JPH0542398U - トンネル掘削機のテールシール装置 - Google Patents

トンネル掘削機のテールシール装置

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JPH0542398U
JPH0542398U JP10030791U JP10030791U JPH0542398U JP H0542398 U JPH0542398 U JP H0542398U JP 10030791 U JP10030791 U JP 10030791U JP 10030791 U JP10030791 U JP 10030791U JP H0542398 U JPH0542398 U JP H0542398U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 全長を短くできるし、高水圧にも対抗でき、
しかも各シールが早期に破損しないようにする。 【構成】 トンネル掘削機の後部にテールシールド16
を設け、そのテールド16の後端部に後部拡縮型シール
26を取付け、前記テールシールド16の内部に可動筒
体23を索条29で前後移動可能に設け、この可動筒体
23の外周面に摺動シール28を取付けてテールシール
ド16のシール摺動内周面21に圧接し、前記可動筒体
23の内周面に既設セグメント36の外周面と対抗して
前部拡縮型シール25を取付けたもの。 【効果】 新設セグメントを取付ける時には後部拡縮型
シール26を拡張して既設セグメント36の外周面に圧
接して高水圧を止水でき、テールシールド16を移動す
る時には前部拡縮型シール25を既設セグメント36の
外周面に圧接して高水圧を止水して後部拡縮型シール2
6を収縮して既設セグメント36の外周面から離隔し破
損しないようにできる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、トンネル掘削機の後部に設けられたテールシールドと掘削したトン ネル内に取付けた既設セグメントとの間を止水するテールシール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
トンネル掘削機によるトンネル掘進工法としては掘削したトンネル内にセグメ ントを順次取付ける工法があり、この場合にトンネル掘削機と既設セグメントと の間から地山の水がトンネル内に侵入することがあるので、トンネル掘削機の後 部にテールシールドを取付け、このテールシールドと既設セグメントとの間をシ ール部材をシールして止水するテールシール装置が用いられている。 例えば、図1に示すようにテールシールド1にワイヤブラシ2を複数取付け、 隣接するワイヤブラシ2と既設セグメント3の間にグリース4を封入したワイヤ ブラシ式のテールシール装置。 図2に示すようにテールシールド1に複数のL型のゴムシール5を取付け、そ のゴムシール5の先端部を既設セグメント3に圧接したゴムシール式のテールシ ール装置。 等が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前者のテールシール装置は加圧グリース圧と地山の水圧(土圧)とを対抗させ て止水するものであり、その加圧グリース圧はある値以上にできないので地山の 水圧が高水圧になる程ワイヤブラシ2の数を多くしてグリース4の段数を多くし 高水圧に対抗させる必要がある。 このために高水圧下の地山で稼動するトンネル掘削機の場合には図3に示すよ うにワイヤブラシ2の数が多くなってテールシール装置の全長Lが長くなり、急 曲線施工等や方向修正操作時等に既設セグメント3とトンネル掘削機6が大きく 弯曲変位した場合に既設セグメント3とテールシールド1が干渉してトンネル施 工性、運転制御性が劣る。 後者のテールシール装置はゴムシール5の反発力によって止水するものであり 、ゴムシール5の反発力を大きくすればゴムシール5の数を多くせずに高水圧に 対抗できるので、全長を短くできるから前述のように既設セグメント3とトンネ ル掘削機6が大きく弯曲変位した場合でも既設セグメント3とテールシールド1 の干渉を防止できる。 しかしゴムシール5の反発力を大きくするとゴムシール5が大きなきんぱく力 で既設セグメント3の外周面を締付けた状態で既設セグメント3の外周面を摺動 するので早期に破損し耐久性が悪くなる。 なお、ゴムシール5の反発力を大きくせずにゴムシール5の数を多くすればゴ ムシール5の耐久性を向上できるが、前者のテールシール装置と同様にテールシ ール装置の全長が長くなり、既設セグメントとトンネル掘削機が大きく弯曲変位 した場合でも既設セグメントとテールシールドが干渉して施工性、運転制御性が 劣ることになる。
【0004】 そこで、本考案は前述の課題を解決できるようにしたトンネル掘削機のテール シール装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
テールシールド内に可動筒体を前後移動自在に設け、この可動筒体の外周面に スライドシールを取付け、この可動筒体の内周面と前記テールシールドの後端部 に前部、後部拡縮型シールを取付けたもの。
【0006】
【作 用】
新設セグンメントを取付ける時には後部拡縮型シールを拡張して既設セグメン トの外周面に圧接することで高水圧を止水でき、テールシールドを移動する時に は前部拡縮型シールで高水圧を止水できるし、後部拡縮型シールを収縮して既設 セグメントの外周面より離隔することで破損することを防止できる。
【0007】
【実 施 例】
図4に示すように、カッタヘッド10を備えた前部本体11と中間部本体12 が前部スラストシリンダ13で揺動自在に連結され、中間部本体12に後部本体 14が中間部スラストシリンダ15で揺動自在に連結され、後部本体14の後方 にテールシールド16が設けられ、各本体間及び後部本体14とテールシールド 16間にフレキシブルなカバー17が設けてあり、各本体にグリッパ18が出入 り可能に取付けられて、前記後部本体14とテールシールド16に亘って、テー ルシールドスラストシリンダ19が設けられて急曲掘進可能なトンネル掘削機を 構成している。 前記テールシールド16は図5に示すように筒状となり、その長手方向、つま り前後方向中間部には環状の凹部20が形成され大径のシール摺動内周面21を 構成し、テールシールド16の後端部内径はシール摺動内周面21より小径とな って小径のシール取付内周面22となり、前記環状の凹部20に配設した可動筒 体23の内周面24と前記テールシールド16の後端部のシール取付内周面22 とに前部拡縮型シール25と後部拡縮型シール26がそれぞれ取付けてあり、前 記可動筒体23の外周面27に摺動シール28が装着され、前記可動筒体23に 図示しないウインチ等で引張り、弛められる索条29が連結してある。 前記前部・後部拡縮型シール25,26は図6、図7のように帯状でリング状 となり、その幅方向一端部が可動筒体23の内周面24とテールシールド16の シール取付内周面22に押えプレート30を介してボルト31で取着され、幅方 向他端部が可動筒体23の内周面24とテールシールド16のシール取付内周面 22に押えプレート32を介してボルト33で取着されて可動筒体23の内周面 24、テールシールド16のシール取付内周面22との間に環状の空間34を構 成し、この空間34が可動筒体23、テールシールド16の孔35に連通し、空 間34内の空気又は水を吸引して負圧とすると収縮して既設セグメント36の外 周面と離隔し、空間34内に空気又は水を圧送すると図7の実線で示すように拡 張して既設セグメント36の外周面に軟質ゴム37が圧接する構成となっている 。 前記摺動シール28は図8に示すように、断面略山型状のリング状で摺動抵抗 が少なく摺動時破損しない形状となり、可動筒体23とテールシールド16のシ ール摺動内周面21との間をシールしている。
【0008】 次に作動を説明する。 図9に示すように所定ストローク掘進終了して新設セグメント40を既設セグ メント36の端面36aに取付ける時には後部拡縮型シール26の空間内にエア 又は水を供給して拡張して既設セグメント36の外周面に圧接して止水すると同 時に前部拡縮型シール25の空間内のエア又は水を排出して収縮させる。 新設セグメント40を取付け終了したら図10のように前部拡縮型シール25 を拡張して新設セグメント40の外周面に圧接し、後部拡縮型シール26を収縮 して既設セグメント36の外周面と離隔した状態で索条29を延ばしながらテー ルシールド16を掘削ストロークだけ前進させる。 この時、図11に示すように後部拡縮型シール26が既設セグメント36の外 周面と離隔し、可動筒体23に対してテールシールド16が摺動して前部拡縮型 シール25が既設セグメント36の外周面に沿って摺動しないから破損すること がない。又摺動シール28はテールシールド16のシール摺動内周面21に沿っ て摺接するが、そのシール摺動内周面21は表面精度がよいので破損しない。 テールシールド16が掘削ストロークだけ前進したら、図12に示すように後 部拡縮型シール26を拡張して既設セグメント36の外周面に圧接して止水し、 前部拡縮型シール25を収縮して索条29を引張ることで可動筒体23とともに 前部拡縮型シール25を図9に示す位置まで移動する。 前記テールシールド16のシール摺動内周面21に沿って摺動する可動筒体2 3の内周面24とテールシールド16のシール取付内周面22は略同一内径とな っているので、前部、後部拡縮型シール25,26を同一形状にできて部品共通 化を図ることができる。 前記可動筒体23は単位円弧状片を複数連結した形状となって、単位円弧状片 を分割することで摺動シール28を交換できるようにしてある。
【0009】
【考案の効果】 新設セグメントの取付け時には後部拡縮型シール26を拡張して既設セグメン ト36の外周面に圧接して止水でき、しかも後部拡縮型シール26の圧接力を大 きくして高水圧にも対抗でき、トンネル掘削機とともにテールシールド16を前 進する時には可動筒体23を前方に移動して前部拡縮型シール25を拡張させて 既設セグメント36の外周面に圧接し、その圧接部及び可動筒体23の摺動シー ル28とテールシールド16内周面との圧接部で止水し、後部拡縮型シール26 を収縮して既設セグメント36の外周面と離隔できるから破損することがなく、 しかも摺動シール28は表面精度が良く平坦なテールシールド16の内周面に摺 接するから早期に破損することがない。 したがって、テールシール装置の全長を短くできるし、高水圧にも対抗でき、 しかも各シールが破損することがなく耐久性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のテールシール装置の説明図である。
【図2】従来の他のテールシール装置の説明図である。
【図3】従来のテールシール装置の不具合の説明図であ
る。
【図4】本考案のテールシール装置を備えたトンネル掘
削機の全体図である。
【図5】テールシール装置部分の断面図である。
【図6】拡縮型シール取付部の拡大詳細断面図である。
【図7】拡縮型シールの断面図である。
【図8】摺動シールの断面図である。
【図9】動作説明図である。
【図10】動作説明図である。
【図11】動作説明図である。
【図12】動作説明図である。
【符号の説明】
16…テールシールド、23…可動筒体、25…前部拡
縮型シール、26…後部拡縮型シール、28…摺動シー
ル、36…既設セグメント。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネル掘削機の後部に筒状のテールシ
    ールド16を設け、このテールシールド16の後端部に
    後部拡縮型シール26を取付け、前記テールシールド1
    6内に可動筒体23を前後移動自在に配設し、この可動
    筒体23の外周面にテールシールド16の内周面に圧接
    する摺動シール28を取付け、前記可動筒体23の内周
    面に既設セグメントの外周面と対向した前部拡縮型シー
    ル25を取付けたことを特徴とするトンネル掘削機のテ
    ールシール装置。
JP10030791U 1991-11-11 1991-11-11 トンネル掘削機のテールシール装置 Expired - Fee Related JP2542050Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013087531A (ja) * 2011-10-20 2013-05-13 Mitsubishi Heavy Industries Mechatronics Systems Ltd テールシール装置及び該テールシール装置を備えたトンネル掘削機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013087531A (ja) * 2011-10-20 2013-05-13 Mitsubishi Heavy Industries Mechatronics Systems Ltd テールシール装置及び該テールシール装置を備えたトンネル掘削機

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JP2542050Y2 (ja) 1997-07-23

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