が加わり、電子機器1bと台座2dとはより強固に簡単に連結される。
【0019】
次に、第4の参考例を図5を基に説明する。図5(a)及び(b)は、本発明に係る電子機器1aの正面下部の部分図及びB−B断面図を示す。図5(b)に示すB−B断面図は、図5(a)に示す電子機器1aを平面方向から見た縦溝3bの断面図であり、縦溝3bは前方面或いは後方面を開口して形成される。このように通気口となる開口部20を有する縦溝3bを形成すれば、放熱を促進して冷却効果を高めることができる。
【0020】
尚、本発明に係る台座を設置場所へ固定する場合には、台座の底面を平面状にして、両面粘着テープにより行う。この時、両面粘着テープに替えて接着剤やネジを用いても良い。又、本発明に係る立設システムの対象電子機器として、例えばモデムやルータ等の住宅情報機器が挙げられるが、これに限らず本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各種機器に変更して実施することも可能である。
【0021】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1の発明によれば、箱体には縦溝を、台座には突起部を夫々複数形成することにより、箱体の台座による挟持位置を前後方向に移動して保持することができるから、障害物の干渉を避けて安定して設置することができ、設置場所の自由度を高めることができる。
また、係止突起と係止片とにより連結されるので、箱体と台座とを簡単に連結できる。
【0022】
請求項2の発明によれば、請求項1の効果に加えて、複数の台座が夫々前後方向に移動可能であるから、障害物の干渉に対しての回避能力がより増す。さらに、箱体は複数の台座にまたがって設置されるため、台座が箱体の底面を覆うことが無くなるから、放熱の効果が高まる。
【0023】
請求項3の発明によれば、請求項1又は2の効果に加えて、縦溝を等間隔に連設することにより、一定の縦溝の間隔で前後方向に移動可能となるから、1種類の台座により箱体を挟持可能となり、台座の共通化を図ることができる。
【0026】
請求項4の発明によれば、請求項1乃至3の何れかの効果と併せて、縦溝からも放熱させることができるから、冷却効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の参考例を示し、(a)は分解時の斜視図、(b)は組付け時の斜視図である。
【図2】第2の参考例を示し、(a)は分解時の斜視図、(b)は組付け時の斜視図である。
【図3】第3の参考例の要部を示し、(a)は分解図、(b)は組付け図である。
【図4】本発明の実施の形態の要部を示し、(a)は分解図、(b)は組付け図である。
【図5】第4の参考例を示し、(a)は本発明に係る箱体の正面下部の部分図、(b)はB−B断面図である。
【図6】箱体を台座を用いて立設する場合の従来の立設システムを示す斜視図である。
【符号の説明】
1a,1b・・電子機器(箱体)、2a,2b,2c,2d・・台座、3a,3b・・縦溝、4,5,6・・突起部、7・・係止突起、8・・係止片、11・・挟持壁、20・・開口部。
Claims (4)
- 電子回路を収納した挟幅の箱体を、台座に挟持して立設保持する箱体の立設システムであって、
前記箱体は、左右側面下部に底面から側面に渡る略コ字状の縦溝を前後方向に複数形成すると共に、前記縦溝内に係止突起を備え、
前記台座の左右挟持壁に、前記縦溝に嵌合する突起部を少なくとも一組形成すると共に、前記突起部を、バネ状に形成されて左右方向に弾性を備えた弾性体として、前記突起部の先端に係止片を設け、
前記箱体を前記台座に落とし込み挟持させた際に、前記縦溝に突起部が嵌合して前記係止突起と前記係止片とが互いにかみ合い、前記箱体と前記台座とが連結されることを特徴とする箱体の立設システム。 - 箱体を、複数の台座に挟持して立設保持することを特徴とする請求項1記載の箱体の立設システム。
- 箱体の前後方向に複数形成する縦溝の隣接間隔を等しく形成することを特徴とする請求項1又は2記載の箱体の立設システム。
- 箱体に形成した縦溝内に開口部を設けたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の箱体の立設システム。
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