JPH0542355A - 鋳造用金型の冷却装置 - Google Patents

鋳造用金型の冷却装置

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JPH0542355A
JPH0542355A JP22121791A JP22121791A JPH0542355A JP H0542355 A JPH0542355 A JP H0542355A JP 22121791 A JP22121791 A JP 22121791A JP 22121791 A JP22121791 A JP 22121791A JP H0542355 A JPH0542355 A JP H0542355A
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JP
Japan
Prior art keywords
mold
cooling
metallic mold
cooling member
casting
Prior art date
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Pending
Application number
JP22121791A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichi Nishi
昇一 西
Masaharu Okada
正治 岡田
Takahiro Idemoto
孝博 井手元
Masaaki Takeuchi
公明 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 直列に配列される燃焼室形成用金型群を備え
た鋳造用金型を用いてエンジンのシリンダヘッドを鋳造
する場合に、上記金型群の配列方向に沿って溶湯を指向
性凝固させ、構造欠陥のない高品質のシリンダヘッドを
得る。 【構成】 直列に配列される燃焼室形成用金型群61
4の背面に、冷却水を通すための内部通路11を備え
たパイプ12を、金型群61〜64の配列方向に延長して
配設するとともに、上記パイプ12を押圧してこのパイ
プ12を金型群61〜64の背面に当接させて保持する複
数の押圧部材141〜145 を上記パイプ12に沿って
配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鋳造用金型の冷却装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車用エンジンのシリンダヘ
ッドを量産する場合、低圧鋳造法が広く利用されてい
る。この低圧鋳造法は、アルミニウム合金等の軽合金か
らなる溶湯を密封容器で加熱保持した状態で、比較的低
圧の不活性ガスまたは空気で上記溶湯の表面を加圧する
ことにより、金型内に画成されているキャビティ内に溶
湯を充填して鋳造する方法である。
【0003】ところで、従来から、例えば特開平1−148
450号公報に開示されているように、金型内に埋設した
パイプ内に冷却水を通して金型の温度をコントロール
し、品質の均一な鋳造品を得る技術が知られている。
【0004】また、例えば特開昭64−53755号公報に開
示されているように、鋳造用金型の上型、下型および両
側型を熱伝導率のそれぞれ異なる材料で形成し、これら
金型の熱伝導率の差を利用して、下型に設けられた湯口
からもっとも遠い位置にある上型に接する溶湯部分から
順に下型に向って指向性をもって凝固させ、これによっ
て、構造欠陥のない良好な組織を有する高品質の軽合金
鋳造品を得る技術も知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、直列型多気
筒エンジンのシリンダヘッドのように、比較的細長い鋳
造品を得る場合、溶湯の金型に接する周囲部分は凝固が
進行しやすいが、湯口から遠い中央部分は冷えにくいの
で凝固が進行せず、したがって上下方向の指向性凝固は
実現できても、水平方向の指向性凝固を実現するのは困
難であった。
【0006】そこで本発明は、水平方向の指向性凝固を
容易に実現しうる鋳造用金型の冷却装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、直列に配列さ
れる金型群の背面に、冷却媒体を通すための内部通路を
有する冷却部材を、上記金型群の配列方向に沿って配設
するとともに、上記冷却部材を押圧してこの冷却部材を
上記金型群の背面に当接させて保持する押圧部材を上記
冷却部材に沿って配設することにより上記課題を解決す
るものである。
【0008】また、本発明は鋳造品がエンジンのシリン
ダヘッドの場合直列に配列される燃焼室形成用金型群の
背面に、冷却媒体を通すための内部通路を有する冷却部
材を、上記金型群の配列方向に沿って延長して配設する
とともに、上記冷却部材を押圧してこの冷却部材を上記
金型群の背面に当接させて保持する複数の押圧部材を上
記冷却部材に沿って配設したことにより、上記課題を解
決するものである。
【0009】
【発明の作用および効果】本発明では、冷却部材を押圧
してこの冷却部材を上記金型群の背面に当接させて保持
する複数の押圧部材を上記冷却部材に沿って配設したた
め、冷却部材に対する押圧部材の押圧力を大にすれば冷
却部材の金型に対する接触圧が大となり、したがって、
その押圧部材が存在する位置での冷却部材に対する金型
の冷却作用が大となり、押圧部材の押圧力が小さい位置
にある金型に対する冷却部材の冷却作用は小となるか
ら、複数の押圧部材の押圧力を個々に調節することによ
り金型群の配列方向に沿った溶湯の指向性凝固を容易に
実現でき、構造欠陥のない良好な組織を有する高品質の
鋳造品を得ることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0011】図1は、直列4気筒エンジンのシリンダヘ
ッドを鋳造するための金型の下型を示す平面図、図2お
よび図3は、図1のII−II線およびIII−III線に沿った
鋳造用鋳型の断面図である。
【0012】図1〜図3から明らかなように、鋳造用金
型1は、下型と、この下型の上方に配置された上型3
と、下型2および上型3との間に配置された左右の側型
4、5とを備えている。下型2には、鋳造されるシリン
ダヘッドに4個の燃焼室を直列に形成するための4個の
金型61〜64が、所定の間隔を隔てて直列に取付けられ
ており、これら下型2、上型3、両側型4、5および4
個の燃焼室形成用金型61〜64によって、シリンダヘッ
ドに対応する形状のキャビティ7が画成されている。
【0013】また、下型2には、4個の段付孔8が形成
され、これら段付孔8に、キャビティ7に連通する湯口
9を備えたノズル10がそれぞれ装着されている。ノズ
ル10には溶湯を供給するためのストーク(図示は省
略)が連結される。
【0014】さらに下型2内には、冷却水を通すための
内部通路11を備えたパイプ12が、各燃焼室形成用金
型61〜64の背面に当接するように金型61〜64の配列
方向に沿って延長して配設されている。そして図4に示
すように、各燃焼室形成用金型61〜64間および両端の
金型61、64の外側の位置において、下型2の下面から
パイプ12の表面に達する5個のねじ孔13が形成さ
れ、これら孔13内にそれぞれ押圧部材141〜145
収容されている。これら押圧部材141〜145は、パイ
プ12を押圧してこのパイプ12を金型群61〜64の背
面に調節可能な接触圧をもって当接させて保持してい
る。
【0015】押圧部材141〜145は、図5から明らか
なように、パイプ12に当接してこのパイプ12を燃焼
室形成用金型61〜64の背面に押圧するためのパイプ押
圧ピン15と、ねじ孔13に螺装された押圧力調整用ボ
ルト16と、パイプ押圧ピン15とボルト16との間に
縮装されたコイルスプリング17とよりなり、ボルト1
6の回動によって、燃焼室形成用金型61〜64に対する
パイプ12の押圧力が個々に変更されるように構成され
ている。
【0016】一方、上型3は冷却ブロック18を介して
可動ダイベース19に固定され、この可動ダイベース1
9に連結されたアクチュエータ(図示は省略)の作用に
よって上下方向に移動可能とされている。さらに上型3
には、鋳造されるシリンダヘッドにプラグ孔を形成する
ための金型20が垂設されている。
【0017】なお、図2および図3において、21〜2
4等は砂中子である。
【0018】以上の構成において、湯口9を介して溶湯
がキャビティ7に供給されると、キャビティ7内の溶湯
は、上型3に接する部分から両側型4、5に接する部分
および下型2に接する部分の順に指向性を有して順次凝
固が進行する。
【0019】そしてこの場合、パイプ12に沿って配列
された5個の押圧部材141〜145のパイプ12に対す
る押圧力のうち、4個の湯口9からもっとも遠い中央位
置にある押圧部材143の押圧力がもっとも大きくなる
ように調整されていて、中央位置にある燃焼室形成用金
型62、63に対する冷却水による冷却作用がより強く作
用するため、キャビティ7内の溶湯は、中央位置にある
燃焼室形成用金型62、63に接する部分から外方に向っ
て指向性を有して順次凝固が進行する。したがって、構
造欠陥のない良好な組織を遊有する高品質の鋳造品が得
られることになる。
【0020】以上が本発明による鋳造用金型の冷却装置
の説明であるが、本発明は実施例のようなエンジンのシ
リンダヘッドの鋳造に留まらず、他の鋳造品の鋳造にも
適用しうるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による冷却装置を備えた鋳造用金型の下
型の平面図である。
【図2】図1のII−II線に沿った鋳造用金型の断面図で
ある。
【図3】図1のIII−III線に沿った鋳造用金型の断面図
である。
【図4】本発明の要部を示す図1のIV−IV線に沿った断
面図である。
【図5】押圧部材の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 鋳造用金型 2 下型 3 上型 61〜64 燃焼室形成用金型 7 キャビティ 9 湯口 10 ノズル 12 冷却パイプ 14 押圧部材 15 パイプ押圧ピン 16 押圧力調整用ボルト 17 コイルスプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B22D 17/22 D 8926−4E (72)発明者 竹内 公明 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直列に配列される金型群の背面に、冷却媒
    体を通すための内部通路を有する冷却部材を、上記金型
    群の配列方向に沿って延長して配設するとともに、上記
    冷却部材を押圧してこの冷却部材を上記金型群の背面に
    当接させて保持する複数の押圧部材を上記冷却部材に沿
    って配設したことを特徴とする鋳造用金型の冷却装置。
  2. 【請求項2】直列に配列される燃焼室形成用金型群の背
    面に、冷却媒体を通すための内部通路を有する冷却部材
    を、上記金型群の配列方向に沿って延長して配設すると
    ともに、上記冷却部材を押圧してこの冷却部材を上記金
    型群の背面に当接させて保持する複数の押圧部材を上記
    冷却部材に沿って配設したことを特徴とするシリンダヘ
    ッド鋳造用金型の冷却装置。
JP22121791A 1991-08-07 1991-08-07 鋳造用金型の冷却装置 Pending JPH0542355A (ja)

Priority Applications (1)

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JP22121791A JPH0542355A (ja) 1991-08-07 1991-08-07 鋳造用金型の冷却装置

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JP22121791A JPH0542355A (ja) 1991-08-07 1991-08-07 鋳造用金型の冷却装置

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JPH0542355A true JPH0542355A (ja) 1993-02-23

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ID=16763303

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JP22121791A Pending JPH0542355A (ja) 1991-08-07 1991-08-07 鋳造用金型の冷却装置

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JP (1) JPH0542355A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011235330A (ja) * 2010-05-12 2011-11-24 Honda Motor Co Ltd 鋳造方法
JP2012121054A (ja) * 2010-12-09 2012-06-28 Kawasaki Heavy Ind Ltd シリンダヘッド鋳造用金型の冷却装置及びその制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011235330A (ja) * 2010-05-12 2011-11-24 Honda Motor Co Ltd 鋳造方法
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