JPH0542781Y2 - - Google Patents

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JPH0542781Y2
JPH0542781Y2 JP3184090U JP3184090U JPH0542781Y2 JP H0542781 Y2 JPH0542781 Y2 JP H0542781Y2 JP 3184090 U JP3184090 U JP 3184090U JP 3184090 U JP3184090 U JP 3184090U JP H0542781 Y2 JPH0542781 Y2 JP H0542781Y2
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、車両のシートに装着される車両用ヘ
ツドレストに関する。
[従来の技術] ヘツドレストは、乗員が衝突事故などによりむ
ち打ち症になるのを防ぎ、また頭部位置を安定さ
せるために広く用いられている。
このヘツドレストは、色々な構造が提案されて
おり、例えば第6図乃至第8図に示すようなもの
がある。
すなわち、第6図乃至第8図に示すヘツドレス
ト101は、中空芯体102と、この中空芯体1
02を覆うパツド103および表皮材104と、
これら中空芯体102、パツド103、表皮材1
04でなるヘツドレスト本体部101aをシート
バツク(不図示)の上端部に取り付けるための逆
U字型のステー105などで構成されている。
さらに詳述すると、中空芯体102は、プレス
加工されて略同一の形状で、一面が開口する金属
薄型容器としてそれぞれ形成された2つの半体1
06a,106bの開口部同志を互いに内側に向
けた状態で突き合わせて構成されている。また、
各半体106a,106bの各開口縁には、凸部
107と凹部108とが交互に形成されている。
そして、2つの半体106a,106bの開口部
を互いに内側に向け、第8図中に一点鎖線でその
差し込み方向を示すように、一方の半体106a
(または半体106)の凸部107を他方の半体
106b(または半体106a)の凹部108の
内面に交互に差し込み嵌合させて組み合わせ、中
空芯体102として形成される。一方、ステー1
05は、その上端部分105aが半体106aの
取付溝109に嵌入されるとともにスポツト溶接
などされて半体106aに固定されている。な
お、このようにステー105が取り付けられた中
空芯体102は、その周囲がパツド103と表皮
材104とで覆われてヘツドレスト101として
完成される。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の車両用ヘツド
レストでは、各半体106a,106bの、凸部
107および凹部108をそれぞれ設けている各
開口縁のエツジがプレス打ち抜きされたままで鋭
く尖つた状態になつている。そして、例えば衝突
事故などで第6図中に符号Gで示す方向より乗員
の頭などがぶつかると、同図中で一点鎖線で示す
ように、半体106aの上部106Aが内側下方
へ折り曲がるとともに半体106bの上部106
Bが斜め上方へ変形して突き出した状態になる場
合がある。すると、半体106bの上部106B
が乗員の頭などに局部的な力を与え打撲傷を負わ
せたり、さらに半体106bの上部106Bがパ
ツド103や表皮材104を突き抜けて外部へ突
き出しケガを負わせたりする虞があるなど、安全
性の面で問題点があつた。
本考案は、上記問題点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は安全性を向上させることのでき
る構造にした車両用ヘツドレストを提供すること
にある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本考案は、一面が開口
する金属製薄型容器としてそれぞれ形成された2
つの半体の各開口部を互いに内側に向けた状態で
当接係合させて中空芯体を形成し、前記中空芯体
の周囲をパツドで覆つてなるとともに、前記中空
芯体に取り付けたステーを介してシート側に取り
付けられる車両用ヘツドレストにおいて、前記両
半体の当接係合部分に前記ステーを外側から密着
させて設けたものである。
[作用] この構成によれば、両半体の当接係合部分は、
この当接係合部分に外側から密着されて取り付け
られたステーによりその係合が補強される。ま
た、衝突などで当接係合部分に異常な外力が加わ
つて開口部周縁が外側へ変形突出しようとして
も、外側にはステーが密着されているので、この
ステーが邪魔して外側への変形が抑えられる。こ
れにより、開口部分の一部が外側へ突き出すこと
がなくなる。
[実施例] 以下、本考案の実施例について図面を用いて詳
細に説明する。
第1図乃至第5図は本考案に係る車両用ヘツド
レストの一実施例を示したものである。
図において、ヘツドレスト1は、中空芯体2
と、この中空芯体2を覆うパツド3および表皮材
4と、これら中空芯体2、パツド3、表皮材4で
なるヘツドレスト本体部1aをシートバツク(不
図示)の上端部に取り付けるための逆U字型のス
テー5などで構成されている。
さらに詳述すると、中空芯体2は、プレス加工
されて略同一の形状で、一面が開口する金属製薄
型容器としてそれぞれ形成された2つの半体6
a,6bを有し、この半体6a,6bの開口部同
志を互いに内側に向けた状態で突き合わせて構成
されている。また、各半体6a,6bの各開口縁
には凸部7と凹部8とが交互に形成されている。
そして、2つの半体6a,6bは、開口部を互い
に内側に向けた状態で、一方の半体6a(または
半体6b)の凸部7を他方の半体6b(または半
体6a)の凹部8を通して他方の半体6b(また
は半体6a)の内側に交互に差し込み嵌合させて
組み合わせ、中空芯体2として形成される。さら
に、このようにして箱状に形成された後からは、
ステー5が取り付けられる。
このステー5は、中空芯体2の上面2Aに対応
された水平部5aと、中空芯体2の左右側面2
B,2Cにそれぞれ対応された垂直部5b,5c
とを一体に有して略U字状に形成されている。ま
た、このステー5は、両半体6a,6bが互いに
当接係合された後から、この当接係合部分11を
外側から覆うようにして密着配置されるが、各当
接係合部分11に密着配置される水平部5aの一
部10と垂直部5b,5cの一部10は、第4図
に第3図のB−B線に沿う拡大断面図として示す
ように、上下面が平坦状に押し潰されて形成され
ている。そして、この平板状に形成されている一
部10が面密着状態で配置され、この後から一部
10と半体6a、および一部10と半体6bとが
それぞれスポツト溶接などされて中空芯体2にス
テー5が固定される。なお、垂直部5b,5cの
下端側は、第5図に第3図のC−C線に沿う拡大
断面図として示すように、断面が丸状に形成され
ている。
さらに、中空芯体2とステー5とが一体化され
た後で、この中空芯体2は表皮材4と共に不図示
の発泡成形型内に入れられ、その後からウレタン
原液が注入されてパツド3が発泡成形され、中空
芯体2の外周がこのパツド3と表皮材4とで覆わ
れてヘツドレスト11として完成する。
したがつて、この実施例による車両用ヘツドレ
スト1では、衝突などで当接係合部分11に異常
な外力が加わつて開口部周縁が外側へ変形突出し
ようとしても、外側には平板状部(一部10)が
面密着されているので、この平板状部(一部1
0)が邪魔して外側への変形を抑えることができ
る。これにより、開口部分の一部が外側へ突き出
すことがなくなる。
なお、本考案は上記実施例により説明したが、
勿論この実施例の構造に限定されるものではな
く、本考案の要旨を逸脱しない範囲で色々と設計
の変更を施しても差し支えないものである。例え
ば、この実施例では中空芯体2の上面2Aと左右
両側面2B,2Cに平板状部(一部10)がそれ
ぞれ密着するようにして、平板状部(一部10)
を水平部5aと垂直部5b,5cとに設けた構造
を開示したが、この平板状部(一部10)は水平
部5aにだけ設けても良いものである。また、平
板状部(一部10)を設けずに、単にステー5を
外側から当接させて設けても良いものである。
さらに、この実施例では、凸部7と凹部8とを
差し込み嵌合させて当接してなる中空芯体2を用
いた構造に適用したが、凸部7と凹部8を設ける
ことなく開口部同志を単に当接係合させてなる中
空芯体を用いたものにも同様にして適用できるも
のである。
[考案の効果] 以上説明したとおり、本考案に係る車両用ヘツ
ドレストによれば、両半体の当接係合部分は、こ
の当接係合部分に外側から密着されて取り付けら
れたステーによりその係合が補強される。また、
衝突などで当接係合部分に異常な外力が加わつて
開口部周縁が外側へ変形突出しようとしても、外
側にはステーが密着されているので、このステー
が邪魔して外側への変形が抑えられる。これによ
り、開口部分の一部が外側へ突き出すことがなく
なつて乗員を保護することができ、安全性が向上
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車両用ヘツドレストの一
実施例を示す外観斜視図、第2図は第1図のA−
A線に沿う概略縦断側面図、第3図は第1図およ
び第2図に示したヘツドレストの要部分解斜視
図、第4図は第3図のB−B線に沿う拡大断面
図、第5図は第3図のC−C線に沿う拡大断面
図、第6図は従来の車両用ヘツドレストの一例を
示す概略縦断側面図、第7図は第6図に示したヘ
ツドレストの要部分解斜視図、第8図は第7図に
示した中空芯体の要部拡大斜視図である。 1……ヘツドレスト、2……中空芯体、3……
パツド、5……ステー、6a,6b……半体、1
0……平板状部、11……当接係合部分。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一面が開口する金属製薄型容器としてそれぞれ
    形成された2つの半体の各開口部を互いに内側に
    向けた状態で当接係合させて中空芯体を形成し、
    前記中空芯体の周囲をパツドで覆つてなるととも
    に、前記中空芯体に取り付けたステーを介してシ
    ート側に取り付けられる車両用ヘツドレストにお
    いて、前記両半体の当接係合部分に前記ステーを
    外側から密着させて設けたことを特徴とする車両
    用ヘツドレスト。
JP3184090U 1990-03-29 1990-03-29 Expired - Lifetime JPH0542781Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3184090U JPH0542781Y2 (ja) 1990-03-29 1990-03-29

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JPH03122934U JPH03122934U (ja) 1991-12-13
JPH0542781Y2 true JPH0542781Y2 (ja) 1993-10-27

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