JPH0542273U - エレベータ用油入緩衝器 - Google Patents

エレベータ用油入緩衝器

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JPH0542273U
JPH0542273U JP9073191U JP9073191U JPH0542273U JP H0542273 U JPH0542273 U JP H0542273U JP 9073191 U JP9073191 U JP 9073191U JP 9073191 U JP9073191 U JP 9073191U JP H0542273 U JPH0542273 U JP H0542273U
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JP
Japan
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car
shock absorber
air bag
air
collides
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Pending
Application number
JP9073191U
Other languages
English (en)
Inventor
利樹 川端
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】エレベータの乗りかごが異常降下により緩衝器
に衝突する際、発生する瞬間的衝撃を緩和させ、建屋ピ
ット深さを短く施工できるようにする。 【構成】乗りかご2の降下により緩衝器受4はエアーバ
ック装置7に衝突し、エアーバック装置7内の空気が乗
りかご2の荷重により圧縮状態になり、空気放出口8に
より空気が放出され、緩衝器受4はかご受9に衝突し乗
りかご2は制動される。 【効果】乗りかご内の乗客の安全性をより一層高め、緩
衝器の長さを短くし建屋ピット深さも短くすることがで
きる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はエレベータの乗りかごの異常降下時にこれを支持,緩衝する緩衝器に 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の装置は特開昭54−131272号公報に記載のようにプランジャが押し下げら れることにより、シリンダ内の油が噴油孔を通る抵抗により落下体である乗りか ごを制動していた。
【0003】 しかし、上記技術では制動時に平均的制動力(例えば0.1g)は満足するが、 瞬間的衝撃が乗客及び乗りかごに対し大きく働く場合があり、また、エレベータ 定格速度に応じたストロークの緩衝器が必要であった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術では、エレベータの乗りかごが異常降下し、昇降路底部に設置して ある油入緩衝器に衝突した際、制動時に平均的制動力は満足するが、瞬間的衝撃 が乗客及び乗りかごに対して大きく働く場合があり、また、エレベータ定格速度 に応じたストロークの緩衝器が必要であった。
【0005】 本考案の目的は油入緩衝器に衝突する直前にエアーバック装置を動作させ、緩 衝器に衝突した際に生じる瞬間的衝撃を緩和させることにより、乗客の安全性を より一層高めることにある。また異常降下時のみエアーバックをふくらませるこ とにより緩衝器長さを短くできるのでピット深さを短く施工することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的は乗りかごが異常降下により緩衝器のプランジャに衝突する直前にプ ランジャ上部に設けたエアーバック装置を作動させ乗りかごがエアーバックに衝 突してその際に生じる荷重による空気の圧縮作用により達成される。
【0007】
【作用】
エレベータの乗りかごが異常降下した時、乗りかごに設置してあるSWカムに よりエアーバック装置作動用の点火装置がオンされる。その動作により緩衝器の プランジャ上部に設置してあるエアーバック装置が瞬時に膨張する。乗りかごは 膨張状態のエアーバック装置に衝突し、その際にかかる乗りかごの荷重により空 気が圧縮される。乗りかごはやがてプランジャに衝突し乗りかごは停止する。大 きな弾性体であるこの空気の圧縮作用による瞬間的衝撃の緩和により乗りかご内 の乗客の安全性を向上することができる。又、エアーバックを設けることにより 緩衝器のストロークを短くできるのでピット深さも短く施工でき、建設工事も容 易かつ安価とすることができる。
【0008】 尚、乗りかご下部にエアーバック装置を設けても同じ作用が得られる。
【0009】
【実施例】
以下、実施例について説明する。
【0010】 乗りかご2は吊索1につられて昇降するものであるが、乗りかご2が異常降下 した場合、塔内3の底部のピット12(ピット深さは13で示す)に設置してあ る緩衝器5の上部に、乗りかご2の底部の緩衝器受4が衝突状態になり、緩衝器 5内の油の抵抗により減速停止させていたものを、塔内の底部付近に点火装置6 を設け、緩衝器5の上部にかご受9及びかご受9の上部に通常は空気が入ってお らず、点火装置6のオン動作により空気による膨張状態となるエアーバック装置 7、更にエアーバック装置7内の空気を外部に放出させる放出口8を設けること により、乗りかご2が異常降下し、塔内底部の緩衝器5に衝突する直前に乗りか ご2に設置してあるSWカム10により点火装置6がオンされ、エアーバック装 置7が瞬時に膨張する。そのため底部の緩衝器受4はエアーバック装置7に衝突 する。衝突した際にかかる乗りかごの荷重により空気が圧縮され放出口8よりエ アーバック装置7の空気が外部へ放出される。やがて乗りかご2の底部緩衝器受 4はかご受9に衝突する。その後は従来の技術により緩衝器5内の油の抵抗によ り乗りかごは停止する。
【0011】
【考案の効果】
本考案によれば乗りかごの異常降下による緩衝器への衝突時に発生する瞬間的 衝撃を、エアーバック装置により吸収し緩和させることにより、乗りかご内の乗 客の安全性をより一層高める効果がある、また緩衝器の長さを短くし建屋ピット 深さも短くする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の動作原理の説明図。
【符号の説明】
1…吊索、2…乗りかご、3…塔内、4…緩衝器受、5
…緩衝器、6…点火装置、7…エアーバック装置、8…
空気放出口、9…かご受、10…SWカム、11…乗
場、12…ピット、13…ピット深さ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】乗りかごの異常降下を制動するための塔内
    底部に設けられた油入緩衝器において、前記乗りかごの
    制動によりもたらされる衝撃を緩和させるエアーバック
    装置をプランジャ上部に、前記エアーバック装置を作動
    させる点火装置を塔内に設けたことを特徴とするエレベ
    ータ用油入緩衝器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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